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それは中学三年生の秋頃だった。 確か公民の授業で使用していた資料集だったはず。現代のポップカルチャーを扱ったトピックとして、紅白歌合戦にAKB48が初出場したニュースが掲載されていた。48人全員が記者会見のひな壇を埋め尽くした写真は教科書用に小さく載せられていたとはいえ、インパクト充分だったことをよく覚えている。授業自体は話半分に聞きながら、そのページをふと眺めていると、なんとなく目を引いた女性がいた。写真の下段最前列。右から4番目に立っていてショートヘアだった。この時はもちろん彼女の名前も知らないし、顔すらもハッキリとは分からない。家に帰ってふと思い出したかのようにパソコンで検索をかけてみた。Googleで「AKB48」と打ち込んで公式サイトを開く。この時の自分はまだ知る由もない。そのメンバーがAKB48における不動のエースだということを。 www.jiji.com その女性は前田敦子と
実は3月3日〜3月7日まで3泊5日のハワイ旅行に家族で行ってきました。もちろんハワイへ訪れるのは人生で初めて。それはもう何もかもが新鮮で、車が右側通行で走る光景を見ただけ感動を覚えてしまうほどでしたが、とにかく思い出に残る大切な旅になりました。久しぶりのブログ更新にはなるのですが、そんな旅の思い出の記録として振り返ってみたいと思います。ほとんど写真ばかりになりそうですが、よかったら読んでください。 ※※※※※※※ この時期のハワイはだいたい20℃前後の気候で、日中は少し日差しがきつかったですが、吹き抜ける風は涼しく、通り雨で気温も少し下がるため汗ばむことはありませんでした。旅行中は天候にも恵まれて澄み切った青空がめちゃくちゃ綺麗でした。 そういえばハワイは国でいうとアメリカになるので、チップの文化が存在します。事前に調べていたとはいえ、チップを渡す線引きにやっぱり迷いました。ウエイトレスや
2024年を迎えました。 新年あけましておめでとうございます。 実は先日の1月5日をもちまして当ブログは5年目に突入いたしました。 日頃から足を運んで下さる皆さまのお陰で、ここまで続けられています。 あらためて感謝の言葉を述べさせてください。 本当にありがとうございます。 しかし、最近の更新状況はご覧のとおりでして、なんと最後に更新したのが昨年の5月でした。半年以上もブログをサボってしまっているという・・・。本当は更新したかったあれやこれやの感想記事も、今や下書きに眠り続けている始末。非常に反省しております・・・。 それはそれとして、ひとまず気を取り直しつつ、今年最初のブログ記事ですから、昨年の簡単な振り返りと今年の抱負を少し語っていきたいなと思います。よろしければお付き合いください。 ※※※※※※※ 昨年の1月に更新した記事の中で自分はこんなことを語っていました。 2023年の抱負は・・
今年に入ってから趣味の一つとして、ランニングを始めた。 適度な運動を行えば精神面が前向きになりやすいらしいのと、着実に近づく20代の終わりに備えた健康面の一念発起だった。自分の理想としては、毎日運動を行って習慣化したいところだったが、仕事と生活のバランスを考えて、まずは休日に週一回で続けてみることにした。昔話になるのだけれど、学生時代の6年間は部活を陸上に捧げており、なかでも高校では中・長距離走をやっていたので、走る行為そのものに抵抗感が無かったのは幸いだったのかもしれない。 とりあえず走り始めてみると、現在の自分がまともに走れる距離やキープできるタイムが見えてくる。現役時代の肌感覚で走ってみると体力の落ちっぷりに痛い目を見たし、ペース配分の掴み方に戸惑ったりもしたが、端から端を一往復すれば約4キロになる近所の公園をコースに設定。これをベースにランニングを行うことにした。 【2023年の目
※この記事は平成仮面ライダーシリーズで育った特オタが執筆した『シン・仮面ライダー』のネタバレありの感想記事だ。ブラウザの「戻る」ボタンを押すか、右上のウィンドウボタンを閉じて強制排除すれば、元のページに戻る。 ここでしか『シン・仮面ライダー』の感想を記せない。だから書いた。 君が望んでいたからだ。ネタバレありの感想を。 ※※※※※※※※ 昭和ライダーシリーズに触れてこなかった。 幼い頃に「仮面ライダーストロンガー」を一度見て以来、「なんなんだこれは・・・」と困惑したのをよく覚えている。当時リアルタイムに放送されていた平成ライダーシリーズとのギャップに、衝撃を受けたのである。ベタなセリフ回しや敵怪人の絶妙な緩さ、これらも含めて「子供向け番組」の様相を呈しているのが合わなかったらしい。足元を見られているような気がしたのだろう。我ながらめんどくさいガキんちょだったと自覚している。 自分にとっての
