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ブックマーク / satoshi.blogs.com (78)

  • NTTの株価総額が世界一だった時に、Microsoftに転職した理由

    「6年勤めたNTT退職しました」という記事が、注目を浴びているようですが、この筆者が NTT を辞めた理由が、私が32年前(1986年)に NTT を辞めた理由とあまり変わらないのに、少々驚きました。 私が NTT を辞めた件に関しては、これまで色々なところで話しては来たのですが、まとまって文章にしたことがなかったので、これを機会に書くことにしました。普段ならメルマガ(週刊 Life is beautiful)の読者限定で書くところですが、今回だけは、出来るだけ多くの人に読んで欲しいので、ブログ記事として公開します。 当時、NTTは電電公社から民営化したばかりで、1985年に入社した私は、NTTとしては第1期生でした。大学は、早稲田の理工学部電子通信学科で、修士課程まで行きました(当時は、情報学科はまだ独立しておらず、電子通信学科がソフトウェアとハードウェアの両方をカバーしていました)。

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    shrk 2018/11/28
  • なにわ割烹とビーフカツ

    最近、日に来ると必ずと言っても良いほどべるのが北新地「さか」のビーフカツ。大阪までの新幹線代どころか、シアトルから日までの飛行機代を払ってまでべる価値のある逸材だ。 「なぜ割烹なのにビーフカツがあるのだろう」と不思議に思っていたのだが、今回「さか」のおやじさんが先代の下で修行したという「喜川」に言ってその謎が判明した。 喜川の先代の大将が、いわゆる「洋」を割烹料理に取り込んだ上で日料理として完成させたのが「なにわ割烹」であり、その流れを汲むのが「さか」のビーフカツなのである。 海外の良い物を単に輸入するだけでなく、それを自分のものとした上で完成度を高める。なんだかんだ言っても日文化は世界一だとつくづく思う。

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    shrk 2012/04/06
  • そしてスティーブ・ジョブズは伝説の人となった

    CNetにGuy Kawasakiの "What I learned from Steve Jobs" という文章が出ているので一読をおすすめする。12項目のメッセージを簡単に解説するとこうなる。 評論家と呼ばれる人たちは実は何も分かっていない。彼らに耳を傾ける必要はあるが、振り回されてはいけない 顧客に何が欲しいかをたずねても答えは見つからない 不連続な変化を起こせ 難しいことにチャレンジするからこそすばらしい仕事ができる デザインへの徹底的なこだわりが違いを生み出す プレゼンの時には大きなフォントと大きな画像を使え 間違いに気がついたら恥じらいもなく方向転換をしろ 「価値」は「価格」とは違う 優秀な人材は自分より優秀な人材を雇いたがる。だめな人材はもっとだめな人材を雇いたがる 当のCEOは、自分自身で商品のデモをする 会社に必要なのは「研究者」ではなく「エンジニア」だ 「個性的」でか

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    shrk 2011/10/11
  • 東京電力を破産させられないような国ではベンチャー企業は育たない

    ウォールストリート・ジャーナルは、「自由主義経済の国であれば、東電は破産させた上で被害者を救済するのが当然なのに、東電という会社を救済しようとしている日はやはり社会主義」と痛烈に批判している(参照)。 私自身、昔から「日は自由主義経済の衣をかぶった社会主義」だとは思って来たが、この何かというと「大企業や既得権者を守る」姿勢が、「大企業の正社員とそれ以外」という社会の二重構造を生み、経営陣の「逃げ切りメンタリティ」を助長し、来ならば国の発展の原動力となるべき「ベンチャー企業」の活躍を阻止していることは注目に値する。 日政府は、ときどき思い出した様に形だけの「ベンチャー支援」のようなものをするが、ベンチャー・ビジネスを活性化するのに最も大切なものは、国からの支援なんかではなく、「自由競争」である。日では、既得権者が官僚と癒着して、さまざな規制や免許制度で市場への参入障壁を高くしてベン

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    shrk 2011/05/19
  • 逃げ切りメンタリティ

    「逃げ切りメンタリティ」とは、私が執筆中の書籍(エンジニアとしての生き方)で初めて使った造語だが、「サラリーマン経営者が、『とりあえず自分の退職金が出るまで会社が存続してくれれば良い』と問題を先送りして、リスクを避けた経営をする心理状態」のことを指す。 使い方は、こんな感じだ(一つ前のエントリーより引用)。 しかし、そんなことをするとハードウェア全盛の時代に働き盛りだった40代50代の人たちは自分たちの居場所がなくなるし、万が一失敗した場合は自分たちの退職金も危うくなるわけで、今の経営陣にこんなことを言っても馬の耳に念仏。彼からからすれば、とにかく自分が円満退職するまで会社が存続してくれることがなによりも大切。余計な冒険などせずに、問題をできるだけ先送りにして、今のままの形で次世代にバトンタッチするのが一番の得策。そんな「逃げ切りメンタリティ」が今の日をだめにしている。 「最近の若者が元

