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足下、我が国の児童福祉政策において大変重要な「こども基本法」に関する議論が国会でもおおいに進んでいます。 私がやるべきことはこれから佳境ですが、EBPM()の観点から、これらの諸問題で子どもと教育データの利活用についての雑感を書けというので書くわけですが、まあなんというか悩みは深いわけです。 一番気にしているのは、プッシュ型の行政で手厚く児童福祉をやり、自分からなかなか声を上げることのできない、例えば経済的に困窮した家庭の子どもや、親などからの虐待を受けている疑いのある子どもに対して行政が素早く対応するために、教育データを活用しようという話になるわけですが。 必要なことだからやろう、公益だから踏み込もうという議論はもちろん賛同する一方で、学校で得られる教育データというものは、あくまで憲法で認められた子どもの権利である学習権を、よりよい形で実現するために学校が子どもとの信頼関係をもって取得す
燃えたあと、すぐに該当コンテンツが削除されたので、私も「あっ、すぐ問題を理解したので降ろしたのだな」と思っていたところ、北陸大学の山本啓一先生が世界的にも犯罪抑止のために人工知能が利活用されているよという指摘をされていたので補足をしたいと思います。 「データサイエンティスト赤ずきん」が炎上した理由、現在の犯罪予防のレベルに関して、日本社会があまりに無知であるとしか思えない。犯罪予知AIも世界各地で導入されている(京都府警も導入してたはず)。DefenderXもオリンピック等のイベントで導入済み。 — 山本 啓一 (@kyamamoto) March 29, 2022 私も本件では犯罪抑止目的の人工知能利活用については完全な利害関係者のため、なるだけ中立的に解説を書きたいと思いますが、データ利活用推進派としての意見であることはご留意ください。 まず、山本啓一先生ご指摘の内容はもっともで、20
事実関係としては、ロシア産を国産を偽って輸入しているという話よりも、漁獲の中心となっているのはロシア側経済水域であってむしろ「日本が獲らせていただいている」「いままでうまい具合にロシア側と調整してモノが入ってきていた」という状態なので、今回「禁輸や」とやられると本当に産業が死ぬのでどうにかしてほしいという事案であろうと認識しています。 他方、ロシアがウクライナでやったことはガチもんの侵略と解され、民主主義国家として日本も国際社会の重要な一員として対ロシア制裁に加わらないわけにはいかない、また、実際に産業が死ぬよりもウクライナ人もロシア人も死んでしまっているわけで、この戦争をやめさせるために態度をしっかり示す目的で禁輸措置も含めた経済制裁をしっかりやらなければならないのもまた当然のことです。 ところが、特定の自民党議員が地元経済からの陳情を理由にロシア側に事実上立って、これらの海産物の禁輸措
鈴木宗男さんや佐藤優さんがどうもアカンかったようだというのは以前から薄々なんとなく分かっていたものの、本人はまあ国会議員だし、あるいはロシア専門家でもあるし、インテリジェンスの世界では実績もあり著名とされている人たちだったわけですけれども、今回はこの体たらくでした。 佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない #プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/55331 たぶん、どこからもきちんとした情報を入手できておらず、誰にも頼られず、ちょっと宙に浮いてしまっているのではないかなと思いますが、これでインテリジェンスや諜報を語られてしまうと日露のオペレーターたちも苦笑するしかないのではないかと感じます。それ以上のことは良く分かりませんが。 また、鈴木
クソ忙しい状態ですが忙中暇有。取材もあったけどディスインフォメーションについては文春で記事にしました。 ロシアのウクライナ侵攻が、日本にとって「他人事」ではない深刻な理由 #文春オンライン https://bunshun.jp/articles/-/52417 で、今日になって揉め事勃発で岸田文雄官邸も大変かもしれませんが、報じられる前に懸念される事項があるとするならば、気軽に「有事に備えよ」と言ってももうすでに総力戦になってきつつある、その実態はエネルギー価格の高騰とそれに伴う物価の上昇で、世界的な景気低迷・スタグフレーションに陥るときの社会不安をどう払拭するかなんですよ。 そして、ディスインフォメーションは英語圏だけでなく、日本語圏でも多く飛び出すようになりました。みんな追いかけてますが、文脈的に共通しているのは実のところ中国中南海が出している露宇紛争での声明の中身です。 Wang Y