shonenjumpplus.com 年始の「ジャンプ+」でこんな読み切り漫画が掲載されていた。友達作りのためにルービックキューブを始めた見栄っ張りの主人公が、キューブパズルの得意な派手めなギャルに教えて貰いながら、嘘を本当にすべく全面揃えるために悪戦苦闘する読み切り漫画だ。目立つために平気で嘘をつく人生を歩んできた主人公が、徐々に心変わりをして一生懸命にキューブへ打ち込んでいく過程は、とても青春を感じる。読み切りなのでこの一作品で完結するし、サクッと読めてしまうので是非おすすめしたい。しかしジャンプラの読み切り漫画は、粒ぞろいだ。 これを読み終えた時に、記憶の扉が少し開いた。 実は一時期、ルービックキューブにハマっていたことがある。主人公と同じように教室でずっとこればかりやっていて、肌身離さず持ち歩いていたのだ。 理由はひとつ。 女子にモテたかったから。 高校生の時だ。陸上部に所属してい
(この感想記事は人生において「スラムダンク」を全く読んだことのない人間が、『THE FIRST SLAM DUNK』を鑑賞した感想です。そんな人間がここにはいるんです。そんなやつがあの映画を観たらどうなるのか。ご注意下さい。) これまでの人生で「スラムダンク」を全く通らずに生きてきた。 いや、敢えて通ってこなかったと言ったほうが良いのかもしれないが、もちろん全く知らなかったわけではない。自分の中にある「スラムダンク」の知識とは・・・ ・バスケットボール部の漫画 ・赤毛の桜木春道が主役らしい("花道"な) ・「君が好きだと叫びたい」のOPが超有名 ・流川というイケメンがいる ・安西先生の名言が結構有名らしい ・でもストーリーを何も知らない ・原作を1ページもめくったことがない ・もちろんアニメも全くの未視聴 以上の通りである。 この話をすると「お前は一体これまで何をしてきたんだ・・・どうすれ
俺、めちゃくちゃ井桁弘恵さんが好きなんですよ。(今更である) このブログでもたびたび記事にしているように、井桁さんの売れっぷりはこの一年で凄まじいものがあります。冠番組の司会、バラエティ番組・ドラマへの出演、雑誌や広告への掲載など、一週間のうちに必ずどこかで井桁さんを見かけていると言っても過言ではないと思います。かくいう自分のHDD機器には「井桁弘恵」でキーワード登録をしているので、自動的に出演した番組はすべて録画済み。Twitterやブログに書いたりはしませんでしたが、それらの番組を見返して「カワイイ……」「アッ、ウツクシ……ウツクシスギル……」と独り言を呟きながらチェックする日々です。 kazurex1215.hatenablog.jp その中で、井桁さんが出演されている”ある番組”が昨年の年末に放映されていました。 「このテープもってないですか?」 www.bs-tvtokyo.c
2022年もついに今日が最後。 納めておきたい記事がある。 『今年イチオシの自ブログ記事をプレゼンするスペースin2022』 いくぜ!2日目!! これが本当のブログ締め括りだ!!!https://t.co/gWfTHjMJVo — かずひろ (@kazurex1215) 2022年12月14日 今年は二日間の開催となったブログ振り返りスペース。二日目も名だたるブロガーの方々にご集結頂きました。一日目にも参加してくださった虎賀れんとさんに副MCを務めて頂き、色々なお話を伺うことが出来ました。そして衝撃のサプライズゲスト登場!一体誰なんだ・・・。 kazurex1215.hatenablog.jp (↑大盛況で終えましたブログ振り返りスペース一日目のレポートはこちら。) 今年もフォーマットは同じで、参加者の方には以下の2点で記事を選んで頂いております。 ①今年いちばん読まれた記事は? ②今年「
2022年も残りわずか。 年を越す前にやっておきたいことがある。 『今年イチオシの自ブログ記事をプレゼンするスペースin2022』 今年は初の2Days開催!! まずは明後日の14日(水)!! ブログで2022年を締め括りましょう!!!!!https://t.co/HbHVBeUnMG — かずひろ (@kazurex1215) 2022年12月12日 昨年の12月に突発的な思いつきで始めたブログ振り返りスペース。Twitterで日頃お世話になっているブロガーの方々を中心にご参加いただき、非常に楽しい思い出を作ることが出来ました。今年はさてどうしようかな・・・と考えていたところ、「是非ともやってほしい!」というありがたい後押しもあったおかげで、「よっしゃやるぞ!!!」と一念発起し開かせて頂きました。 kazurex1215.hatenablog.jp (↑2021年のブログ振り返りスペース
