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タトゥーの入った肌に、ピアス、カラフルな髪の色。アイスランドの格安航空会社「プレイ(PLAY)航空」の乗務員は、自由な自己表現が許されている。性別にとらわれないジェンダー・ニュートラルな制服を身につけているという点でも、タイトスカートにハイヒールという一般的な客室乗務員のイメージからはほど遠い。 2021年に設立された同航空会社は、格安航空会社のなかでは新入りだ。だが、すでに業界内で目立った存在になっているとヨーロッパメディア「ユーロニュース」は報じる。 2024年4月、新たにCEOに就任したエイナル・オーン・オラフソンは、ユーロニュースのインタビューでこう話す。「私たちは自分たちについて、楽しくて進歩的、遊び心のある航空会社だと思っていますし、乗務員にも仕事中、自分らしさを表現してほしいと思っています」。「これが私たちと他のエアラインを差別化するものです」。 他の航空会社との差別化は、自
企業が「パーパス」作りに奔走する理由 私は、本書を通じて、ある希望に満ちた仮説を皆さんと共有したいと思っています。その仮説とは、 社会運動・社会批判としての側面を強く持つビジネス=クリティカル・ビジネスという新しいパラダイムの勃興によって、経済・社会・環境のトリレンマを解決する というものです。 私は2020年に著した『ビジネスの未来』において、安全・快適・便利な社会をつくるという目的に関して、すでにビジネスは歴史的役割を終えているのではないか? という問いを立てました。 原始の時代以来、人類の宿願であった「明日を生きるための基本的な物質的条件の充足」という願いが十全に叶えられた現在、私たちはビジネスという営みに対して社会的意義を見出せなくなりつつあります。 この問いに対する前著での私の回答は「条件付きのイエス」というものでしたが、その後も、営利企業あるいはビジネスの社会的存在意義に関する
サルシッチャとグリーンピースの焼きニョッキ 作り方 1 直径約30cmの大きなフッ素樹脂加工のフライパン、またはよく油をなじませた鉄のスキレットにオリーブ油大さじ1を入れ、強めの中火にかける。ニョッキを(くっついているものがあればバラバラにしながら)フライパンに入れ、重ならないように並べる。ふたをして、いじらずに片面がきつね色になるまで2〜4分焼く。上下を返すようにかき混ぜながら、全体がカリッと色づくまでさらに2〜3分焼く。ニョッキが焦げたり、フライパンの油分が足りないようなら、必要に応じて油を足す。ボウルまたは皿に取り出す。 2 同じフライパンに残りのオリーブ油大さじ2を入れ、強めの中火にかける。サルシッチャを入れ、いじらずに、色づくまで2〜4分焼く。上下を返すようにかき混ぜ、サルシッチャに火が通るまでさらに2〜4分焼く。 3 グリーンピース、マスタード、水1/2カップを加え、底にこびり
米国の経済専門チャンネルCNBCが毎年選出する、注目すべき未上場の新興企業を集めた「破壊的企業50(Disruptor 50)」。業界の常識を塗り替える“破壊者”として取り上げられた企業は、どんなビジネスを手掛けているのか。この連載では選出された企業の事業内容や革新的な点を紹介していく。 広大な土地に豊かな水資源を必要とする農業。大地から栽培された野菜は美味しく、産地にこだわった野菜は人気だ。一方で、これまでの農業は天候に左右されやすく、多くの水資源や肥料を使わなくてはならない。そういったこれまでの農業の形を大きく変えようとしているのが、バワリーだ。 都市の高層ビルのなかで野菜や果物を生産するバワリーは、水耕栽培などの装置を垂直方向に積み重ねて野菜や果物などを生産する「垂直農業」をおこない、LEDライトとロボット、マシーンラーニング技術を使ってより効率的に農作物を育てている。気温が管理され
