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「CEOに身代金を要求したい」 こんにちは、PSIRTマネージャのただただし(tdtds)です。この記事はfreee Developers Advent Calendar 2021 18日目です。 freeeにjoinしてから早くも14ヶ月がすぎました。freeeでは毎年10月に全社障害訓練をしていて、昨年は入社したてで右も左もわからないままAWS上の本番環境(のレプリカ)に侵入してDBをぶっ壊す役目をさせられたのも良い思い出です*1。 で、上の「CEOに身代金を要求したい」という物騒な相談は、今年の訓練計画の話です。話を持ち掛けてきたのはCIOの土佐。昨年は主要サービスが落ちて、開発チームが対応にあたる中、ビジネスサイドも顧客対応などで訓練参加しましたが、今年はさらに、経営サイドまで巻き込もうというゴール設定がされたわけですね。腕が鳴ります。 ゴールは「CEOに4BTCを要求する」 ゴー
こんにちは、freee Developers Advent Calendar 2021、19日目のid:shallow1729です。昨日はtdtdsさんで【マジで】サイバー演習シナリオの作り方【怖い】でした!障害訓練後に攻撃方法を解説された時はリアリティの高さに驚きました。 僕はMySQLを使っていて発生した不思議な挙動の調査の話をしようと思います。 今回問題となったクエリ 今回話題にするクエリは以下のようなシンプルなものです。 SELECT * FROM hoge WHERE id IN (...) MySQLのパラメーター次第ですが、デフォルトの設定だとこのIN句の中の値の数が数万になると適切なインデックスが用意されていてもフルスキャンが発生する事がありました。このクエリがテーブルのほとんどのレコードを網羅するような場合や高速でレコードを大量にinsertして統計情報が追いつかないケー
freeeの関西支社でエンジニアをやっている mass です。 freeeでは、今週よりすべての従業員が原則在宅勤務となりました。 僕は、普段は愛媛県今治市の大三島という島からフルリモートをしています。 前職からリモートワークをしているので、リモートワーク歴はかれこれ5年。 ということで、僕が普段意識しているリモートワークのノウハウを共有します。 しまなみ海道のど真ん中、大三島よりリモートワーク 環境をまず整える 集中できる環境を 自宅で作業するにあたって重要なのは、いかに集中できる環境を準備できるかだと思います。 テレビやベット等の誘惑とは距離を置き、家族がいる方はなるべく一人になれる場所で作業をすることをおすすめします。また、家族には仕事中は話かけない、家の用事を入れないなど、最大限集中できるように理解を求め、協力してもらうことも大事です。 リモート会議の準備 リモートワークをしている
こんにちは、SREの id:foostan です。 この記事はfreee Developers Advent Calendar 2018の17日目です。 昨年に引き続きキーボードネタでお送りします。 なお昨年の記事はこちらになります。 developers.freee.co.jp 今年は自作キーボード特集! 皆さんは自作キーボードをご存知でしょうか。 今年は巷では自作キーボード元年と比喩されるほど、国内で「キーボードを自分で作る」ことが流行った年になりました。 キーボードを作る?と思った方に簡単に説明すると、キーボードというものは キースイッチ キーキャップ ケース 基板(PCB) その他電子部品 で構成されていて、自作キーボードとはその名の通り、これらのパーツを買い揃えて組み立てたものです。一見難しそうに思えますが、これらのパーツは「自作キーボードキット」という形ですべて(もしくは主要な
こんにちは、エンジニアの id:foostan です。 本記事は freee Developers Advent Calendar 2017 15日目です。 皆さんは普段どのようなキーボードを使っていますか? 大事な仕事道具なのでこだわって使っている方が多いのではないでしょうか。 今回freeeのエンジニアがどのようなキーボードを使っているか調査しましたのでご紹介します。 なおテンションが上がってインタビューし過ぎたので記事が長くなりました。ご了承下さい。 キーボード利用割合の調査結果 まずはどのようなキーボードを使っているか調査しその割合を調べました。 MacBookのキーボードをそのまま使っている方が一番多い[*1]ですが、それ以外だとHHKB Professional2を使っている方が圧倒的に多かったです。次点でMajestouch MINILA、REALFORCEとなります。 キー
