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インタビュー 2022/10/23 21:30 「ONI」堤大介監督と岡田麿里にインタビュー!2人が心を寄せた、“はじかれ者”としての鬼 10月21日よりNetflixリミテッドシリーズとして全世界190の国と地域へ配信中の「ONI ~ 神々山のおなり」。日本の民話を思わせる神さまや妖怪たちの世界を舞台に、理想と現実の間で揺らぐ少女おなりの成長と親子の絆を描く。監督を務めたのは、ピクサーで経験を積み、2014年7月にアニメーションスタジオのトンコハウスを設立した堤大介だ。 「ONI ~ 神々山のおなり」より[c] 2022 Netflix 短編アニメーション『ダム・キーパー』(14)がアカデミー賞にノミネートされてから7年、初の長編アニメーションと呼べる本作で堤監督がパートナーに選んだのは、脚本家の岡田麿里だった。同世代にして気が合う2人に、MOVIE WALKER PRESSが独占インタ
『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)でホラージャンルの新たな領域に踏み込み、世界中を驚愕させた鬼才ジョーダン・ピール監督。彼が3年ぶりに手掛けた『NOPE/ノープ』(公開中)は、SFであり、スリラーであり、突き抜けたエンタテインメント映画でありながら幾つもの社会的な問題的を投げかける、まさにピール監督の真骨頂と呼ぶべき意欲作だ。 SFか、スリラーか…。ジャンル映画の常識をまたひとつ塗り替える意欲作[c] 2022 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved. 「私の映画は、まず私自身が恐怖するものから始まります。それは消化不可能なトラウマに対する、一種のセラピーのようなものです」と語るピール監督が本作で目指したのは、王道のメジャー級大作映画だったという。とりわけ大きな影響を受けた作品として挙げられたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督の『未知との遭
2014年に放送されたテレビシリーズ全26話を、全5部作の劇場版として再構築した『Gのレコンギスタ』。富野由悠季総監督が監督業50年の集大成として、大幅にブラッシュアップを行った第4部「激闘に叫ぶ愛」(公開中)と第5部「死線を越えて」(公開中)が連続公開され、8年間にわたるシリーズがついに完結を迎えた。 MOVIE WALKER PRESSでは、Twitterにてユーザーから質問を募り、富野監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「〇〇だけど、なにか質問ある?」といった意味)を実施。『G-レコ』の制作秘話はもちろん、富野監督がこれまで描いてきたテーマへの想いや、プライベートが垣間見える話までたっぷりとお届けする。 「テレビアニメが映画化される場合、ストーリーをテレビと完全に別物にしたり、外伝的な話になる場合が多々ありますが、富野監督
映画TOP 映画ニュース・読みもの わたし達はおとな こだわりたいのは“匿名性”。『わたし達はおとな』の若き才能、加藤拓也との刺激的な対話【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 インタビュー 2022/6/22 13:00 こだわりたいのは“匿名性”。『わたし達はおとな』の若き才能、加藤拓也との刺激的な対話【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 一口にテレビ局が製作幹事を務めたり製作委員会に入ったりしている映画と言っても、それは玉石混交。正直に言うなら圧倒的に「石」のほうが目立つとはいえ、もちろん作品ごとに精査していく必要があるわけで、『勝手にふるえてろ』『寝ても覚めても』『愛がなんだ』『本気のしるし』『his』と近年製作に入った作品をこうして並べてみるだけで、メ〜テレ(名古屋テレビ)が日本映画界で重要な目利き的な役割を果たしてきたのは明らかだろう。 そんなメ〜テレが新たに立ち上げたシ