備忘録的に書くのもどこまで許されるのかという話なのですが、ご承知の通りまんぼう(まん延防止等重点措置)が延長されました。 基本的対処方針に基づく対応 https://corona.go.jp/emergency/ オミクロン株は大変伝播力が高く、一方で重症化率が低いと予想されることから、一部の人たちが「風邪のようなもの」と過剰な対策に対して反対の姿勢を示しております。これに対して、岸田文雄政権においては早くからオミクロン株の流行に対して警戒感を強め、今回も感染者数の多さやオミクロン株に対応した入院ベッド数の埋まり具合などを換算して「まんぼう延長」という決定を早々に出しました。 「オミクロン株は風邪のようなものか」と言われれば、重症化率がそれほど高くないけれどもこれだけの感染者数が増えてしまえば当然重症者は増えてしまいますので、医療機関に対して大きな負担となることは間違いありません。なので、
週末は、リサイクル業界と鉄鋼・素材業界との企業ウェブセミナーに連続で登壇してきました。ダブルヘッダーは疲れた。 ウェビナーとはいえ、さすがに視聴数2,000とかいうコンサートホール級の人数を前にすると、何をどの順番でお話ししようか悩みます。 話の八割はインフレ対策と輸出入モノ詰まりで終わってしまうのですが、需要家側ができることはタカが知れているので待っているしかない、政府は何もできないししてくれない、というパネルの話が「俺たち経営陣の問題じゃないぞ」というニュアンスさえも感じさせてなかなか良かったです。実際そうだしね。 産業構造の転換に業界としてどう取り組むか、というのはリサイクルも素材も重要課題なのですが、単に生産性と人手不足を勘案しながら組織的に最適解をと業界が叫んでも、上流が詰まってしまうとこれまた自助努力でどうにかなる幅が少なくなります。相場的なボラティリティが、というご質問もでま
というわけで、新年の告知、一発め。 みんな大好き「プライバシーフリークカフェ(PFC)」からのお知らせです。 いま巷で(いろんな意味で)話題爆発の教育ログ関連につきまして、プライバシーフリークカフェから素敵な解説セッション(無料)をやりたいと思います! …などと軽い感じで紹介しておりますが、昨今デジタル化の進展に伴い学校教育の現場もコロナを挟んでいろんな課題に取り組んでいるのは皆さんご承知のことと存じます。 先般、年始早々にもかかわらずデジタル庁では文部科学省や経済産業省、総務省と共にこんなペーパーを出したため、情報法周りの有識者は全員椅子から落ち、枠組みから外された教育委員会は激怒し、GIGAスクール構想で儲け損ねた教育ベンダーが流した涙はやがて川になり、滝になり、濁流となって山を削り田畑を押し流し自衛隊出動となるわけであります。 小学生3人を抱える4児の父として私が思うことは、子どもの
2022年1月4日、ついに40代最後の一年を迎えることになりました。 漠然と「体力もないし、そんな長生きできないかもな」と思いながら生きてきた前半生でしたが、なんだかんだ退屈することなく無事に人生100年時代の折り返しを迎えることができそうです。 ダラダラしながらも、自分なりに頑張って生きてきました。力を入れるところは入れ、集中するべきときはゾーンに入り、しっかりと結果を残すために何を続けていけば自分が求める結果を出すことができるのか、ヤバイときには誰よりも早く逃げ、結果として大変な幸運に恵まれた、そんな人生でした。 なにぶん折り返しなので、私の人生のおぼろげな目標でもある「私が、この時代に生きた証を、ひっかき傷でもいいから残す」ことに向けて、もっときちんと時間を使っていきたいと思っています。 壮年を迎えて太ったり腰が痛くなったり、いろいろガタは来ていますが、体力的にはなぜかいまが人生で一
政策論というのはむつかしいもので、国民の人気になるもんをやろうとするとポピュリズム批判やバラマキになるし、特定層に届くきちんとした政策をやると今度は官民癒着とか不公平などと批判されるわけであります。 で、10万円給付にあたってはバラマキだよなど批判もありつつ、また、途中まで5万円分はクーポンでとかいう謎な弥縫策が出たために騒ぎが広がり、すったもんだの挙句、岸田文雄さんが出てきて「全額現金でもいいよ」って言い始めました。まあそりゃそうだよなあ。 ところが、この年末の10万円給付については政策面で見ますとどのアンケートをしてみても非常に評判が悪く、それなりに国庫から出したカネを使ってるのに批判されるという悲しい展開になっているのが印象的です。どうしてこなった。それも、19日-20日に行ったアンケートでは、北京五輪への外交的ボイコットの賛否はまだ割れているほうなのに、子どもへの10万円給付につい
