socialとnoteに関するscrewflysolverのブックマーク (80)

  • 蓮舫議員の国籍を「問題」にすること、それがすでに差別|李信恵 / 이(리)신혜 / LEE SINHAE

    ※2016年にラブピースクラブに寄稿した原稿です。サイトにはもう掲載されてないので、noteに再掲してみました。 「民進党代表選挙に立候補している蓮舫代表代行は、6日に記者会見し、日国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」になっているのではないかと一部で指摘されたことについて、台湾籍を放棄した確認がとれていないとして、改めて手続きを取ったことを明らかにしました。」 NHKをはじめとする民進党代表選挙に立候補している蓮舫代表代行の国籍についてのニュースを聞いて、ぞわっとした。そして、昔の自分を思い出した。 私は30歳を過ぎてから、法律を学んだ。何故かというと、在日韓国人と日人の国際結婚で子どもが重国籍だったからだ。自分の親は、在日同士で結婚したから、国際結婚のことは分からなかった。当時、周囲にいた在日は、同胞同士で結婚していた。民族学級の講師や、先輩に聞いても分からなかった。子どもが男の子だっ

    蓮舫議員の国籍を「問題」にすること、それがすでに差別|李信恵 / 이(리)신혜 / LEE SINHAE
  • 超こわいけどホモソの話する、超こわいけど|Hee

    正直に言うと、これめっちゃ書くのこわい。自分を必死で擁護したい、よく見せたい気持ちと戦ってる。 めちゃめちゃ勇気いるなと思いつつ、ここから目を逸らして王子になるとかちゃんちゃらおかしいわ出直してこいポイントなので、せめて現状を正しく見つめることから始めたい。と思って書きます。なぜなら俺は世界一の王子になるので。 はーーーー。緊張するわーーー。スーハー。(深呼吸) ふぅ。さて、以前からしんどいなと思っているポイント。 それは、FtMコミュニティ(時にビアンコミュニティでも)で起こりがちな、ホモソーシャルの発露。 ▼ホモソーシャルとは? 同性同士の性や恋愛を伴わない絆やつながり。中でも男性同士の関係に対してよく使われる語。 ミソジニー(女性蔑視)やホモフォビア(同性愛嫌悪)に根ざした価値観を共有することを通して、男同士の仲間意識を深めようとする空気や言動をさすことが多い。 ▼例えばどういうこと

    超こわいけどホモソの話する、超こわいけど|Hee
  • 友達がいない人|じゃじゃまる

    今回は「友達がいない人」について書きます。かなり長いです。文はすべて無料。 1.「友達」の定義【1】「友達か否か」という判断基準は当に人それぞれで、明確な定義が存在するものではありませんが、多くの方は「友達」と聞くと「一緒に遊びに行ったりする人」のことを想起すると思います。私も「友達」と聞いてパッと思い浮かべるのは大体そんな感じの人なので、そこに違和感は無いんですが、もう少し考えてみると「最近よく遊んでいる人」だけでなく「過去に遊んでいた人」や「遊んだりはしてないけど誘ったら来そうな人」も「友達」に含まれているなと思います。 更に「過去に遊んでいた人」の中にも「今は友達じゃないと思う人」が含まれていたりしますし、逆に接触回数は少ないけど明確に「友達」と思えるようなケースも存在していたり、自分の中でも「友達か否か」の判断基準はそこそこ分岐があるみたいです。 【2】なのでまずは「友達がいな

    友達がいない人|じゃじゃまる
  • 更年期について語ろうじゃないか|如月サラ

    3年前の記事が読まれ続けているということは、「3年前から社会の状況が変わっていない」ということではないかと思います。 昨年くらいから世間は少し「生理ブーム」で、生理をテーマにしたマンガが注目されたり生理にフォーカスした百貨店の売り場が世間を賑わせたり、若手起業家が生理に着目した製品を開発したりユニチャームや花王の生理キャンペーンが注目されたりしました。 ようやくかよ…というのが私の感想です。太古の昔から女性にあった生理が西暦も2020年になろうという今、ようやく人々の口に上り始めたのです。 しかしこの生理ブームを横目で見ながら私は思っていたのです。 「私、生理ないしな…」 3年前に閉経を迎えた私は生理がないので、乗ろうと思ってももうブームには乗れません。しかし「更年期ブーム」はこれからも来そうにないのです。なぜならそこには「毎月の経血」や「生理ナプキン」といったわかりやすい現象やプロダクト

