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掃除・片付け
michikaifu.hatenablog.com
正確な時期は未定ですが、近々準備が整い次第、このブログを別のところに引っ越すことにいたしました。はてなさん、近藤さん、本当に長い間、お世話になりました。 黙って去るのも申し訳ないので、引越しに至る事情を書いておくことにします。ちょうど、少し余裕ができたので、今のうちに。私特有の事情でもあると思うので、他の方の参考になるかどうかはわかりませんが。 はてなでブログを始めたのは2005年2月1日でした。どのプラットフォームを使うかあまり深く考えず、友人に勧められてなんとなくはてなで書き始めました。まだブログというものが目新しい頃。 AT&Tの落日 - Tech Mom from Silicon Valley 雑誌に記事などはすでに書いていましたが、締め切りも文字数制限もなく、好きなことを好きなように書けるのが魅力でした。だんだんブクマがつくようになって、読者も増えてきて、反応をすぐもらえるのも楽
日本でも選挙直前ということで、米国大統領選におけるソーシャル・ビッグデータ・ネット・ITに関して二つのレポートを書いた。少し前に、ZDNetの記事にも事例として活用したもので、それぞれ前半部分は共通化してあり、そのプラットフォームにそれぞれ別々の点にフォーカスして考察し、コラムを展開した「API型3部作」(^^ゞである。実はもう一つあるが、これは少々後に出る。 米国大統領選に見るソーシャルとビッグデータの役割(KDDI R&A) http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20121212/240898/ 【海部美知 for Cloudian】AWSを使ったオバマのケチケチ「マネーボール」作戦を企業も活用へ - トピックス - ZDNet Japan 私は2008年の前回大統領選の後にも、この件についてのかなり詳細なレポートをクライアントのため
ZDnet Japanおよびクラウディアンのブログに掲載されましたのでお知らせします。 【海部美知 for Cloudian】クラウドにおけるオープンソース勢力がアマゾンに対抗 〜 シリコンバレー「Cloud&BigData Expo」会議報告 - トピックス - ZDNet Japan http://www.gemini-bigdata.com/2012/11/cloud-expo.html
・・だと思うのだ。7インチタブレットは他が先行してKindle Fireが特にヒットしたのをアップルが後追いしたとか。もう以前ほど革新性がないとか。Androidベースのタブレットはマーケット・シェアが大きいとか小さいとか。いろんな話が出ているけれど。 私自身は、iPhoneもiPadも以前使っていたのをすべて子供達に奪われ、自分自身はAndroidスマホをずっと使って、試しにサムスンのタブレットとかも使ったりKindle Fireも家の中にはあるし、いろいろ使ってみて、それぞれに使い勝手がよかったり悪かったりする。 人により、iPad用の有料アプリをたくさん使っている人、iTunesから音楽を買っている人など、アップルのエコシステムにサンク・コストがいっぱいある人はなかなか未練があるに違いないのだけれど、そういうわけで私はゲームもあまりしないし、有料アプリも自分ではほとんど買わない。(子
昨日、周波数政策に関する鬼木阪大名誉教授の意見を取り上げた記事をツイートし、その後私の意見を連続ツイートしたら、結構反響をいただいた。 鬼木阪大名誉教授が警告!「総務大臣は保有免許の『承継』は拒否せよ!政府はソフトバンクによるイー・アクセス買収を阻止すべきだ」(小池 良次) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) その中で、私のことをいっしょくたに「政府の御用学者」とお呼びになった方 *1 がおられて、まぁ私自身がどう思われても構わないけれど、この一連の話の構図がちゃんと理解されてないのでは、と思ったので一応まとめておくことにした。 この件は、「正義の味方であるソフトバンクのやろうとしていることを、邪悪な政府やNTT/KDDIが邪魔する」という構図ではない。 私はかねてから、「周波数割り当てのプロセス透明化を目的としてオークションを導入すべきだ」と主張している。遡ってみたら、このブログを始