東京都が費用の助成を開始するなど、国内外で注目を集める「卵子凍結」。一般的に年齢とともに卵子は老化するが、若い頃に卵子を冷凍保管すれば、妊娠したいタイミングで卵子を融解して体外受精に使えるというものだ。英紙の記者が、1年間にわたって卵子凍結をしてみた体験談を記録した。 注射が毎日の儀式に オスロ空港の奥まった片隅にあるトイレの個室。扉の向こうでは、乗客たちがせわしなく行き交う足音が響いている。薄暗いなか、私は白い粉の入った6本の小瓶の上に身をかがめ、手探りで注射針と注射器を探り当てた。 注射器でごく少量の生理食塩水を吸い上げ、それを各瓶に順番に注入していく。粉と混ざった液体は白く濁り、やがて透明に変わる。私は注射器から最後の気泡を弾き出してから、Tシャツをまくり上げ、下腹部に注射針を刺した。 「ロンドン・ヒースロー行きの最終のご搭乗案内でございます」と、頭上でアナウンスが流れた。 普段はロ
「革命」を促すエヌビディア 「1920年代には、水がジェネレーターに入り、直流電力が作られていました。いまは電子がジェネレーターに入ると、知性が出てきます」 エヌビディアの最高経営責任者(CEO)であるジェンスン・フアンはそう語る。シリコンバレーの本社を訪れた筆者の目の前には、AIを支えるエンジンとなる「エヌビディア DGX H100」が置かれていた。 この箱型機器には非常に高速のプロセッサや、他の最先端コンポーネントが詰まっている。50万ドル(約7784万円)もするが、新しいAI体験を実現するために大企業やスタートアップ、大学などで使用されるスーパーコンピュータの基礎的な構成要素となっている。 エヌビディアのハードウェアによって動くAIは、かつての電気がそうしたように人々の日常生活を大きく変える。しかし、現在のエヌビディアの影響力はどちらかといえば、充分理解されていない。AI半導体の市場
伝説の投資家ジム・ロジャーズが「読者の質問」に答えます 失われた35年の日本で「投資すべき産業」はありますか?
伝説の投資家ジム・ロジャーズが「読者の質問」に答えます 日経平均株価は5万円、6万円とまだまだ上昇する?
「厳格なイスラム教国」というイメージがあるイランだが、教義で禁止されているアルコールをひそかに楽しむ人は多いという。強権的な政府の下でたくましく暮らす市民の実生活を描いた『イランの地下世界』から、意外に種類豊富な酒類や吞兵衛たちとの飲み会事情を紹介する。 ※ この記事は 『イランの地下世界』からの抜粋を編集したものです。 吞兵衛に国境なし──禁酒国でたしなむ酒の味 イランでは酒は違法であることに変わりはないが、薬物ほど暗いイメージはない。何しろイスラム革命前はイランでも飲酒は合法で、大都市にはバーやキャバレーなどが立ち並ぶ繁華街だって普通にあったのだ。 そうした文化の名残もあって、テヘランのような大都市では、よほど敬虔なムスリムや、体質的にアルコールを受け付けない人を除けば、ほとんどの人が多かれ少なかれ酒をたしなむ。 といっても、酒を販売または提供してくれるような店は当然ないので、こちらも
ヨハン・ノルベリ(50)は根っからの楽観主義者で、その主張を裏付ける論拠を持ち合わせている。古典的自由主義とグローバル化の熱烈な擁護者であるこの歴史学者は、ある意味、心理学者のスティーブン・ピンカーの系譜に連なり、「私たちは最善の世界に生きている」と主張する。 スウェーデン人のノルベリは、多くの人にとってシステムを推進する原動力である「利益の追求」を、「俗悪」なものだと考えている。彼が関心を寄せているのは、もっと「美しい」もの、つまり、より良い世界を創ることなのだ。 米ワシントンにあるシンクタンク「ケイトー研究所」のシニアフェローを務めるノルベリは、『資本主義宣言』(未邦訳)という挑発的なタイトルをつけた新著で、「読者の注意を文化戦争から逸らし、私たちの未来にとって重要な問題へと引き戻す」ことを目指している。スペイン紙「エル・パイス」が彼にインタビューした。 ──あなたは、社会正義の実現に
ヒジャブを適切に着用していないとして逮捕されたイラン人女性、マフサ・アミニが拘留中に急死したのは、2022年のことだ。彼女は当局から暴行を受けた末に命を落としたと見られている。 イランの市民は怒りに湧いた。アミニの死によって引き起こされた、女性の権利とヒジャブ法を巡るデモは、過去最大級の規模となった。治安部隊の弾圧によって500人以上が死亡し、2万2000人以上が拘束されている。 その余波はいまなお続いており、女性の権利のために戦おうとした大勢の人々が裁かれている。