こんにちは、freee会計のプロダクトマネージャー(以下PM)をしております、gokiです。 皆さん、「ドメイン知識」という言葉、聞いたことありますか? ドメイン知識(英: Domain knowledge)または領域知識は、はっきり限定された、ある専門分野に特化した分野の知識であり、一般知識またはドメイン独立の知識と対比される。 ドメイン知識 - Wikipedia freee会計での開発現場で例示すると「確定申告のプロダクトを作るには、開発技術だけでなくそもそも確定申告業務の理解というドメイン知識が必要だよね」みたいな使われ方をします。 freeeはスモールビジネスの皆さんのバックオフィス業務を改善するプロダクトを作っているので、このドメイン知識が開発においても必要な場面が多いです。 そこで、今回はドメイン知識が必要な開発をどのように進めるか、というコツをPM目線でご紹介しようと思いま
はじめまして、freee FastestCustomerSupportチームに所属しています、浅越(あさこし)です。社内ではこっしー/kossyと呼ばれています。特技は身長です。 この記事は freee Developers Advent Calendar の16日目です。 突然ですが、会計freeeではプロダクト内で自動応答システム、いわゆるChatbotなサポートを提供しており、ユーザーの皆様からのお問合せに24時間回答ができるようにしています。 2017年1月に公開してから約1年になり、チャットサポートにお問い合わせいただく数と比較して4割近くの対応が完結できている計算になっています。 freeeのカスタマーサポートチームはユーザー皆様の対応以外にもいろんな分野の業務を担えるように日々取り組んでおり、その一環でこちらの導入や運用も担当をしてきました。今日はその経緯やこれまで感じたとこ
こんにちは!PSIRT(Product Security Incident Response Team)で仕事をしている21卒エンジニアのMBです。 freee Developers Advent Calendar2022 11日目です。 既にPSIRTメンバーが2人も記事を出していますが、私はPSIRTの仕事とは関係ないお話を書きます。 タイトルでネタバレを食らっていますが、仕事で使うアバターをゼロから自作していこうという記事です。 私は普段のお仕事でもアバターを使っており、青いアバターの人と認識されていることが多いです。 普段のアバター アバターでお仕事をするメリットとして個人的に感じているものはいくつかあります。 社内で認知度が上がるのでお仕事のお願いをしやすくなる メイクをする時間が浮く ミーティング中にかわいいアバターがいると仕事のモチベーションが上がる(当社比) 「僕と契約して
この記事は freee Developers Advent Calendar の17日目です。 自己紹介 freee 株式会社で、PM(Product Manager)をやっているfuji_tipです。 freeeに入ってから4年で、マーケティング/事業開発 —> データ分析 —> 事業戦略 —> PM という変遷で、社内ジョブホッパーです。フルスタック社員と自称しています。 趣味は飲酒です。 PMってなにやってるの 社内外から、PMって何やってるかわからない、どういう能力があればPMになれるのかわからないなどの声をもらうことが多いので、具体的な案件のリリースまでのプロセスを振り返りながら、PMの仕事について理解いただければと思います。 ある機能を作る!とか既存の機能改善をする!となったときの大体の流れを簡単に下記の通り説明します。 課題選定・ゴール設定 それが本当に課題なのか?課題だとし
こんにちは。freee 共同創業者 CTO の横路です。 freeeは現在、「スモールビジネスに携わるすべての人が創造的な活動にフォーカスできるよう」というミッションのもと、テクノロジーによる中小ビジネスのバックオフィス効率化とデータドリブンな経営意思決定支援を実現すべく、スモールビジネスAIラボチームを立ち上げて活動しています。 その中で、サービス・プロダクトづくりをリードし顧客に価値を届けてきたソフトウェアエンジニアこそ機械学習を学び、顧客の課題解決のいちオプションとして身につけはじめるべきだという実感を得たので、エンジニアリング対象としての機械学習について紹介します。 サービスをつくるエンジニアが機械学習を学ぶべき3つの理由 サービス開発で顧客に価値を届けるソフトウェアエンジニアこそが機械学習を学ぶべきだと思う理由は、以下の3つです。 サービスが対象としているトピックについて 深いド
