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円安とは
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※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。 著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。 「ドル円ジェットコースター、160円から155円台!どうなる日経平均?」 ドル円為替レートが大荒れ 日本が休日の4月29日(月・祝)にドル円為替レートが大荒れとなりました。ドルは29日に入ってから対円で上昇、日本時間午前10時35分に1ドル=160円台を付けました。34年ぶりの円安水準です。 ところが、その直後からドルが急落、一気に5円超、円高が進み、一時1ドル=154円台となりました。日本政府・日本銀行が円買いドル売りの為替介入を実行した可能性がありますが、29日午後5時時点で正式な発表はなく、真偽は分かりません。 ドル円為替レート5分ごとの推移:4月23日7時~29日17時(日本時間) 【1】26日、日銀金融政策決定会合の結果発表後から円安進む 4月26
※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。 著者の吉田 哲が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。 「積立投資家は「価格暴落」がお好き?」 積立投資、価格が暴落したらどうなる? 仮に、以下の価格推移を演じる商品があったとします。暴騰パターンと暴落パターン、50年後にどちらの収益が大きくなるでしょうか。条件は、「積み立て」で取引すること(毎月1万円)、手数料は買付時に1.65%(税込)、分配金・配当なし、再投資せず、です。 図:積み立てシミュレーション(2パターンの価格推移)単位:円/グラム 暴騰パターンは、20年かけて5,000円上昇して1.5倍になり、次の20年はこの高値水準を維持。そして最後の10年間で3,000円上昇し、1万8,000円という100年前(1974年4月)の10倍以上の価格で取引を終えるパターンです。 暴落パターンは、20年かけて半値ま
積み立て効率化のコツ「暴落は利用するもの」 積立投資においては、「価格が安い(ゼロ付近での低迷ならなお良い)=保有数量が増えやすい」といえるでしょう。保有数量が効率的に増えれば、それだけ資産の額(保有数量×価格)を大きくしやすくなります。 だからこそ、価格が取引開始時の水準まで戻らなくても利益が出るのです。さらには当該シミュレーションのように、暴騰パターンよりも大きな利益が出る場合さえあります。 図:積立投資の収益イメージと効率化させるための二つの条件 本レポートで述べたシミュレーションを基に考えれば、積立投資に適した銘柄の特徴は、「しばしば急落すること」だといえます。そして、暴騰パターンのような史上最高値を維持・更新し続ける銘柄は、積立投資には向いていないといえます。 株価が暴落すると不安になる方は多いと思います。ですが、積立投資をしているのであれば、目の前で起きている暴落は保有数量を普
87歳の現役トレーダー、藤本茂さん初の書籍『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」』(ダイヤモンド社)を読んだとき、何はともあれ、この方に会ってみたい、と強く思った。 ダイヤモンド社の編集担当に頼み込み、取材OKのお返事をもらった。神戸市の自宅に訪問するか、電話取材が条件だったが、迷わずご自宅への訪問を選んだ。電話やZoom取材ではなく、とにかく、ご本人にお目にかかりたかったのだ。 前場が始まる8時ごろから11時半まで、3面のモニターを追い、人差し指でぽちぽちとキーボードをたたくシゲルさんの横にちょこんと座って、「今の買いはどうして?」「あ、言った通り、価格動きましたね」と、半日、トレードを見学しながら、シゲルさんと対話した。 以下、私が見た、「シゲルさんという生き方」を書いていく。トレードに関しては、特段、注目すべき秘訣(ひけつ)は期待しないでほしい。あ
