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円安とは
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ピアニストのフジコ・ヘミングが死去した。92歳だった。 フジコ・ヘミングの訃報は、彼女の公式サイトを通じて一般財団法人フジコ・ヘミング財団より発表された。〈ファンの皆様ならびに関係者の皆様へのご報告〉と題したコメントによれば、2024年3月の検査ですい臓がんと診断され療養を続けていたが、4月21日の未明に容態が急変したという。 フジコ・ヘミング本人および親族の遺志により、すでに葬儀は近親者のみで行われたとのこと。現在お別れ会を検討中とのことで、詳細などは後日発表されるという。 ファンの皆様ならびに関係者の皆様へのご報告 pic.twitter.com/4YHjT9Uiq0 — フジコヘミング (@FuzjkoHemming) May 1, 2024 フジコ・ヘミング(本名:ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ)は、スウェーデン人の画家/建築家ジョスタ・ゲオルギー・ヘミングとピアニスト
マニックスの美しき問題作『Lifeblood』が20周年! ウェールズの誇る国民的バンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ。91年にデビューし、95年にアイコニックなメンバーだったギタリスト、リッチー・エドワーズが失踪するも(現在も彼の安否は不明)、96年作『Everything Must Go』が大ヒットを記録。以降は、アンセミックなメロディーと力強いギター・サウンド、さらに社会主義的なアティテュードを映した歌詞を重ねながら、コンスタントに傑作を送り出してきた。 この10年強は過去作の(だいたい)20周年を記念したコレクターズ版の発表を続け、レガシーの再評価/再定義を促してきた彼らだが、このたび通算7作目にあたる2004年作の20周年記念盤『Lifeblood 20』をリリース。パンキッシュだった2001年の前作『Know Your Enemy』から一点、幻想的なシンセと耽美なギター
誤解のないように前置きしておくと、今、何か悲しいことがあるわけではありません。 ただ呼ばれているような気がして、本の背に人差し指をかけて手にとってみる。 初めて読んだのはいつだっただろうか。ジャケ買いでした。 紙の手触りの良さに本を開かずにはいられなくなって、窓を開けて春の風と音を感じながら気楽に再読し始めました。 思いがけず、すぐに涙がこぼれました。 膝に乗って眠ろうとしていた猫が私をチラリとみる。 美しい。文章がとても美しい。圧倒的な美しさ。ふえーん。 初めて読んだときもこの美しさに感激したことを思い出しました。 著者の若松英輔さんは同じ新潟県出身の批評家です。 このエッセイは、詩人や小説家など作家たちの言葉を取り上げながら、人間の感情や言葉についてゆっくりと紐解いていきます。 以前読んだときに印象深く残ったフレーズは〈悲しみの花は、けっして枯れない。それを潤すのは私たちの心を流れる涙
リリース日:2024年7月17日(木) ※3形態すべて初回生産限定となります ■CD ※全国流通 品番:FAWA-0020 価格:2,200円(税込) TRACKLIST 1. Make Up Promenade 作曲・編曲 長谷泰宏(ユメトコスメ) 2. お久しぶりです・お元気ですか 作詞・作曲・編曲 小西康陽 3. Neggy‘s House 作曲・編曲 南葉洋平(The Recreations) 4. それって魔法かも? 作詞・作曲・編曲 オカモトコウキ(OKAMOTO’S) 5. ル・ルーラは愛の言葉 作詞・作曲・編曲 connie 6. サークルゲームのなかで 作詞・作曲・編曲 ミト(クラムボン) ■7inch BOX ※Fall Wait Records ONLINE SHOP、EAST MOAT STREET BLUES限定 品番:FAWA-0021 価格:6,600円(