こんな話とか読んでちょっと思ったことがある。 地方暮らしが限界な話(メモ)(追加あり): やまもといちろうBLOG(ブログ) 無職の父と、田舎の未来について。(9/24追記) - どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる 先週は、会議出席のためラスベガスに行ってきた。ラスベガスはアメリカによくある超人工都市で、私が行ってたときも昼間の地表温度は華氏111度(摂氏44度)、砂漠だから水は遠くから持ってくる必要があり、電気の力を使って無理やり人が住めるようにしたような場所だ。例えば月面や火星や海底に人が住めるように人工環境の基地を作るというSF映画とかがよくあるが、それみたいなものだ。 19世紀に幌馬車に乗って人が東からやってきて、その時代以降に可能になったテクノロジーを使って、ユニット型の町を次々と荒野に置いていき、それを20世紀にアスファルトの高速道路で結んで車で物資を運ぶことで成立したのが今
KDDI総研 R&Aに寄稿した「米国スマートグリッドの現状」が本日一般公開されました。@May_Roma さんのイギリス編に続いて米国編を、と頼まれたのですが、スマートグリッド事情を理解するためには、まず米国の電力業界のおおまかな構造と、90年代の「電力自由化」の失敗についても頭に入れておく必要があるので、前半はその話を書いています。 調査・出版情報 | KDDI総合研究所 調査・出版情報 | KDDI総合研究所 この前段として、昨年5月に日経ビジネスオンラインにも、米国電力と再生可能エネルギーについて書いていますので、ご興味のある方はこちらもあわせてお読みください。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110411/219400/ http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110
いや違う、秋葉原の喫茶の話ではない。昨日、パナソニックのスマート家電戦略として、「洗剤や柔軟剤を入れる量が自動的にスマホでわかるスマート洗濯機」という記事にツイッターで「アホかいな」とツッコミを入れたら、けっこう私と同じように感じた人が多かったらしいので、勇気をもってこの話を蒸し返したい。 パナソニックのスマート家電をシリコンバレー在住者たちがコキおろしていた - Togetter 振り返ってみると、このブログでこ「家事の一番のペイン・ポイントは、肉体労働ではなくマネージメントである」という話を最初に書いたのはもう2007年と大昔の話。 父の日雑感 - マネージメントとしてのお父さん、お母さん - Tech Mom from Silicon Valley だいたい、家事とか育児とかいう言葉が間違いの元。このタグのように「家庭経営」というべきなんだろう。主婦の最大のタスクは、家事でも育児でも
NOSQLの基礎知識 (ビッグデータを活かすデータベース技術) 作者: 本橋信也,河野達也,鶴見利章,太田洋出版社/メーカー: リックテレコム発売日: 2012/04/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 81回この商品を含むブログ (7件) を見る ビッグデータ勉強中のところ、ちょうどこの本の著者の一人である本橋さんにこの本をいただきました。ありがとうございます! 私はエンジニアでも専門家でもないが、営業・企画的な立場からビッグデータの技術に興味を持っている。この本は、ちょうどそんな立場の人が、ビッグデータ向け技術の重要な一要素である、「データベース」の世界を理解するのに超オススメである。Hadoopのオーバービュー的な説明もはいっていて、Hadoopの適用領域と、各種NOSQLの位置づけがよくわかる。 最初にNOSQL(「Not Only SQL」、従来型のリ
今日はクソ真面目なエントリーなので頭痛にご注意。 私は、これまでもいろいろな場面で、通信における需要と供給の関係というのを分析の引き合いに出している。まぁ、あまりおもしろくない話なのでブログにはあまり書かないけれど、本業のほうでは、現状の分析やこの先どうなるかを考えるときに、需給関係がどうなるか、というのが大きな時代の流れの底辺にあることをいつも念頭におく。 固定幹線網の需給関係の変化点が「5」のつく年に10年おきに起こる「景気10年循環説」は私が勝手に唱えている説で、ちゃんと学問的に立証した訳ではないが、1985年以来30年近くの間はだいたいこんな感じで合ってると思う。通信の設備寿命がほぼ10年なので、それほど無茶ではないと思っている。この循環に沿って、通信の料金は上がったり下がったりする。認可料金で硬直的なエンドユーザー向け料金と異なり、ホールセールの料金は自由に動くので、そこで需要と