●信用取引は行っていますか? ●信用取引でないとできないこともある! ●要注意!信用取引のリスクはかなり高い 信用取引は行っていますか? 株取引には、「現物取引」と「信用取引」があります。 現物取引とは、皆さんが通常行っている取引のことであり、信用取引と区別するために「現物取引」という言葉を使っています。 ネット証券であれば通常は買いたい株を買えるだけの資金がなければ買うことができません。例えば1,000円の株を1,000株買いたければ、口座に「1,000円×1,000株=100万円」がなければ買えないのです。 他方、信用取引とは、平たく言えば「証券会社にお金を借りて行う株取引」のことです。証券会社によって基準は異なりますが、楽天証券の場合は担保として最低30%の現金もしくは有価証券が必要なので、最大で3.3倍のレバレッジをかけることができます。 そのため、30万円の保証金を担保に差し入れ
信用取引のリスクが高いのは「レバレッジ」が理由 前回のコラムにて、信用取引でないとできないことや、リスクが高いという点をお伝えしました。今回は、なぜリスクが高いのか、そして大失敗を避けるためにどのような点に気を付けるべきかをお伝えしたいと思います。 信用取引がなぜリスクが高いかといえば、自分の持っている資金を超えた額の株取引をすることができるからです。これを「レバレッジ」と呼びますが、信用取引の場合は手持ち資金のおよそ3.3倍の株取引をすることが可能です。 例えば300万円の資金を全てA社株式に投じるとしましょう。株価が30%下がると、損失は「300万円×30%=90万円」です。300万円が210万円に目減りする計算です。 もしこの300万円の資金を担保にして目いっぱいA社株式を買うと、1,000万円分買うことができます。この状況で株価が30%下がると、損失は「1,000万円×30%=30
●2022年11月30日のオープンAIの「ChatGPT」公開以降、生成AIとAI半導体の大ブームが起きている。大きな経済変動がなければ、長期のITブームが起こる可能性がある。AI半導体メーカーと半導体製造装置メーカー、生成AI関連企業への投資妙味は引き続き大きいと思われる。 ●半導体株はエヌビディア中心に銘柄選別をし易いと思われるが、生成AI関連は今後数が多くなることが予想され、銘柄選別に困難が生じることもあろう。その場合はハイテク系指数連動型ETFへの投資を考えたい。SOX指数、NASDAQ100連動型ETF、ITセクターの業種別指数連動型ETFに加え、株価平均型指数であるニューヨークダウ、日経平均株価連動型ETFも検討したい。 ●生成AIとAI半導体の大ブームが長期化すれば、景気に対してプラスの強いインパクトがあろう。その場合、アメリカの金利が高止まりする可能性もあろう。アメリカの金
●今日のクイズ:同意なき買収の対象になりやすい企業はどっち? ●バランスシートとは ●PBRとは、株価割安度を示す株価指標のこと ●近年、同意なきTOBが増加 ●クイズの正解:●社 ●ネットキャッシュとは ●資金繰りの厳しい企業には要注意 「クイズでわかる!資産形成」(毎週土曜日に掲載)の第24回をお届けします。資産形成をきちんと学びたい方に、ぜひお読みいただきたい内容です。 今日のクイズ:同意なき買収の対象になりやすい企業はどっち? 今日は、買収ターゲットになりやすい企業を当てるクイズを出します。今日は、ちょっと難問です。初心者の方には分かりにくいかもしれません。すみません。 A社とB社のバランスシート(貸借対照表)と株式時価総額を、以下に図で示しています。同意なきTOB(ティー・オー・ビー:株式公開買付)のターゲットとなりやすい特色を備えているのは、どちらでしょう? 上の図は、企業のバ
●株式投資のきっかけは持株会 ●株価が気になって仕事が手につかない! ●長期投資のポイントは企業分析 ●初心者が学ぶ長期投資のポイントとは ●成長している業界の見極め方 ●月次情報で成長企業の解像度がアップ ●情報発信が自分の成長にもつながっていく 成長企業への長期投資で継続的に含み益をあげているはっしゃんさん。エンジニアとして長らく務めた会社を辞め、兼業投資家から独立起業し、投資入門書の著作や株Bizの監修、投資家VTuberとして活躍しています。 株式投資では、成長企業の業績に注目する長期投資に転向してから、基本的に売買をしない「ほったらかし」&「ホールド」投資に徹しています。その裏には独自で築き上げた「はっしゃん式理論株価」という独自指標と、それを基にした業績分析力がありました。ロジカルで明確な分析にファンも多いはっしゃんさんの投資スタイルに迫ります! <はっしゃんさん プロフィール
