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掃除・片付け
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A4コピー用紙は文具である。 それはもともとは「痩せ我慢」から生まれた考えだった。 印刷を失敗したコピー用紙の「裏紙」は、新入社員にとって無料で使える頼れるノート。 日々のタスクから、会議の議事録まで、幅広く活躍してくれるオールラウンダーとしてとてもお世話になってきた。 しかし、独立して文具屋を始め、A4コピー用紙を活用する様々なアイテムを取り扱ってきたら、「A4文具」はとても奥深く、面白い世界だとのめり込むことになった。 noteやSNSでもニッチな私の取り組みを暖かく見守っていただいている皆様も多くいらっしゃることが分かり、この道を極めたいと思いながら日々を過ごしてきた。 そんな時に、「A4サイズの起源は102年前のドイツ」だという情報を得た。 得てしまった。 それからというもの寝ても覚めてもドイツのことが頭から離れない。 100年以上の年月をかけて、ドイツから日本に浸透した「A4コピ
「これ、入ってる時と入ってない時あるねんけど、なんなんやろな」 明確に存在を意識したのは、名探偵コナンを買い揃えていた頃だったように思う。 アニメにもなって人気が出ていた名探偵コナンを、小学生の頃に買い揃えていく途中で、先っちょが丸く飛び出た紙が漫画に挟まれていることがあった。 探偵ものでもあり、当時は真剣に犯人を推理しながら読んでいたこともあって、名探偵コナンを読みすすめる速度はゆっくりだった。それ故に、雑な性格の私はついつい、カバーの折返し(青山剛昌先生が探偵ものを紹介されている部分)をしおり代わりに挟みがちだったけど、当然それでは本が傷む。 そんな時に、あの紙が入っていると、しおりがわりに使えて便利で重宝したのだった。 時は20年ほど流れて、すっかり大人になった。 まさか名探偵コナンが100巻以上続くなんてその頃には予想もしていなかった・・・という話は置いておいて、知り合いの本屋さん
じゃあ、冒頭のような言葉はもう投げかけられないのではないか? そう思われた通り、お客様からそういった言葉はいただいたことはない。 むしろこんなニッチな解決アイテムを作ってくれてありがとうといった感謝をいただくことすらあるくらいだ。 でも、他ならない自分がレシートスキャンボードを使っていて、「もっと簡単にできるのではないか?」と考えてしまったのだ。 たしかに、レシートスキャンボードを使えばスキャンは捗る。 けれど、100枚以上溜まったレシートをまとめてスキャンする時、ボードを書見台に立てかけたり、数枚一気にレシートを挟んで撮影したりする時に先にセッティングしたレシートがズレてしまったり、小さな苛立ちがあった。 そう思ったら黙っていられない。 再び誰も取り組んでいない業務改善に向かって、ドケットストアは取り組み、そして遂に最強のレシートスキャンボードこと、「レシートスキャンボードPRO」をこの
しかもありがたいことに献本という形で一冊いただいたので、今回はその内容を読ませていただいた上で、自分のお店運営も振り返りながら感じたことをご紹介させていただきたい。 オリジナル商品を世に出したいと思ったら「こういう商品があれば買うのに! なんでどこのメーカーも出してないんだろう?」 そんな風に思うことが一度や二度、誰しもあるのではないだろうか。 アイデアというのは確かに大切で、既に大量のモノが溢れた現代において新しくモノを作るには、なにかこれまでにない視点が必要になることは間違いない。 でも、なんの経験もない状態でメーカーが「そのアイデアとってもいいですね! 採用!」と言ってアイデアを形にしてくれるかといえばもちろん難しい。 そんな状況を打破する一歩として、この本では「見積もりをとる」大切さが紹介されていて、思わず本を読みながら「うんうん」と頷いてしまった。 うちのお店でも二年前からオリジ