アメリカでは、有料テレビ各社(ケーブル、衛星、電話会社系)が「TVEverywhere」と呼ばれる方式を熱心に推進している。アメリカの有料テレビ業界の動向については下記参照。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101126/217294/ ギョーカイ人としてその存在は知っていたが、私自身はあまりテレビを見ないので、そのありがたみがイマイチわかっていなかった。でも、今回オリンピックで、ようやくちゃんと使ってみた。 アメリカではNBCがオリンピックの権利を持っているので、傘下の8つのチャンネル(地上波+ケーブル専門チャンネル)を使ってたくさんの番組をテレビ放映している。 今回はこれに加えて、NBCウェブサイトでかなり多くのライブおよび録画ストリーミングが見られるが、無条件では見られないのがミソ。契約している有料テレビのアカウント情報を
マリッサ・メイヤーの記事を日経ビジネスオンラインに書いた。日本時間で金曜日にアップ予定。 マリッサはゴージャス系なギークで、ステレオタイプのギークとはだいぶ違う。「お金持ち」というファクターを除いたとしても、彼女のような華やかなタイプのギークが、男女ともに最近この界隈で増えてきたように思う。 「ギークのイケメン化現象」は2006年頃にここに書いたが、どうも今回はまたちょっと違うかんじ。 友人たちとの酒飲み話の中で出た結論は、「スタートアップの中心地がサンフランシスコに移動したから」。シリコンバレーの中心勢力が、昔のサンノゼ付近から年々北上し、現在はサンフランシスコのジャイアンツ・スタジアムを中心とする地域になっているのは皆様ご存知のとおり。で、かつてのシリコンバレーは、鹿と狸が徘徊する田舎で、庵を結んでひたすらコードを書く桃源郷の住人が中心だったが(そして今でもその地区にはそういう勢力もい
日本とアメリカの両方で、スマートフォン向けアプリを提供している開発者から聞いた話。とある日本だけで使われているAndroid端末(=ガラスマ)でその会社のアプリを使っているユーザーから、動かないとのクレームがあり調べてみたところ、Android OSのメーカー独自部分に重大な欠陥があることがわかったそうな。 「だいたい、日本の携帯端末って、ものすごい機種数があるから、カタログがものすごく立派で分厚い。あんだけたくさんの端末をそれぞれのメーカーが出して、ちゃんとあとのサポートができるはずがない。不具合直す気がぜんぜんないんだから。端末もカタログも、どんどんゴミ作ってるのと同じ。」 ごもっともである。確かにAndroidという同じOSを使っているが、それでも機種ごとに微妙に異なる。iOS vs. Androidという宿命の対決の中で、Androidの「細分化」というのは特に開発者にとっては大問
老いては子に従え、ということで、米国史を「自国の歴史」として学んでいる息子たちから、ときどき目からウロコの話が聞けて面白い。 飯を食いながら、小学生のほうに「電報とは何か」ということを説明していたら、高校生のほうが、「そうそう、南北戦争で北軍が勝ったのは電報のおかげなんだよ」と口をはさんできた。 南北戦争というと、「奴隷解放」の美談になってしまいがちだが、実のところ「近代工業経済」vs.「旧型農業経済」の間の軋轢であったことは皆様ご存知のとおり。で、工業経済だった北軍は、その力を駆使して「鉄道」と「電報」のインフラをがんがん敷設したのに対し、南は鉄道も電報回線(当時、電報はまだケーブルで送信していて、無線電報はなかった)も少なく、あっても北軍のスパイがケーブルをスプライスして盗聴しており、情報はダダ漏れだったのだそうだ。鉄道の人員・物資の輸送力については説明の必要もないだろう。南軍は自分で
日本人の知らない環境問題 (SB新書) 作者: 大賀敏子出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2012/05/16メディア: 新書 クリック: 3回この商品を含むブログを見る 著者大賀敏子さんは、私の大学時代の友人。もう長いこと会っていないのだが、最近同級生女子会メンバーの間でメーリングリストがまわるようになったおかげでe-再会。この本が出たときに紹介された。 大賀さんは環境庁(今は省)出身で、現在、UNEP(国連環境計画)のケニア・ナイロビにある本部で働いている。世界における「環境問題」の現実・意義・課題・取り組みなどが、「中の人」の立場から生々しく紹介されている。 ちょうど今月20日から、ブラジルのリオデジャネイロで「リオ+20(国連持続可能な開発会議)」が開催されるが、この会議のことを理解するのにも役立つだろう。 「環境保護」は、貧困から脱出するための「開発」とは対立すると