    更年期について語ろうじゃないか|如月サラ
  • 生殖ビジネスの闇|ショーンKY

    女女格差としての代理出産 VERY2020年4月号という雑誌に掲載された記事で、女性活動を主題とするアートで知られるスプツニ子氏が、自身の卵子凍結ビジネスの宣伝を兼ねた対談記事を組み、カジュアルに自分のキャリアのために代理出産を勧めるコメントをして炎上していた。不妊治療ならばともかく、単に時間を節約したいと思う理由で代理出産を頼むのは、臓器売買を連想させる、格差を前提としなければ維持できない、女性を「産む機械」扱いした搾取である等という批判である(これは保育でも重なるところがあるのだが、それについてはこちらの記事を参照いただきたい)。 これについては、私はもうもはや語る事はなく、既にインドで代理出産が禁止になった記事や、ウクライナで代理出産ビジネスが盛んになっている記事、あるいはそれらにおいて中絶のコントロール権が発注者にあったり障害児の引き取り拒否があるなど、リプロダクティブ・ライツや子

    生殖ビジネスの闇|ショーンKY
  • エレベーターを通れない!多胎児の育児で困ったこと|悠希

    さて、私は4ヶ月の双子の男児がいる父親である。上には3歳の長男がいる。双子の妊娠がわかったとき、自分の運命にびっくりして、当に驚いて、悲鳴をあげてしまった。2人目ほしいねぇ、とと2人で話してたことろ、2人目が細胞分裂して、2人目と3人目になった。 双子をはじめ、三つ子や四つ子、昔テレビで取り上げられた五つ子ちゃんとか、そうじて、多胎児といわれる。ちなみに、多胎の妊娠そのものが、「異常妊娠」である。文字通り、常とは異なるだけだから、ネガティブな意味合いはないけど、「異常妊娠」という4文字はなんか、ぐわっと迫ってくるものを感じる。覚悟しとけよ!みたいな圧迫感がある。 双子がわかった時点で思ったことは、「今のままじゃ無理」だった。当時は、京都に暮らしていた。僕の実家は兵庫県の片田舎で、の実家は千葉県の住宅地。どちらもあまりに実家が遠すぎる。双子だから、腕は4は欲しい。ついでにまだまだ手の

    エレベーターを通れない!多胎児の育児で困ったこと|悠希
  • 「チッチッポッポッ」と「クンクァンクンクァン」(「発言する女性として生きるということ」#17)|クオンの本のたね|note

    私はこれまでの弁護士人生で、おおよそ数十万件の悪質なコメントや投稿を読んできた。15万件は優に超えているが、50万件にはおよばないといったところだろうか。私が連載しているコラムの下に書き込まれるコメントを含め、今日頻繁に使われている誹謗中傷表現はほぼすべて知っている。 直接的な嫌がらせの表現を使って他人を攻撃する場合もあるが、最近は間接的に罵る誹謗中傷や差別表現が多く見られる。ハングルの子音だけを使って書いたり* 、擬声語や擬態語で例えたり、写真や画像を巧妙に合成して使用することもある。このような誹謗中傷や差別表現は、その悪意を読み取った人の心に深い傷を負わせる一方で、人は無知を装うことができるくらい曖昧模糊としたものだ。 ⋆ハングルの子音だけを使って書いたり:ㄱ, ㄴ, ㄷなどハングルの子音だけを使って特定の単語を表すこと。スラングや略語として日常生活でもよく使われるが、匿名掲示板サイ

    「チッチッポッポッ」と「クンクァンクンクァン」(「発言する女性として生きるということ」#17)|クオンの本のたね|note
  • 精神を病んだ人を介護する家族が考えていたこと(妻のマンガへの補足)|星 暁雄(ITジャーナリスト)