植松伸夫作曲のテーマソング、鈴木光人・浜渦正志らが手がける楽曲を全175曲の大ボリュームで収録したサウンドトラックが早くも登場 日本発の数あるRPGのなかでも不朽の名作として名高い「FINAL FANTASY VII」。プラットフォームがスーパーファミコンから初代PlayStationへ移行したことで進化したのはゲームシステムのみならず、映像はドット絵の2Dからポリゴンモデルやムービーシーンを導入した3D仕様へ。それに伴い、言わば劇伴的な意味合いを強めた植松伸夫による音楽は、より自由度の高いジャンルレスなサウンドへ──。〈FF7〉はそうした〈新機軸の集合体〉であったわけだが、そこから20年以上を経た現在、同作を現代の技術で再構築するという大規模なリメイク・プロジェクトが進行中だ。まず2020年に3部作のうちの1作目「FINAL FANTASY VII REMAKE」が発表され、続編の「FI
ジミー・ジャムとテリー・ルイスによるデュオ、ジャム&ルイスが、長いキャリアのなかで初となる単独来日公演をビルボードライブで開催する。2024年7月28日(日)、29日(月)、30日(火)にビルボードライブ東京、8月1日(木)にビルボードライブ大阪と、わずかな日程でのスペシャル公演だ。 宇多田ヒカルのデビュー25周年を記念し、先日リリースされたベストアルバム『SCIENCE FICTION』。輝かしいキャリアを総括するように、ヒット曲ばかりが収録されたこのベスト盤のファーストトラックに据えられたのが“Addicted To You (Re-Recording)”である。ベスト盤にあわせて再録された音源であるということを差し引いても、約24年前の楽曲であることを忘れさせるほどの新鮮さを持ちあわせたエバーグリーンな楽曲だ。 実はこの“Addicted To You”や5thシングル“Wait
モモコグミカンパニーの著書「コーヒーと失恋話」が2024年5月20日(月)に刊行される。 「コーヒーと失恋話」は、元BiSHのモモコグミカンパニーにとって初めての短編小説集。オフィシャルサイト〈うたた寝のお時間〉で連載していた〈コーヒーと失恋話〉に、同連載からインスピレーションを得た、恋愛をテーマにした書き下ろし小説10編を加えた一冊だ。 2021年9月から全10回にわたって連載されてきた〈コーヒーと失恋話〉は、喫茶店好きのモモコが自らアポを取り、取材・記事作成・写真撮影までを1人で実施し、記事にまとめてきた。 今回の書籍化にあたってモモコは、10記事からのインスピレーションをもとに、〈恋愛〉をテーマにした短編を執筆し、様々な形の恋愛を描いた。なおモモコは、2冊の長編小説(「御伽の国のみくる」「悪魔のコーラス」)と3冊のエッセイ(「目を合わせるということ」「きみが夢にでてきたよ」「解散ノー
情け容赦ないフィッシャーマンが波の谷間に咲かせる命の花は――唯一無二の熱い個性をTHA BLUE HERBがディレクションして完成した最高傑作! いまならやれる KMCが通算4枚目のアルバム『I’M A FISHERMAN’S SON... POINT OF NO RETURN』をTHA BLUE HERB RECORDINGS(以下TBHR)からリリースした。もちろんビートは全曲THA BLUE HERB(以下TBH)のO.N.O。この知らせは00年代後半から10年代半ば頃の日本語ラップを通ってきた人にとって大きな驚きだったはずだ。両者の邂逅は意外にも10年以上前まで遡る。 「O.N.Oさんと初めてお会いしたのは〈3.11〉の直後ぐらい。clubasiaの2階でやったライヴを観に来てくれて、終わったあとに〈KMC、マブいぜ〉とだけ言ってどっかに行っちゃったんです(笑)」。 アルバム収録曲
タワーレコードのフリーマガジン「bounce」から、〈NO MUSIC, NO LIFE.〉をテーマに、音楽のある日常の一コマのドキュメンタリーを毎回さまざまな書き手に綴っていただく連載〈LIFE MUSIC. ~音は世につれ~〉。今回のライターは狗飼恭子さんです。 *Mikiki編集部 ★連載〈LIFE MUSIC. ~音は世につれ~〉の記事一覧はこちら 「最近、赦しについて考えているんだよね」 今一番書きたいことって何ですか? という質問にわたしがそう答えると、わたしよりも随分年下の女の子が、「じゃあ羊文学を聴くといいですよ」と教えてくれた。それが羊文学を聴きはじめたきっかけだ。けれどなぜその子が「赦し」で羊文学を連想したのか、正直に言えば分からなかった。 ボーカルの塩塚モエカの声は繊細だけど、ギターもリズムもがんがんに鳴っていてポップだ。攻撃的ではない、しかし優しさだけで包むような音