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    shrk 2011/05/19
  • 今日はWindows95の15才の誕生日

    今朝、久しぶりにFacebookにアクセスしたところ、昔の知り合いの間でちょうど15年前の今日にWindows95がリリースされたことがしきりに話題になっていた。Windows95は、マイクロソフト自身にとっては大きな飛躍の始まりだったし、パソコン業界全体にとっても「誰もがパソコンを持つ」時代の幕を開けたOSとしても大きな意味のあるものであった。 私が、Windows95の開発に関ることになったのは色々な偶然が重なった結果だが、直接のきっかけは頭でっかちのアーキテクトばかり集めて会議ばかりしていたJim Allchin率いる「次世代のOSを担う」Cairoチームを飛び出して、「Cairoが出るまでの中継ぎ役」だったBrad Shilverberg率いるChicagoチームに移籍したのが原因。 コンピューター・サイエンスの博士号を持つアーキテクトを何人も抱えるCairoチームに「ハッカーの寄

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    shrk 2010/08/25
  • Life is beautiful: 私のとっておきのプログラミングスタイル

    404 Blog Not Found の「LiveCoding に学ぶプログラミングの三原則」を読んでいたらどうしても書きたくなったので。あくまで私のスタイルなので、参考にするもしないもご自由に。 1. スタードダッシュでできるだけはやくめどをつける 学生時代から夏休みの宿題は7月中に終わらせていた私とすれば、ラストスパートよりはスタートダッシュで勝負する。どのみち、どこかで思いっきり頑張らなければならないのであれば、締め切り間際ではなく、スタート間際に頑張るべきというのが私のポリシー。十週間のプロジェクトであれば、最初の二週間が勝負。そこで八割がたのめどをつけておき、後は流す。最初の二週間がめどが立てられなければ、十週間で完成できる可能性は低いと考える。常にそういう姿勢でいれば、締め切りぎりぎりになって致命的な欠陥が見つかって痛いめにあったり、当は大幅な設計変更をすべきなのに応急処置で

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    shrk 2010/07/21
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

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    shrk 2010/07/21
  • 電子出版に関する一考察:コンテンツのガラパゴス化の危機

    今日は日経BPのセミナー(参照)で、iPadと電子出版の未来について講演をしてきた。私の講演の内容に関しては、一両日中にネットに上がると思うのでここには書かないが、この講演およびその準備段階を通して学んだとても大切なことを一つ書こうと思う。それは日の出版社に迫る「コンテンツのガラパゴス化の危機」である。 午後の部でヤッパの伊藤氏の講演を聞いていて少し疑問に思ったので、フォーマットのオープン化に関する質問をした私だが、彼の「まだコンテンツの数が少ないのでオープン化を考慮する必要はない」という返答でヤッパの狙いが明らかになった。セルシスと同じく「クローズドなフォーマットによるコンテンツの抱え込み」である。 ここまでフォーマットのオープン化(すなわち誰でもビューアーをライセンス・フリーで作れること)の大切さが叫ばれている今、時代に全く逆行するビジネスモデルだが、漠然とした危機感を抱いてはいるが

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    shrk 2010/05/27
  • iPadに最適化したPDFファイルの作り方

    iPad向けにPDF/マンガリーダーCloudReadersを発表してから、いままで直に付き合いがなかった出版業界の人たちからちょくちょくコンタクトをいただくようになった。その中で良くある質問の一つが、「iPad向けに最適化したPDFファイルの作り方」。そこで今日は、そのあたりのノウハウをまとめて書いてみる。 まもなく日でも発売されようとしているiPadは色々な意味で画期的なデバイスだが、あくまで位置づけはモバイル・コンピューターであり、パソコンではない。画面も大きく、CPUも高速になったとは言え、搭載するメモリ(RAM)の量はiPhone 3GSと同じだ。 そのため、メモリがふんだんにあるパソコン用に作ったPDFファイルを読もうとすると、メモリ不足でアプリが落ちたり、極端に遅くなったりしてしまう。アプリを作る側もいろいろと対応はしてはいるが(参照)、やはり快適にiPad上でPDFファル

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    shrk 2010/05/24
  • 「Flash vs. HTML5」という構図がはっきりと見え始めたぞ、と