    うちのは精神の病気を患っている。その様子を描いたマンガをTwitterで紹介したところ、思いのほか多くの人々が読んでくれた。 マンガのツイートはここ。2つの連続ツイートで合計5ページの作品。 https://twitter.com/masapon_com/status/1350830759330758658 私は、このマンガの登場人物なのだけど、このマンガで描かれていることはぜんぶ実際の出来事だ——マンガ的に消化/昇華された表現になっているけれども。 読んだ人は、「旦那が優しい」とか、そういった感想をくれる。そういってくれるのが有り難いが、実際には「優しい」という言葉は少し違う。ある考え方、方針に従って自宅治療を助けるために介護をしているというだけだ。 ここでは、精神の病気を患った人を自宅で介護する家族という立場で、当時の方針、実行していたこと、考えていたことを書いていく。精神の病気は、

    精神を病んだ人を介護する家族が考えていたこと(妻のマンガへの補足)|星 暁雄(ITジャーナリスト)
  • 家事労働は飲食店労働者の労働量の20~35%程度(自家消費を抜くとその半分)|ショーンKY

    「逃げ恥」のスペシャルに絡んで「女性の主婦の事作りはunpaidなのに、男性の料理はpaidである」という話がまたされていた。これは、20世紀のフェミニズムにおいてよく議論されていた話である。ただ、これに関してはかなり直球の答えがある。 飲店の労働量 飲店業界は過当競争気味で長時間労働で有名であり、個人経営でもチェーンでも仕込み、料理、皿洗い、掃除など全部含めると10~12時間労働になることはザラにある。その上かなりの肉体労働で、10人分や100人分といった大鍋を扱うこともザラにあり、筋力もいるし腱鞘炎になる人も多い。それで人並みの所得である。 主婦の場合はどうだろうか。平成23年社会生活基調査では、主婦の1日の平均家事時間は179分、うち51%が料理である。オイシックス、カルビー、カジタクの3社の共同調査では、主婦の1日の平均家事時間は175分でそのうち料理が61%に当たる。家族

    家事労働は飲食店労働者の労働量の20~35%程度(自家消費を抜くとその半分)|ショーンKY
    screwflysolver
    screwflysolver 2021/02/04
    家事としての炊事の一番の肝はメニュー選定と食材管理だと思うので、調理だけに注目されてもピンとこないな。レストランなら上級職や専任職がいたりすることじゃん。
  • 「快感インストール」予告が「不快感インストール」になってしまったのはどうしてなのか−ファンの目線から|HOKU

    ほとんどの人は知らないかもしれないが(知らないと願っている)、dTVでこれから始まる新ドラマ「快感インストール」の宣伝が行われている。たった1分半の予告と、公式HPに載せられたあらすじが、Twitter上で物議を醸しているのだ。今回はこの事件について、ファンとしての目線と、仮にも多少はジェンダーを勉強している人間の目線から、少しだけ考察を加えていきたいと思う。(あらすじについて:性犯罪にあったことのある人はフラッシュバックの危険性があるので閲覧には注意してください。)(なお、この考察はあくまでも、全世界に流された「快感インストール」予告をめぐってのものである。つまりこの考察が指している「快感インストール」の範囲はあらすじと予告にとどまる。) 「快感インストール」の問題点 快感インストールのあらすじは以下の通りである。 女性経験のない大学生・タカがある日突然手に入れた能力は、女性の胸に触れる

    「快感インストール」予告が「不快感インストール」になってしまったのはどうしてなのか−ファンの目線から|HOKU
    screwflysolver
    screwflysolver 2020/12/02
    「「キスマイってみんなミソジニーなんだね…○○ならありえないのに」みたいな言葉たち」ああ…
  • 弱者同士の互助の場が必ず崩壊する理由|rei