© 1974 MPL Communications Ltd_ Photographer_ David LitchfieldPaul McCartney at Abbey Road Studios. London, August 1974 ポール・マッカートニー&ウイングスのライブアルバム『One Hand Clapping』の日本盤が、2024年6月14日(金)にCDとLPでリリースされる。 74年に収録され、音楽史上最も多くの海賊盤が出回ったライブアルバムの一つである『One Hand Clapping』。今回新たにミキシングが施され、未発表トラックを複数収録した上で初めて公式リリースされる。 『One Hand Clapping』はデヴィッド・リッチフィールド監督のもと、4日間で撮影/レコーディングされた作品で、これまで部分的に様々な形で海賊盤がリリースされてきた。 今回、公式リリース
現時点での最新オリジナル作となる3年ぶりのソロ・アルバム。宮野弦士や福田直木、澤田かおりら新世代との手合わせも交えながら安定の歌世界を気負いなく披露している。キャリアの始まりを振り返る“Omotesando’83”など年輪を重ねたからこその瑞々しさも光る。
ひし美ゆり子の著書「改訂新版 アンヌとゆり子」が2024年6月24日(月)に刊行される。本書は永遠のアイドル・ひし美ゆり子が2024年に(喜寿)を迎えることを記念した企画で、「ウルトラセブン」アンヌ隊員後の日常を赤裸々に、正直に綴ったエッセイ「アンヌとゆり子」(2000年)に新たな装丁・造本を施し、新規コンテンツを加えたもの。 「ウルトラセブン」のアンヌ隊員役をはじめ、「プレイガール」「好色元禄(秘)物語」など、数多くのテレビ・映画作品で今なお多くのファンのハートを鷲掴みにしている永遠のアイドル=ひし美ゆり子。仕事をセーブしつつも、現在も精力的な活動をおこなっている女優だ。 そんなひし美が、きたる2024年6月10日に喜寿(77歳)の誕生日を迎える。復刊ドットコムでは多くのアンヌ隊員関連商品がこれまでに企画・販売されてきたが、今回、生誕77年の記念企画として2000年に同文書院から出版され
8人で新世界を拓いてから1年余り――待望のフル・アルバム『DAY 2』が堂々の完成。繰り返す日常が各々の創造性とポテンシャルによってフレッシュな光を放っている! 進む方向が明確になった 元祖ヒップホップ・アイドル・ユニットとして10年以上の活動歴を誇るlyrical schoolが、男女混合8人組の新体制としてリスタートを切ったのが2023年2月のこと。それからの1年間、初EP『NEW WORLD e.p.』のリリースや精力的なライヴ活動、定期イヴェントの開催、C.R.I.B.(Creative Relaxation and Inspiring Break)なる専用スタジオのオープン、さらに個展の開催やZINE制作といったメンバー個々の動きを含め、新生リリスクは多方面でクリエイティヴィティーを発揮してきた。そして今年2月には、現体制での活動1周年を記念したワンマンを東京・秋葉原CLUB G
NewJeansが、2024年5月24日(金)にリリースするニューシングル『How Sweet』のジャケット写真を公開した。 同シングルにはタイトル曲“How Sweet”と“Bubble Gum”、各曲のインストゥルメンタルトラックの計4曲が収録され、一般盤とWeverse盤の2バージョンでリリースされる。 一般盤はメンバーの肖像が使用されたLPサイズのアウトボックスで、インタビューブック、フォトブック、ミニポスター、ステッカーパック、フォトカード、ポストカード、しおりなどが封入。公開されたジャケットではメンバーが様々なヘアスタイルでアクセサリーを身につけ、それぞれ異なるスタイリングを披露している。 Weverse盤は2nd EP『Get Up』に続き、アメリカのアニメ「パワーパフガールズ」とコラボレーションしているそうだ。 また、NewJeansが広告モデルを務めているヘアケアブランド
