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『ヘレディタリー 継承』のあらすじと概要 家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持っていた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行いました。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家にその後奇妙な出来事が頻発します。娘の事故死により最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしていきますが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていました…監督、脚本は本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスター。かなり凄惨な描写も含まれるため、視聴にはある程度覚悟が必要となります。 配給A24 2018年製作/127分/アメリカ 原題:Hereditary 『ヘレディタリー 継承』のスタッフとキャストについ
『無名』のネタバレ感想・見どころ 足掛け10年余駐在した中国ですが、TVでは毎日どこかの番組で抗日戦争の連続ドラマが放映されていました。好き好んで見ていた訳ではありません。とにかく一般家庭では娯楽番組のテーマとして抗日戦争の人気は絶大と感じていました。番組全般では尊大で残虐な日本軍に中国人が徹底的に痛めつけられるのですが、ラストでは必ず日本側が負けるという決まりきったパターンです。米国TV番組の騎兵隊にやっつけられるインディアン(ネイティブアメリカンと言わないと叱られる!)と同じです。小さな子供を持つ中国人の友人は子供に「この人はTVに出て来る日本人と違って優しいよ!」と紹介してくれました!(嘘の様な本当の話) この(抗日戦争)番組をほとんどの中国人は物心ついた子供時代から見て育つ為、日本人に対する感情はあまり良く無いはずと思っていました。ところが、最近のジブリ作品など日本アニメブームの影
『ウィッチ』のネタバレ感想・見どころ ネタバレ有り 乳飲み子の末弟サムが何者かにさらわれてしまった事が一家の悲劇の始まりとなります。宗教上の理由なのか村八分となり集落を追われた一家は深い森に囲まれ、隠れるかのようにひっそりと暮らしていました。そこは魔女伝説が伝えられる深い森の中でした。怪しげな”魔女”らしき人影がうごめく様子が映し出されていました。「赤ずきんちゃん」に出て来るような頭巾を深く被った姿がありました… 撮影当時20才直前だと思われますが、長女トマジン役の初々しいアニャ・テイラー=ジョイの魅力にグイグイ引き込まれていきます。最初は怖がらせて、言う事を聴かせようとして冗談のつもりで、双子の妹弟たちに言った「私は魔女よ」という言葉が後で重大な結果を生む事になります… 彼女は働き者であるにもかかわらず、母親から厳しく言われ家事(トマジンの言葉を借りればこき使われている)手伝いに専念して
『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』のネタバレ感想・見どころ ほぼ独立仕立ての4名の女性のそれぞれの生き様を綴っている群像劇。ケリー・ライカート監督の作風が好みで見た映画でした。ほとんどスポットライトも当たる事のないであろうごく普通の女性が悩みを抱えながらもごく当たり前の日常生活を淡々と送る様子に何故か見入ってしまうところがある不思議な映画でした。 ジム・ジャームッシュの『パターソン』や最近の映画ビム・ベンダースの『PERFECT DAYS』と同じく平凡な日々の積み重ねも意外と興味を引かれる素晴らしい作品になるという好例かもしれません。 それにしても片道4時間(往復8時間)も車を運転して担当している法学教室の授業のため、若い女性講師が、週2回も遠征してくる、本当にこんな人がいるものなのか驚きました。路面が凍結していたり、家畜の群が道を塞いでる場面に遭遇することもしばしばあるとか… それ