    結論から言えば「他者と何らかの方法で繋がりが持てる人間は現代社会において互助を要するほど困窮する事はなく、従って現代社会においては他者と繋がれない人間が弱者となる」という身も蓋もないものになる。良い悪いは別にして「他者に価値を提供したり、他者を思い遣り分かち合う事が出来る人間」は、当然ながら周囲と健全な関係を築ける・既に築けているので弱者同士の互助を求めるインセンティブがないのだ。 弱者同士の互助の場は往々にして高潔な精神やアガペーを持った人間が立ち上げ、しばらくは主催や志を同じくする人間の「無償の愛」で上手く回る。しかしながら、それが上手く回り始めると「私も救われるかも!」と期待を抱く弱者が集まり始める。弱者は弱者なので自分が何か差し出す事はない/出来ないがコミュニティに迷惑はかけたりしてしまう。そうすると当然ながらコミュニティは、その迷惑をかける弱者にリソースを割かれ続け…そして愛は減

    弱者同士の互助の場が必ず崩壊する理由|rei
    screwflysolver
    screwflysolver 2020/11/25
    子宮云々はともかく、与えられる人は自分でつながりを持てるから「場」を作ると与えられない人ばかり集まるし残るという話。「依存先を複数持つ」ことができない人たちを引き付けてしまうという…。
  • 元ヘタリアオタクの私が「まあネタだし」で流せなくなった理由|Sisterlee(シスターリー)

    ヘタリアが連載再開になる、という知らせはオタク専用のアカウントを持っている私のもとに素早く届いた。 再始動という文字と手を広げたイタリア(キャラクター)のイラストを見て、私は昔のように胸を躍らせることができなかった。 ヘタリアは、作者の日丸屋秀和氏が個人サイトに挙げていた、2ch(現5ch)の軍事板でのネタに基づいて国を擬人化した同人漫画だ。世界史をストーリーとしてなぞったり、その国の「あるあるネタ」をギャグテイストで描く作品で、その後商業漫画として出版され、果てはアニメ化までされた。 私は中学校3年生頃からうっすらとハマり始め、一番ハマっていたときは毎日pixivで「ヘタリア 1000」と検索しては二次創作を見まくり、ニコニコ動画では「ヘタリア MMD」のタグ検索で好きなキャラクターの新しいMMD動画が出ていないかチェックしていた。これらのサイトの使い方はヘタリアで覚えたと言っても過言で

    元ヘタリアオタクの私が「まあネタだし」で流せなくなった理由|Sisterlee(シスターリー)
  • 男もちゃんとレイプされるという話|ハルオサン

    先月、レイプに関するホラー漫画を描きました。それが話題になり拡散されたのですが、女性側に偏り過ぎていたので男性側の問題についても書かせて下さい。 ■「ネタ化するホモレイプ」 どこにでもあるような話だ。 ・・・・男性による男性のレイプは珍しくない。 むしろ男だらけの閉鎖空間ではよくある話だ。 性欲を持て余した先輩が後輩の服を脱がせたり。 罰ゲームと称して・・・・口にふくませたり。 みんなの前で・・・・いじらせたり。 ・・・それ以上のことだってよくある話。 全く珍しくもなんともない。 (※内閣府男女共同参画局の調査報告書である「男女間における暴力に関する調査」によると、回答した男性1569人中の23人が「レイプされた経験がある」と答えている) (http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/chousa/pdf/h29danjokan-gai

    男もちゃんとレイプされるという話|ハルオサン
  • 「ひろしまタイムライン」問題: 「ファシズムの教室」とともに考える|春乃 花 Hana HALNO|note

    (ツイート以外の写真は内容と関係ありません) 経緯説明のため差別的ツイートを原文のママ掲載しています。 田野大輔著「ファシズムの教室」における体験実習。 NHK広島が行っている企画「ひろしまタイムライン」で起きている民族差別に関する問題は、書で繰り返し記されている注意を欠くと起き得る危険を悪い意味で〈実践〉してしまった。 この「歴史の実体験の模倣」のはらむ危険性について、田野氏のTBSラジオSession22出演の際のインタヴューも交え、考えてみたい。 「ファシズムの教室」の内容説明や感想ではないので、書はぜひ実際に読んでいただきたい。 人はある条件下で容易に大衆のひとりとして、差別や暴力を振いかねないことが実感として伝わることと思う。 NHK広島による「ひろしまタイムライン」は当初から危険な綱渡り企画であった。 戦争や被爆の体験を語り継ぐことは重要なことだが、ツイッターの文字制限の中