世界的なレコードブームがますます加熱する一方、じわじわと再注目されている媒体がCD。国内外のメディアでもCDリバイバルが語られる今、〈CD集めが趣味〉なんて若い方も増えてきているようです。そんな状況を受けて、CD直撃世代のミュージシャン/ライターであるKotetsu Shoichiroによる〈CD再生委員会〉が発足。CDの魅力や文化をコラムやインタビューで掘り下げる連載がスタートです! *Mikiki編集部 普通の人はCDなんてもう買わなくなった? いや~やっぱりレコードっていいですよね! なんか黒いしデカいしオシャレだし。「POPEYE」を全号持ってるシティボーイならレコードですよ。あとカセットもいいですよね、振るとカタカタいうし。まあでも一番音楽聴いてるのはサブスク、あとYouTubeですね~ってちょっと待って下さいよ! あっ、Kotetsu Shoichiroですけど。音楽を作ったり
二次元以上の存在感で〈既成概念ぶち壊し系エモり散らかしロックバンド〉が登場! 圧倒的な歌唱と高い演奏力から繰り出される濃密な楽曲はきっと心に刺さるはず! 楽曲や演奏の技術で魅せる 2023年、あらゆる意味で既成概念をぶち壊す、トゲだらけの尖ったガールズ・バンドが誕生した。その名はトゲナシトゲアリ。2024年4月からTVアニメが放送されているメディアミックス作品「ガールズバンドクライ」の劇中に登場するバンドと連動して結成された、同作の声優を兼ねながら実際にバンド活動を行う5人組だ。メンバーはオーディション〈Girl’s Rock Audition〉にて数千人の応募者から選出された、理名(ヴォーカル)、夕莉(ギター)、美怜(ドラムス)、凪都(キーボード)、朱李(ベース)の5名。最年少の理名は16歳の現役高校生、最年長の夕莉も23歳。まだ若いが、全員が個人のSNSで公開していた〈歌ってみた/弾い
近年ではジャック・アントノフと組んできた才媛が、初のセルフ・プロデュースで完成させた7作目。70年代のグラムやファンクを意識した前作『Daddy’s Home』(2021年)の古典性とは打って変わり、エレクトロニックのビートと人力のロック・ドラム、ディストーションの効いたギターやスペイシーなシンセを切り貼りしていくサウンドは実にフリーキー。デイヴ・グロールやケイト・ル・ボン、マーク・ジュリアナまでを集結させつつ、すべての要素が彼女自身のクリエイティヴィティーに奉仕しているようで凄まじい。天才が本気を出したときの凄さ、常識の枠を超えていく感覚を味わえる。
洗練の極みと言うべきシティな音を紡いできたマエストロが、若き歌い手を迎え、 ニュー・モデルで始動! その眼差しに映る音楽、そして社会の現在地とは……? 2003年のデビュー以来、クラブ・ミュージックの感覚を取り入れた独自のプロダクションで国内におけるシティ・ポップ・リヴァイヴァルの先駆者として活動してきたクニモンド瀧口のプロジェクト、流線形がこのたび〈RYUSENKEI〉と名義を改め、発足55周年に際して再始動した名門レーベル、アルファよりニュー・アルバム『イリュージョン』をリリースした。本作から新たに、気鋭のシンガー、Sincereを正式メンバーとして迎えているのに加え、総勢19人ものミュージシャンたちによる卓越した生演奏を交えた〈オーセンティック〉とも言える録音によって、そのサウンドをいっそう有機的なものへと深化させている。新体制となったRYUSENKEIがめざす現代の〈シティ・ミュー
フロリダ発のポップ・パンク新世代バンドによるセカンド・アルバムは、インタールードを挿んだコンセプチュアルな作風を掲げている。とはいえ、頭でっかちにならず、耳馴染みのいいキャッチーなメロディーを放つ一方、シアトリカルなヘヴィーさも兼ね備えた曲調は非常にヴァラエティ豊かで、カイリー・モルグやナッシング・ノーウェアらとの共演曲も多数。エモ、ヒップホップ、ニュー・メタルなど多様なスタイルを練り込んだミクスチャー要素も強く、楽曲によって表情をコロコロ変えていく。そうした器用さがプラスに働いた好盤だと言えるだろう。大きな会場が似合うメジャー感の漂う楽曲も隙のない作りだ。