こんにちは、Software Engineer in Qualityチーム(通称SEQチーム)の @teyamagu です。 私たちのチームは普段自動/手動テストの基盤開発や開発フィードバックサイクルの高速化に向けた開発をおこなっています。 その一環で、先日、社内でfreeeの自動テストシステム全体像を共有したのですが、この辺りのことを社外の友人達と話したところ、自動テストの具体的な構成や普段の運用など事例が少なく、どんなことをやっているのかイメージしにくいとの話を伺ったので、社内向け原稿をちょっと手直しして、おすそ分けと言うことで、ここで紹介します。 特に変わったことをおこなっているわけではありませんが、自動テストの関係性の理解に参考になれば幸いです。 基本的な考え方 自動テストが既存のデプロイ・リリースのブロッカーではなく、開発のフィードバックを加速させるために、自動テストそのものが高
会計チームで債権周りの開発をしている hachi (@hachiblog)です。会計チームが開発している freee 会計は freee の中で一番歴史が長いプロダクトです。加えて会計というドメインは複雑かつバグを生むと顧客の業務を大きく阻害するという点で一度作ったものを変更しづらいという特徴があります。 そのような環境で今回、債権のチームでは freee会計の初期からある「自動で経理」という機能の一部リファクタリングを行いました。リファクタリングのしづらい環境下でうまくリファクタリングをすすめるための tips は多くの人に役立つのではと思い、このエントリを書くに至りました。 今回「自動で経理」でリファクタリングしたときに事前に以下のことを行いました。 課題の発見 課題の具体化 設計とスケジュール見積もり テストコード実装 それぞれについて今回意識したことを書いていきます。 課題の発見
こんにちは、 freeeでデザインシステムを作っていたりアクセシビリティーのいろいろをやっていたりする id:ymrl です。 freeeではfreeeアクセシビリティー・ガイドラインを策定して、誰でも使えるアクセシブルな製品開発ができるよう取り組んでいます。これまでも、開発者(エンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナー)向けには実習を含むアクセシビリティー研修を行ってきました。 そしてこのたび10月から 対象を全新入社員向けに拡大 してアクセシビリティー研修を行うようになり、あわせて開発者向けの研修も内容を整理したので、今回はその紹介をします。 なぜ全員に研修をするのか これまでのアクセシビリティーの取り組みは、プロダクト開発を中心に進めてきました。「だれもが自由に経営できる統合型経営プラットフォーム」をビジョンに掲げている以上、まずは提供しているSaaSが誰でも使えるものになってい
この記事は freee Developers Advent Calendar 2022 の3日目です。 このドキュメントはなにかの答えをあたえるというより、アジャイルやスクラムを有効化させる上での障害はこれであるということを検討するためのドキュメントです。壁はすべての環境で発生するわけではないですが、そういう壁があるということを認識することで、転ばぬ先の杖となるような文章になることを目指しています。そして、その解決方法は示さず「意図的に不完全」にしています。これを読んで「なぜ意図的に不完全にしているのか」を味わっていただければと思います。(あるいは、私自身のエクスキューズかは読んでる皆様にその判断を委ねます) 前提: アジャイル開発とは アジャイルソフトウェア開発(以後、アジャイル開発)はアジャイルソフトウェア開発宣言で示されている価値の実現を目的とした開発手法です。宣言では4つの項目でそ