『ウェンディ&ルーシー』のネタバレ感想・見どころ 車上生活者のウェンディは愛犬のルーシーと共にアラスカを目指しいました。古いホンダの車で、オレゴンまで辿り着いたものの、とうとうエンジンが掛からなくなり先に進めず、万事休す。所持金が少なく”節約”の為、スーパーで万引きしたところを運悪く店員に見つかり、警察のお世話になってしまいます。罰金を支払い戻ったものの、愛犬ルーシーの姿が見当たらず。必死に町中を探し回る姿が哀れでしした。 アメリカの車上生活者の姿を抒情豊かに描いた作品『ノマドランド』という作品もありました。本作は対照的で車上生活(=ノマド)の悲惨さ、不幸感、寂寥感にまみれている作品でした。どちらもアメリカの底辺に近い人々の姿を映し出していますが、本作の方がより厳しい現実を直視している様に感じました。 金は無い、車は動かない、愛犬には逃げられる…世の中の不幸を全て身に背負っている姿に手を指
東京から電車で比較的行き易く、気軽に日帰り出来る山、日光の「鳴虫山」に登ってきました。この季節は全山に咲き誇る満開のヤシオツツジ、さらに瑞々しい新緑を目にする事ができました。唯一の難点は剥き出しになった木の根っこの蔓延る登山道です。非常に歩き難い。山頂まで2時間と手頃な山ではありますが、根っこに躓いて転倒しないように十分気を付ける必要があります。なお、時間的に余裕があれば、少しだけ足を伸ばし、日帰り温泉”やしおの湯”で一浴びすることを是非お勧めします。 日光・鳴虫山へのアクセス 【公共交通機関利用】 <行き> 北千住駅→ 東武日光駅(特急で1時間37分) 運賃日光まで1400円、指定席特急料金1650円 (しかしながら、5月3日は午前の特急券が生憎全席売り切れの為、北千住より特別快速などを乗り継ぎ向かう事になりました。東武日光駅から登山口まで徒歩で行けるところがとにかく嬉しい。 <帰り>
『パスト ライブス 再会』のネタバレ感想・見どころ ある男ヘソンが初恋の女性ノラに24年振りにソウルからニューヨーク会いに行くという話です。受け入れる彼女の方は結婚して旦那もいるし、旦那にも昔の幼馴染(初恋の人)が会いに来るという事を打ち明けています。途中突然の別離から12年振りにお互いにスカイプを使って楽しく会話をする時期があります。しかし、その時はそれ以上新たな進展は無く、彼女の方から今後の連絡は止めたいという複雑な心境が語られます… 24年経ってもヘソンはノラへの未練を捨てきれず再会の為に訪問しています。多分誰にでも”初恋の思い出”はあるのではないでしょうか?淡く、切なく消え去るものなのか、あるいはずっと後を引き、諦めはしないけれど、いつしか忘却の彼方へというのが一般的だと思います。久し振りに同窓会で見掛けても、言葉すら掛けられない…そんな苦い思い出が多いのではないでしょうか… 「袖
『アイアンクロー』のネタバレ感想・見どころ ゴールデンウィークの最中、生憎の雨降りとはいうものの午前中の映画館には多くの客が押し掛けていました。既に公開開始後1か月近く経っているのに大盛況、客席には他映画とは異なる風情(プロレスファン風!?)の観客多し… 昭和の白黒テレビ番組を見ていた世代の人間は殆んど「アイアンクロー」というプロレスの必殺技をTV実況中継で見ていたと思います。ヒール役の繰り出すアイアンクローなる凄わざに呆れたものですが、我らが馬場や猪木がのたうち回っている姿を見るのは堪え難いものがありました。そんな、必殺技をひっさげたフリッツ・フォン・エリックの家族の物語にこんな深いストーリーがあった事を映画を見て初めて知る事になりました。 プロレスという凄まじい華やかで熱狂的な裏舞台で起きていた、想像を絶する悲劇の連続に映画の観衆は打ちのめされることは間違いありません。信じ難いほどの悲