今週は出張していたので、例のソーシャルゲームおよびコンプガチャに関する件はROMしていただけだったが、遅ればせながら私の考えを一応まとめておきたい。 ソーシャルゲーム各社を叩く論調が多いが、ベンチャーの芽を次々と摘み取る役所への不満の話なども聞こえてくる。 私個人としては、グリーやDeNAを「人格攻撃」ならぬ「社格攻撃」をする気はない。せっかくベンチャーからここまで頑張ってきたのだし、世界で戦おうとやり始めているところで、ここで踏ん張ってほしいと思っている。遅きに失したが、それでもbetter late than neverで、かろうじて事前に自主規制したことはよかったと思う。 ベンチャーが出発するときには、既存のシステムに挑戦するがために、法律的にはグレーだったり網の目だったりするところを通るのもある程度仕方ない。グーグルだってフェースブックだって、今でもプライバシー問題などで、年がら年
今朝から、わがツイッターのタイムラインがこの条例案なるものへのすごい批判の嵐でいっぱいになっている。大阪維新の会自体についてはあまり知見がなく、政治的な評価などの意見は私は全くもっていないが、この条例案祭りが、ツイッター以外の場所にあまり出ていないようなので、少々ツイッターを深読みしてみた。 条例案は下記参照。あまり長くないので、ご興味のある方はまずは見てほしい。「これって虚構新聞でしょ」というツイートが的を射ている。本気でこんなことを公の場で言う人がいるのかと驚いた。ツッコミどころが多すぎる。 大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1〜23条) 特に私の周囲で批判が多いのが、第4章第15条。 乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防
こんな記事を見つけたので、またまた「平清盛ヲタ」の私が湧いて来ましたよ。 朝日新聞『平清盛』記事へのコメントに関して - 春日太一の「雪中行軍な人生」 私は研究家でも評論家でもなく、ここに書くのは完全に根拠のない勝手な自分の想像話であることを最初に断っておく。 上記の筆者が書いているように、確かに平清盛ドラマの「画面の情報量」がハンパでない、ということを最近になって私も理解した。上記では「ハイビジョン」による画面の質のことを主に話しているが、ここで言っているのは、脚本の中に埋め込んであるお話の情報量のこと。時代劇では「史実と違う」という批判がよく出るのだが、ここでは逆に、「いかにもありえない創作の場面なのだが、実は史実がたくさん埋め込んである」ということに気がついたのだ。 例えば、お話が「源氏編」に移るときの信号として、源氏屋敷のペットである猿が最初に映し出されることが多く、これは私は「源
相変わらず、ネット界隈では「ノマド」ブームを揶揄する動きが続いている。 安藤美冬とかいう新たな勝間和代の襲来: やまもといちろうBLOG(ブログ) だけど、私はいっそ「ノマド」も、こういった、なんとはなしの現象に名称を付与することで流行を作り出す「言霊ハイプ」にしちゃってもいいのでは、と思っている。 世の中には、メディアのハイプとか◯通的な仕組みのフィルターを通じてしか、新しい現象を理解できない人々が実に多く(どこにでもいるが日本国にはとても多い)、時にそういう人達のフィルターを通すために犠牲を覚悟で「言霊ハイプ」の力を借りるのもアリと思う。「ガラパゴス」*1とか「イクメン」なんかも言霊ハイプからお偉い方々の脳にも投影されて、それなりに世の中の気分に一定の影響を与えたと思う。 ノマドに関して言霊ハイプが必要と思う理由は、以前にもこのブログに書いた、「ノマド(あるいはフリーランス)」を雇うク