freee 会計でエンジニアをやっている jaxx です。アドベントカレンダーも終盤ですね。freee Developers Advent Calendar 2022 の 20 日目の記事となります。 今回の記事では freee 会計に関わる人達のこだわりのリモート環境や、オフィス環境について共有していきたいと思います。 ガジェットは資産!な環境(jaxx) このエントリーを企画した jaxx です。デスクはスタンディングデスクに IKEA で買ってきた天板をつけています。子どもがいて比較的賑やかな環境で仕事しているのでダイナミックマイクを使っています。 気に入っているところ、こだわりポイント 自作 PC、自作キーボードが趣味です。自作キーボードは季節が変わると作りたくなってしまうので、去年いくつか整理して棚に飾ってます。 個人的にマウスは大きくて軽いやつが好きなので長いこと有線マウスを手
こんにちは、freee会計でワークフロー機能の開発をしている @mitubaEX です。 先日 freee会計のパフォーマンスチューニングに取り組みました。本記事では、調査の流れ、改善の事例を紹介します。 問題発覚までの流れ freee では自社の経理業務に freee会計を利用しており、その中でも経費精算の機能はほぼすべての従業員が利用しています。そのため日々多くのフィードバックをもらえます。そのフィードバックの1つで、「経費精算の一覧を開くのが遅い」という報告をもらいました。幸い表示件数を指定できるので調整すれば遅くはならないのですが、一覧性が下がってしまうため有用な解決策ではありません。 そこでワークフローを開発しているチームで、このパフォーマンスイシューの調査を始めました。 調査する まず事前調査として Datadog*1 で一覧画面を表示するリクエストの処理を確認しました。 一覧
フリー株式会社 PSIRT 多田正 Abstract フリー株式会社(東京都品川区,以下「freee社」)およびその関連会社,一部の提携先企業でのみ観察される症例が報告されている.著者はエスノグラフィー目的で当社に潜入し,2年間の観察をもってその固有性と症状をまとめた*1.本論文では特にソフトウェアエンジニアのみに見られる症状と,一定の条件下で寛解にいたる手法について報告する. Introduction freee社内において,本来「free」と記すべき文書等に「freee」と誤入力してしまう症例が数多く報告されている.入社後,比較的短期間で発症し,しかしながら人から人への感染性は認められず,退職後は徐々に症状が現れなくなるなど,freee社に特有の風土病として認識されている.症例そのものは当社が「freee」へ改名した2013年から報告されているものの*2,きわめて狭い地域内での発症であ
youtu.be こんにちは。freee 基盤チーム Advent Calendar 2023 12/6の記事は、PSIRTのWaTTsonがお届けします。セキュリティの仕事をやっている新卒2年目です。 freeeでは会計や人事労務といった領域のプロダクトを提供していて、顧客となる企業の財務情報や給与情報のような、非常に機微な情報を扱うことがあります。このため、情報セキュリティには特に気をつけて対策をとる必要があります。 freeeのセキュリティに関する施策方針については、セキュリティホワイトペーパーにまとめて公開しています。この中で、データの取り扱いについては「セキュリティレベル」を定めてそれに応じた保護策をとる旨が記載されています。 データの取り扱いとセキュリティレベル プロダクトを作る際、機微な情報は適当に定めた信頼境界から外に出さないように運用して、情報漏洩などの被害が起きないよう
はじめに こんにちは、freee株式会社でCDO(最高開発責任者)をしている平栗です。 2018年10月31日に、freeeで起こしてしまったシステム障害について、その原因と対策、障害からの学びについて共有したいと思います。 この記事はfreee Developers Advent Calendarの22日目になります。 おわび まず、約2時間半にわたりfreeeの全サービスを停止し、皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを、改めてお詫び申し上げます。 今回の障害を大きな学びと成長の機会とし、今後の再発防止と業務改善に取り組んでまいります。 障害の経緯 2018年10月31日12時34分~15時00分の2時間26分の間、freeeの全サービスを一時停止し、すべてのサービスがご利用できなくなりました。 以下、復旧までの経緯です。 11時24分 特定の機能が利用できなくなっていると、社内から