「30年はいけるよ」 陶磁器デザイナーであった森正洋(もりまさひろ)さんは、無印良品の白磁のお皿を作った後に、デザイナーの深澤直人さんに言ったそうだ。 無印良品で数百円で販売されている白磁のうつわたちは、見ればなんてことのない「ふつう」な形をしている。 そこには奇抜さも、近頃よく聞く「エモさ」もないけれど、2004年の発売から17年目となる現在でも引き続き販売されている。 17年の間に、スマホやタブレットが生まれ、いろいろと変わったこともたくさんある。直近の1年で言えば、新型コロナウイルスの影響で、「ニューノーマル」なんて単語も生まれるほどに、生活環境には変化も見られる。 それでも、お箸を使ったり、お米を炊いたり、カレーを食べたり。 食事に関するところは、そこまで大きくは変わらずに、森正洋さんの言うところの30年の半分が経過していることは確かだ。 なぜ森正洋さんの言葉を思い出したかと言えば
なんて素晴らしい「時計」なんだ 5年以上前。 はじめてApple Watchを身に着けた時。 そんなことを感じたことを今も覚えている。 そう。 SNSの通知や、Siriでの音声入力や、天気予報のお知らせ機能も関係なく。 私にとってApple Watchは、「時計」として必要不可欠なものだった。 接客業をしている私には、お客様とのトークに集中しているとついつい時を忘れて大事なミーティングや仕事を忘れてしまうことがあった。 かといって、先の予定ばかりに気をとられていると、今やるべきことに集中することができない。 そんな時、お客様に気づかれずに振動で指定時間になるとお知らせしてくれるApple Watchは神アイテム。 仕事始めに、複数の時間に好きなだけアラームを設定しておけば、時間になったと同時に腕で優しくApple Watchが震えるのだ。 トラブルなどで打ち合わせに参加できそうにない場合に
なぜレシートをスマホでスキャンするために文房具を作ったんですか? そんな質問をされることが増えた。 それは「レシートスキャンボード」などという、名前通りに「レシートをスマホのカメラできれいにスキャンする」ための道具をオリジナルで作って、販売していることが原因だ。 toto レシートスキャンボード | docketstore powered by BASE レシートをスマートフォンのカメラでスキャンする際の面倒事を取り除いてくれる道具を作りました。低反射シートとボードの間にレシ docketstore.theshop.jp 別に家計簿をつけたいわけでも、レシートをスキャンしてポイントを集めたいというわけでもない。 もちろんレシートを撮影して毎日眺める趣味もない。 どちらかというと仕事のため。 2023年の10月から始まるインボイス制度以降の日本において、どうやって経理業務を効率化出来るか……
「なんかいいパスケースありませんか?」 文具店をやってると1年に何度かそんなことをお客様から聞かれる。 会社で働いていた頃であれば、通勤で交通系ICカードを使うこともあった。 職場で建物に入る前に入館証を出したり、社員証を使って出勤や退勤の登録を行うなんてケースもあったことを思い出す。 ただ、スマートフォンで何でもできる現代。 電車だってスマホひとつあれば乗れるし、そんなに必要なの?と思っていた。 でも、お客様の話を聞いて納得した。 お子さんにスマホを持たせて塾まで電車で行くかとか、会社でどうしても使うカードがあるとか、時代の波の端っこでまだまだ必要とされているらしい。 そう言われて探してみても、なかなか「これ!」といえるアイテムがない。 妥協なくお金をかければもちろんいいものはあるのだけど、お子さんに持たせたり会社で使用するものにどこまでお金をかけるかと言われれば限度がある。 だからとい
「スケジュールの管理はもう、スマホでやってるからね」 そんな言葉を年末になるとよく聴く。 それはもちろん、文具屋として毎年スケジュール帳やカレンダーを販売しているからに他ならない。 確かにスマホは便利だ。 そしてグーグルカレンダーだって便利だ。 予定が発生したらすぐに予定を放り込めるし、時間が変われば日時を変更させられる。予定時間の10分前に通知を設定することだって簡単に出来てしまう。 でも、電子書籍がすべての紙の本をなくすことができていないように、紙のスケジュール帳やカレンダーも新たな可能性に向かって進化している。 今回はそんな選りすぐりたちを2023年に向けてご紹介していきたい。 ユーザーがいない時のことまで考えたウィークリーカレンダー初っ端からなにを言ってるんだ?と思われるかもしれない。 でも、真っ先に紹介したくなったのが、ラコニックから発売された新商品「WEEKLY CALENDA