ビジネスはその歴史的使命を終えつつある──独立研究家の山口周は近著『ビジネスの未来』の冒頭でこう書いた。 ビジネスの主たる役割である「物質的不足の解消」は、先進国においてすでに完遂された。だからこそ、「永遠の経済成長」という幻想から抜け出し、利益主義のビジネスが解決してこなかった社会問題に目を向けるべきだと、同書は説いている。 では、ビジネスの次の使命とは? それは「クリティカル(批判的)なビジネスで社会運動を起こすことだ」と、山口は語る。その革命の実践書とも呼べるのが、同氏の新著『クリティカル・ビジネス・パラダイム 社会運動とビジネスの交わるところ』だ。 クリティカル・ビジネスの特徴や既存のビジネスとの相違点、そして、ビジネスパーソンが疑うべき「当たり前」について聞いた──。
リサイクルショップをよく利用する筆者は、あるとき「ピカソ」と書かれた3枚の皿を発見する。オークションに出されたこれらの皿は、果たしていくらで売れたのか? リサイクルショップから数々のお宝を発見してきた筆者が、その秘訣を語る。 新品なんか買えない 私がイタリアで子供時代を送っていた頃、中古品を買うのは決してかっこいいことではなかった。私たち一家は1984年、私が7歳のときにニューヨークに移住し、あまりお金がなかったためによくリサイクルショップを利用した。多くの人は、こうした店が汚くて、臭くて、がらくたでいっぱいだと思っている。でも、私にとっては宝の山なのだ。 2014年に私は結婚し、パートナーと一緒に賃貸アパートの家具を揃えようとしていた。大学に通うために3つの仕事を掛け持ちしていたが、お金のことは常に私を悩ませた。家庭用品店に行くとものすごくストレスが溜まり、店内で泣いたこともある。何もか
この記事は、ベストセラーとなった『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』の著者で、ニューヨーク大学スターン経営大学院の経営学者であるスコット・ギャロウェイによる連載「デジタル経済の先にあるもの」です。月に4回お届けしています。 今週、私は由緒あるTEDの40周年記念イベント「TED 2024」で講演した。バンクーバーのステージで、ル・ポール、ケシャ、そして2人の宇宙物理学者とともに登壇したのだ。 持ち時間は15分だったが、17分使って47枚のスライドを矢継ぎ早に映し出しながら、私の考える「米国が直面する最大の課題」について語った。それは不平等でも気候変動でも中東での戦争でもなく、これらの脅威を結びつける問題、すなわち、「米国の若者に対する戦争」である。いわば「相互確証破壊」の戦いだ。 ある社会の成功度を測るための適切な指標は、「子供たちがどう扱われているか」である。個々の親た
農業分野で世界のトップに立つオランダのワーゲニンゲン大学の学長は「農業をこのままの体制で続けることは不可能」と語ると同時に、すべてを有機農業に移行すればいいわけでもないと主張する。それではどうしたら、持続可能な農業を営むことができるのか。「農業界のスタンフォード大学」の取り組みを、フランス誌が取材した。 「環境や生物多様性を尊重しつつ、世界人口に対応する食糧を確保することは可能です」 すがすがしいほどに楽観的な意見だが、ワーゲニンゲン大学の学長ショーケ・ヘイモヴァーラの言葉なのだから、重みがある。ワーゲニンゲンはアムステルダムから南東に90キロのところにある小さな自治体だ。同大学は、あらゆる世界ランクのトップに君臨する農業界の権威として、この分野のスタンフォードとも謳われる。 オランダ政府の「シンクタンク」とも目され、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)からも諮問を受けているうえ、充実