こんにちは、DevBrandingのellyです。 先日、こちらの記事でfreeeの開発メンバーがどのようなキーボード・マウスを使っているのかをご紹介しました。そのアンケートの中で、キーボードやマウスの他にも、椅子や机、音響、カメラ等の作業ツールへのこだわりやライフスタイルの変化についても回答してくれた人も多くいました。 今回はその中から特に気になる5人のエンジニア・デザイナーに、書斎を持つことが夢なichienさんと一緒にインタビューしてきました! kenoji tomoz toofu harutan manabusakai kenoji ―kenojiさんはfreeeでも随一のガジェットマスターらしいですね。キーボードは何を使ってますか? キーボードはTEX Shinobi(TTC Gold Pink スイッチ)かHHKB(全キー35gへ押下圧軽量化&グリス塗布済み)をよく使っています
エンジニアの大橋 @_tohashi です。会計freeeで確定申告や記帳機能などの開発を担当しています。 Webに限らず、日本向けのアプリケーションにおける特有の要素として和暦があります。プロダクトによっては最初から和暦を扱わずに西暦に統一してしまうという手もありますが、弊社のプロダクトのように会計や労務管理に関わるものの場合、決算書上の表記など和暦が必要とされる場面は多々あるため避けて通ることはできません。本記事ではUIや実装における和暦の扱いについてご紹介したいと思います。 和暦の範囲 そもそも「和暦」とはどこからどこまでの期間を指すのでしょうか。Wikipediaによれば 和暦(われき)は、元号とそれに続く年数によって年を表現する、日本独自の紀年法である。邦暦(ほうれき)とも。また「和暦」は、西暦に対する表現としても使用されることが多い。 この手法自体は東アジアで広く行われてきたが
freee人事労務の品質改善を専任で活動している keik です。 freeeではアプリケーションパフォーマンスモニタリング(APM)に Datadog を利用しています。 SRE チームが導入し、アプリケーション開発チームに利用提供する形で運用されています。 導入のきっかけについては以下の記事でも触れられています。 developers.freee.co.jp Datadog APM の画面は多機能かつ柔軟で、例えばウェブサーバーが受けたリクエスト処理の内訳を視覚的にドリルダウンできたり、リクエストや SQL クエリごとのレイテンシやエラー率を計測してダッシュボード化してくれたり、また全画面で共通的に「タグ」や日時を用いたフィルタリングができたりします。直感的なだけなく、見た目もオシャレで、適当に眺めているだけでもワクワクします。 しかし、私達は「ここに映っているもの」が何なのか、正直分
いよいよfreeeの開発チームブログが始まりました。初回を任されましたエンジニアの米川(@yonekawa)です。 記念すべき最初の記事ということで何を書こうかと考えたのですが、開設つながりで会社設立 freeeの話をしようと思います。 会社設立 freeeは「会社設立に必要な書類が5分で作成可能」なサービスで、リリースされてから現在までに3,000社以上の企業がこのサービスを利用して法人登記されています*1 順調に成長していると言える会社設立 freeeは、1年半ほど前にPM・ビジネス・UX・エンジニアの4人のチームで開発されました。 エンジニアは僕だけで、rails new してからリリースに至るまでの全てのコードを1人で書いていました。 そんな限られたリソースの中でプロジェクトを成功させるために、当時の僕たちが大事にした3つのプラクティスについて紹介します。これらのプラクティスは現在
エンジニアの id:t930 です。 freee Developers Advent Calendar 2017 19日目いきます。 React はその名前を聞くようになってから3年以上が経過し、Webアプリケーション開発の文脈においてはもはや枯れた技術と言えるでしょう。会計freeeでも2015年ごろに Backbone.js から React へのリプレースを行い、現在では Reactコンポーネントだけでも900近いファイルが存在しています。当然このような規模でやっているとリファクタリングも必要になってくるわけで、本記事ではそんな中で得られたReactコンポーネントにおけるリファクタリングの指針について紹介していきます。1 適切な単位に分割する React に限った話ではないですが、巨大で見通しの悪いコンポーネントはメンテナビリティや再利用性の低下を招きます。表示領域、責務、意味付けに