業務用ってかっこいい。 プロが使うことを考えて作られた道具には、迫力がある。 飾り気なく効率を考えて作られたシンプルなプラスチックケースは、インテリアとしても秀逸。 このごろはロボットが勝手に商品を縦横無尽に持ち運んでいく姿にときめきを抑えられない。 そして、業務用と言われて思い浮かぶのが「業務用のスチール棚」の存在だ。 重たいものを載せてもしっかりと安定して、タフに使えるシェルフにはずっと憧れがある。 でも、業務用というだけあって重たくてでかい。 そんな棚を置くスペースはなかなかないから諦めた……という人もきっと多いのではないかと思う。 でも、そんな人にも気軽に導入できる「軽くて置きやすい業務用のシェルフ」があるとしたら……? そんなの無理に決まってると思われるかもしれない。 けれど、そんな棚が実はすでにある。 今回は福永紙工さんの「PAPER RACK(ペーパーラック)」を、業務用シェ
A4コピー用紙を活用する文具が好きだ。 安価でまとめて手に入り、規格も揃っているA4コピー用紙は、ちょっとしたメモとしてもノートとしても便利。さらには、プリンターで印刷まですることができる(それが本来の用途) これまでもたくさんのA4コピー用紙活用文具をお取り扱いしてきたうちのお店だけど、その中でも別格の反響があったのがBUTTERFLYBOARD®さんの「PAPER JACKET」だ。 Makuakeでも1500万円を越える支援を集め、A4コピー用紙文具界に衝撃を与えたPAPER JACKETは、人気アイテムとして当店でも売れ続けている。 そんな「PAPER JACKET」に新しいモデルが出ると聞いたからにはじっとしてはいられない。 バタフライボード社の代表である福島英彦さんからサンプルをお借りしたので、今回はその魅力をご紹介していきたいと思う。 シンプルさを叶える革新的構造はそのままP
ノートは右側のページしか使わない。 そういう人達がいる。 なにを隠そう、私もそうだ。 あとからノートを見返した時に、左側のページにアイデアや補足を書き込む。 そんなこともない。 それはただ単純に、使いにくいと思うからだ。 それをもったいないという人がいる。 その気持ちもわかる。 けれども、この使い方はやめられない。 ノートを使う上での「気持ちよさ」が全然違うからだ。 ノートを開くと真ん中の折り目の部分を境に浮き上がっている部分がある。 右利きの私が、左のページに何かを書き込もうとする時、左側のページを完全にテーブルに押し付けると右側のページが浮き上がってくる。 それに真ん中の折り目付近に近づけば近づくほど、紙の傾きを感じてわずらわしい。 パソコンやスマホが当たり前になった今の時代、手書きの役割は少し変わってきていると思う。 テキストを記録するだけなら、圧倒的にポメラなどの道具が便利だ。 ま
「山下さん。プライスの文字ってかっこよくできませんか?」 そんな言葉をツイッター上でアパレルメーカーの方からかけられて、真っ先に「なぜ私にきくんですか?」と反射的に思った。 プライス。 つまりはお店の商品の価格なんかを表示する道具の文字をかっこよくできないかどうか……そう訊かれているのだ。 そんなことは備品メーカーにきくもんじゃないのか? 反射的に思ったけれど、その言葉を頭の中で反芻していると、ああ言われて当然だと気づいた。 うちは一応文具屋だ。 でも、巷に溢れる「駐輪禁止」や「駐車禁止」の看板がしっくりこないので、オリジナルの三角コーン看板まで作って販売してしまっている文具屋だ。 いわば三角コーンも店舗備品のようなもの。 そのデザインのオーダーまで受けているのだから、プライスを作れたとしてもおかしくはない。 というか全然サイズも用途も違うけれど、自分もお店をやっている以上、価格を表示する
育ってきた環境が違うからすれ違いは否めない。 そんな歌詞をふと日常で思い出してしまうくらいには、人の数だけいろんな考え方がある。 それでコミュニケーションがうまくいかなくてもやもやすることもあるのだけど、「ああ、こんな視点もあったのか」という発見に興奮することだってある。 そんな発見を先日から開催させていただいているイベント「整う、仕事の道具展」でお腹いっぱいになるぐらいに味あわせていただいた。 しかも、たくさんの気づきをくださったのは、デスクをスッキリさせるマガジンでも有名なGo Andoさんだというのだから、ファンである自分としてもたまらない。 New Stand Tokyoで明日から開催のPREDUCTS × DOCKET STORE『整う、仕事の道具展』のお店の準備中 ワシセレクトながら垂涎もののラインナップでテンション上がるわ… 明日から2週間開催です! ——— New Stan
