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ブックマーク / yinamoto.hatenablog.com (3)

  • 賢弟の将棋 - コラム・イナモト

    昨晩、NHKの「プロフェッショナル」という番組で、森内俊之と羽生善治の名人戦を取り上げていた。 わたしの顔は、羽生善治に似ていると言われることがある。鏡を見ると、自分でも似ている、と思う。そうして、勝手に親近感を抱いている。 関係ないが、わたしの父の顔はサッカーのオシム監督によく似ている。もちろん、父はボスニア・ヘルツェゴビナ人ではない。身長はオシム監督の4分の3ほどだ。 オシム監督から羽生善治が生まれるのだから、顔の造作というのは摩訶不思議である。 もっとも、わたしが羽生善治と似ているのは顔だけであり、知能はおそらく4分の1程度、集中力に至っては10分の1程度だろうと思う。 羽生善治はわたしの4つ下だから、彼の顔を見る度に、「愚兄賢弟」という言葉を思い浮かべる。 番組は、名人戦の全6戦を順に追いながら、2人の間にどういう駆け引きがあったかドキュメントするというものだった。 しかし、残念な

    賢弟の将棋 - コラム・イナモト
  • なぜ出版社は書名を疑問形にしたがるのか〜続き - コラム・イナモト

    近頃のには、疑問文にして読者を釣り上げようとする書名が多い、という話の続き。 著名な小説のタイトルを疑問文にしたらどうなるだろうか。 例えば、ヘミングウェイ「老人と海」はこう。 「老人はなぜカジキの骨を曳いて港に帰ってきたか」 悪くはないが、名作にはほど遠い感じがする。 夏目漱石の「それから」は、これでどうか。 「代助はいかにして赤い街を電車で走り回るに至ったか」 ちょっと心理サスペンス風になった。 まあ、漱石先生の小説は、「こころ」や「明暗」のように、心理サスペンスと言えないこともない作品が結構あるような気がしないでもないこともないのだったりしない、かなあ(申し訳ない。言ったことに自信がない)。 森鴎外の「舞姫」は、 「余はいかにしてドイツ女を生ける屍と変じせしめたか」 もちろん、鴎外先生は、こんな物欲しげなタイトルはつけないだろうが。 話はそれるが、わたしは「舞姫」より、その後日談と

    なぜ出版社は書名を疑問形にしたがるのか〜続き - コラム・イナモト
  • 3億円の使い方 - コラム・イナモト

    では、今、宝くじで3億円当たったら、どうするか。 家を建てるとか、貯金するとか(銀行のシンキング・ジャー、思う壺である)、人によっていろいろだろうが、どうせ想像するだけなら、実利的な使い方より、なるたけバカバカしい使い方を考えたほうが面白い。 例えば、相撲の懸賞金を出す、なんていうのはどうだろうか。 ねらい目は、懸賞金が集まる横綱・大関・人気力士の取り組みではなく、地味な取り組みである。 玉春日・十文字戦、なんていうのがいいのではないか。 渋い取り組みを前に、ちょっと静まった国技館。土俵の周囲をひとりで回る「稲喜則」の懸賞幕。無意味でよい。 場内放送では、15文字以内のキャッチフレーズを読み上げてくれるそうで、「宝くじ当たりました。稲喜則」というのがNHKの全国放送で流れると、ますますもってバカバカしい。 あるいは、「キヨコ、探している」なんていうのも、全国的に憶測を呼んで、楽しいだろ

    3億円の使い方 - コラム・イナモト
    sharia
    sharia 2006/10/18
    面白い。
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