インタビュー 2022/6/9 19:00 安彦良和監督を支えた“3人の監督”がひも解く、40年ぶりに蘇らせた「ガンダム」への想い 6月3日より公開中の『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、1979年より放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」の第15話を映画化した作品だ。「機動戦士ガンダム」のエピソードが映画化されるのは、劇場版3部作の第3部『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(82)以来、実に40年ぶりとなる。 「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン・アニメーションディレクターであり作画監督を務めた安彦良和監督が、「自分が映像として作る最後の『機動戦士ガンダム』」として選んだ第15話「ククルス・ドアンの島」は、戦争の被害者ともいえる子どもたちと、子どもたちを守ろうと苦悩するジオン軍兵士を描いている。これまで再映像化のチャンスを失っていたこのエピソードを、40年を経
インタビュー 2022/5/23 21:00 「ウルトラマンのように生きたい」米津玄師が明かす、庵野秀明の"作品至上主義"への共鳴 企画&脚本を庵野秀明、監督を樋口真嗣が務める映画『シン・ウルトラマン』(公開中)。主題歌は米津玄師が担当し、唯一無二の世界観を表現し続けている3人のクリエイターたちが集った。いまや日本の音楽業界をけん引する存在となった米津が、「ずっと作品をつくり続けている巨大な存在」と評した庵野と樋口監督と共に本作に携われた喜びや、『シン・ウルトラマン』からもらった力。そして庵野の“作品至上主義”への共鳴を明かした。 「何十年と時を経てウルトラマンと再会をした」【写真を見る】米津玄師自身が描きおろした「M八七」のジャケットイラスト。凛とした姿が美しいウルトラマンIllustration by 米津玄師 [c]2022「シン・ウルトラマン」製作委員会 [c]円谷プロ [c]RE
インタビュー 2022/5/22 10:30 長澤まさみ&早見あかり、『シン・ウルトラマン』カトクタイ女性コンビを直撃「みんなすごく仲良かった!」 1966年の「ウルトラマン」放映以来、ワールドワイドな人気を誇るウルトラマン。55年以上にわたってシリーズが続く、日本を代表するキャラクターを新たな視点で映画化した『シン・ウルトラマン』が公開中だ。樋口真嗣監督、庵野秀明企画、脚本による本作に出演した長澤まさみと早見あかりが演じたのが、禍威獣(カイジュウ)に対処するため組織された禍特対(カトクタイ)のメンバー。知力や分析力で巨大な脅威に挑む知性派ながら、どこか“普通じゃない”パーソナルな持ち味が魅力で、彼らのチームワークも本作の見どころになっている。自身の役を「好奇心旺盛でとにかく前向き」(長澤)、「頭がよすぎてクセが強い人」(早見)と分析する2人が、ウルトラマンとの出会いから映画の舞台裏、完成
コラム 2022/5/20 20:00 エヴァ、ハルヒ、まどマギ、そして『バブル』へ…ファンを魅了する“セカイ系”アニメの系譜 日本の最強クリエイターが集結したオリジナルアニメ『バブル』(公開中)。テレビアニメ「進撃の巨人」や「甲鉄城のカバネリ」を手掛けた荒木哲郎監督とWIT STUDIOが制作を担い、「魔法少女まどか☆マギカ」の虚淵玄が脚本、「DEATH NOTE」や「プラチナエンド」の小畑健がキャラクターデザイン原案、前述したWIT STUDIO作品や『プロメア』(19)の澤野弘之が音楽を務める大型作品だ。 本作で描かれるのは、生まれつき特殊な聴覚を持つがゆえに他人とのコミュニケーションをあまり得意としない少年ヒビキ(声:志尊淳)と謎の少女、ウタ(声:りりあ。)が出会ったことにより、世界を揺るがす出来事へと発展していく物語。このストーリー構成はまさに、“セカイ系”と呼ばれるジャンルに通