非常に残酷な物語だった。 胸に残ったのは、重く苦しい感覚である。 10月28日の0時よりアマプラで全話一挙配信された『仮面ライダーBLACK SUN』。主人公の二人である南光太郎を西島秀俊、秋月信彦を中村倫也が演じ、そのメガホンを取るのが「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」を世に放った白石和彌。日本のエンタメ界を率いる俳優とクリエイターが、仮面ライダーを作るという初報を聞いた時にどれほど耳を疑っただろうか。なんなら、今でもまだちょっと信じられないぐらい。 東映の座組とは違った外部のクリエイターやアクターを呼ぶことで、配信限定の強みを活かした表現の限界に挑戦し、映像も内容もより"過激"な作品として、全く新しい仮面ライダーが生まれることが期待された本作。半世紀に渡って続いたシリーズの記念作を冠するには、これ以上にない豪華な布陣が出揃っていた。 そんな今回の『BLACK SUN』は、激動の時代に翻
Base Ball Bear(以下:ベボベ)というバンドがいる。ボーカル&ギターの小出祐介、ベース&コーラスの関根史織、ドラムの堀之内大介の3人からなる、昨年で結成20周年を迎えた日本を代表するロックバンドである。数々のロックフェスの常連であり、アニメや映画の主題歌として起用されるのも数知れず、その楽曲を誰もが一度は耳にしたことがあるんじゃないかな、と。 ↑左:小出祐介(Vo.Gt)、右:関根史織(Ba.Cho)、中央:堀之内大介(Dr) ドラマチック Base Ball Bear ロック ¥255 provided courtesy of iTunes (↑アニメ「おおきく振りかぶって」のOP) Stairway Generation Base Ball Bear ロック ¥255 provided courtesy of iTunes (↑アニメ「銀魂」のOP) そんな自分も彼らの手掛
漫画やアニメを原作とする実写映画が、邦画界においてもこの数年間でたくさん手がけられてきた。未だに「漫画・アニメの実写映画」という言葉を目にするだけで批判してくる脊髄反射な方々も少なくはないが、そのクオリティ自体は間違いなく右肩上がりであると感じている。 私はこうした実写映画を好んでいるし、制作が決まる度にワクワクしている。原作からどこを抽出し、何を改変するのか。そこから逆算して一本の映画作品にへ仕上げるために取捨選択を行っていく。こうした次元の壁を超えて、漫画から実写に変換した時の化学反応を楽しみたいのである。だからこそ、キャラクターの再現性が低くても、映画オリジナルの話運びでも、原作の持つ”魂”が表現できていれば、私は大いにアリだと思っている。 アイアムアヒーロー 大泉洋 Amazon (↑近年の漫画・アニメ実写化作品の中でも群を抜いて面白かったのはこの作品でした。) という自分のスタン
EPISODE 16 信条 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第15話の感想はこちら) その名はトライゴウラム。 古代遺跡から蘇った甲虫「ゴウラム」が「トライチェイサー2000」に合体したマシンである。ゴウラムを解析した古代文字に「馬の鎧」という意味が含まれていたように、現代における「馬」の役目を担う専用バイクへ上下に分離して合体していく。超古代ではもちろん生身の馬にゴウラムは合体していたわけで、そうするとどんな姿になっていたのだろうか…という想像が膨らんでしまう。 www.kamen-rider-official.com #クウガ20周年配信 古代ではゴウラムは正に馬の鎧でした。現代のクウガの馬=バイクに付くのを予想しながら上京したから、鉄分をたっぷり吸収し重量級になったのかも知れません。#クウガ#超配信 #kuuga#nitiasa#クウガ20周年
EPISODE 15 装甲 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第14話の感想はこちら) 第15話・第16話が放送された当時は、ちょうど5月の第二週目に差し掛かる。世間的にいうと、それは母の日である。今回の二編でクローズアップされるのは、一条さん(葛山慎吾)と彼の母親である一条民子(東山明美)。実は一条さんという人物の深堀りが行われるのは、今回のエピソードが初めてである。彼の生い立ちや境遇、なぜ警察官という道を志したのか。度が過ぎるほどの実直さを持ち合わせた彼には、それに相当するバックグラウンドがあったことが語られていく。 前回の14話で東京へ移送中に突然飛び去っていった謎の遺跡。その遺跡はまるでクワガタのようで甲虫と呼ぶべき姿をしていた。名前は「ゴウラム」。超古代の戦いでクウガの手助けをし、共にグロンギと戦っていたが遺跡の中で眠っていた。それを調査団のメ