初めての東京でのポップアップイベントを「元とんかつ屋」でやった。 こう振り返って言葉にするだけでもよくわからないけれどホントのことだ。 小さな文具屋の初めての東京進出で、しかも会場は元とんかつ屋。 場所もなかなか用事がない限り降りることのない椎名町ということで、不安はたくさんあったけれど、蓋を開けてみれば200人以上がお立ち寄りくださり、盛況の内に終えることが出来た。 2022年の挑戦も一段落。 大阪に戻ってまた頑張ろう!……そんな風に思ったのもつかの間。 「なにかご一緒にできたらいいですね」 衝撃の一言を、ある憧れの方に言ってもらったらじっとしてはいられない。 そんなわけで、なんと初めての東京ポップアップからわずか3週間で、2度目の東京での挑戦を行うことになった。 しかも舞台は乃木坂駅降りてすぐの六本木。 いったいぜんたい何が起こってそんなことになったのかから、お話していきたい。 GO
「お店の方には申し訳ないんですが・・・」 ネットを散策していて、とても美しい文具と出会った。 早速連絡を入れ、新しく取引をはじめようとした相談していた矢先、メーカーさんの口からこんな言葉が飛び出した。 なんだなんだ。 なにかこの道具には、見た目からはわからない「欠点」があるのだろうか。 どうしよう。取り扱うのを辞めないといけないのだろうか。 ドキドキしながら固唾を呑んで、メーカーの担当者さんの言葉を待っていると続いたのはこんな言葉だった。 「この輪ゴム・・・、なかなかちぎれないので、一回買うとずっと使えちゃうんです・・・」 ・・・? この輪ゴムというのは上の写真に映っている、シリコーンを使って作られた輪ゴムのことだ。 ふつうは容器の中で輪ゴム同士で絡み合い、ごちゃごちゃっとした感じでたくさん出てきてしまう輪ゴムに、真っ直ぐな形に戻るように形状記憶の処理を施してある。 なので、使うときには普
「東京でやったら成立するかもね」 お店を初めて間もない頃、立ち寄ってくださったお客様がつぶやくようにそう言ったことを未だに覚えている。 その方にも、決して悪意があったわけでもなんでもないと思う。 大阪……といっても、中心からは離れた問屋街にお店はある。 最寄り駅まで上り坂を30分。 バスもあるけれど、わかりやすい場所にあるわけじゃない。 そんな場所で、駅ビルに入っているおしゃれなお店にも置いてなさそうな文具や雑貨をセレクトして販売を始めた。 せっかくわざわざお店に来てくださる方に、どこでも買えるようなモノを販売するわけにもいかない。 誰もが手に取るわかりやすいものじゃなくて、むしろ効率を求めればお店では見かけない隠れた逸品を掘り起こしては、noteで紹介して販売する毎日が気づけばはじまっていた。気づけばもうすぐお店をはじめて4年が経とうとしている。 もし東京でお店をはじめていたら……という
ついついリュックを背負って出かけてしまう。 ノートパソコンやタブレット、書籍やあれやこれや…… 実際には使うことはないものも多いのに、リュックの容量が大きいものだからあれもこれも担いで、結果として疲れてしまいがち。 更には「もしかしたら」という機会は発生せずに、いったいなんのために苦労したのかと嫌になることがほとんど。 そんな自分の悪い癖を変えたくて、色々と小さめのかばんを探していたら、一つ一つの機能が激しく心に突き刺さるスリングバッグに出会った。 年末にまずは自分用に仕入れてみて、雨の日のバイク通勤での浸水具合なんかも調べてみたところ、自分のライフスタイルにもちょうどフィットしてくれた。 今回はそんなBLACK EMBER(ブラックエンバー)のTKS(TECK KIT SLING・テックキットスリング)をご紹介したい。 自分が作ってみたいカバンをとことんやり尽くしているメーカー BLAC
「自分の使っているスペースをきれいで快適にしたい」 11月に突然思い立ってお店の定休日に作業をはじめた。 2m以上の高さのある棚を知り合いから安く買って、雰囲気の合う棚を取り寄せて・・・と準備をしている間が一番楽しい。 でも、既存のレイアウトを移動させはじめると、いろんな家電につないでいた配線が姿を現し始めた。 そりゃあもう、別に狙って三編みにしたわけでもこんがらがってぐちゃぐちゃっとしちゃっていた。 もちろんコンセントから配線をすべて引っこ抜いて、キレイに直していったんだけど、こんな大変な作業はできれば繰り返したくない。 そしてこの配線を整え、維持することは、これから大掃除シーズンに入るたくさんの皆さんにとっても頭の痛い課題だと思う。 今回はそんな配線を優しく包み込んで整え、ぐちゃぐちゃリバウンドを起こさないためにうちのお店で作った「ケーブル保護チューブ SLEEVE」を改めてご紹介させ