破壊されたラファ東部から避難する市民 Photo: Ashraf Amra / Anadolu / Getty Images ついに動いたバイデン 2023年10月のハマスによる攻撃から、最大の味方としてイスラエルを支援してきた米国。しかし、ガザ地区の多数の民間人や支援従事者がイスラエル軍によって殺害され、国内外からの圧力が高まるなか、ジョー・バイデン大統領の態度は次第に硬化している。 5月8日にはついに、米メディア「CNN」のインタビューにおいてバイデンは、米国の供与した爆弾がガザの民間人に対して使用されたことを認め、イスラエルがガザ地区南部のラファへの大規模な侵攻をおこなう場合、一部の武器供与を停止すると表明した。対象は「ラファへの対応で過去に使用されてきた武器」であり、イスラエルの防衛の根幹に関わる武器は引き続き供与するという。 この「警告」に対してイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ
クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 金属商社を経営する中国出身のハヤシ・トモさん(45)は昨年、東京に移住した。すぐさま日本名を名乗り、湾岸エリアの高級マンションを約1億円で購入した。3月には家族を呼び寄せ、息子2人は日本の小学校に通い始めた。 ハヤシさんは東京の高級不動産ブームをけん引し、この都市のあり方を変えつつある多くの裕福な中国人の一人だ。 不動産業者や中国人富裕層の国外脱出の動向を注視する人々によると、中国の専制主義的な政治体制への不満──新型コロナウイルス規制による唐突なロックダウン(都市封鎖)の最中に高まり、その後も膨らむ一方だ──が国外流出に拍車をかけている。中国の景気減速と株式市場の不振も中国を出る動機になっているという。 ハヤシさんは東京への移住は大変だ
最新のニュースに登場した時事英語を紹介するこのコーナーでは、世界のニュースに出てくるキーワードを学ぶと同時に、ビジネスの場や日常会話のなかでも役立つ単語やフレーズを取り上げていきます。1日1フレーズずつクイズ感覚で学び、英語に触れる習慣をつくっていきましょう。語彙力の向上には、日々の積み重ねが大事です。 今日の時事英語 2024年5月9日(木)の英「ガーディアン」紙に次の見出しがありました。 US will stop supplying some weapons to Israel if it invades Rafah, Biden warns
2023年10月7日の奇襲攻撃に始まった、パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエルとの紛争。イスラエル、ハイファ大学社会科学部コミュニケーション学の名誉教授で、マスメディアと政治キャンペーン、サイバーテロリズムなどを専門にするガブリエル・ワイマンは、ハマスによる「心理戦略」は10月7日以前から綿密に練られていたという。仏誌「レクスプレス」が詳しく聞いた。 「戦争の分析」には通常、民間の犠牲者数や物理的被害、軍事的損失といった尺度が用いられる。しかし、『サイバー空間におけるテロリズム』(未邦訳)の著者で、コミュニケーション学の教鞭をとるハイファ大学名誉教授ガブリエル・ワイマンは、ガザでの戦争における「心理戦」という側面に注目する。 ワイマンは、社会心理学者である娘のダナ・ワイマン・サックスとの共著論文「ガザでの戦争におけるハマスの心理戦への対抗」において、イスラエル社会に心理面から打撃を与
ロシアとウクライナの戦局は、どちらの側にも立たない中国からはどう読めるのか? 中露関係が専門の北京大学教授・馮玉軍(フェン・ユジュン)が、英誌「エコノミスト」で明快な主張を展開し、国際的に話題になった論考を全訳でお届けする。 ロシアとウクライナの戦争は、両国にとって悲惨なものとなっている。どちらかが圧倒的に有利なわけでもなく、それぞれの政治的な立場も完全に反目しており、この戦いがすぐに終わるとは考えにくい。 だが、明白なことがひとつある。この戦争は、冷戦後の転換点であり、世界的に重大で、永続する影響をもたらすだろうということだ。 4つのおもな要因がこの戦局に作用するだろう。 その第一は、ウクライナ人たちが示した抵抗と挙国一致の度合いであり、これはいままでのところ並外れている。 第二は、ウクライナに対する国際的な支援だ。最近は同国の期待に応えられていないものの、その支援はなお広範なものだ。