●失敗から復活した独自の方法とは ●独自開発の「はっしゃん式理論株価」が買いの指標 ●利益確定のタイミングは売らないこと? ●今後の展望は「日本を応援する環境づくり」 失敗から復活した独自の方法とは トウシル:成功に見合うだけの努力をされてきたはっしゃんさんですが、過去、投資で失敗したことはありますか? はっしゃんさん:たくさん失敗していますよ(笑)。一番大きな損失は、2011年3月11日に、投資していた電力株が暴落し、資産が半減したことですね。 トウシル:東日本大震災のときですね。あのときは原発事故などがあり、電力株は相当…だったのでは? はっしゃんさん:はい。予測不可能な事態だったので、仕方ないとは思うのですが、資産も減るし、あの状況を見ていると投資のモチベーションも上がらない状態でした。ただ、反省点としては、保有の理由があいまいだったという点ですね。 当時、電力株は高配当株で魅力的だ
●配当金目的の株式投資をする個人投資家が増えている ●配当利回りの高さのみで銘柄を選んではいけない ●必ず過去の配当金の推移を確認する ●株価の動向も必ず確認する 配当金目的の株式投資をする個人投資家が増えている 株式投資で得られる利益には「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」の2つがあります。筆者も含め、多くの個人投資家は、株価の値上がりによる利益、すなわち「キャピタルゲイン」を重視しています。 成長著しい会社を見つけ、それに投資すれば10年間で20倍、50倍、100倍に株価が上昇するケースも決して珍しくはありません。まさに株式投資の醍醐味(だいごみ)と言えるでしょう。 一方、「インカムゲイン」の代表格といえば配当金。数年前までは配当利回りが高くともあまり買われていませんでしたが、インフレの進展とともに、それまで買われていた成長株から、配当利回りが高い銘柄(広義でいう割安株)へ投資資金
●米国高配当株1:テルニウム(TX) ●米国高配当株2:ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG) ●米国高配当株3:モーリス(MC) ●米国高配当株4:ラザード・インク(LAZ) ●米国高配当株5:エンタージ(ETR) 米国の株式市場は世界最大の時価総額を持ち、建国当初から株価は右肩上がりの成長を続けています。その理由の一つとして、常に企業の新陳代謝が起こり、時代ごとに革新的な企業を生み出していることが挙げられます。 米国株式の代表的な株式指数は、鉄道・公共事業以外の工業株30銘柄で構成される「NYダウ平均株価」、NASDAQ(ナスダック)に上場している全銘柄を対象とした「ナスダック総合株価指数」、NYSE(ニューヨーク証券取引所)とNASDAQに上場している大型株500銘柄を対象とした「S&P500種指数」があります。 これらに採用されている企業は長期間にわたり利益を出し続け、株価も上
●TSMCの2024年12月期1Qは、16.5%増収、7.7%営業増益。3ナノが前4Q比減収となったが、5ナノ、7ナノは季節性にもかかわらず小幅増収となった。AI半導体の伸びが大きく、今期は2倍以上になる見込み。台湾の電力料金上昇と3ナノの収益化が遅れていることがマイナス要因だが、売上高は二桁成長へ。今後6~12カ月間の目標株価を前回の145ドルから165ドルへ引き上げる。引き続き中長期で投資妙味を感じる。 ●ASMLホールディングの2024年12月期1Qは21.6%減収、36.9%営業減益。EUV露光装置の出荷と販売が活発だった1年前に比べるとEUV露光装置の出荷台数、販売台数とも減少したことが響いた。EUV露光装置の受注高は前4Q比で大幅減。ただし、2ナノ投資、HBMと最先端DRAM投資の増加により、今年後半から2025年にかけて業績回復が予想される。目標株価は前回の1,100ドルを維
※この記事は2018年10月12日に公開したものです。 株式投資において、「失敗する人の心理と行動パターン」があります。株にのめり込んでいる方ほど、そのパターンにはまってしまっているのではと思います。株価の推移によって人はどのような心理になり、どういう行動をしてしまうのかを、いっしょに見ていきましょう。「自分だったら?」と想像しながら見てみてください。 失敗する人の心理と行動パターン (1)ある個別株に注目 →「上がりそうだから、買いだ!」 【1,000円で買い】 (期待) (2)1,200円に上昇 →「やっぱり自分の目は正しかった」 (自分は腕がいいかもと思っている) (3)いったん1,100円に下落 →「売っておけばよかった。また1,200円になったら売ろう」 (まだ余裕) (4)再度、1,200円に上昇 →「売却だ。200円分儲けた。やっぱりオレは天才だな。もう1回1,000円に下が