コラム 2022/3/20 9:30 ウクライナの国花“ひまわり”。1970年の名作映画『ひまわり』が突きつける、痛ましい歴史の記憶 ロシアによる、ウクライナへの軍事侵攻が続いている。そのあまりに無惨な光景に心を痛めている人が多いなか、一本の映画が注目を集めている。1970年公開の『ひまわり』だ。 海岸で出会ったアントニオとジョバンナは瞬く間に恋に落ちる(『ひまわり』)写真:EVERETT/アフロ ひまわりは、ウクライナの国花。ひまわりの花の黄色も、ウクライナの国旗の2色のうちの1色である。軍事侵攻が始まったころ、こんなニュースも流れていた。ロシア兵と対峙したウクライナの女性が「あなたが命を落とした時に、その場所から花が咲いてほしい。だから、ひまわりの種をポケットに入れなさい」と言い放ったという…。それほどまでに、ひまわりはウクライナの象徴なのである。 戦争に翻弄される市井の人の悲劇を描く
インタビュー 2022/3/1 22:30 いしづかあつこ×藤津亮太の対談でひも解く、『グッバイ、ドン・グリーズ!』にあふれる“映画らしさ” 2017年に劇場版も製作された「ノーゲーム・ノーライフ」や国内外で高い評価を得た「宇宙よりも遠い場所(以下、よりもい)」をはじめ、数々の作品、そして幅広いジャンルで才能を発揮してきたアニメクリエイターのいしづかあつこ。そんな彼女が新たに監督を務めた劇場オリジナルアニメーション『グッバイ、ドン・グリーズ!』が現在公開中だ。本作の公開に合わせ、アニメ評論家の藤津亮太といしづか監督による対談が実現。本稿では、その模様を余すところなくお届けする。 いしづかあつこ監督とアニメ評論家・藤津亮太による対談が実現!撮影/編集部 本作は、いしづか監督にとって初の劇場オリジナル作品であり、脚本も担当している。物語の舞台は関東の田舎町。そこに暮らす少年たちの奇跡のような出
インタビュー 2021/8/24 20:00 濱口竜介監督が明かす『ドライブ・マイ・カー』創作の裏側、「村上春樹の長編小説の手法を参考に」 村上春樹の同名短編小説を翻案し、179分の長編映画としてよみがえらせた『ドライブ・マイ・カー』(公開中)は、最新技術や映像技法に頼ることなく映画の可能性を広げる作品だ。脚本家の妻、音(霧島れいか)を失った舞台演出家の家福(西島秀俊)と、彼の愛車の運転手となる、みさき(三浦透子)、そして家福と音のあいだに存在する俳優の高槻(岡田将生)。彼らのうちの3人が生業とするフィクションの物語の再現に、チェーホフの戯曲と旧型の赤い車体の「サーブ900」、無骨な女性運転手が媒介となって、映画の冒頭とまったく異なる到達点に観客を誘う。 村上春樹の短編小説を西島秀俊主演で、濱口竜介監督が映画化[c]2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 この綿密で重層的な脚本と、役者
映画TOP 映画ニュース・読みもの 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 「痛感したのは、映画への敗北感」“体験型エンタメ”『劇場版スタァライト』古川知宏監督が明かす、シネスコ画面の裏側 インタビュー 2022/1/15 19:00 「痛感したのは、映画への敗北感」“体験型エンタメ”『劇場版スタァライト』古川知宏監督が明かす、シネスコ画面の裏側 ミュージカルからアプリゲームまで様々なかたちでメディアミックス展開がされてきた「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」。2018年に放送されたテレビアニメシリーズと劇場版総集編を経て製作された、完全新作『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2021年6月に公開されて以来、アニメファンはもちろんコアな映画ファンにも大きな反響を集め、年末に発売されたBlu-rayは好調なセールスを記録している。 発売中のBlu-rayは、メインキャスト9人が勢
