木原誠二官房副長官は、旧統一教会をめぐる自民党の調査に際して報告漏れがあったと明らかにしました。 木原誠二官房副長官 「2016年、パネルディスカッションに出ていたのではないかというご指摘を頂きました。確かに出席していたということで、党の方に改めて、きのう、追加の報告をさせていただいた」 木原官房副長官はこのように話し、旧統一教会の関連団体が主催するパネルディスカッションに出席していたことを明らかにしました。 当初の事務所の調査ではパネルディスカッションを主催した団体の名前の記録が見つからず、木原氏自身もディスカッションに出席した記憶がありませんでしたが、外部からの指摘を受け、「パネリストの名前を聞いて、当時の記憶が呼び覚まされた」としています。 先週とりまとめられた自民党の点検作業の際にはこの件を報告していなかったことから、直ちに党に対して追加の報告を行ったということです。
(柳原 三佳・ノンフィクション作家) 法定速度が時速60キロの一般道で、時速194キロというスピードを出し、死亡事故を起こした運転手の行為は「過失」なのか? それとも「危険運転(=故意)」として裁かれるべきなのか……。 【写真4点】<死亡した小柳憲さんが乗っていた車(トヨタ・ラッシュ)は、車体の左側が大きく凹損、ルーフはめくれ上がり、フロントのエンジン周りも激しく損傷している>ほか 昨年、大分市内で起こった事故をきっかけに、今、「危険運転致死傷罪」の構成要件と検察の判断の是非について、大きな議論が湧き上がっています。 ■ 県警は「危険運転致死罪」の疑いで送検したが 交差点を直進中だったA(当時19歳)の車と、対向車線から右折しようとした小柳憲さん(当時50)の車が衝突し、両車は大破。約90メートル飛ばされた小柳さんの車は、その衝撃でシートベルトが切断され、車外へ放出された小柳さんは約2時
日本高校野球連盟の宝馨会長(65)が、高校日本代表チームのピンチを救った。 9日(日本時間10日)に米・フロリダ州で開幕する野球の第30回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)。前日の8日、同州内のホテルで監督会議に続き、記者会見が開かれた。通訳の手配に行き違いがあり、日本チームは通訳なしでこの会見に臨まざるを得なくなったのだ。 【写真】お金かけずに英語ペラペラ「まずこれをやって」吉田麻也の必勝勉強法 そこで白羽の矢が立ったのが、チームの団長を務める宝会長だった。京大の名誉教授でもある宝会長は、学会や講演などで、これまでに世界51カ国を回るなど英語も堪能だ。 チームの状態や目標、初戦の先発投手などについて馬淵史郎監督(66)の思いをしっかり代弁し、「日本は優勝したことがないので、優勝をめざしたい。この大会に向けて準備してきた」と説明。海外メディアからの「甲子園大会とは?」「メンバー選考
wo東京の山手から西へと広がる高台は「武蔵野台地」と呼ばれ、かつては国木田独歩が詩情溢れる描写をした雑木林が広がっていた。今では住宅街やコンクリートが広がり、武蔵野の原風景は僅かに残るだけである。 一方で宅地や道路の整備現場では、台地の内部を垣間見ることができる。地表付近は「黒ボク土」と呼ばれる腐植土、それより下にはたまに軽石の層を挟む火山性で褐色粘土質の層が続く。これらの層は「関東ローム層」と呼ばれる。 世界一の火山大国で111もの活火山が密集する我が国では、黒ボク土やローム層などの火山性土壌が広く分布し、国土の約30%を覆っている。とりわけ周囲に火山が点在する関東平野の台地や丘陵地の大部分が関東ローム層に覆われている(図1)。 図 関東平野周辺の関東ローム層(オレンジ色)および活火山(三角)の分布(日本土壌インベントリーのデータを基に著者作成)。 このローム層の表層は黒っぽい腐植土から
さまざまな方法で調理されたザリガニ料理=中国湖北省潜江市で2022年7月14日午後6時15分、岡崎英遠撮影 アメリカザリガニは日本で生態系などに被害を及ぼす外来生物として規制する対象だが、中国では近年、夏の味覚として人気だ。飲食など関連産業を含めた市場規模は4200億元(約8・4兆円)に上る。日本の国会がアメリカザリガニの販売などを禁じる改正法を可決した際には、中国のインターネット上で「日本人はおいしいものを知らない」などと話題になった。だが中国のザリガニは、実は日本とも浅からぬ縁があるようだ。 【写真特集】中国で仕分けされる大量のザリガニ 湖北省の省都・武漢市から車で西に約3時間。潜江(せんこう)市の中心部に着くとザリガニの巨大なモニュメントに出迎えられた。中国最大のザリガニ生産地・湖北省の中でも潜江市は一、二の生産量を誇る。人口約100万人のうち5人に1人がザリガニ関連の産業に従事し、