何を隠そう、大河ドラマの「平清盛」にはまっている。昔から時代劇が好きで、ここ数年大河はだいたい毎年見始め、途中リタイアする年も多いが、最近では「篤姫」や「龍馬伝」などは最後まで見通したし、「新選組!」はあとになってDVDで見た。(そういえば幕末モノばかりだな・・)当地ではTV Japanというケーブル局でやっていて、英語字幕つきバージョンを2ヶ月遅れぐらいでやっているので、「あー、この話ってあれの伏線だったのね」などを見つけられたりするのもまたヘンな楽しみ方。 これ、超低視聴率らしい。確かに、面白いとは思いながら、どこかに違和感というか、居心地の悪さをずっと感じていた。普通、大河ではなにかしら「メッセージ」が繰り返し語られることが多く、これがうまくはまらないとひたすらウザくなってしまうのだが、「清盛」では「メッセージ」が私には明確にわからないまま、ここまで来てしまった感じだったし、とにかく
なんか、ノマドという言葉が流行ってるみたい。私も、パソコン一つで仕事してる自営業者だからノマドといえるんじゃないかと思う。 http://blogos.com/article/34698/?axis=p:0 愛と幻想のノマド論 食いっぱぐれない生き方のぶっちゃけ話 – アゴラ ノマドはやめとけとか言っているが、私は仕事を続けようとしたらこれしかやり方がなかったから仕方なくやっている。2000年を目前にして、史上空前のバブルだったシリコンバレーですら、就職しようとして面接受けても、幼児をかかえて身動きも取れない国際事業担当者なんてどの会社も雇ってくれなかった。 この手の「論」でいつも感じるのだが、ノマドがいいとか悪いとか、そんなの人によるのだし、その状況の中で自分はどうする、という話しかないのに、一般的に全体の話をしてもあまり意味ないんじゃないかと思う。特に、女性であるとか出産したとか子育て
昨日、ネットでさんざん叩かれていた下記の記事につき、「これってミスリーディング」という一言コメントを英語でつけてツイートしたのが結構RTされていて、もしかして私が「この記事を支持した」と勘違いされているのでは、と心配になったので、解説を加えておくことにする。 高くついた反アップル戦略NTTドコモで通信障害続出の真相(町田 徹) | マネー現代 | 講談社(1/5) ここに書かれていること、たとえばドコモがアップルを憎悪しているなどが本当かウソかは私は知らないし、彼の結論、「日本の端末ベンダーが競争力を失っているおかげで日本のキャリアがOSに対してコントロールを持てないことが問題だからそこをなんとかしろ」という結論は、この話とは別のことだし、解決法としては非現実的だと思う。 そんなことより、この「制御信号問題」という話を聞いたとき、私の頭の中は「??」で一杯になった。なぜかというと、この問題
日経ビジネスオンラインで、今回はやや変則タイミングですが、SOPA話の続きということで、「アメリカのテレビにおけるフットボール」という話を書きました。話題のCM動画もいくつか紹介しています。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120209/227042/ ちなみにスーパーボウルといえば、昨日急逝したホイットニー・ヒューストンが1991年に開会時アメリカ国歌を歌ったパフォーマンスは、ある意味彼女のキャリアの最高潮だったのでは、と思う。このときは第一次湾岸戦争の最中、軍人をたくさん動員し最後にF16戦闘機が頭の上を飛ぶ演出で、アメリカ人の愛国心をくすぐるスーパーボウルの真骨頂という感じだ。その点は措くとして、このときの国歌は、演奏のアレンジもよかったと思うし、私も今見てもちょっとウルっとくるぐらいのパフォーマンスだった。(これって文字
フェースブックのIPO騒ぎで、また日本のメディアでFBの名前をよく目にするようになった。このところ仕事の修羅場続きでちゃんと読んでいないのだが、見出しだけを見ると相変わらずフェースブックとかソーシャルネットワークとかを、「友達とつながるお遊び」としてしか見ないお年寄りが多いようで、ちょっと気になっている。 マイスペースやMixiとFBがどう違うのかについては、いろんな点があるのだけれど、シリコンバレーにおいてFBがグーグルと並ぶ「リーダー格」となりつつあるのは、「商売」周辺の部分だけじゃなくて、根っこの部分にある技術力のおかげだと私は思っている。それも、ちょっとした軽いベンチャーがみんなiPhoneとかグーグルとかのプラットフォームの上に乗っかって出てくるのに対し、FBはグーグル系と違う、ちゃんとした一つの技術体系を最初から作っていて、「ビッグデータ」という今流行りの潮流の源流の一つになっ