インタビュー 2022/1/1 19:30 『シン・ウルトラマン』イヤー開幕!樋口真嗣が語る、庵野秀明とのタッグと「ウルトラマン」と歩んだ道のり 『シン・ゴジラ』(16)に続き、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21)の庵野秀明と、「平成ガメラ」シリーズや『日本沈没』(06)の樋口真嗣という最強タッグが再度実現した空想特撮映画『シン・ウルトラマン』が、いよいよ本年5月13日(金)に公開される。メガホンを託された樋口監督は、いまどんな想いで本作に臨んでいるのか。鋭意製作中である樋口監督を直撃し、「ウルトラマン」との出会いからこれまでの道のりをたどると共に、『シン・ウルトラマン』への想いや情熱をめいっぱい語ってもらった新春特別インタビューをお届けする。 『シン・ウルトラマン』は5月13日(金)公開![c]2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 [c]円谷プロ 『シン・ウルトラマン』のキャッチ
『浅草キッド』は、みんな強がって生きてるなあと笑い泣きした映画でした 『浅草キッド』は芸人さんの話ですが、私もちょうどアイドルという場所から離れ新しい挑戦をしようとした時期だったので、主人公にすごく感情移入できました。また、大泉洋さんが演じる師匠ほどではないですが、私もグループで先輩という立場を経験してきたので、いろいろと共感できるところも多かったです。すごくせつないシーンもあり、みんなこうやって強がって生きてるよなあと、笑い泣きした映画でした。『朝が来る』では養子縁組が描かれますが、将来もしかすると自分の身にも起こりうるかもしれないと、すごくリアルに感じましたし、とても心に響いた作品でした。『パラサイト 半地下の家族』は深刻で重たそうな映画だと思っていたけど、意外とポップな感じでスタートしつつ、悲痛な現実などもちゃんと学ぶことができた映画です。表と裏をちゃんと描いていてすごくおもしろかっ
インタビュー 2021/12/17 21:30 現役フラガールたちが『フラ・フラダンス』を鑑賞!震災とコロナ禍を越えて繋がれた、“絆”のバトン 福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチーム、通称“フラガール”の新人ダンサーたちの成長の1年間を描いた長編オリジナルアニメーション映画『フラ・フラダンス』(公開中)。“フラ”を仕事に選んだ新入社員・夏凪日羽(声・福原遥)と同期の仲間たちの絆にスポットを当てた本作だが、実際の“フラガール”たちは新社会人の期待や不安、大失敗までをリアルに映しだしたこの映画をどう観たのだろう。そして、彼女たちはどんな想いで“フラガール”になる道を選び、東日本大震災、コロナ禍を経たハワイアンズのステージで踊っているのだろうか。彼女たちの生の声を聞くため、11月中旬、ダンサーたちのための特別試写会が行われたハワイアンズを訪ね、現役の“フラガール”たち
インタビュー 2021/12/18 20:30 平野綾、声優デビュー20周年の現在地。「涼宮ハルヒの憂鬱」と「レ・ミゼラブル」への感謝 子役からキャリアをスタートさせ、舞台俳優、声優、歌手として力強く前進し続けてきた平野綾。声優デビュー20周年、ミュージカルデビュー10周年を迎えた今年は、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ミラベルと魔法だらけの家』(公開中)の日本版声優として初めてディズニー作品への出演を果たし、「幼いころからの夢が叶いました」と笑顔を弾けさせる。 『ミラベルと魔法だらけの家』は公開中[c] 2021 Disney. All Rights Reserved. 最高のアニバーサリーイヤーとなったが、これまでの道のりにおいては「周囲から求められることに応えなければというプレッシャーや、自分に対してのハードルを上げすぎてしまって、苦しいと感じる時期もありました」と告白。
コラム 2021/12/11 21:00 デジタルの作品を、あえてアナログに!『映画大好きポンポさん』フィルム化が目指した、真の“意義”とは デジタル制作された劇場アニメ『映画大好きポンポさん』(公開中)を、ファンらの応援購入によってあえて35mmフィルム化するという、映画ファンのみならず興味を惹くニュースが各メディアを駆け巡ったのは、今年7月末のことだった。その後、プロジェクトはまたたく間に目標額を達成。35mmフィルムが制作され、10月には支援者にお披露目された。 今月3日にはBlu-ray豪華版・通常版が発売。17日(金)、18日(土)には池袋・新文芸坐にて本プロジェクトで制作された35mmフィルムの上映も予定され、さらには第94回アカデミー賞長編アニメ映画部門へのエントリーが発表になるなど、まだまだファン層を拡大し続けている本作。これに合わせ、コミカライズ版も話題となっている「ぼく