書評家を名乗る豊崎由美さんと作家の栗原裕一郎さんが、TikTokでの書評をして上手くやっていたけんごさんをTwitterでDISった結果、それなりに燃えていたのを遠くから眺めておりました。 その後、ライターの飯田一史さんやCDBさんが言及していたのでふんふんと読んでいたんですが、なぜかお付き合いのあるテレビ局や出版社からもコメント依頼や状況説明の相談があったりして、まったく読んでもおらず詳しくもない豊崎由美さんの話をしなければならなくなったんですよね。みんな自分で豊崎由美さんの記事ぐらい読めばいいのに。私は読んでなかったけど。 豊崎由美氏「TikTokみたいな、そんな杜撰な紹介で本が売れたからってだからどうした」「書評書けるんですか?」~それへの反響 - Togetter https://togetter.com/li/1814617 で、界隈の人たちからも聞かれるのでさすがに私も豊崎由美
人口減少に伴う衆議院議員の区割り変更(ゲリマンダー)について、10増10減ということで固まりまして、目下面倒な作業が発生しています。 私の住む東京都は小選挙区が5議席増、比例代表が2議席増ということで、まあ人口面では大変だなと思う一方で、住んでいる地域で選挙区を割り、住民の一人一票を確実なものにする場合、見た目の一人一票はもちろん大事なんですけど実際には「都市部に住んでいる年寄りの塊」が「地方・田舎に住んでいる20代30代の若者の粒」を政治的影響力では派手に上回るようになります。 いわば、公平を期待して一人一票の原則としてゲリマンダーを土地でやる場合、一番死票になりやすいのが地方在住の若者や勤労世帯であることは統計上明らかなので、もしも次に選挙制度改革をする場合は地域代表としての小選挙区だけではなく、年齢別代表制や性別代表制などアライメント別の比例議席なんかも設定すると選挙制度がカオスにな
さっき、中川コージさんが官邸役職兼任を解かれた木原誠二さんについてツイートしていたところ、これをよもやまさんがやんわりと優しく完全否定しているのを見ました。 色々誤解があるようなのですが、そのうちご説明があると思うので、そっ閉じ。 一番分かりやすいのは、兼務解消であって、解任ではないという感じかなぁ。 あと軽視しているなら、少なくとも筆頭官房副とは兼務させないと思います。 https://t.co/yXRILrV91Y — よもやま(改) (@kokkai_kengaku) December 3, 2021 確かに中川さんの書いておられるように、経済安全保障の担当については「専任を置け」ということで、何となればその役職を軽く見ているのではないか、ひいてはこのテーマは政権としては重視していないという間違ったメッセージを送りかねないよねというのは同意です。 見ようによっては木原誠二さんがこの辺
フェミニストが立憲民主党のホープ・小川淳也さん(香川1区)の背中に全弾命中させているツイートがあるというので見物に行きました。こちらです。 「妻です」タスキがぞっとするのは、主体の小川淳也、付属として名無しの「妻」と「娘」が、まるっきり男性中心社会の父権主義、家父長制そのままの図だから。 なんのつもりだ。 https://t.co/2AzZIecRbY — 宮越里子 (@osonodoyo) October 24, 2021 こんなの出馬した小川さんが夫なのだから、応援している肉親関係の表現として「妻です」「娘です」ってのは何も問題ないと思いますし、奥さんが出馬したら小川淳也さんが「夫です」とタスキをかけるだけの話でしょうから、フェミはどこに誤爆してんだと思うわけですよ。 そんなわけで、今回も「みんなの介護」と「WiLL」で、2021衆院選における社会保障とエネルギー政策の論点について論じ
何度も申し上げていることですが、私は山本一郎であって、山本太郎さんじゃないんですよね。 その山本太郎さんが立憲民主党との調整が済んだということで東京8区から来たる衆議院選挙に立候補をするということで波紋を呼んでおります。何でも、かねて地元で活動していた立憲民主党候補予定者の吉田はるみさんというラジオパーソナリティではないほうの人とバッティングしたとのこと。 野党共闘においては、公党同士で候補者調整をするのは当然ではあるので、最初山本太郎さんが東京8区から出るということならば、とっくにこの辺の調整は終わっているものだと思っていました。 なにぶん、今回の衆議院選挙は任期満了も10月21日に迫っているので、どっち転んでも11月までには選挙があることは分かっておりましたので、野党連合に参画する立憲民主党と共産党、社民党、れいわ新選組は手持ちの現職や元職、新人予定者は織り込んでかなり事前から調整する