このところ、たまたま立て続けにこのあたりの話を人としたので、ちょっと我が家の息子のセラピー状況をまとめておくことにする。 これまでの経緯は下記のカテゴリー参照。我が家は二人の息子(現在上は高校生、下は小学生)が両方とも、それぞれ問題を抱えていた。長男は症状としてはディスレクシア的だったが、ビジョンセラピーで乗り越えている。そのあたり、経過は下記を参照されたし。 [発達障害] - Tech Mom from Silicon Valley [学習障害] - Tech Mom from Silicon Valley [視覚発達障害] - Tech Mom from Silicon Valley 次男は、広汎性発達障害と一応診断されているが、ADD的なところもsensory processing disorder(感覚処理障害?日本語の正式名称は知りません)的なところも混ざっている。最初に手をつけ
瀧口範子さんの記事に生越さんが噛み付いている。 ジンガもフェイスブックも──腐敗する有望IPO企業 | 瀧口範子 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 昔からそうだし、そうあるべきだよ この批判は半分しか当たっていないように思う。 確かにベンチャー経営者の最重要課題は資金の調達と管理だし、「事業のアイディア」という、単位が小さすぎ不定型すぎて売り物にならないモノを「会社」というある程度の大きさの箱に入れて固定化し、金融商品として流通させるのがベンチャー・ファイナンスであることも間違いない。 でも一方で、シリコンバレーには深く根付いた「ユートピア的理想主義」の文化があり、この「地域的気分」に合わない企業は周囲の支持を得づらいという面もある。支持を得て人気の出た会社には、よい人が集まってくるし、資金も調達しやすくなり、地元プレスからもよい評価を得て、ユーザーも集めやすくな
こっちサイドの話だけが流れてしまうのもまずいと思うので、「パラダイス鎖国」の著者としては一応反論しておきたい。 議論:留学は就職にマイナスか? 留学といってもいろいろ。日本から大挙してアメリカに留学生が来ていた90年代、私が住んでいたニューヨークには、決まった一角に固まって住んで、ほとんど日本語だけで生活しているという留学生がけっこういた。そういう人でも、NYでの経験がその人なりに役立つならば、それはそれでいいけれど、そういう人が減るのはまぁ別にどちらでもよい。 また逆に、どんな環境にあっても自分の道を切り開いていけるほど優秀で、なおかつ留学目的である研究や勉強内容に情熱を持つ人は、今でも、なんと言われようと留学する。日本で就職できなければ海外で就職する、あるいは自分で仕事を作る。 問題は、あと一押しで後者のグループにはいれそうだけど、ちょっと自信がなくて就職が心配と思う人、あるいは本当は
当地でもTV Japanで「坂の上の雲」をやっている。先日の二百三高地の場面で、「あーやって、ケーブル伸ばして電話したんだ!」と、ケーブルを巻きつけたラックを運びあげる兵士の姿に妙に感動して、自分で職業病だとつくづく思ったのだが、同じように思った業界のご同輩もおられて、FBやTWでコメントいただいたので、ちょっと調べてみた。 ドラマの舞台となっている日露戦争開戦は1904年。その前後というのは、通信にとっても大きなイノベーションが爆発的におきた時代だったのだ、と改めて思う。(ソースはWikipedia、裏取りはしてないのでご注意。) 1837 モールスによる電信の発明(有線) 1866 大西洋横断ケーブルができる 1876 ベルによる電話の発明(有線) 1896 マルコーニによる無線電信の発明 1897 日本で無線電信の実験に成功 1904 フェセンデンによる無線電話の発明 1908 日本
こちとらが感謝祭で苦手な料理に忙殺されている間に、日本では3.9G周波数オークション(700/900MHz)が「仕分け」で復活したらしい。日本人らしくww、周回遅れでこの話に反応しておく。 政策仕分けで葬られた「電波社会主義」 市場原理を導入しないと通信インフラがパンクする(1/3) | JBpress(日本ビジネスプレス) 震災復興財源問題もあり、いよいよ背に腹は代えられない民主党が、周波数に目をつけたということではないかと思う。それでも本当に実現するのかどうか、私には今だに信じられないが(どうせ今騒いでも実現は10年後だと思っていたので)、ちょっとこれまでと流れが変わってきたらしい。 原住民のたくさんいる貴重な周波数帯なので原住民が立ち退きを拒否するとか、免許料の負担がユーザーに転嫁されるとか、なぜ総務省が抵抗するとか、いろいろと議論があったわけだが、かなりの部分が公になって、「テクニ
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