インタビュー 2021/10/11 12:00 今石洋之が明かす、庵野秀明から受けた刺激。『プロメア』から『スター・ウォーズ:ビジョンズ』への進化 日本を代表する7社のアニメーションスタジオが「スター・ウォーズ」の新たな物語を制作するシリーズ『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の配信が、いよいよスタートした。2013年から2014年にかけて放送されたテレビアニメ「キルラキル」や『プロメア』(19)で知られるスタジオ、TRIGGERの今石洋之監督が送りだしたのは、双子の暗黒卿の運命をつづる「THE TWINS」。夢のようなプロジェクトへのオファーが舞い込み「“やる”という選択肢以外はなかった」と前のめりで参加した今石監督。『プロメア』のメインスタッフが集い取り組んだ本作について「『プロメア』からさらにアップグレードできた気がしています」と胸を張る。大胆かつ斬新な表現方法で世界中を魅了している今石
映画TOP 映画ニュース・読みもの 孤狼の血 「孤狼の血」は日本映画界に前例のないシリーズとなるか?白石和彌監督が“続編”を作る意義【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 インタビュー 2021/10/10 12:01 「孤狼の血」は日本映画界に前例のないシリーズとなるか?白石和彌監督が“続編”を作る意義【宇野維正の「映画のことは監督に訊け」】 『孤狼の血 LEVEL2』が公開されて約1か月が経った9月17日、シリーズ3作目となる続編の製作が発表された。振り返ってみれば、本作『孤狼の血 LEVEL2』の製作が発表されたのも1作目の『孤狼の血』が公開されてしばらく経った後だった。それは、なにも配給の東映が実は決定しているのに毎回もったいつけて作品の公開後に続編の発表をしているのではなく、このシリーズがまるで薄氷を踏むような足取りで、観客からの支持だけでなく、製作者や出演者たちの「シリーズを
インタビュー 2021/9/11 21:00 18年を経て明かされる、名作ドラマ「すいか」制作秘話。木皿泉作品が放つ、色褪せない輝き 2003年の7月から9月に日本テレビ系で放送された木皿泉脚本、小林聡美主演のドラマ「すいか」は、放送から18年経った現在でもドラマファンから熱烈な支持を受ける作品だ。本作をプロデュースしたのは、数々の名作ドラマを手掛けてきた河野英裕。いまなお語り継がれる「すいか」の魅力を、本作のBlu-ray BOXが発売されたのを機に河野プロデューサーに伺った。 「18年経って観返しても、古い価値観に感じる“違和感”がないんです」 新作制作の合間を縫って取材に応じてくれた、河野英裕プロデューサー 昨年、2005年に放送された河野英裕プロデュース×木皿泉脚本のドラマ「野ブタ。をプロデュース」が再放送の反響を受け、Blu-ray化された。そんな流れで河野×木皿コンビが初めて生
映画TOP 映画ニュース・読みもの 劇場版 アーヤと魔女 宮崎吾朗監督、父からの賛辞に照れ「本当かな?」『劇場版 アーヤと魔女』に込めたチャレンジとジブリらしさ スタジオジブリ初のフル3DCGアニメーション作品となる『劇場版 アーヤと魔女』(8月27日公開)が、スクリーンに登場。これまでのジブリヒロインとは趣を異にする、したたかで元気いっぱいの10歳の少女、アーヤが魔女を相手に大奮闘を繰り広げる。宮崎吾朗監督が新たなチャレンジをしながら完成させた作品は、監督の父であり、本作の企画も務めた宮崎駿が「本当に手放しで褒めたい」と大絶賛。宮崎吾朗監督は「本当かな?」と賛辞に照れ笑いを浮かべながら、「やっと一人前になったと見てくれたのかもしれない」と喜びを口にする。本作に込めたジブリらしさ。そしてキャラクターデザインを担った近藤勝也とフル3DCGの相性の良さなど、吾朗監督が『劇場版 アーヤと魔女』へ
