ちーっす。すっかりブログの更新頻度が落ちてしまった。僕にとって文章を書くことは日常の一部ではないな、と思う。基本的に気分が乗った時しか書かないし書けない。この数年、電子書籍やウェブ小説で作品を発表する人たちとの交流が増えた。彼らは毎日書いてる。「書かないと死んでしまう」とか言う人もいる。こういう感覚ってわからない。でも彼らがそう言うんだからそうなんだろう。 人はなぜ文章を書くのか? そんな切り口で電子書籍の書き手たちのインタビューや対談を収録した本が今年の六月に刊行された。書名を『もの書く人々』という。辺見庸の『もの食う人々』へのオマージュなのだろう。どういうわけか僕のインタビューも載っている。「俺、必要なくない?」と、オファーがあった時に編集の根木珠さんに僕は言ったのだが、結局彼女の熱意に負けて引き受けてしまった。果たして彼女の期待に応えられたのかよくわからない。倉下忠憲さんは、この本が