2016年7月29日、それは「シン・ゴジラ」の公開日。自分は大阪エキスポのIMAXレーザーにいた。この映画を観て抱いた「何なんだこれは……」という感想を一生忘れることはないだろう。前情報も無くひた隠しにされていたゴジラの形態変化、日本ならではの政治活劇、官民を巻き込んだリアルシミュレーション、一癖も二癖もある個性的な登場人物とアニメ的な演出、そのどれもが今までのゴジラシリーズにはない全く新しい作風であった。界隈も騒然、世間も騒然となり、興行収入が80億円を超える大ヒットを記録した。 シン・ゴジラ Blu-ray2枚組 長谷川博己 Amazon そんな一大ムーブメントを作り上げた制作スタッフが次に挑んだのは、地球に降り立つ銀色の巨人の物語。その名も『シン・ウルトラマン』。製作が発表されてからコロナ禍による公開延期、例によってなかなか情報が解禁されないもどかしさを越えて、無事に公開日が決まるま
EPISODE 14 前兆 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第13話の感想はこちら) 既に明らかなことではあるけど、『クウガ』は一つのエピソードを前・後編として描く手法を取っている。そのため1時間のドラマをニチアサの30分枠でわざわざ区切っているような感覚だ。あくまで描く中心にあるのは人間ドラマであり、そのためならクウガと未確認生命体のバトルは最小限に短縮されることもしばしばあった。ギイガ戦(第9話)やザイン戦(第11話)の時は、クウガが追い込まれて不利な状況へ陥ったことをクリフハンガーにしていたが、前回の13話に関しては特にピンチになったわけでもなく完全なぶつ切り状態。今回の14話ではその地続きで開幕するわけだけど、現行のニチアサ制作体制ではまず考えられないだろう。 ビランの俊敏な動きと肘に生えている鋭いカッターによる攻撃で、マイティフォームのボディ
現在、マクドナルドでは今月の13日から全国で劇場公開される『シン・ウルトラマン』とのコラボ商品で、毎年の人気メニュー「チキンタツタ」を販売している。ウルトラマンがこうした大規模なプロモーションを行っていることに驚きを覚えてしまうというか、『シン・ウルトラマン』の公開も差し迫っている実感とともに、「ここまで来たんだな……」という感動すら抱いてしまう。 そして個人的にいうと、マクドナルドとのコラボそれ自体にも感慨深いものがある。 なぜなら私は大学生活の四年間、マクドナルドでアルバイトをしていたからだ。 大学生のするアルバイトといえば、居酒屋やレストランなどの飲食店、コンビニの夜勤など、時給が高いバイトを選ぶ傾向が強いように思う。生活費を稼ぐため、サークルや部活動のため、趣味や遊びに使うため…、学生生活と両立させるためにも、出来る限り少ない時間で収入が多く見込めるバイトを探すだろう。そんな中で『
EPISODE 13 不審 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第12話の感想はこちら) これまでの12話分は、シリーズ構成も務める荒川稔久氏が脚本を全て執筆している。全話通して振り返ってみても、『クウガ』という物語において縦軸と横軸が絡み合い、一貫性を保ちながら駆け抜けることが出来たのは、荒川氏の絶妙な舵取りが大きかったのではないかと思っている。荒川氏以外の人が脚本を担当しても、ほぼほぼキャラの解釈違いも起きず、展開の運び方に違和感が起きなかったというのは、本当に凄いことなのである。(脚本家が変わると途端に空気感もキャラ解釈も微妙に変化する傾向にあるのは、近年の仮面ライダーシリーズが抱えている難しい課題点ともいえる。) そんな中で今回の13話・14話は、初めて荒川稔久氏以外の脚本で展開されるエピソード。その脚本を担当したのが、井上敏樹氏だ。「鳥人戦隊ジェ
EPISODE 12 恩師 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第11話の感想はこちら) 未確認生命体22号=ズ・ザイン・ダの猛攻により、クウガは完全に圧されていた。間一髪で串刺しにされることは逃れたものの、形勢は逆転しない。ザインの戦闘スタイルって反撃する余地を与えずに、攻撃を畳み掛けてくる嫌な戦い方だよなあ、と。ぶっ飛ばされては投げ飛ばされて、砂埃にまみれるマイティフォームの赤いボディが、この危機的状況の比喩に思える。 それでも突進してくるザインに、クウガは一瞬の隙を突いてマイティキックを叩き込む。この技自体は決まれば必ず相手を倒していた技だったし、これまでも各フォームに変身し敵の特性に合わせて戦えば負けることはなかった。それにマイティキックはこの時点で劇中最もグロンギを撃破した文字通り必殺技だったわけである。 しかし、その体には紋章すら浮かんでいない