インタビュー 2021/8/21 21:00 巨匠・富野由悠季の創作力とは?スタッフ対談で明かす、『G-レコ』&『閃光のハサウェイ』制作秘話 『機動戦士ガンダム』の原作者である富野由悠季が総監督、脚本を務めたテレビアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』を再編集、新規カットを追加し、全5部作で展開予定の第3部、劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」が現在公開中。さらに、映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が興行収入20億円突破の大ヒットを記録するなど、この夏の映画館は『機動戦士ガンダム』から生まれた2作品が大きな話題に。 ベルリが搭乗するG-セルフ(「宇宙からの遺産」)[c]創通・サンライズ そこで今回、この2作品に携わるサンライズのプロデューサー、小形尚弘と旭プロダクションに所属する撮影監督の脇顕太朗のスペシャル対談を実施。アニメーションの仕上がりを左右するパートである「
コラム 2021/7/31 22:00 「六番目の小夜子」はなぜ伝説化した?「ドラマ愛の詩」が開いた“大人への扉” 「私たちの学校にはサヨコという不思議な言い伝えがある」。一度聞いたら耳から離れないテーマ音楽に乗せて描かれる、とある中学校で語り継がれてきた「サヨコ」という伝説に翻弄される中学生の物語。謎めいた転校生の登場に始まり、幾重にも張り巡らされたミスリードの数々と、“子ども向け”であることに甘んじないソリッドな演出。2000年に放送された、恩田陸原作の「六番目の小夜子」は、いま観てもまったく色褪せることなく鮮烈であり続ける、不思議な魅力を持った作品である。 物語の舞台は2000年、それは3年に1度やってくる「サヨコ」の年だった。サヨコに選ばれた生徒の元には鍵と指令が届けられ、始業式の朝に赤い花を活けること、文化祭で「サヨコ」という芝居を上演すること、そして卒業するときに次のサヨコを指
イベント 2021/7/24 10:30 日本最速レポート!庵野秀明、コミコンで世界配信前の『シン・エヴァ』編集作業を重ねていると明かす 2年連続オンラインで開催されているCOMIC-CON@HOMEのAmazonパネルに、庵野秀明監督が東京からリモート登壇した。庵野監督による最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(公開中)、そして『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』(07)、『:破』(09)、『:Q』(12)を含む4作品が8月13日(アメリカ東海岸時間)よりAmazon Prime Videoで世界配信されるのを前に、世界中のファンに向けてオンライントークを行った。 オンラインで開催中のCOMIC-CON@HOME画像はComic-Con International(@comic_con)公式Instagramのスクリーンショット 日本では3月に劇場公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
映画TOP 映画ニュース・読みもの 映画大好きポンポさん アニメと実写の編集過程、驚きの違いとは?『映画大好きポンポさん』平尾隆之監督&今井剛&松尾亮一郎が鼎談で明かす秘話 インタビュー 2021/7/23 21:00 アニメと実写の編集過程、驚きの違いとは?『映画大好きポンポさん』平尾隆之監督&今井剛&松尾亮一郎が鼎談で明かす秘話 杉谷庄吾【人間プラモ】の同名コミックをアニメーション映画化した『映画大好きポンポさん』(公開中)。90分という上映時間のなかに“ものづくり”にかける人々の情熱を見事に映しだし、リピーターが続出。先日には、フィルムへリデザインして上映する企画がクラウドファンディングサイト「MAKUAKE」にて始動するなど大きな話題を呼んでいる。 テンポとリズム感あふれる展開や、映画制作における“編集”の役割にクローズアップした点も大きな魅力となっている本作。そのキーマンとなって
