昨年3月、国際日本文化研究センター(以下、「日文研」と略す)の助教(当時)だった呉座勇一の鍵垢が大炎上した。 翌4月4日、呉座から誹謗中傷された被害者の一人である北村紗衣氏(武蔵大学准教授)を含む差出人たちは、オープンレター「女性差別的な文化を脱するために」(以下、"OL"と略す)を公表した。 本連載の最終回である本記事では、昨年4月にOLに賛同したものの、今年1月になって賛同を撤回した人たちとその撤回について検討する。 もっとも、すべての賛同撤回者を取り上げるわけでない。 賛同者名簿から消された名前のどれが撤回により消されたものなのか、部外者である私にはほとんど分からない。 撤回だと分かっても、どういう理由で撤回したのかが分からなければ、ほとんど考察しようがない。 そのため本記事では、撤回であることと撤回した理由を自分で公表した賛同者についてのみ取り上げることにする。 撤回した賛同者撤回