長女が2歳になり、片言ながらはっきりとした言葉を喋るようになりました。覚えたての単語一個だったのが、二語となり、三語となって、存在や感情、主張を頑張って伝えようとする娘を見ると、また上の男の子3人とは違った「人格」の芽生えを感じますね。 長女「ママが大好き」 ワイ「パパは?」 長女「ママが好き!!!」 強い子に育ってほしいと心から願っています。 これから苦難の時代を迎える日本社会を、渡っていけるような。 で、自民党総裁選が告示前から騒がしくなり、また、埋没するまいと立憲民主党や国民民主党、維新の会など野党サイドも政策主張を明確に示すようになってきました。良いことだと思います。 ただ、男女同権だ社会参画だという建前とは裏腹に、コロナ下では国民も不安を拭えず社会環境や経済状況から見て「出生できる状態にない」と思う母親候補が多かったのか、出生率・出生数がコロナ時期に大きく減ってしまいました。非常
アフガニスタンからアメリカが撤退し、民主主義とはなんであるかが強く問われる事態となっているわけですが、日本を取り巻く環境もまた一変して、米中対立から台湾海峡有事で日本が再び冷戦の最前線に立たされる恐れが出てきている昨今であります。 世界の政治と対立の歴史というダイナミズムについて、とりわけ近代世界史を知り、その中の日本とは何だったのかを思い致すのに最適なテキストが本書『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著)であります。 読め。 【Amazon】はこちら→ 日本人のための第一次世界大戦史 (角川ソフィア文庫) 舞台装置として、いまでも喧伝される世界経済の大いなる結びつきと、進展するブロック経済、発展する鉄道や海軍力など輸送手段の拡大、メディアの役割、モザイクのような国家ごとが目指すむき出しの国益の姿… さまざまなものが、第一次世界大戦の話のはずなのに相似形として現代日本の迷える姿に
テレビ局も商売なので、いわゆる「コア視聴率」が下落すれば見た目の指標が良くても番組が打ち切りになるのは仕方がないと思うんですが、俺たちの東京スポーツが例の「張本勲の老害問題」を軸にサンデーモーニング打ち切り説を活字にしてくれました。 〝張本失言〟でTBS「サンデーモーニング打ち切り説」加速 コア視聴率低迷に追い打ち(東スポWeb) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/0037a06edcc8735fb13245e4a827fb7ac6d998a1 ありがとう、東京スポーツ。 ひとくちに「コア視聴率」と言っても、テレビ局や広告代理店がベタッと統一的な数値を出しているわけではなく、スポンサーサイドからの要望に基づいてT層(10代)とF1~F2層、M1~M2層を指すにせよ、あるトイレタリー製品大手の場合はF1既婚者層(想定)をコアにしたり、別
なんでこう東京オリンピックとコロナ対応、目前に迫った衆議院選挙でクソ忙しいときにこんな話がと思いますが、クソ忙しいからこそこういう話が出るのだということなのかもしれません。 公明・遠山清彦元議員の元秘書、貸金業法違反容疑 議員事務所捜索 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210804/k00/00m/040/391000c [引用] 遠山元議員は緊急事態宣言中の深夜に東京・銀座のクラブを訪れたなどとして今年2月に議員辞職。元秘書はその後に同党の吉田宣弘衆院議員(53)=比例九州=の秘書になった。 まあ確かに面倒な話ではあるんですが、公明党議員事務所のある議員会館へのガサ入れなどもあり、全体的にきな臭くなっています。貸金業法違反容疑で取り沙汰されている事業者は、いずれも公明党支持や特定の宗教の関係先ということでもなく、IR(滞在型リゾート;カジノ)関
