「遅効性SF」というフレーズを聞いたことがあるだろうか。 即効性の反対、つまり後からジワジワ効いてくるという意味合いなのですが、詳しくは私も知りません。まぁ、要は『噛めば噛むほど味がするスルメのようなもの』と思って頂ければ間違いないでしょう。 そんなスルメのような後からジワジワ効いてくる作品、「ワールドトリガー」についてちょっと語らせてくれないか。 他作品には見ない、何かが違うこの違和感 私はこの記事で「ワールドトリガー(以下ワールドトリガーを「ワートリ」と呼びます)が面白いよ」なんて陳腐なことを言おうとは思っていません。そんなもの私がイチイチ言わなくてもワートリは面白いからだ!! そうではなく、この記事では私がワートリを読んでいて他の作品にはあまり感じなかった『違和感』について紐解いていきたいと思います。 というのも先日、突然宇宙と交信出来たかのように「あれ、ワートリって、もしかしてこう