●日経平均は調整局面?下落局面? ●日経平均はなぜ調整局面を迎えているのか? ●調整局面で、NISAを使っている人はどうすればいい? ●田代くんの気になる5銘柄はコレ!調整局面、NISAで仕込みたいグロース株5選 日経平均は調整局面?下落局面? 日経平均株価は調整色を強めそうな状況です。NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)を通じて投資を始めた投資家の皆さまは、初めての下落局面を受けて、不安になっている方も多いのではないでしょうか。 決して不安になる必要はありません。調整局面は株式市場では当然の動きですし、1月から3月までの上昇相場は、歴史的とも言える非常に珍しい状況でした。そもそも、株式は10年、20年という長い期間をかけて、上昇、下落を繰り返し醸成されていくものと考えますので、今の調整局面はさほど気にする必要はないと思います。 ちなみに、私は調整局面と下落局面は厳密には意味合いが少し違
注:配当利回りはコンセンサス予想 注:株価騰落率は2023年3月末比 銘柄選定の要件 配当利回り(市場コンセンサス)が4.0%以上(4月22日現在) 時価総額が1,000億円以上 2023年3月末比株価下落率が15%以上 2025年3月期コンセンサス経常増益率が10%以上 3月期本決算 厳選・高配当銘柄(5銘柄) 1 LIXIL(5938・東証プライム) 2011年にトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生した国内最大手の住宅設備機器メーカーです。トイレ、洗面化粧台、浴室、キッチンなどのウォーターテクノロジー事業(LWT)、窓や玄関ドア、エクステリア製品、インテリア建材などのハウジングテクノロジー事業(LHT)を展開します。 世界150カ国以上で事業展開、ショールーム数は16市場116拠点(2023年3月末現在)に上ります。GROHE、Americ
できるだけ安く買うのが有利 今回は前回に引き続き、配当金目的の株式投資をする方へ、注意点をお伝えしていきたいと思います。 株式投資では当然ながら、できるだけ安く買うに越したことはありませんが、配当金目的の株式投資の場合はこれが顕著です。 値上がり益ではなく配当金による収入を目的とした投資ですから、いくらでその株を買うかによって、「年間の利回り」が決まってくるからです。 例えば1株当たり配当金120円の銘柄で考えてみましょう。これを2,000円で買えば配当利回りは6%ですが、3,000円まで株価が上がってから買うと配当利回りは4%です。6%と4%の差はかなり大きいと個人的には感じます。 実際、数年前であれば配当利回りが6%くらいの銘柄はそれなりにありましたが、利回り6%の銘柄の株価が50%上昇して配当利回り4%に、100%上昇して配当利回り3%に低下している、というのが足元の状況です。 もし
出所:筆者作成 【1】過去3年の株価上昇率が高い、はダメです。確かに、過去の株価上昇率が高い銘柄には、成長株も含まれています。ただし、株価が上がってしまってから投資するのでは面白くありません。これから投資する成長株の候補を出すのに、過去の株価上昇率が高かった銘柄を選ぶのは、良い方法と思いません。 【2】PERが高い、もダメです。高成長が期待できる銘柄にPERが高い銘柄が多いのは事実です。でも、単に業績が悪くてPERが高くなる銘柄もたくさんあります。成長株を選ぶのに、PERが高いことを条件とするのは、良い方法とは思いません。 今、ITやAIによって、経済構造ががらりと変わる時代です。成長株の候補はたくさん見つかります。ただし、そこから、本当に成長する株を見分けるのが大変です。 1番目・2番目の成長条件を満たす企業(高成長市場で高シェアの企業)は、けっこうたくさん見つかります。ただ、3番目の条
●お年玉を貯めて初めて買った株 ●投資の失敗と学んだこと ●赤字が続き投資手法を見直し ●高配当株の投資する手法を確立 ●株式投資の資産は増えていく 高配当株を長期運用し、会社員と兼業ながらも資産1億7,200万円を達成したなのなのさん。年間の配当金は512万円と日本人の平均給与を上回ります。 大学生の時に株を始めるも毎年赤字が続きました。転機は投資手法を模索したとある実験。その後の投資手法が固まり、資産は劇的に伸びていきます。兼業ながら株式で手堅く不労所得を得る方法とは? なのなのさんにお話を聞きました。 <なのなのさん プロフィール> 会社員兼業投資家。大学時代から株式投資を開始。資産1億7,200万円を実現。 初著書『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』も2万部を超えるなど好評発売中。 ・セントラルマジカルアカデミー 株式錬金術専攻の兼業投資家 ・中