    業界関係者(特にスマートフォン関係の仕事をしている人たち)少し前からすでに気がついていた話だが、今回のAdobeからの一連のアナウンスメントで明らかになってきた「HTML5対Flash」という構図。とてもワクワクする戦いだ。 ウェブ上のリッチコンテンツという分野でリーダーシップ・ポジションを取りながらも、「無料Flashゲーム」と「ウェブサイトの見栄えをちょっと良くするアイ・キャンディ」というニッチなポジションに一度は追いやられるように見えたFlash(数年前の話)。しかし、動画フォーマットがReal Networks、MicrosoftAppleの三強いの間で中に浮く隙間を付いた戦略で、見事に「ウェブ上のマルチメディアのデファクト・スタンダード」のポジションをがっちりつかんだかに見えるFlash(現在)。しかし、その地位も安泰ではない。 Adobeにとって一番頭の痛い問題はiPhone

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    shrk 2009/10/08
  • iPhoneのJailbreakの危険性に関してひと言

    iPhoneをハックして、Appleが認めている以上のカスタマイズを可能にしたり、Apple公認のApp Store以外からのソフトをインストール可能にしたり、することをJailbreak(=脱獄)と言うのだが、PhotoShareでの会話とかを見ていると、その危険性をちゃんと理解せずにJailbreakしている人たちがたくさんいるようなので、ひとこと警告しておく。 まず最初に考慮しておくべきことは、iPhoneはNintendo DSやSony PSPと違い、携帯電話でありメールマシンであり、インターネットマシンであり、住所録やらメールやらウェブサイトのパスワードなどの個人情報を思いっきりやりとりする、ある意味パソコン以上にプライバシー管理が大切なマシンであること。当然、ウィルスに感染したり、セキュリティホールからハッカーに情報を盗まれたりしないようにすることがものすごく大切。 パソコン

  • Life is beautiful: Google Chromeに関してひとこと

    今回Googleが発表したウェブ・ブラウザー、Google Chromeは、ひと言で言えば、「安定度・安全度を高めるために、それぞれのタブを別プロセスで走らせるタブ・ブラウザー」である。 95年にIE3.0を設計した時には、タブのコンセプトも存在せず、セキュリティの問題もそれほど強く意識していなかったので、ウィンドウごとに1スレッドを割り当てたマルチ・スレッドを選択した訳だが、ここまでウェブ・アプリケーションが重要になってくると、マルチ・プロセスに移行するのは当然。特定のページ上でのJavaScriptの挙動がおかしくなったからと言って、ブラウザーすべてが落ちてしまう今までの設計が異常。 一つのウィンドウ下で管理させるそれぞれのタブにプロセスを割り当てる、一般的に一つのウィンドウに一つのプロセスやスレッドを割り当てる通常のGUIアプリケーションとは異なるが、ユーザー・モデルとリソース管理は

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    shrk 2008/09/03
  • PhotoShareに関してのいくつかの質問に答えてみる

    作った人はできるだけ使いやすくしたつもりでも、必ずしも使っている人に通じないのがユーザーインターフェイスの設計の難しさ。わずか4日ほど運営しただけだが、色々なフィードバックが返って来たので、まずはそれに対してここで答えておこうと思う。 1. コメントの入力を日語でする時に、変換候補がキーボードとかぶってしまい誤入力する それなりのテストをしたつもりだったんですが、これに関しては見落としてしまいました。100%私のミスです。TextFieldの位置を少し上にずらしたものをVersion 1.01として、App Storeにはアップロード済みなので、Appleのテストをパスさえすればダウンロードが可能になるはずです。それまでは、キーパッドのできるだけ下の方を狙ってタップする、という方法でしのいでください。 2. 自分の写真にコメントをくれた人の写真を見に行く手段がない これも完全な見落とし

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    shrk 2008/07/19
  • iPhone 3Gに関しての続報

    3G版iPhoneに関しては、昨日の速報のあとも色々と情報が入って来た(情報を発信するとさらに情報が集まってくるという良い例)。一番興味深いのが、ジョブズによる基調講演では明らかにされなかったビジネスモデルの変化。3G端末に関しては、レベニューシェアは行わず、通信キャリアからアップルへ一括で支払われるインセンティブ型のもの(日の販売奨励金に近いもの)となるそうである(参照)。 それが「一台あたり○ドル」なのか「何台売ろうとミニマムコミットメントは○百万ドル」なのかは公開されていないが(たぶん、キャリアごとに違うのだろう)、少なくとも一台あたり200ドル前後だろうというのが業界の予想(というか常識)である。 ジョブズの現実歪曲空間の強さがキャリアの旧来型のビジネスモデルをぶちこわしてくれると期待していた私としてはいささか残念だが、7月11日に世界22カ国で同時発売というスピードのためには、