さっきドイツ赴任中の横田明美さんの記事が出ていて、読んでいて「あー」と感じておったわけです。 ご指摘の通りなんですよね。 ドイツで政策を見て痛感…日本政府が「法治主義」を軽視しすぎという大問題 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/85384 私も毎日新聞にコメントを寄せましたけれども、個人的には行政法(侵害留保説)の根幹だし、実際に行政がこれで酒類販売を規制するぞとなれば独占禁止法(優越的地位の濫用)にもあたりかねないので悩ましいわけですよ。 批判くすぶる酒類停止要請 騒動ににじむ菅政権の体質 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210716/k00/00m/010/466000c 別でも論考記事を書くつもりではあるのですが、横田さんの話を日本の政策立案の現場、プロセスで見る限りは「裁量行政の遊びの部分もあるので
土屋敏男さんという元日本テレビの著名プロデューサーさんがnoteに出てきて「ほうれん草は会社を滅ぼす」というので、味噌汁飲み過ぎてテレビ局が傾いた話かと思いきや、勤め人に必須とされる報告・連絡・相談がクリエイティビティを殺いで生産性を下げ、結果として会社を滅ぼすぞという意味だったらしいんですよ。 まずは、これ読んでみてください。 報連相は会社を滅ぼす|T_producer https://note.com/t_shacho/n/n978028f372e8 …はい、読みましたね。 以下、私なりの解説。 この土屋さんね、天才なんですよ。 その天才が「これはいい」と思って考えた企画を上にいちいち相談していたら、「お前そんなことするな」というストップが入る。せっかく天才が考えた素晴らしいアイデアが、組織の論理や大人の事情で潰されていくことで、その会社が磨き上げなければならないフレッシュな感性(死語
経済産業省の20代現役キャリアのお二人が逮捕されたという案件が実名報道されていました。 大口の仮想通貨詐欺の話なのに、まさか自分とこの省内で給付金詐欺をやっていたとは知りませんでした。別件逮捕の糸口として随分良質なものを当局は掴んでいたんですね。 [引用] 経済産業省のキャリア職員で産業資金課の係長、櫻井眞容疑者(28)と、産業組織課の新井雄太郎容疑者(28)です。 --ここまで-- コロナ給付金 詐欺の疑い 経済産業省職員2人を逮捕|NHK 首都圏のニュース https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210626/1000066279.html 個人的に気にしているのは、有印私文書偽造を繰り返して仮想通貨詐欺の現場でとても有名だった二人が、なぜ経済産業省に入省できたかという方面のことです。銀行からの中途入省と謳われつつも、これといって実績のない人物が霞
俺たちの東京都知事・小池百合子さんが過労で入院してしまわれました。 どこの病院か知りませんが、入院先の病院の岩戸の前でみんなで宴会して吉田沙保里さんが躍らないと出てきてくれそうにありません。ただでさえコロナ対応(の行き詰まり)や東京オリンピック開催(の行き詰まり)に都議会選挙で必敗と目される小池私党・都民ファースト(の行き詰まり)などもあって、さしもの歴戦の女帝・小池百合子さんといえどもご苦労が重なったのでしょう。 ご体調が心配でなりません。まずはゆっくり休んでいただいて、また元気に復活して「7つのゼロ」とかいう大罪のような公約に向けて邁進していただければと願っています。 そんななか、中央区民として小池百合子さんを心から愛する生田よしかつさんが凄いボールを投げて物議を醸していました。 どこまで狡猾なんだよサイコパス。この入院が同情をかって陰ながら都民ファの応援? もしそこまで考えてたら根っ
お世話になっている次世代基盤政策研究所で、みんな大好き財政再建・均衡をテーマとしたシンポジウムを開催します。21年6月26日土曜14時から、オンラインで。 同じく分科会でお世話になっている経済学者の小林慶一郎先生、元日銀・前リコー研究所所長の神津多可思先生、日本総研の翁百合先生に、座長は森田朗先生ということで、実に際どいセッションになるようで楽しみにしておるところです。 第6回NFIシンポジウム「財政バランスの長期的持続性をどう考えるか」 https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/029785dm3wq11.html ただでさえ令和2年度(2020年)は補正予算3回もやって総額175兆円とかいう空前の予算規模となった割に、予算消化でつまずいて沢山積み残しが出た割にその原資のほとんどが国債発行となっておりまして、借換債やら新発国債やら財