●インデックスファンドならS&P500系かVTI系 ●米国株ETFに投資する ●VGT?QQQ?VHTやVDCも狙い目 ●米国株式と全世界株式どちらを選ぶべき? 米国株投資家として多方面で活躍されている、たぱぞうさんインタビューの後編をお届けします。今回は、投資初心者が買いたい米国株ETF(上場投資信託)やインデックスファンドについて聞きました。 インデックスファンドならS&P500系かVTI系 ──これから米国株投資を始めるという人は、まずは何を買えばいいのでしょうか? たぱぞうさん ひと口に米国株投資といってもさまざまな方法がありますが、投資初心者の場合、まずは米国株を投資対象とする投資信託(インデックスファンド)の積み立てを始めるのがいいかもしれません。 この方法なら投資に関する知識もいらないので、誰でも簡単に始めることができます。米国株投資に興味があるけど、そんなに時間も手間もかけ
公的債務の対GDP(国内総生産)比の限界は250%程度と言われ、1940年代に英国が一度経験しているだけである。「少子高齢化」の日本は金利が上がれば苦しくなる。 政府債務(債務対GDP比)の雪だるまの視覚化 インフレをあおり続け、賃金がそれに追いつくことを望むこととは別の明確な目的が日銀にはあるのだろう。それは、インフレを引き起こし、このインフレによって円の購買力を消耗させるということだ。猛烈なインフレが何年も続けば、日本のGDPに対する債務残高の割合は他の先進国程度まで落ち着いてくることも想定される。 加えて、日本のマイナス金利と大規模金融緩和は、米国株と米国債の買い支え(補完装置)として利用されている。そういう政治的理由からも、日銀は金利を上げられない。日本が金融緩和をやめたら、米国株が暴落するし米金利も上がり債務返済ができなくなる。 米国の中核的な属国である日本は、(少なくとも来年の
●日経平均、中東緊迫化や半導体株安で4月後半から下げ幅広げる ●半導体調整長期化や米利下げ先送りリスク残るも、日本株は押し目買い好機迫る ●出遅れ高配当利回り株の復活に期待、決算発表本格化で ●厳選・高配当銘柄(5銘柄:LIXIL、アステラス製薬、デンカ、平和、パーソルHD) 日経平均、中東緊迫化や半導体株安で4月後半から下げ幅広げる 直近1カ月(3月18日~4月22日)の日経平均株価(225種)は終値ベースで5.8%の下落となりました。期間中前半は買いが先行、3月22日には高値4万1,087円を付けましたが、その後は軟化し、4月中旬以降は下落ピッチが速まる状況になっています。 とりわけ、4月19日には1,011円安となり、2021年2月26日以来の下げ幅を記録しました。4月19日には一時、3万6,733円まで下落し、2月9日以来の3万7,000円割れとなっています。なお、この期間(3月1
企業業績動向から読み解く日経平均の現状 日経平均株価(225種)は3月末の4万円台から3万7,000円台に下落し、投資家の中には、この下げが一時的なものなのか、それとも本格的な下落の始まりなのか、最近まで大きく上昇してきた後だけに、気になっている方も多いと思います。 私は日経平均の動きについて、景気循環をベースとして、企業業績の動向と併せてみていますが、企業業績の動向から見たときに、足元の下落が一時的なのか、それとも本格下落の始まりなのか、どう見えるのかについて、今回お伝えしていきたいと思います。 2013年以降の日経平均と企業業績の関係を見てみると、次のようになっています。 (グラフ1)日経平均と企業業績の関係(1) グラフ1における青線は、日経平均構成銘柄の来期と再来期のアナリスト予想を基に、日経平均の予想EPS(1株当たり利益)の前年比増減率を示したもので、予想EPSは独自に調整し、