EPISODE 11 約束 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第10話の感想はこちら) ついにクウガへ5色の形態が出揃い、雄介(オダギリジョー)をサポートする仲間たちも徐々に増え始めたところで、今回の第11話・第12話ではあらためて雄介にスポットが当てられる。彼が最も慕う”恩師”との関わりから、あらためて「五代雄介とは何者なのか」を描き出す、1クール目の総括に相応しいエピソードとなっている。 ファンの間でもこの「約束」「恩師」の両エピソードは、必ずと言っていいほど名前が挙がっている印象があって、雄介のオリジンが語られるドラマ、クウガが真に仮面ライダーとして完成させる「あの技」、そして美しいラストシーン。これらの要素が見事に融合して、二編にまとまっていることに脱帽なのである。 #クウガ20周年配信 雄介が小学校時代の担任、神崎先生との再会を果たそうとするE
EPISODE 10 熾烈 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第9話の感想はこちら) 警察はついに、未確認生命体のアジトへ突入する。不気味な内装と怪しげなライト、複数のマネキンに謎の装飾。相変わらず悪趣味なものばかりだったが、警察の追撃も一歩遅く、未確認生命体は地下道から逃走してしまった。大活躍だった警察犬のミカド号も、逃げる途中だった未確認生命体になんと殺されてしまう。毎回ここのシーンは胸が苦しい……。 #クウガ20周年配信 リアルな防護服を調べたところ青い全身もので。それを見たナベさんは「ドラえもんみたいじゃないですか。ホントにコレでいいんですか?」と戸惑っていましたが、リアル押しだったので、ドラえもんで撮影して貰いました😆#クウガ#超配信 #kuuga#nitiasa#クウガ20周年 — 高寺成紀☺4月30日(土)13時「怪獣ラジオ(昼)」@調布
EPISODE 9 兄妹 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第8話の感想はこちら。) 今回の第9話、続く第10話のキーパーソンとなるのは、五代みのり(葵若菜)。雄介(オダギリジョー)にとって唯一の肉親であり、両親を早くに亡くした二人にとって互いはかけがえのない家族である。だからこそ、強い信頼関係を築き上げていることが、これまでのエピソードでも描かれてきた。雄介がクウガとなって戦うことを打ち明けたときもそれ以上深く質問をしなかったり(第2話)、戦い続ける雄介を心配する桜子さんに「普通に考えて、普通にすれば良いんです」と逆に励ましたり(第6話)、懐の大きな妹という感じだった。 妹のいる仮面ライダーといえば、真っ先にV3が浮かぶ人も多いだろう。V3へ変身する風見志郎はその妹と両親の命を奪われてしまい、デストロンへの復讐を誓うのは有名な話だが、「アギト」の翔一に
EPISODE 8 射手 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第7話の感想はこちら) クウガ第4の姿となるのが、緑の戦士ペガサスフォーム。その特徴は瞬間的に人間の数千倍にも発達する五感であり、通常は可視化できない紫外線や赤外線を捉えることはもちろん、人間の耳では聞き取れない超音波を感知することも可能になる。それゆえに、力の消耗が激しいため、その姿を50秒しか維持することが出来ない。制限時間を超えた場合、グローイングフォームへ戻り変身が強制解除。その後、2時間は変身不能に陥ってしまう。 www.kamen-rider-official.com 基本形態の中でも五感の発達というハイスペックな能力をもつペガサスフォームだが、それゆえに使いこなすことが難しい。50秒というウルトラマンさながらの時間制限、常に押し寄せてくる膨大な情報、こうしたロジカルな縛りの中でどう