『グレートウォール』のネタバレ感想・見どころ 冒頭シーンでデイモン扮するウィリアムらが騎馬武者の一群に追いかけられるところがありました。真っ赤な山肌が露出した荒野を疾走していました。同じような色をした山を以前バスの車窓からぼおぉーと何時間も眺め続けていたことを思い出しました。孫悟空の生まれた”火焔山”があると言われた天山山脈の山麓周辺で撮影されたものかも知れません。 いきなり大きな城が行く手を阻みます。その規模は北京郊外にあり、現在実物を見る事が出来る”万里の長城”よりもはるかに規模の大きいまさしく〝城塞”が舞台となっていました。 期待に胸を膨らませ、本編を見る人が多いと思います。しかしながら、本筋は60年に一度現れる伝説の怪物『饕餮(とうてつ)』の大大群団との戦いです。漢族に取って異民族は”怪物”とみなされていたのかもしれません。それにしても突拍子も無いストーリーにびっくり仰天、巨匠チャ
『ジェイソン・ボーン』のネタバレ感想・見どころ 以前の『ジェイソン・ボーン』3部作の久々の新作であり期待して見ました。個人的には前作同様緊張感溢れる、スピーディなストーリー展開について行くのがやっとという前作の感激が蘇る程の素晴らしい作品だと感激しました。10年近く経っていながらもまったく変わらないマッド・デイモンの魅力に加え、冷静沈着なCIA職員としてアリシア・ヴィキャンデル、CIA長官役にト三―・リー・ジョーンズなども登場していました。 ジェイソンが走り回った、暴れまくる迫力満点のシーンは少し減った様な気はしますが、それでも期待以上の活躍はしていたのではないかと思います。5階から転落しても何ともなく歩いて立ち去っています。最後のカーチェイスシーンも大迫力でした。SWATの特殊車両の一般車両を木っ端みじんにしてしまう破壊力にびっくり仰天! 完全に自分自身が誰なのかという記憶を失くし乍らも
『プリシラ』のネタバレ感想・見どころ 期待していなかった通り、エルヴィスの歌うシーンは殆んどと言っていい程有りませんでした。(わずか、西ドイツ駐留中自宅でピアノを演奏しながらの歌うシーンではプリシラを魅了していましたが…)ツアーや映画撮影にハリウッドに行く時は、彼女はたったひとりでエルヴィスの大邸宅に取り残されていました。10歳も年下の14歳の子供に恋したエルビス、それも相思相愛でしたが…彼女の親の立場からしたら何とも気懸りだったと思わざるを得ません。 大スターが抱える家族の悩み、ふだんはまったく目にする事の無いエルビスの家庭での姿、内心の葛藤などを垣間見てやはり同じ人間として当然のことながら悩みはちゃんとあったと知る事が出来ます。だからと言って彼の音楽の価値が下がる事もなえれば、更に上がる事は無いと思いました。 70年代当時、初めてLPレコードでエルヴィスの音楽に触れて熱狂した時代を思い
大好きな草津温泉です。以前二回いずれも一泊で利用した共立リゾート系列の温泉宿「木の葉」に隣接している湯宿「季の庭」に、今回はゆっくり二連泊で宿泊してみました。「木の葉」より若干料金は高目ですが、利用する温泉はすべて共有となっています。23種類もあるので、2連泊でもすべての湯舟を満遍なく利用することは出来ませんでした…(やはり好みの湯船に利用は集中しがち) 2館の違いは各部屋に露天風呂が付設されていることと食事が個室で会席料理で給されること、加えて若干部屋が広めでした。料理に余りこだわりが無ければ、同じ温泉すべてが利用出来て、料金が安目である「木の葉」で、十分だという考えもあると思います…どちらも人気がある為、早目の予約が原則です。 最近訪問した温泉の記事はこちら➢ おすすめ栃木の名湯『板室温泉大黒屋』1551年創業の老舗旅館に初訪問 青森県小牧温泉「星野リゾート青森屋」東北新幹線利用による