こんにちは、freee会計でエンジニアをしている @sakakibara-setu です。 普段は債権債務に関する機能を担当するチームに所属して開発を行っていますが、この度freee会計のRailsアップデートを担当することになりました。 実はfreee会計は、先日2021年12月にRails 5系からRails 6系へとメジャーアップデートされました。 ありがたいことにこのメジャーアップデートによる問題は一件も発生しなかったため、皆様には特にお変わりなくご利用いただけたかと思います。 その上で社内の開発環境においては様々な恩恵を得ることができたので、結果は成功と言っていいと思います。 しかしながら、その道のりはお世辞にもうまくいったことばかりではなく、反省すべきことも多々ありました。 アップデート作業には壁とも言えるような問題がいくつもありましたが、それはfreee会計が8年以上開発され
こんにちは、エンジニアの野口(@joe_re)です。 freeeでは会計の法人向けの機能開発を主に担当しています。 この度Electronの入門書を執筆しましたのでご紹介させていただきます。 Electronを用いたアプリケーションでは、CafePitchというMarkdownで書けるプレゼンテーションツールを個人で作っています。まだまだ発展途上ですが、これからも開発していくつもりですので、もし興味がおありの方はお試しください :) (そしてフィードバックをいただけるととてもありがたいです!) 書いた本は「Electronではじめるアプリ開発 ~JavaScript/HTML/CSSでデスクトップアプリを作ろう」です。 Electronではじめるアプリ開発 ~JavaScript/HTML/CSSでデスクトップアプリを作ろう 作者: 野口将人,倉見洋輔出版社/メーカー: 技術評論社発売日:
freeeの開発メンバーが登壇した際の技術発表資料や社内研修資料を掲載しています。freeeのプロダクトや技術、開発組織のチームマネジメントなどの幅広いノウハウやナレッジを公開しています。 2023 2023年9月27日 devcontainer Multi Repository 戦略 2023年9月12日 深いドメインと統合型経営プラットフォームを支えるモジュラモノリスの事例 2023年8月30日 GitHub Copilot 導入時に考えたセキュリティのあれこれ 2023年7月1日 デザイナーの帽子をかぶりながら、チームとの関わり方を考えつづけている話 2023年6月29日 セキュリティ組織のマネジメントとアップデート 2023年5月30日 今後の開発規模拡大、QA人材を爆速で立ち上げる 2023年5月19日 アクセシビリティを意識したプロダクトづくり 2023年5月18日 アク
おはこんばんちは、SREの橋本です。この記事は、freee Developers Advent Calendar 2021の16日め記事となります。 わたしがソフトウェアエンジニアとして仕事をするうえで、コミットログを詳細に記述する習慣づけがあり、この機会にその具体例をあえて共有してみます*1。以降はとくに明示しない限り、組織全体でルールがあるわけではなく、あくまでわたしの一個人の意見である点に注意してください。 モチベーション freeeでは、Webサービスからインフラ基盤およびその監視設定を含めてコードで管理されており、GitHub上でのPull Requestでのレビューを必須としています。わたし自身は社内の立候補制異動制度*2によってWeb開発の現場とSREを行き来してきましたが、どちらもリファクタリングのためにゼロベースでコードを書き直すこともあれば、機能追加やバグフィックスのた
社内ポッドキャストを始めました freeeの加来(kakkunpakkun)です。 突然ですが今年からfreeeの社内でポッドキャストを始めました。 主に開発者向けに作っていて、普段録音をしている会議室の名前から「アナグマ.fm」という名前で社内で配信しています。ついこの間第7回が配信されました。 今回は社内ポッドキャストを始めた理由や、どうやって運営しているかなどを書いていこうと思います。 アナグマ.fmのロゴ。メンバーの奥さんが作ってくれました。作者はアナグマとハクビシンとタヌキの違いに悩み眠れぬ夜を過ごしたそうです なぜ社内ポッドキャストを始めたのか まずは何より楽しそうだったからですが、実際にアクションを起こしたのには他にも理由があります。 freeeは全社でも大きな組織になりましたが、開発組織もかなり大きくなり、一人一人の顔が分からない、誰がなにをやっているのか見えにくいという状
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