トランペット、ピアノ、ターンテーブル、ゲーム機、テレビ、本、画材……これらはすべてアップルの新製品「iPad Pro」のプロモーション動画で破壊されるものだ。 巨大なプレス機であらゆるものを圧縮粉砕して消滅させたところで、「最薄」とうたう新iPadが登場するというわけ。 「クラッシュ!」と題されたこの動画、公開直後から日本で炎上しているが、世界的にも不評を買っているようだ。動画を発表したティム・クックCEOのXの投稿には、批判的なコメントが連なっている。 Meet the new iPad Pro: the thinnest product we’ve ever created, the most advanced display we’ve ever produced, with the incredible power of the M4 chip. Just imagine all
アイジャはそれまでもたくさんのイマジナリーフレンドを作ってきたが、彼女が2歳になる頃に現れた「ニナ」は、他とは明らかに違っていた。 アイジャによるニナの説明はつねに一貫していた。アイジャいわく、ニナは悪い人たちが自分を捕まえにくること、そして食糧が足りなくなることを恐れているという。ときにはアイジャ自身がニナとして話すこともあった。 母親のマリーがフードプロセッサーを使っていたときのことだ。アイジャはその音に怯え、「戦車をここから出して!」と叫んだ。なぜ娘が「戦車」という単語を知っているのか、マリーは不思議に思った。 またあるときには、アイジャはこう言った。「ニナの腕には数字が書かれていて、それがニナを悲しくさせるの」。そしてその数字が書かれていたと思われる場所を指差しながら、「ニナは家族が恋しいの。ニナは家族と引き離されちゃったのよ」と言った。 ホロコーストのことなど何も知らないはずの娘
念願の旅で「犯した失敗」 旅行予約サービスを提供する「エクスペディア」が発表した2023年のトレンドは「No Normal(ノー・ノーマル)」だった。コロナ禍の制約が解かれ、2023年に海外に渡航した日本人の数は962万人に上った。実に2022年の3倍以上だ。 特に若い世代では、仕事を離れ、世界を旅しながら知見を広げたいと夢みる人も多いだろう。しかし、どれだけ時間とお金をかけてもそんな楽しい旅が「不幸で燃え尽きを招く」ものになることもある。そう警告するのが米メディア「CNBC」の記者だったヘレン・ザオだ。 ザオは「仕事を超えた幸せを見つける」ために、サバティカル休暇を取り、約500万円をかけて18ヵ月のあいだ世界を旅したという。最初の数ヵ月は楽しかったものの、待っていたのは「燃え尽きと不幸な感覚」だったと彼女は記事で綴っている。 「旅のスリルはすぐに冷めてしまった」とザオは書く。 「日本を
イスラエルによるガザへの攻撃に抗議するデモを米国中の学生たちが展開した結果、約2000人が拘束される事態にまで発展した。いまではヨーロッパでも同様の抗議活動が広まっている。 イスラエルと緊密な関係を築いてきた米国だが、若い世代はイスラエルに対し、これまでの米国人とは違った感情を抱いているようだ。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」が、この問題の背景についてまとめている。 次世代は別の道を選ぶのか 76年前、ユダヤ人によってイスラエルが建国されて以来、同国と米国の関係はほぼずっと緊密であり続けてきた。 イスラエルは米国の資金、武器、外交や防衛を頼りながら存続・繁栄している。米国のこうしたイスラエルを支援する姿勢は、超党派の議会や政治家、多くの有権者から支持されており、最近までは揺るぎないものだった。 ホロコースト生存者の避難所として形成されたイスラエルは、しばしば犠牲者とされてきた。そして国際的に