『美女と野獣(2014)』のあらすじと概要 ディズニーアニメ版でも広く知られるファンタジードラマの名作「美女と野獣」を、1740年に初めて書かれたビルヌーヴ夫人版の物語をもとにフランスで実写映画化。 監督は「サイレントヒル」「ジェヴォーダンの獣」のクリストフ・ガンズ。野獣役に「ブラック・スワン」のバンサン・カッセル、ヒロインのベル役は「アデル、ブルーは熱い色」「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」でカンヌ映画祭パルムドールを受賞したレア・セドゥー。 バラを盗んだ父の罪を背負い、野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベル。しかし、城の主の野獣は毎夜ディナーを共にすること以外、何も強要して来ません。やがてベルは野獣の恐ろしい姿の下にある、もうひとつの姿に気付きはじめ、野獣が犯した罪や城で過去に起こった出来事の真実が解き明かされていきます。 なお、本作では原作小説の『美女と野獣』において
今年初めてとなる春山登山に丹沢に行って来ました。秦野駅からヤビツ峠を目指し、表尾根縦走ルートを予定していましたが、バスの途中で小雨がパラツキ、山の上は厚い雲に覆われていたので、比較的歩く時間の短い大山山頂を目指すコースに変更しました。心配された山の天気は、その後急速に回復し、青空に陽射しも出始めて快適な山歩き(涼風ながら、歩いていると汗をかく)、頭上のヤマザクラ、足元の可憐なスミレの花々を愛でながら山歩きを楽しみました。下山後、「鶴巻温泉」で汗を流し帰途につきました。 都心から丹沢・大山へのアクセス 日曜日朝早い小田急電車は空席は目立ちましたが、それども早朝の練習に向かうスポーツ系の学生客も多く、予想以上に混雑していました。 秦野駅を下車後、北口バス乗り場に向かうと、そこはヤビツ峠行バスに乗ろうとする登山客が長蛇の列、係員が出ていて客の込み具合で増便が準備されます。我々は少し待ち増発便に座
『ハッピー・ゴー・ラッキー』のネタバレ感想・見どころ あまり詳しくはありませんが、イギリス人気質からしたら主人公ポピー(サリー・ホーキンス)の言動は一般的なイギリス人とは真逆で、天真爛漫、天衣無縫、周囲をぱっと明るくしてしまう素晴らしい性格の女性でした。多分悩みなど全く無いし、あったとしても一晩寝れば忘れてしまう程の大物ぶりには驚きました。 冒頭、そんな彼女が自転車を盗まれました。ほんの数分間の隙に無くなっており、「あいさつ」も出来なかったと悔しがります。自転車は諦め、自動車を運転する事にし、運転教習所ではなく、運転技術のインストラクターに学ぶ必要からスコット(エディ―・マーサン)と出会います。彼はポピーと対象的に、性格が直情型で、自分にも他人にも非常にきびしい人物として描かれます。劇中ポピーが10年間も女性と一緒に暮している事を打ち明けると、スコットは恐らくレスビアンであると勘違いしたに
2024年本屋大賞にノミネートされていた10冊の中の一冊(最終的には大賞の獲得ならず、惜しくも三位となっていました)だったので興味を引かれ本屋で購入して読み始めたもの。読了前に既に大賞の発表がありました。(大作でもあったので読了にかなりの時間を要してしまいました) 導入部の前代未聞の2児同時誘拐という事件から一挙に物語世界に没入されられました。子供のうち一人は直ぐに無事解放されました。もう一人も「3年後」に無事解放されるという奇妙な事件でした。しかしながら、そのベールに包まれた3年間を追う綿密なストーリーを辿る「旅」が始まります。空白の3年間を過ごした”元少年”(自身では一切口を閉ざしていました。現在は成人し画家となっています)が主人公なのだとは思いますが、元刑事、新聞記者、雑誌記者、もう一人の関連した画家、画廊経営者などの登場人物の行動、心理などが克明に描かれていく様子はまるですべてが”