アマゾンの大量の商品は、どのように管理されているのか。アマゾンの小田原物流センターに潜入したジャーナリストの横田増生さんは「複数の社員から『物流センターで業務中の死亡事故が何度も起きている』という証言を得た。その中には、倒れてから救急車が到着するまで1時間かかったケースもあった」という――。(第1回/全2回) 【写真】横田増生氏の著書『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』(小学館新書) ※本稿は、横田増生『潜入ルポ アマゾン帝国の闇』(小学館新書)の一部を再編集したものです。 ■「何でもかんでも隠し通そうとする姿勢に嫌気がさしたんです」 私のアマゾンでのアルバイトの最終勤務日が終わった後の夕刻、平塚駅前の個室居酒屋で西川正明(仮名)に会った。アマゾンの小田原物流センターが稼働したときから働いている古参社員だった。 席に着くとまず、西川の社員証を見せてもらった。アマゾンの正社員であることを表すブルー
国税庁「酒のしおり」の統計によると、成人1人当たりの酒類消費数量は 1992 年度の 101.8リットルをピークに、2020年度には75.0リットルまで減少している。このように、“日本人のお酒離れ”が進む中、特に若者の日常的な飲酒が減っているようだ。 【写真】お酒を飲まないわけではないが、飲み会の人間関係が面倒に感じる人も 飲酒習慣(週3日以上)のある人は、50~60代男性が約半数を超えているのに対し、20代男性は14.5%。40~50代女性も20%超に飲酒習慣があるのに対し、20代女性は6.5%。上の世代からすれば“日本人のお酒離れ”の正体は“若者のお酒離れ”だと感じることだろう。ではなぜ若い世代はお酒を飲まないのだろうか。
当事者である業界団体へのヒアリングが行われないまま今年6月に公布・施行されたAV出演被害防止・救済法、通称「AV新法」をめぐり、「実態に即していない」「不当に仕事の機会を奪われている」として業界団体を中心に改正を求める署名活動が行われている。発起人となったのは一人のセクシー女優。成人年齢引き下げを発端としたAV出演問題の議論当初からSNS上で発信を続け、新法成立を主導した立憲民主党・塩村あやか議員とも対面した月島さくらさんに、岐路に立つ業界の今を聞いた。(取材・文=佐藤佑輔) 【写真】天使もえ、月島さくら、稲森美優らズラリ…おそろいのTシャツ姿の現役女優たち AV新法は、すべてのアダルトビデオの撮影に際し、契約書や内容説明の義務化、契約から1か月間の撮影禁止、撮影後4か月間の公表禁止、公表から1年間の契約解除や販売・配信の停止を可能とすることなどを盛り込んだもの。今年4月1日の民法改正に伴
今月8日、大阪府堺市で走行中のトラックから積み荷が落下し、対向車などに接触して逃走した事件で、警察はトラックを運転していた65歳の男を逮捕しました。 過失運転致傷などの疑いで逮捕されたのは、会社員の赤嶺永仁容疑者(65)です。 警察によりますと、赤嶺容疑者は今月8日、堺市南区の住宅街でトラックを運転中、荷台からポリタンクが落下し、対向車線を走っていた車や親子が乗っていたバイクに当たってけがをさせたにもかかわらず、逃走した疑いです。親子は、父親が右の鎖骨を折る重傷、子どもは軽傷を負いました。 赤嶺容疑者の勤務先の関係者が報道で事件を知り、警察に申し出たということです。 調べに対し、赤嶺容疑者は「ポリタンクを落下させたこと、そのものの認識がなかった。ひき逃げしたと言われても納得できない」と容疑を否認しています。
ニューヨーク市で遠赤外線サウナを楽しむ女性。遠赤外線サウナには様々な健康効果があるが、汗で毒素を排出できるといううたい文句は科学的に証明されていない。(PHOTOGRAPH BY LAUREL GOLIO, REDUX) デトックスという言葉が流行語大賞にノミネートされたのは2007年のこと。以来、この言葉は私たちの生活にすっかり溶け込んでいる。「毒素を排出してきれいにする」のはとても魅力的だが、それだけに誤解も少なくない。誤った情報に振り回されないように、よく見かける“デトックス神話”のひとつである「汗をかいてデトックス」の真相を科学者が厳密に検証した研究を紹介しよう。 ギャラリー:フィンランドの驚きのサウナ 写真5点 発汗は今や健康や美容のトレンドになっている。同じく昨年の流行語大賞の候補になった「ととのう」をはじめ、「サウナ―」や「サ活」などのキーワードが生まれたサウナから、これもブ