ワクチン接種と国民の態度については、それ相応に各種の事前研究が進み、接種計画に反映されたりしています。なので、ある程度は関係者の間では「肌感」があるところなのですが、さっきTwitterを見ていたら「Facebookユーザーの大多数がワクチン接種を拒否」とか「18歳から29歳までの40%以上がワクチン接種に否定的」とかいう明らかなガセネタが出回っていたので(既に削除)、元論文を観に行きました。 そしたら、元ネタは独立行政法人産業経済研究所(RIETI)が発行したディスカッションペーパーのていをした調査報告書だったわけなんですが、流し読みして悶絶するような個所がいくつかあり、椅子から落ちそうになりました。 https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/21j026.pdf 元データが開示されていないので検証のしようもないんですが、まず、18歳から29歳
この一年ちょっとの間、私は情報法制研究所というところと、次世代政策基盤研究所という民間のシンクタンク経由でいろいろと負担の大きい仕事をさせていただいております。東京大学の旧・政策ビジョン研究センター(現・未来ビジョン研究センター)にいたころの残務もあれば、外資系企業や大手シンクタンクから名指しで「お前ちょっとこい」と言われて「なんで私が」と思いながら手がけてる事案もあります。 介護や育児もあるので半分リタイアした、はずが、定時で取られる仕事をしていないので、便利にあちこち呼ばれてコキ使われているだけなんですよね。 私も愚痴を言っている間に、どんどんご一緒している同僚や尊敬している先輩方が「離脱」していきます。まあ、朝から晩までろくでもない報告書を読み、会議をし、結論が出たと思ったら偉い人にひっくり返され、上手くいかなければドヤされ、秘書官が「ここは俺がケツを持つ」と大見得を切ってくれてみん
国内アニメ界隈を活況に湧かせた『鬼滅の刃』と『シンエヴァンゲリオン』というふたつの大ヒット作に挟まれる形で、俺たちの西野亮廣さんが送り出した『えんぴつ町のプペル』が忘れ去られているのではないかと危惧しています。 映画サイトの評価ではそれなりに高い評判を得ている割に、マーケティング会社のピックアップパネルによる映画評価では全年齢平均男女で☆2を割り込むという低迷をしてしまっている本作品ですが、西野亮廣さんが好きな人たちにとっては強いメッセージ性とスタジオ4℃のアニメ制作能力の高さでリピーターを多く確保し、興行収入という点ではまずまずの結果になったのではないでしょうか。 ただ、どうもネタとしていろんな反動があったようで、サクラの木が植わっている「西野亮廣エンタメ研究所」では早くもサクラが散り始めています。まだこれからが花見のシーズンだと思っていたのに、これは大変なことです。 このままでは「えん
ということで、お騒がせしております元カドカワ代表取締役の川上量生さんとの間での3つ裁判のうち、一番最初の裁判において地裁判決が出ました。 この裁判は何だったのかというと、川上量生さんが「カドカワ代表取締役」名で私(山本一郎)の所属する情報法制研究所に対し郵送にて私の記事の削除と謝罪などを求めてきた件で、そんな削除をする必要も謝罪する理由もない、ということで「債務不存在確認」の訴訟を起こしたものです。 その私の記事の内容は、川上量生さんが海賊版サイト対策において、憲法違反の疑いが強いブロッキングを行うよう政府委員などの立場で強く求める珍説を披露していたため、これに対して盛大に反論していたものです。 また、そもそも当時川上量生さんは「@nkawa2525」は匿名であるなどとして自身のアカウントとなかなか認めないという姑息な運用をしておられました。裁判になったらあっさり認めたので、そんなら最初か
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長であらせられる、俺たちの森喜朗さんが派手にやらかしていたので記事にしたんですが、実のところ、私らの足元で意外と抜き差しならないことが起きていて困っておるわけです。 俺たちの森喜朗、期待に応えて自ら東京オリンピックを台無しにする 日本における「会議」という名前の儀式の問題 https://bunshun.jp/articles/-/43302 それは「まあまあアカデミックな能力も必要とするデータサイエンティストや、そのマネジメントの人を雇おうとすると、男性しか応募が来ない」という事案です。関係先が8名採用したいというところ、オープンエントリで応募のあった45名(2月4日現在)は全員男性です。 それどころか、いわゆるリファラル採用(縁故採用)で声をかけた研究室から出たリストは22名中19名が男性。会社の方針として、なるだけ男女同数かそれに近い採
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