EPISODE 7 傷心 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第6話の感想はこちら) 未確認生命体に襲われた被害者遺族にスポットが当たるのが、この第7話と続く第8話である。その被害者遺族というのは、第1話で命を奪われてしまった夏目教授の妻とその一人娘の実加(竹島由夏)。葬式の最中に涙をこらえきれず、家を飛び出して大粒の涙を流していていた、あの少女だ。 www.kamen-rider-official.com 被害者遺族のその後を描く意味を考えた時に、それは「命の重さ」を再認識させるためなのかなと感じている。これまでの6話分だけでも、グロンギによって多くの命が奪われてきた。その残虐な手口で弄ばれるかのように、次々とその数を重ねていくので、視聴者にとってはどこか非現実であり遠くにある感覚を抱きがちになる。端的に言えば、人が死にすぎるゆえに実感がわかない、という
「凄い映画を観た。」という確信が持てる鑑賞体験は、久しぶりだった。 『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』 2011年に放送されていた「仮面ライダーオーズ」の10周年を記念して制作された作品である。「忍風戦隊ハリケンジャー」から始動した10周年の節目を祝うアニバーサリー作品は脈々と受け継がれ、ついに仮面ライダーの『オーズ』にその白羽の矢が立った。 東映のアニバーサリー作品はファンサービスの要素が強く、「あの頃」の雰囲気をいかに再現し、お祭り感をもって演出するかに重きが置かれている印象があった。特に戦隊モノであれば、ストーリーラインはそこそこに、当時のキャストが再演し集結することに意味があるというか、この企画が成立した時点で及第点には乗るというイメージ。 そういった背景を踏まえると、この『復活のコアメダル』の情報が流れた時に、不安しかなかったのである。どうして10周年という節目に
EPISODE 6 青龍 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第5話の感想はこちら) 前回の直後から始まる第6話は、ドラゴンフォームへ姿を変えたクウガが、ズ・バヅー・バから徹底的に痛めつけられるシーンで開幕する。繰り返しになるけど、新フォームの初登場回で、ここまでボコボコにされるのは、現行の仮面ライダーシリーズだと想像がつかないし、ありえないことだと思う。床に這いつくばって苦しんで悶えるクウガの痛々しさといったら……。しかし、ここでバヅーはクウガを確実に倒すことが出来たはずなのなのに、その場を去ってしまう。 グロンギたちの生態も徐々に明らかになっていく中で、彼ら独自のルールが存在していることが示される。それが「ゲゲル」というもの。どの怪人も自由に人間を襲っていいのではなく、選ばれた怪人のみがバラのタトゥーの女(七森美江)から、腹部のバックルに鍵のようなもの
EPISODE 5 距離 Amazon kazurex1215.hatenablog.jp (↑第4話の感想はこちら。) 今回の第5話、そして第6話では、『クウガ』におけるヒロイン枠を担っている桜子さんにスポットが当たるエピソードとなっています。雄介とは大学時代からの友人である桜子さんは、彼がクウガとして戦うことを頑なに拒否してきました。そんな桜子さんがなぜ雄介のサポートを務めることになったのか。さらにクウガの新たな姿も登場する第5話、早速いってみましょう。 ※※※※※※※ EPISODE 5 距離 Amazon ついに警察が未確認生命体の存在を公に発表、報道各所もその話題で持ちきり。さらにそれを受けて諸外国の反応が、各国の朝刊で伝えられる。その知らせを受けて、ひとり怒りを爆発させるのは桜子さん(村田和美)なんですよね。なぜなら、友人として雄介(オダギリジョー)がこれ以上戦うことを止めて欲
昨年の11月頃、一つの記事がnoteに投稿された。 note.com 東映の撮影現場における過重労働及びセクハラの告発記事だ。 その内容は投稿主の女性プロデューサー補佐が受けたセクハラと、現在も放送されている「仮面ライダー」の現場が、どれほど過酷なスケジュールで制作されているかが、赤裸々に綴られている。 限られた納期の中で制作をするために、早朝から深夜に渡っての撮影が連日行われていること。36協定を無視した固定残業制への突然の切り替え。さらにフリーのスタッフから受けた度重なるセクハラ行為。与えられた精神的な苦痛は数え切れず、こうした労働環境の改善を訴えても聞く耳を持たない上層部。 あまりにもフィクションが過ぎるというか、読み進めていけばいくほど、怒りを通り越して「呆れ」の気持ちすら沸いてくる。特にセクハラに関しては記事内でも記述されている通り、シアターGロッソでの件や、「ガオフェス」での件
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