東ジャカルタ、チリウン川沿いのカンプンムラユから、北西にそびえる高層ビル群を望む。三角州の上に位置する巨大都市ジャカルタは今、急速に地盤沈下が進み、頻繁な洪水に見舞われている。(Photograph by Joshua Irwandi) スヘミさんは、インドネシアの首都ジャカルタで、小さな食堂を営んでいる。今、この食堂を海から隔てているのは、狭い未舗装道路と高さ2メートルの防波壁だけだ。スヘミさんの家族の運命は、この壁に委ねられている。 ギャラリー:海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点 ここ北ジャカルタのムアラバル地区で育ったスヘミさんは、昔は家の前の砂浜でよく遊んでいたという。しかし2000年代に入ると、砂浜は消え去り、海水が頻繁に街なかまで押し寄せるようになった。 2002年、政府は海岸沿いに壁を建設した。沈下を続ける土地と、上昇を続ける海面に対する住
外資アパレルチェーンの中でもしっかり日本に定着したと思われていた「H&M」や「GAP」の閉店が相次ぎ、「ZARA」を主力とするインディテックスも若向けの「Bershka」やフェミニンな「Stradivarius」の全店を閉め、「ZARAHOME」や「ZARA」さえ次々と閉めている。 【写真】「日本のどこがダメなのか?」に対する中国ネット民の驚きの回答…! 振り返ってみれば外資アパレルチェーンが続々と進出したのは13年までで、以降は進出が途絶え、15年以降は撤退ばかりでコロナ禍以降は閉店が急増し、21年の国内合計売上はピークの15年から半減してしまった。 外資アパレルチェーンはこのまま撤退が加速して日本から消えてしまうのだろうか。あながち杞憂とは言えないと流通ストラテジストの小島健輔氏が解説する。 見限られる日本市場 米ギャップ社はテラスモール湘南の「GAP」大型店(1300平米)を8月15
日本で独自に変異し、“第5波”の主流となった新型コロナウイルスのデルタ株の亜種『AY.29』。8月3日に「AY.29は東京オリンピック・パラリンピックの開催で海外に広がっていた」と発表され、ネットで波紋を呼んでいる。 各メディアによると、東京大学医科学研究所付属ヒトゲノム解析センターの井元清哉教授は、東京五輪が開催された昨年7月から今年1月までの世界中のウイルスの遺伝情報を解析。その結果、東京五輪の当時に“第5波”を迎えていた日本で変異して生まれたデルタ株の亜種『AY.29』をアメリカなど20の国や地域で確認。その発生源は東京やその周辺地域だったという。 昨年7月に開催された東京五輪。しかしコロナ禍で行われたため、当初から世論では「新型コロナウイルスが拡散されるのでは?」と反発の声が相次ぐことに。新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(73)も’21年6月、国会で「パンデミックのな
2日、岐阜県土岐市の釣り堀で、店内にあった現金などが盗まれる被害がありました。それ以上に深刻だったのは魚の大量死。3000匹の魚の死を前に、店長が悲しみを訴えました。 【動画で見る】店長が号泣し訴え…現金等盗まれた釣り堀で魚3000匹が大量死 窃盗犯が電気配線切ったか「従業員殺された」 つりぼり本舗の山田店長: 「大事にね、5年間育ててきたやつだから、何にも言えないよ。どうしたらいいんだろうとしか言えない」 死んだ魚を前に涙を流す、土岐市のつりぼり本舗・山田和位店長(48)。2日午前9時半ごろ、営業のために店に来たところ、大量の魚が浮いていたといいます。 山田店長: 「そこから入ってきて、見たらもうこの状態。エアーとかは止まってた」 裏口のガラスが割られ、何者かが建物内に侵入。物置が荒らされ、募金箱の数千円と防犯カメラ映像を記録するハードディスク、それにWiFiルーターが盗まれました。しか
NPO法人・日本吃音協会は1日までに、公式ツイッターを更新し、TBSに対し同局「水曜日のダウンタウン」(水曜後10・00)の放送内容についての抗議文を送ったことを発表した。 【写真】インタレスティングたけしのツイッター 協会は「先日、NPO法人日本吃音協会はTBSに対して7月6日(水)放映『水曜日のダウンタウン』での放送内容に対する抗議文を送りました」と報告。「件の放送内容は、吃音者に対する差別と偏見を助長するものであり、再発防止と番組制作の基準・指針の見直しを要求しました」としている。 7月6日に放送された同番組では、「4世代対抗リレー 第3弾」と「説教中の『帰れ!』額面通り受け取るわけにはいかない説」と題したVTRを放送。「説教中の~」では、お笑い芸人が後輩芸人を叱責し帰宅させるドッキリが行われるも、一部では「後輩芸人、もしかしたら吃音なんじゃないか」「吃音の人の喋り方を笑ったりバカに
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