    「ひろしまタイムライン」問題: 「ファシズムの教室」とともに考える|春乃 花 Hana HALNO|note
  • 生理が個性なら俺たちは膣に数珠を入れるしかない〜ロリエの「kosei-ful」プロジェクトに思うこと〜|紫藤春香(はるちん)

    2020年8月18日にリリースされたロリエの「kosei-ful」プロジェクト炎上しつつあります。 「kosei-ful」プロジェクトとは花王のサイトを見る限り、「生理を"個性"ととらえれば、私たちはもっと生きやすくなる」をキャッチコピーに清野菜名さん出演の特別動画が作成され、花王社員72名に対して行われた30問の質問を基に消費者も生理にまつわる質問に答えると「個性的な生理」を「宝石」のビジュアルに変換してくれる、というキャンペーン広告です。 結論から言うと…なんつーデリカシーのない、ターゲットの神経を逆撫でするような広告なんだ、という印象を持ちました。わたしたちはこういう広告にいつまでがっかりさせられ続ければいいんでしょう? たしかに「特別動画」を見れば「生理の症状は人それぞれで女性同士ですら理解にしにくい部分がある。」「生理のときは仕事を休みたいが、できない。」「生理休暇の制度があっ

    生理が個性なら俺たちは膣に数珠を入れるしかない〜ロリエの「kosei-ful」プロジェクトに思うこと〜|紫藤春香(はるちん)
  • ささやかな日常の営みが人生を作っている|下司智津惠(GeshiChizue)

    しかたないとは言え、なし崩しに始まったテレワークで、夫の在宅が続いてる。 在宅中はこうするとか、ルールもなく、長くても二ヶ月くらいだろうと思われていたのがもはや日常化してしまい、リビングは日中仕事場で、家にいる身としては正直しんどい。 私には私の日常のルーティーンがあって、子供にもそれがあったのに、もはやリビングが憩いの場ではなくなってしまい、大迷惑なのだけど、会社はこのままテレワークを継続してオフィスを減らすと言っているし、出社も抑えてる。 感染症対策のためとはいえ、こういうところで家族の生活を犠牲にしても、というのは、高度経済成長期となにも変わっていないのだなぁと思い知らされる。 オフィスを減らすことで会社は固定費が浮くのだから、その分の費用を、個人でブース型のオフィスを借りるとか、そうした分に回してもらいたいのだけど、そういうことは会社で検討しないのだろうか。 なしくずしに、「家でも

    ささやかな日常の営みが人生を作っている|下司智津惠(GeshiChizue)
    screwflysolver
    screwflysolver 2020/08/20
    「失われたささやかな日常の時間と、くつろぎの場であったリビングを返してほしい」
  • 反『美術館女子』女性の主体性と連帯の可能性、それを無視するな|近藤銀河

    0. 前提 これは論文ではない、アジテーションである 前提としてあなたは『美術館女子』をめぐる議論における要点をある程度知っているものとする(例えば「女性というものを外部の客体として、無知の存在と見なすことへの批判」「芸術を感動という非知的に鑑賞することを推奨する点に対する批判」「女性が美術の中の深く関わっているのに、美術館女子としてそうした女性を無視することへの批判」「美術におけるジェンダーバランスの問題からこれは重大な問題である」などなど)。 私は今からそれとは少し違う話をする。違う話には要点が二つある。 一つは「インスタグラマーという主体をきちんと考える」。これを通して映えの主体性を考え『美術館女子』が持つ客体性を批判する。自撮りと場所を組み合わせて写真を撮影するインスタグラマーたちは─それが現代美術のジャンルに入るかはともかく─間違いなく行為主体である。しかし『美術館女子』の企画に