死者をデジタルで再現することが現実のものとなりつつあり、早急に規制が必要だと人工知能(AI)の倫理学者らが警告している。そうした「デッドボット」がその作り手や利用者に心理的な害をおよぼし、「取り憑く」場合さえありうるというのだ。 英ケンブリッジ大学の研究者らによれば、そうしたサービスは技術的にはすでに作れるし、法的にも許されるものだという。たとえば、その利用者は亡くなった親戚とのやりとりをアップロードして、チャットボットの形で「おばあちゃんをよみがえらせる」ことができる。 そうしたサービスは、わが子に自分の死後にも交流できるものを残したいという末期患者や、自分の全人生を目録にしてインタラクティブな遺産を作りたいという健康な人にも売り込めるかもしれない。
起死回生のポイントは、「真のニーズ」を離さなかったこと 「90年代から2000年代初期は『米国で人気』となれば何でも売れる時代でした。G-SHOCKは、その絶頂期においても『真のニーズ』から離れなかった。『タフさ』というコアを持ち続けていたことが、低迷からの脱却とその後のブランド育成に繋がったと考えられます」 そう分析するのは、ニッセイ基礎研究所で若者向けマーケティングを専門とする廣瀨涼研究員だ。 1983年の発売以来、これまで4500を超えるモデルが発売された。審美性ありきで設計されたかのような洗練されたモデルでさえ、タフさという根幹から離れたことはないと上間は断言する。
名車「Golf」で栄えた街が一転… 「多くの人々が驚きました」と、フォルクスワーゲンの工場に25年以上も勤務するマイケル・フックスは振り返る。誰もが「いったい何が起こるんだ?」と思っていたと、フックスは語る。 フォルクスワーゲンは、人気モデルの「Golf」の製造を停止し、6種類のEVモデルを製造すべく、工場をリフォームした。工場の出口は高速道路「アウトバーン」に直結している。新工場では1分間に1台の車を製造でき、それを列車で出荷する。 当時、大工場がガソリン自動車からEVに完全移行するのは珍しかったため、ツウィッカウは自動車業界にとって重要な参考事例となった。 ガソリン自動車に比べ、EVのパーツはきわめて少ない。ラジエーターもいらなければ、排気用パイプもいらない。ファンベルトもいらないし、複雑なギアボックスもいらない。その結果、工場の労働者を削減することになり、世界的に失業率が激増するので
予想外に少なかったEV移行のダメージ ツウィッカウ当局や、地域のビジネスリーダーたちによれば、少なくとも現時点では、ツウィッカウ工場の電気自動車への移行によって、地域経済がダメージを受けることは驚くほど少なかったそうだ。 サプライヤーグループAMZ Saxonyによると、電気自動車の部品づくりを担う労働者の需要が高まったことで、ガソリン自動車の部品づくりを解雇されてしまった人々に就職のチャンスがめぐってきたという。 「全体として、ダメージはそこまでありませんでした」と、AMZのCEOダーク・ヴォーゲルは指摘する。
Text by Pathom Sangwongwanich, Zheng Li, Nguyen Dieu Tu Uyen, Quynh Nguyen, Lisa Du, David Scanlan, Tao Zhang 風水の専門家によると、バンコクのプラチャラットバンペン通りの中央部はドラゴンの腹に似ている。それは縁起の良い土地であることを意味する。ここに住んだり、事業を営んだりすれば、繁栄する可能性が高いという。 そのため、コロナ禍のさなか、中国人起業家が大挙して押し寄せ、不動産が熱い注目を浴びた。地元の人々にとっては、一階に商業スペースのある自宅を売ったり貸したりする一世一代のチャンスだった。 長年ここに住むチャナフォン・リッタヤマイ(52)は、隣人の家が1500万バーツ(約6200万円)で落札されるのを目にした。チャナフォンは自分の店を買い取りたいという複数の申し入れを断った。「こ
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