ジャズの〈いい音〉、作曲で追求し10年 挾間美帆。米ニューヨークを拠点に、日米欧など世界で活躍する若きジャズ作曲家である。2013年のデビューから10年となる2023年は9月に新アルバム『Beyond Orbit』を発売する。新作のコンセプト、新型コロナウイルス禍の3年間を含めた10年間、今後の活動などについて本人に聞いた。 「今年は世界でファーストアルバムが発売されてから10周年です(日本では12年に先行発売)。今回のアルバムは13人編成の〈m_unit〉としては『Dancer In Nowhere』(18年発売。20年のグラミー賞にノミネート)以来5年ぶりのアルバム。学校のクラスメートや先生の紹介などを通じて立ち上げたユニットなので思い入れがあります」 m_unitは〈ジャズ室内楽団〉、あるいは〈ラージアンサンブル〉と表現されることが多いが、これには大きな意味がある。デューク・エリント
in the blue shirtがニューEP『Convex Mirror e.p.』を本日4月24日にリリースした。 京都在住の有村崚によるソロプロジェクト、in the blue shirt。彼が、Stones TaroとのコラボレーションEP『Cold December e.p.』(2023年)に続く新作『Convex Mirror e.p.』をリリースした。本作には、2~4月に発表された“Into Deep (What I Need)”“Boo Boo”“Place for Us”“Over”という先行シングル4曲も収録されている。 『Convex Mirror e.p.』では、カットアップコラージュにフォーカス。チョップ&フリップでのトラックメイキングに焦点を絞って、従来の作品とは少しだけ目先を変えた素材、編集手法にトライしたという6曲の習作集になっている。またカーブミラーをモチ
私が中高生の時に聴いたディープパープルのアルバムは、『In Rock』(70年)、『Fireball』(71年)、『Made In Japan』(72年)、『Burn』(74年)なので、ほぼ第2期です。『紫の肖像』(73年)も聴いてるはずだけど、あまり印象がないです。 『Burn』は第3期にあたりますが、正直タイトル曲“Burn”とイングヴェイがカバーしていた“Mistreated”以外の印象がなくて、“Mistreated”は最初に聴いたイングヴェイのカバーの方が好きです(鳥の雛が最初に見たものを親と認識するようなものです)。96年の『Inspiration』に入っているので、聴いて下さい!(イングヴェイ原理主義者)
ミシャ・メンゲルベルク、ウィリアム・ブロイカー、そしてハン・ベニンクによって67年に設立された即興=即時作曲を標榜する集団、インスタント・コンポーザーズ・プール。ソニック・ユースも共演歴あり、現在もハン・ベニンクは在籍し、ポップ・グループへの客演でも知られるチェリスト、トリスタン・ホンジンガーも名を連ねた現メンバーでの来日公演も記憶に新しい。そんなICPの結成前夜から初期の姿を捉えた貴重な音源。54枚組BOXに収録された録音や未発表音源からなるドキュメンタリーには緊張感漂うフリーから軽快なスウィングまで、今に連なるICPの豊かな表情が既に見て取れる。
ジョナス・ブルー(Jonas Blue)「今夜のことは決して忘れない」 グレイテストヒッツな構成で日本との絆を確かめた来日ツアー東京公演 ジョナス・ブルーが自身最大規模となるジャパンツアーを開催した。2022年にフジロック、2023年にはULTRA JAPAN(サム・フェルトとのユニット、エンドレス・サマー名義で出浦)で来日するなど、日本と確かな関係性を築いてきたからこそ実現したツアーだ。 豪華ゲストたちも招き、ヒットアンセムを乱れ打ちした同ツアーより、2024年4月17日に開催された東京公演のオフィシャルレポートをお届けする。 *Mikiki編集部 ゲストたちと非日常な別世界へと誘う 約1年ぶりにジョナス・ブルーが来日。東京と大阪で公演を行った。これまでにも幾度となく来日し、単独やフェス、クラブなどさまざまなステージに立ってきた彼だが、今回は単独公演としてキャリア史上最大規模。しかも彼の
米カリフォルニア州インディオにて開催中の〈Coachella Valley Music And Arts Festival〉(以下、コーチェラ)より、第1週目のライブ映像が同フェスの公式YouTubeチャンネルにて公開されている。 今年のコーチェラは日本時間2024年4月13日(土)、14日(日)、15日(月)、翌週20日(土)、21日(日)、22日(月)の2週にわたり開催中だ。 YouTubeではヘッドライナーのタイラー・ザ・クリエイター、ドージャ・キャットのほか、日本からはYOASOBIと初音ミク、また第2週目には出演しないヴァンパイア・ウィークエンドなどのライブ映像をチェックすることができる。 なお、Mikikiでは第2週目の配信スケジュールをまとめた記事も掲載している。第2週目にしか配信されないアーティストもいるので、こちらもあわせてチェックしてほしい。 タイラー・ザ・クリエイター
