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ドラマ『だが、情熱はある』の不安定さ 日テレのドラマ『だが、情熱はある』は見ていて落ち着かない。 お笑い芸人の山里亮太と若林正恭を主人公にしたドラマである。 1話と2話を見て、いろいろ情報が多すぎて、何を焦点に見ればいいのか、わからなかった。 『泳げ!ニシキゴイ』との根本的な違い 似たようなドラマとして、『泳げ!ニシキゴイ』というのがあった。 2022年の夏に日本テレビ『ZIP』で放送されていたドラマだ。 1回5分で2か月ほど放送されていた。 お笑い芸人錦鯉の二人の半生を描いたドラマである。 このドラマはわかりやすかった。 「50歳と43歳のコンビが、若手漫才日本一の大会で優勝する」というのがゴールだった。 錦鯉は、この時点で直近のM−1グランプリ優勝者である。 おじさんコンビで優勝して売れっ子になる、という結末に向かって、子供のころのエピソードや、若いうちの苦労話が展開する。 見ているほ
暗殺連続のドラマだった『鎌倉殿の13人』 大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は政治的暗殺の連続ドラマであった。 政治的に対立した相手を、すぐに殺してしまう。それがあのころの(12世紀から13世紀にかけての)坂東での習わしだったのだろう。 恐ろしいし、あまりに暴力的である。 あらためて、「鎌倉側」の暗殺を振り返ってみる。 頼朝が殺させたのは12人 前半は源頼朝(大泉洋)が、「殺せ!」と命じて、次々と敵を排除していった。 どう殺すかが政治でもあったということだ。おそろしい。 『鎌倉殿の13人』において、前半、頼朝の命によって殺されたのは12人であった。 あくまでドラマ上、頼朝が殺せと明確に命じた人たちである。 伊藤祐親(浅野和之)と祐清(竹財輝之助)父子から始まり、上総広常(佐藤浩市)、木曽義仲(青木崇高)、源義高(市川染五郎)、一条忠頼(前原滉)、藤内光澄(長尾卓磨)、源義経(菅田将暉)、藤原泰衡
見知らぬ芸人ばかり出てくる「ぐるナイおもしろ荘」 2023年も「ぐるナイおもしろ荘」はおもしろかった。 視聴習慣として、年を越したあと、最初にこの「ぐるナイおもしろ荘」を見て一年が始まるということが多く、2023年も同じだった。 今年もまた、あまり見たことのない10組が出てきた。 まっとうな漫才も見かけるが、印象に残るのは「何をやっているのかわからない」コンビである。 優勝はリズム芸「ちょんとすなよ」のちゃんぴおんず いちおう順位がつけられる。 2023年の優勝は、ちゃんぴおんずであった。 意味のわからない芸だった。 でも、ナイナイ岡村に刺さったリズムネタの芸人であった。 そのポイントだけで優勝できるのだ。 優勝したとき、ちゃんぴおんずの大崎が泣き出し、しかも隣にいた別のユニット喫茶ムーンの女芸人のヲも(芸名が「ヲ」らしい)もらい泣きしているのを見て、岡村が「ちゃうちゃう、そんな大会じゃな
松本人志「M−1」で審査員15回の歴史 いよいよ2022年のM−1グランプリが始まる。 松本人志はM−1で過去15回、審査員をつとめている。 M−1は2021年までで17回。 松本は第4回(2004年)と第11回(2015年)の2回をのぞき、ずっとつとめている。 お笑い芸人からの信頼が高いから、ということもいえるだろう。 1990年代の半ばごろ、お笑い界の頂点はビートたけし(北野武)から松本人志にうつった。 爾来30年近く、日本お笑いのトップにいる。 ときどきつらくないのかとおもうが、やはりそこは相方の浜田雅功がいることで軽減されているのだろう。 「M−1採点」での松本人志のスタイル 松本人志の採点には松本らしい基準がある。 点数の付け方は時代によって違うのだが、でもその底には「松本採点スタイル」があるのがわかる。 最初期の段階は、けっこう大胆な採点であった。 第1回(2001年/中川家優
いつも紅白歌合戦は急いている 紅白歌合戦は、いつ見ても時間がなさそうだ。 2022年の紅白は、特にそう見えた。 お笑い芸人がずいぶんたくさん画面に出ているなとはおもったが、ほとんど喋らせてもらえない。 芸人に喋らせて予定を少しでも超えたら、目も当てられないからだろう。 それぐらいかっちりスケジュールが組まれているようで、想像するだけで大変そうである。想像しないほうがいい。 大泉洋を抑える役割を果たした橋本環奈 でも、大泉洋を抑えるのに今年は橋本環奈を起用していて、その登用のみごとさにしばし感心していた。 運動部の真面目なマネージャーか、クラスのメガネ副委員長のようで、はしゃごうとする大泉君をテキパキ仕切っていて、頼もしかった。 橋本環奈はああいう役割がすごく合う。 歌手は歌唱後は喋らせてもらえない 歌い終わったら、間髪を入れず「ありがとうございました」と入ってすぐに次に移るのが橋本環奈、櫻
朝ドラ『スカーレット』は芸術家の半生を描いたドラマだった。 半年にわたる全150話を見届け、芸術に生きたヒロインの勁さ(つよさ)が響いてくるドラマだったとおもう。ちょいと異色である。 あまり朝ドラっぽくなかったともいえる。 『スカーレット』に描かれた人生の前半はやさしかったあらためて『スカーレット』の主人公の川原喜美子の人生を振り返ってみる。 主人公の喜美子は昭和12年生まれである。(誕生日は明確ではないが、だいたい年の真ん中あたりのようで、春ころは昭和年数から13を引いた年令、秋からあとはその1つ上ということが多かった。それに準じて年令を記していく) 物語は昭和22年、喜美子10歳のときに一家が滋賀県の信楽に引っ越してくるところから始まる。2週めの途中まで子役が演じて、10話から戸田恵梨香の登場である。 昭和28年、中学を卒業した喜美子は15歳で大阪に働きに出て“荒木荘”で女中をやる(1
「R−1ぐらんぷり」で優勝しても売れっ子タレントにはなれないひとり芸のコンテスト「R−1ぐらんぷり」の2020年の優勝者はマヂカルラブリー野田クリスタルだった。 放送されたのが3月8日日曜。それから一週間経つが、あまり野田クリスタルをテレビで見かけない。私が確認できたのは、翌日のいくつかのワイドショーと、一週間後15日の松本人志たちの「ワイドナショー」くらいだった(ほかにも出てるはずだが、目立ってはいない)。 「M−1グランプリ」と違い「R−1ぐらんぷり」に優勝したからといって、売れっ子タレントになれるとは限らない。というか、滅多に売れっ子タレントは生まれない。 野田クリスタルも、以前よりは露出は増えるだろうが、この優勝だけで売れっ子芸人になるのはむずかしいだろう。 「R−1ぐらんぷり」優勝者をさかのぼって並べてみると、去年は霜降り明星の粗品で、それから順に濱田祐太郎、アキラ100%、ハリ
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