イギリス・ロンドン出身。2006年公開の『プラダを着た悪魔』でハリウッドに進出し、メリル・ストリープのアシスタント役を演じ、ゴールデングローブ賞 助演女優賞や英国アカデミー賞 助演女優賞にノミネートされ、一躍注目を集めています。存在感があり、印象的な役柄をこなし、美貌と知性あふれるキャラクターで愛されています。さらにアクションも華麗にこなすカッコ良さもあります。多くの出演作品の中で最近見た映画、見直した映画中心に10作品をご紹介します。未視聴の作品がありましたら、是非参考にしてみてください。 『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(2021/ジョン・クラシンスキー監督) エミリー・ブラント主演で、音に反応して人類を襲う“怪物”によって文明社会が荒廃した世界を舞台に、過酷なサバイバルを繰り広げる一家の姿を描き、全米でスマッシュヒットを記録したサスペンスホラー「クワイエット・プレイス」の続編
『バーン・アフター・リーディング』のネタバレ感想・見どころ 圧巻の出演陣には驚愕しました。しかし、力の抜けた内容にはとても驚かされました。CIAの調査員が飲酒癖が問題となり、”配置換え”になっていました。事もあろうにCIAの闇でも暴露しようとしたのか自叙伝を書き始めるという…『国家機密漏洩罪』で逮捕されてしまいそうです。 ブラット・ピットがスポーツジムのトレーナー役、しかも拾ったCIAの秘密情報入りCDを持主であるマルコビッチに買い取らせようとするチンケな役柄、不法侵入先の隠れたクローゼットの中で撃たれて呆気なく死んでしまいます(こんなマジに展開ありか!気の毒でした…) 傑作はマクド―マンド扮するリンダ、同じくジムのインストラクターです。体形を矯正しようと美容整形の費用捻出のことばかりいつも考えて浮かぬ顔をしていました。一方、恋人マッシングアプリを利用して出会いを楽しんでいる一面もあり、初
『サンシャイン・クリーニング』のネタバレ感想・見どころ ローズとのノラ姉妹が始めた特殊清掃事業にはびっくり仰天しました。正直いくら儲ける事が出来てもこの仕事だけは勘弁願いたいと思いました。しかも二人の若い美女姉妹が取り組むには余りに酷な仕事だと思います… エイミー・アダムズ、エミリー・ブラントという贅沢なダブル主演の映画、一見姉妹と見間違いそうになるくらい似てましたが、やはり、よくよく見るとまったく違う顔。また、性格は完全に異なり、様々な場面でぶつかり合いの連続で見ているこちらがヒヤヒヤの指導し、これでも本当に血の繋がった姉妹なのかと思われました。 本作はアメリカで単館公開から口コミで拡大公開されたという作品です。やはり、底辺で生きる人々の生き様が飾らずに丁寧に描かれているところに共感されたのかもしれません。姉ローズは高校時代チェアリーダーのキャプテンそして彼氏はアメフト部の花形選手という
『ブルックリンでオペラを』のネタバレ感想・見どころ 複雑に絡む人間関係、意外な方向に展開するストーリーに唖然とさせられっぱなしの映画でした。バーにたまたま居合わせた恋愛依存症の”女船長”という驚きの設定、しかも”船長”はしっかりとその後の展開で重要な役割を果たす事になります。また、海運というキーワードはニューヨークを舞台とする映画では多分始めて見たのかもしれません。 最大の驚きは、散歩のついでにふらりと立ち寄ったバーでのこの”出会い”にありました。彼は桟橋から海に転落した事から、作曲のインスピレーションを得ています!(転んでもただでは起きない!)驚くべき事に彼、彼はその日の経験をそっくりそのまま、戯曲(オペラ)にしたて上演していました。それは多くのファンから絶賛の嵐で迎えられます…こともあろうにその上演の舞台を普段余りオペラには縁がありそうもない”女船長”カトリーヌが、しっかり観客として観
西部劇からロマコメ、スリラー、ミュージカルまで多彩なジャンルの分野の作品を手掛けています。ディズニー・アニメーション「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」(88)で脚本家としてキャリアをスタートさせています。人気キャラクター、ウルヴァリンを主人公にしたシリーズ最終章「LOGAN ローガン」(17)では、監督・製作総指揮・共同脚本を兼ね、スーパーヒーロー映画として史上初めてアカデミー脚色賞にノミネートされています。多才なジョームズ監督作品、最近見た10本につきご紹介します。まだ未観賞の作品がありましたら、参考にしてみてください。 『フォードvsフェラーリ』(2019) 1966年のル・マン24時間耐久レースを題材にした映画。業績不振に悩む世界最大のカーメーカーフォードは大胆にもル・マンレースで王者に君臨するフェラーリを破り優勝することで知名度アップを図る事を決意。与えられた時間はわずか90