「どの銘柄も有利不利なし」と「分散が大事」の感覚 上場株式への投資のいいところは、市場で形成されたフェアな価格に直接参加できることだ。プロやビジネス関係者も含めた市場参加者が「買ってもいい」と判断した値段と、「売ってもいい」と判断した値段が出合った株価に個人投資家も直接参加できる。個々の銘柄の株価に結果的な間違いは頻繁に生じるし、株価全体の水準が狂うことがあるとしても、「市場」という仕組みは参加者に対してフェアであるという意味でよく出来ている。投資家は「市場で付いた価格なのだから、どの銘柄に投資しても大きな優劣はない(はずだ)」という理解を持つといい。ある意味で、株式投資は怖くない。 理屈はその通りなのだが、そう思えない人が多いのは、人間は「結果論」に過剰に影響されるからだろう。しかし、読者には、そうした「普通の人間」よりも少し賢い人になって欲しい。そのために、個別株への投資は良い教材だと
●今日のクイズ:J-REITの投資対象はどれ? ●J-REITの市場概況 ●平均分配金利回りが4.5%まで上昇 ●クイズの正解:組み入れ対象となるのは● ●【参考】不動産への小口投資を可能にしたREIT 「クイズでわかる!資産形成」(毎週土曜日に掲載)の第25回をお届けします。資産形成をきちんと学びたい方に、ぜひお読みいただきたい内容です。 今日は、J-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)の仕組みを学ぶためのクイズを出します。 今日のクイズ:J-REITの投資対象はどれ? J-REITは、株式の一種です。東京証券取引所に上場していて、株と同じように取引所が開いている時間に売買できます。4月16日時点で分配金利回りが4.5%と高いことが魅力です。利回りを重視する投資家にとって、分散投資する価値が高いと思います。 それでは、まずクイズを解いてください。 【クイズ】以下【A】~【G】
1996(平成8)年3月14日、薬害エイズ事件に関して、ミドリ十字社が謝罪を行ないました。 薬害エイズ事件とは、1980年代に血友病患者に対し、加熱処理してウイルスを不活性化していない血液凝固因子製剤(非加熱製剤)を治療に使用したことにより、多数のHIV感染者を生み出した事件です。国内の全血友病患者の約4割にあたる1,800人がHIVに感染し、うち約600人以上がすでに死亡しているといわれています。 事件当時、非加熱製剤の危険性を知りながら流通させたとして、ミドリ十字社の取締役ら3人、厚生省生物製剤課長らが起訴され、有罪判決を受けました。 薬害エイズ裁判の難しさは、1980年代前半まではエイズの病態や感染経緯そのものが未解明であった事実もあることです。製薬会社側は危険性を認識できなかったと主張し、海外の専門家からは被疑者らを擁護する声もありました。 しかし、最高裁判決では「非加熱製剤の危険
●米金利上昇ショック、日米株とも急落 ●日本のファンダメンタルズ良好の判断は変わらず ●乱高下しながら上昇する日経平均 ※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。 著者の窪田真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。 「ナスダック・日経平均急落、米金利上昇ショック。押し目買いの機会を探る」 米金利上昇ショック、日米株とも急落 先週(営業日:4月15~19日)は日米とも株が急落しました。米長期金利の上昇を嫌気して、ナスダック総合指数が5.5%下がりました。日経平均株価は、1週間で2,455円(6.2%)下がって3万7,068円となりました。 日経平均・ナスダックの動き:2021年末~2024年4月19日
・なぜ新会社を立ち上げたのか? ・セゾン投信と何が違う? ・なぜアクティブ型投信なのか? ・個人投資家が日本株にあまり注目していないが・・・? 「つみたて王子」、次はどこへ行く? 2023年6月にセゾン投信を退任した「つみたて王子」こと中野晴啓さんが、新たな運用会社・なかのアセットマネジメントを立ち上げ、4月に新ファンド2本の運用をスタートさせる。2024年1月の新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)開始以降、日本では資産形成の流れができ始めているが、今の世間のスタンダードは「インデックス型の投資信託による積立投資」だ。 一方、なかのアセットはアクティブ型の投資信託で行く。長年地道に全国を行脚し、長期投資の普及をライフワークにしてきた中野さんの功績は大きいが、ここにきて時代に逆行しているようにも見える。10の質問で、その真意を聞いた。 【Q1】なぜ新会社を立ち上げたのか? 【A】長期資産
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