    反『美術館女子』女性の主体性と連帯の可能性、それを無視するな|近藤銀河
  • 『「百合映画」完全ガイド』書評 革命のための複数で安全じゃない危険で転覆的な百合の語り方 そして残念ながら全てを台無しにするほんの一文(2020年7月4日追記 謝罪声明が出されました)|近藤銀河

    『「百合映画」完全ガイド』書評 革命のための複数で安全じゃない危険で転覆的な百合の語り方 そして残念ながら全てを台無しにするほんの一文(2020年7月4日追記 謝罪声明が出されました) ふぢのやまい氏を中核とし複数の評者によって編まれた『「百合映画」完全ガイド』(以下、書)は1931年から2020年までの312映画を取り上げた評論集であり、 映画のジャンルという権力構造を百合という概念でもって撹乱する試みであり、 百合というジャンルをその複数声によって解体する試みでもある。 これは明らかに安穏たるガイドではなく、革命のためのガイドとして作られている(ただし最後に述べるように残念ながら見逃せない最悪の一文が紛れ込んでしまっている 2020年7月4日:追記 謝罪声明が出されました)。 革命のための 312映画は、怪しげなB級映画から、ブッロクバスターにポルノ映画、風格のある文芸映画

    『「百合映画」完全ガイド』書評 革命のための複数で安全じゃない危険で転覆的な百合の語り方 そして残念ながら全てを台無しにするほんの一文(2020年7月4日追記 謝罪声明が出されました)|近藤銀河
  • オタクを辞めていく人たちを見るのが悔しい|自由さ

    またタイムラインから学生が消えた。 僕の知り合いの新社会人たちは概ね自宅研修が終わり、いよいよ番、出社という時期なのだけども、今年も「ぽきた」「退勤」とか呟いて、ぐったりしながらVTuberアーカイブを漁ると同時に「ナーフ前に触っとくか」とAPEXやルーンテラで指紋をペタペタ付けて、グラブルのスクショと毒にも薬にもならない飯画像をメディア欄にたくわえていくような、「オタクだったもの」が順調に増産されている。それを眺めていると、悲劇的でも、喜劇的でもあるし、がらんどうに風が抜けるような、歯痒いような、ともかくなんとも形容しがたい、複雑な感情に苛まれる。形容し難いとはいったけれども、一日中Twitterでアニメを語らって、対戦ゲーム当の戦争みたいにドンパチやりあったりして、喜怒哀楽を分かち合った人たちがこういうふうになるのは、悔しい。 けれどもそんな事を嘆いたところで秒針は刻まれていく

    オタクを辞めていく人たちを見るのが悔しい|自由さ
    screwflysolver
    screwflysolver 2020/06/13
    いわゆるオタク趣味から足を洗った人たちの「オタク趣味としての家事/家庭運営」みたいな話もあるんじゃないかなあとは思う
  • 壁ではなくて橋を建てたい - フェミニスト・アーティスト、モニカ・メイヤーの言葉|マンガでわかるLGBTQ+ / パレットーク|note

    私がフェミニスト・アートに初めて出会ったのは3年前ほどだろうか。アートといえば絵画や彫刻・映像しか思い浮かばなかった私だが、フェミニズムの活動をするなかで、対話やパフォーマンスを通して社会の差別構造に鋭く光を当てるフェミニスト・アートの存在を知って以来、密かに興味を持ち続けている。 と同時に、日の美大でもセクハラが横行していたり、ジェンダーや人権についての基礎的な授業も行われないという話や、女性であるというだけで作品が正当に評価されないという話を友人から聞くたびに、アート界における性差別の状況についても、もっと知りたいと思うようになった。 そして今、私はPaletteで働きながら性の多様性やフェミニズムについて情報の発信をしている。形は違うけれど、何かを作って発信するということを仕事にして、私のなかでフェミニスト・アートに対する興味はさらに高まってきていた。 そんなある日編集長のもとにジ

    壁ではなくて橋を建てたい - フェミニスト・アーティスト、モニカ・メイヤーの言葉|マンガでわかるLGBTQ+ / パレットーク|note