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ブックレビュー
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『週刊少年ジャンプ』掲載の 「斉木楠雄のΨ難 第170χ 図書室のΨ難」における 利用者のプライバシーにかかわる描写への対応について 『週刊少年ジャンプ』2015年11月16日号掲載の「斉木楠雄のΨ難 第170χ 図書室のΨ難」において、利用者のプライバシーにかかわる描写がありました。掲載されたマンガでは、本を借りた利用者の名前が記載されている貸出カードが軸となって、ストーリーが展開していきます。貸出カードのこうした取り扱いは、図書館利用者のプライバシー保護という点から問題があります。そこで、学校図書館の現状を理解していただくとともに、学図研の考えを伝えるために、全国委員会の検討を経て以下の文書を作成し、編集者と作者宛てに送付しました。 『週刊少年ジャンプ』2015年11月16日号掲載の 「斉木楠雄のΨ難 第170χ図書室のΨ難」における 利用者のプライバシーにかかわる描写について 私たち
村上春樹氏の高校時代の学校図書館貸出記録が神戸新聞に公表されたことに関する見解 2015 年 10 月 18 日 学校図書館問題研究会 作家の村上春樹氏が母校の兵庫県立神戸高等学校図書館で借りた本の図書カード(本に ついている貸出用のカード)が、10 月 5 日の神戸新聞ネットニュース及び夕刊で公表され ました。 そのカードには、 村上氏のほかにもその本を借りた当時の生徒の学年、 組、 氏名、 貸出日、返却日が記入されており、それらがはっきりと読み取れる状態の画像が掲載され ました。図書館の貸出記録が漏洩・流出することは決してあってはならないことであり、 これは明らかに利用者のプライバシーの侵害です。 たとえば、これが指導要録のように成績や行動記録等が載っているものであったら、果 たして公開されたでしょうか。貸出記録は指導要録と同様の個人情報であり、さらに個人 の思想・信条とつながるセンシ
作家の村上春樹氏が母校の兵庫県立神戸高等学校図書館で借りた本の図書カード(本についている貸出用のカード)が、2015年10月5日の神戸新聞ネットニュース及び夕刊で公表されました。これは、神戸高校図書館の廃棄図書に残っていた図書カードが、カードに氏名が載っている本人の同意なく神戸新聞に提供されたものです。公表されたカードには、村上氏のほかにもその本を借りた当時の生徒の学年、組、氏名、貸出日、返却日が記入されており、それらがはっきりと読み取れる状態の画像が掲載されました。 私たち学校図書館問題研究会は、1985年の結成当時から利用者のプライバシーを守ることの大切さについて議論を重ねてきました。1988年には「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」を確認し、その5つめには「返却後、個人の記録が残らない」とあります。私たちは、今回のできごとが利用者のプライバシー保護の点から問題があると考えます
学校図書館問題研究会(略称・学図研/がくとけん)は、全国の学校図書館に関わる職員や、学校図書館に関心のあるみなさんのための研究団体です。毎月の「ニュース」、年1回の全国大会とその記録集「がくと」などを中心に様々な研究活動や、日々の実践活動を行っています。 学校図書館に関心のあるみなさん、ぜひ一緒に勉強しませんか?
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