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    shrk 2008/06/11
    それなら他キャリアでもでないかな
  • iPhoneがなぜそれほどまでに「革命的」なのか

    iPhoneに関しては、まだ誤解している人も多いようなので、念のために解説しておくと、iPhoneがこれほどまでに通信業界で注目されているのは、マルチタッチのUIを採用しているからでも、NextStepの血を引く最先端のiPhoneOSを積んでいるからでもない。NTTドコモなどの旧来型の通信キャリアからみれば「単なるデバイスの調達先」でしかなかったデバイスメーカーがキャリアのビジネスに口も手も出している点にある。 私がAppleとAT&Tの提携発表で一番驚かされたのは、その料金体系であった。パソコン並にネットワークを使うiPhone向けの使い放題プラン(日の「パケ放題」に相当する部分、ただし容量制限は一切ない)が月々わずか20ドルというのは、当に破壊的な価格である。この価格故にiPhoneは非常に魅力的なデバイスとなっているし、これだけ普及している。もちろん、それを実現するためにAT&

  • なぜオープン系開発者の間でMacへのシフトが急速に進んでいるのか

    先日のRails Conference 2008に関するレポートでも書いたが、米国のオープン系の開発者の間でのMacへのシフトが急速に進んでいる。たまにWindowsマシンを持っている人がいても、そんな人たちは口を揃えたように「うちの会社は.Netの案件もあるので、Macは買わせてもらえないんですよ」と当は彼らもMacに切り替えたいことを告白する。 いろいろな事情・環境がからみあってこうなっているのだが、簡単にまとめると、そもそも、 アップル製品に対する昔からある漠然としたあこがれ 90年代にソフトウェア業界の富を独り占めにしたマイクロソフトに対する恨み iPodの成功で一躍元気を取り戻したアップルという企業自身の魅力の上昇 という潜在需要があったところに、 意味もなく重くなっただけのVistaに比べて完成度の高いOS-X Unix系OSをカーネルに持つが故に整った開発環境 バーチャルマ

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    shrk 2008/06/05
  • iPhone SDK、ヒューマンインターフェイスと微調整のおもてなし

    今回、シアトルに戻る飛行機でチャレンジしたのがタッチ入力のベクトル化。指の動きを単純に繋ぐとグダグダになってしまうので、そこを適宜補完してナチュラルなカーブにする必要がある。 プログラムはあっさりと書けたのだが、パラメータの調整が難しい。理想はサインペンでササッと書いたイメージなんだが、これがなかなかできない。大きな曲線を優先すると細かな部分が省略されてしまうし、逆に細かな部分を優先すると大きな曲線がきれいにでない。 とりあえずエミュレーター上でできるとこまではやり、あとは実機で試しながら微調整するしかないところまで来たのだが、こんなことをやっているとあっというまにシアトルに到着。 少し前に書いた金魚のシミュレーションの時もそうだったが、この手のプログラム作りで一番手間がかかるのが、プログラミングそのものではなくて、細かなパラメータの調整だったりするのが、ヒューマンインターフェイスを作る時

    iPhone SDK、ヒューマンインターフェイスと微調整のおもてなし
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    shrk 2008/03/17
  • iPhone SDK、第一印象

    iPhone 用のネーティブ・アプリケーションの開発が可能になるSDKがリリースされたので、早速ダウンロードしてみた。そもそもMac OS XのAPIも一切知らず、Objective Cでプログラムを一行も書いたことの無い私には目新しいことばかりだが、私がこれだけ気に入って使っているiPhone向けにアプリケーションを作れるというのに試してみないわけには行かない。 iPhone SDKをインストールして、サンプルアプリをエミュレータ上で走らせるところまでは簡単にできたのは良いが、読まなければいけないドキュメントが大量にあってちょっと困っている。まずは、Objective Cを理解し、それからOS Xのコア(Cocoa Foundation)を理解しなければならない。それからやっと題のUIKitiPhone用のUIフレームワーク、上の図参照)に取りかかれる。 しかし、ツールにしてもドキュ

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    shrk 2008/03/09
  • Life is beautiful: 法律の勉強:著作権法で保護されるのは「特定の表現」であり「情報そのもの」ではない

    先日、著作権に関するとても興味深い話を弁護士の人から聞くことができた。実際にあった法廷闘争に基づく話だが、トピックは、「他の人が書いた料理に乗っているレシピを参考に、似たような料理を出版した場合、どんな法律を破っていることになるか」という話である。 適用できる法律は、著作権、特許、登録商標の三つ。それぞれについて考察を加えるとこうなる。 【著作権】このケースで言えば、著作権で守られているのは、文章そのもの・イラスト・写真。レシピそのものは著作権では保護されない。つまり、オリジナルの料理の文章を丸写しにしたり、イラスト・写真をそのままコピーしさえしなければ、(材料・調理方法などが)まったく同一のレシピを書いても著作権法違反にはならない。言い換えれば、著作権で保護されるのは、「特定の表現」であり「情報そのもの」ではない。 【特許】レシピに特許権が成立するかどうかは微妙ではあるが、

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    shrk 2008/02/28