松本伊代は、いったいどんなレコードを手に取るんだろう――とても安易な発想だと思いながらも、Mikikiが展開するTOWER VINYL企画に出演してもらえないか、本人にすぐさまオファー。Mikiki開設10周年のタイミングで、見事企画が実現した。 2024年10月12日(土)と13日(日)には東京・大手町三井ホールで〈松本伊代 Live 2024 “Journey” Tokyo Lover〉と題した単独コンサートを開催する松本伊代。4月10日にはゲスト参加したNight Tempoの新曲“Tokyo Love (feat. Iyo Matsumoto)”も配信リリースされ、今年はこれまで以上に充実した音楽活動を展開していくようだ。 そんな松本に、リニューアルして間もないTOWER VINYL SHIBUYAで好きなレコードを選んでもらった。松永良平(リズム&ペンシル)を聞き手に、選盤理由や
でんぱ組.incが2025年にエンディングを迎える。 でんぱ組.incのオフィシャルサイトで、グループが2025年にエンディングを迎えることが発表された。2024年10月8日(火)の〈でんぱの日〉に東京・豊洲PITで開催する公演から全国ツアーをおこない、2025年の初頭にラストライブを実施、そこで活動終了/解散する。メンバーやクルーの話し合いを重ね、この決断に至ったという。 グループのXアカウントでは、新たなアーティスト写真と今回の件を発表したライブのMC動画が公開されている。 #でんぱ組.inc新アー写公開⚡️⚡️ これからも、でんぱ組.incらしく走っていきます! pic.twitter.com/dH4yrn4UdK — でんぱ組.inc (@dempagumi) April 20, 2024 でんぱ組.inc 2025年いよいよエンディングへ。 pic.twitter.com/h2q
加えてアルバムの配信開始から2時間後に、『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』もサプライズリリースされた。同作は、アルバム本編に15曲を追加収録したデラックス版。これについては、〈午前2時(米東海岸時間)のサプライズ:『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』は秘密のダブルアルバムです。ここ2年間で沢山の拷問された詩を書いてきて、その全てを皆さんと分かち合いたいと思い、TTPD:アンソロジーの第2弾です。15曲追加。そして今、物語はもう私の物ではなく、あなたのものです〉とテイラーはコメントを発表している。 なおアルバムの日本盤CDやLPレコードなどは、日本時間4月20日(土)から販売が開始される。さらにテイラー・スウィフトの直筆サイン入り写真が当たる抽選キャンペーンも、期間限定で開催中だ。 また新作の発売を記念した〈
ディッキー・ベッツが死去した。80歳だった。 ディッキー・ベッツの公式Instagramを通じて遺族は、〈フォレスト・リチャード・‘ディッキー’・ベッツ(1943年12月12日 - 2024年4月18日)が80歳で安らかに逝去したことを、深い悲しみと心痛とともにお知らせします〉と声明を発表。亡くなった際の状況については、〈フロリダ州オスプレーの自宅にて家族に囲まれながら亡くなりました。ディッキーは偉大な存在であり、その喪失感は世界中で感じられることでしょう〉と綴られている。 米ローリング・ストーンによれば、ベッツは現地時間4月18日の朝に息を引き取ったそうで、死因は癌と慢性閉塞性肺疾患であったとマネージャーであるデイヴィッド・スペロが認めている。 ディッキー・ベッツは、ベーシストのベリー・オークリーとともにフロリダ州ジャクソンビルにてセカンド・カミングとして活動している最中、69年にデュア
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