映画TOP 映画ニュース・読みもの シン・エヴァンゲリオン劇場版 『シン・エヴァ』最後の舞台挨拶に、万雷の拍手!庵野秀明総監督や緒方恵美が語った“自分にとってのエヴァ” 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(公開中)のフィナーレ舞台挨拶が7月11日に新宿バルト9で開催され、声優の緒方恵美(碇シンジ役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、立木文彦(碇ゲンドウ役)、総監督の庵野秀明が登壇。「あなたにとってのエヴァとは?」と聞かれた庵野総監督が、「自分の人生の半分を費やした。終わったというのは感無量です。感無量な作品です」とコメント。応援してくれたファンに「ありがとうございます」と何度も頭を下げ、万雷の拍手を浴びた。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のフィナーレ舞台挨拶が開催された 1995年にテレビシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」の放送が開始。庵野秀明が原作、脚本、総監督を務
杉谷庄吾【人間プラモ】の同名コミックをアニメーション映画化した『映画大好きポンポさん』(公開中)のスタッフ登壇舞台挨拶が6月19日にEJアニメシアター新宿で開催され、平尾隆之(監督・脚本)、足立慎吾(キャラクターデザイン)、居村健治(演出)が登壇。スタッフ陣の言葉から、平尾監督がこだわりの人であることが明かされたこの日。宮崎駿や新海誠ともタッグを組んできた居村は、3人の共通点も語った。 本作の主人公となるのは、敏腕映画プロデューサー、ポンポさんのもとで製作アシスタントをしている青年ジーン(清水尋也)。映画を撮ることに憧れつつも、自分には無理だと卑屈になっていたジーンが、ポンポさん(小原好美)に才能を見いだされ、映画監督に大抜てき。新人女優のナタリー(大谷凜香)をヒロインに迎えて、映画撮影に挑む姿を描く。 平尾監督と仕事するにあたって、足立は「平尾さんってどんな人ですか?」と周囲に聞いてみた
インタビュー 2021/6/18 13:00 「死とは?老いとは?」作家・冲方丁が『Arc アーク』で感じた“まったく新しい死生観” 人類の永遠の夢――「不老不死」をテーマに、史上初めて永遠の命を得た女性の人生を描く壮大なエンターテインメント作品『Arc アーク』(6月25日公開)。ネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の3冠を制覇する中国系アメリカ人作家ケン・リュウの短篇小説を、『愚行録』(17)、『蜜蜂と遠雷』(19)の石川慶監督が完全映画化。キャストには、17歳から100歳以上を生き抜くヒロイン、リナ役に芳根京子、その他、寺島しのぶ、岡田将生、倍賞千恵子、風吹ジュン、小林薫など実力派俳優陣が集結した。 【写真を見る】美しい映像も話題の『Arc アーク』場面写真を一挙に公開©2021映画『Arc』製作委員会 かつてないスピードで変化を続けるこの時代において、死とは、老いとは、そして
コラム 2021/6/14 21:01 イラストで世界観まるわかり!『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ガンダムはじめて講座 「機動戦士ガンダム」40周年記念作品にして、宇宙世紀を舞台としたガンダム作品の最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(公開中)。本作は 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88)での戦いから12年後、ジオン公国軍から派生した軍隊勢力は力を失い、表面上は戦争が無くなった時代の物語だが、そうした情勢だからこそ起こる「組織の腐敗」と人々の不満という問題がクローズアップされている。 そのため劇中で描かれる世界の情勢は、異なる思想を持つ国家による軍隊同士の戦争状況に比べてやや複雑だ。こうした背景を持つ『閃光のハサウェイ』は予備知識を知っておいたほうが、より楽しめると言えるだろう。今回は、『閃光のハサウェイ』の理解を深めるための3つの基礎知識を紹介していく。 背景となる
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