『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』のネタバレ感想・見どころ 多くのジョニー・キャッシュのファンの方々には大変申し訳ありません。本編映画を見るまでは彼の存在をまったく知りませんでした。カントリー、ロカビリー歌手に関してはまったく無知、劇中にも出て来たエルビス・プレスリー、ボブ・ディランについては音楽は多少聞きかじった時期がありました。しかしながら、”カントリー””ロカビリー”は音痴! 確かにナッシュビルなどの地名はディランの音楽の中にも出てきます。こういう雰囲気の街だったのかと、何となく”懐かしい”風景に思えて来るから不思議です。簡素なレコーディングスタジオもレンガ作りの”小屋風”、実はこここそジョニーの才能開花の出発点がありました。苦労していた訪問販売員時代の姿が一瞬だけ映し出されます。住宅の外装材のサンプルを持ち歩いて、必死に顧客開拓を行っているところなど、細かく描写されていました。
『ウルヴァリン:SAMURAI』のネタバレ感想・見どころ マーベル・コミックの人気キャラクターウルヴァリンの活躍した作品は今回初見。ジェームズ・マンゴールドが監督している作品として見てものです。後に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』なども監督しているので、アクションシーンの描写に関してはお手の物なのかも知れませんが、”お決まり”の新幹線の車両の屋根の上で手に汗握るアクションシーンは見応え十分。 戦時中命を助けた矢志田が重い病を患い、死ぬ前にローガン(ウルヴァリン)に是非とも会いたいとの要請を受け、渋々日本に向かいます。大企業に成長していたグループを司る矢志田、その息子や孫娘、養子に迎えている謎の女性、ニンジャやヤクザが入り乱れる混沌とした状況の中で、孫娘マリコの命を狙う追手から逃れる為、日本中を駆け巡る逃走劇…随所に見られるちょっと古風な日本の情景が織り込まれたシーンも多く、ぐっと日
お宿は保養とアートをコンセプトに、昔ながらの建物と景観が現代アートと見事に融合し独特の世界観を展開している 「大黒屋ワールド」を楽しむ・・・ 今回初めての宿泊となります。那須温泉は頻繁に訪問の機会があり、近場にある”板室温泉”は気にはなっていましたが、ようやく今回訪問出来ました。宿泊された方の口コミに上述の「保養とアート」と記載がありました。訪問以前はあまりピンと来ていませんでしたが、実際訪問してみて実感しました… 上の満開の桜は栃木県内道の駅「にのみや」の庭に咲いていた見事な桜! 近場の那須温泉の訪問記事はこちらです ➢ 栃木の名湯・奥那須温泉郷 野趣あふれる”川の湯”が堪能できる、茶臼岳中腹の渓谷沿いの秘湯の一軒宿『大丸(おおまる)温泉旅館』 栃木の名湯〜奥塩原温泉・やまの宿「下藤屋」と那須温泉「東急 ホテルハーヴェスト那須」山中に湧出する天然温泉掛け流しを満喫! 『板室温泉大黒屋』へ
一部を除いて、ほとんどが今年日本公開された作品をご紹介します。また、アカデミー賞(2024)では『オッペンハイマー』の圧勝に終わりました。しかし、他の作品もとても力作揃いで、前評判も高く、毎月映画館に足を運ぶのが待ち遠しかった作品ばかりでした。『デューン砂の惑星PART2』や『ゴールデンカムイ』は続編の公開もとても楽しみです。 『オッペンハイマー』(2023/クリストファー・ノーラン監督) 「ダークナイト」「TENET テネット」などの大作を送り出してきたクリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩
1998年の『メリーに首ったけ』と2000年の『ミート・ザ・ペアレンツ』の大成功により、アメリカは元より日本でも人気スターとなっています。1965年生まれ、NYブルックリン出身。超真面目な顔をして行動したものの、最悪の結果となるコメディ場面に何度も腹が捩れるほど、大笑いさせられました…最近見た映画10作品をご紹介します。 『ヤング・アダルト・ニューヨーク』(2014/ノア・バームバック監督) 「イカとクジラ」「フランシス・ハ」のノア・バームバック監督が、ニューヨーク・ブルックリンを舞台に、世代の異なる2組のカップルの交流と友情を描いたハートフルコメディ。 8年間も新作が完成していないドキュメンタリー映画監督のジョシュと、妻のコーネリア。40代になり、まだまだ若いと思っているが人生にも夫婦にも何かが欠けていると感じるようになったある日、ジェイミーとダービーという20代のカップルと知り合います
映画出演数は80作品近く大人気女優のひとりです。しかも出演作品の多くは”名作”が多く、一度見たら忘れられない強烈な印象を残す作品が多いです。類まれな美貌を誇りますが、ハリウッド一の完璧主義者として知られ、スタントマンや替え玉を一切使わず撮影に挑むそうです。映画をみても分かる通り、なんと身長180cm! スレンダー体型を維持するために、スイミングやヨガ、サイクリングなどを日ごろから取り入れていると。趣味は、驚きの「家庭菜園」!?そんな彼女の出演作品10作品(第三弾)、最近見た映画・見直した映画を中心にご紹介します。まだ、御覧になっていない作品がありましたら、参考にしてみてください。 ほか出演作品リストはコチラ ↓↓ 【2021年版】すべての作品で強烈な存在感を放つ名演技 ニコール・キッドマン主演・出演作おすすめの12作品(好み順) 「ニコール・キッドマン」おすすめ映画10作品ラインキング《第
本著は本当に恐ろしい内容に驚愕させられました。日本の農業に関しては衰退の一途といった状況で現在の職業自給率が38%というのも衝撃的に低いですが、近い将来10%にもならないという試算には国の無策に憤りを感じました。安ければ何でもいいという事で国産牛肉より安い米国産、オーストラリア産の牛肉を買って食べていました。しかし、本書でそのからくりを聞き恐ろしくなりました。米国・オーストラリア国内では禁止されている成長ホルモンを日本輸出向けの牛肉には使用しているというあくどさは許し難いものです。政府・農林水産省は国民の安全をもっと守るべ気ではないかと思います…他読者の感想にもありましたが、日本政府は防衛力増強に多くの国家予算を割いていますが、将来的に日本の安全を守る為には農業を守る事の方がより重要ではないかと思っています。 『農業消滅』概要 徹底した規制緩和で、食料関連の市場規模はこの30年で1・5倍に
カナダ・ケベック州出身の天才映画監督、ドゥニ・ビルヌーブの映画10作品をご紹介します。今年3月に公開されたばかりの『デューン 砂の惑星 PART2』ではその素晴らしい映像美にすっかり魅了されてしまいました。本作はアメリカ公開から1ヵ月以上経つ現在も快進撃を続けており、すでに世界で6億3000万ドル(約952.3億円)の興行収入を挙げている程の大ヒット作品となっており、同作第三弾の製作も正式に決定したとの大変楽しみなニュースもありました。ビルヌーブ監督の10作品(順不同)をご紹介します。今後の観賞の為、是非参考にしてみてください。 『複製された男』(2013) 主演のジェイク・ギレンホールが1人2役を演じ、「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ監督のメガホンで、ポルトガル唯一のノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した作品。自分と瓜二つの人物の存在を知ってしまったことから、
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