「その看板、2年前に知りたかったわ」 お客様に商品を説明していたら、そんな言葉をいただいた。 商品とは、うちのお店でコツコツと手作りしてきた「白い三角コーンでできた看板」のことだ。 STAFF ONLYのシンプルな文字と、立入禁止を表すピクトグラムをあしらったシンプルでモノクロな看板。 全国からご注文をいただいている人気アイテムの一つだ。 それを、会社や事務所ではなく、「マンションの1階に置きたかった」というのがお客様の希望だった。 3年前というのは、マンションの理事をされていた頃だそうで、その時に購入したマンション関係者以外の立ち入りを禁ずる看板は、工事現場のようになかなか仰々しいものだったという。 その話をきいて改めて実感したのは、世界はもので溢れていて、もはや存在しないものなどないと思えるのに、選択肢がない分野には全然ないのだということ。 屋外で使うものだし、注意喚起を行うものだから
「そこにA4コピー用紙があるからだ」 なぜ、A4コピー用紙を活用する文具を熱く紹介しているのかと聞かれたら、そうこたえざるを得ない。 安価に手に入り、サイズも国際規格、プリンターで印刷をかければ方眼ノートにも罫線ノートにも表情を変えるA4コピー用紙は、私達の最も身近にある文具の一つとっても過言ではない。 私自身も一文具屋としておすすめ文具をセレクトするだけでなく、オリジナルで道具を企画するなど、A4コピー用紙への愛情を注ぎ込んできた。 そして、2022年始まってすぐ、とんでもなく熱いA4文具が早くも爆誕していることを、皆様はご存知だろうか。 それは、Makuakeで既に900万円を超える支援を集めている「BUTTERFLYBOARD®」さんのペーパージャケット。 その桁違いな人気ぶりはどこからやってくるのか。 実際に支援もさせていただいたので、届くのを楽しみに待とう……としていた。 しかし
リュックの肩紐の余りが気になったことはあるだろうか。 そう、リュックの肩紐を適正な長さに絞ったときに、垂れてしまうあの部分のことだ。 正直なところ、私はそんなに気にしてなかった。 別に行動が大きく阻害されるというわけでもないし、特に垂れていてもいいじゃないかと。 でもある日、原付での通勤の際のちょっとした不注意で、気づいた時にはそのあまり紐の先っちょが溶けてしまった。 エンジンなどの熱の高い部分に触れたのか、道路との摩擦でこうなったのかはわからない。 そんな経験を経てしまうと、あまり紐のことが気になって仕方ない。 リュックに初めからあまり紐を通すための仕組みが付いているものもあるけれど、そういった機能が付属していないものも多い。 こうなってくると、なにかいい道具を探して仕入れたくなるのが個人事業主の自由なお店のいいところでもありわるいところでもある。 そしてついに出会ったのが、一見して用途
そもそもコードはなぜ絡まるのか。 そんなことを初めて考えたのは、買ってもらった音楽プレーヤーの有線式のイヤフォンがかばんの中でわっちゃわちゃになっていた時だったと思う。 別に頼んだわけでも努力したわけでもない。 それにも関わらず、イヤフォンやスマホの充電ケーブルは気づけば絡まりあっていく。 カバンの中でなら、まだ歩行時の衝撃の積み重なりが原因かな・・・と思うけれど、家の中のケーブルだって気づけばうにょうにょとのたうち回っている。 このコードのうねりを誰かがなんとかしてくれたらいいのに・・・という思いは、自分のお店を始めてからも頭のどこかにこびりついて離れなかった。 いろんなものを仕入れては試してみたけれど、インテリアのノイズとして気になり始めたらひたすら気になる。 結果として、ついに耐えきれなくなった私は、クラウドファンディングを行い、配線をインテリアに溶け込ませられるケーブル保護チューブ
「あー、うちのインスタグラムにも1万人フォロワーがいたらなー」 そんなことを、ずんの飯尾さんの鉄板ネタばりに呟いてきた。 1万人という数字には訳がある。 インスタグラムのストーリーズで、URLのリンクを貼るには1万人以上のフォロワーがいることがこれまでの条件だったからだ。 ただ、なかなか1万人という数値は遠い。 うちのお店もコツコツと頑張ってきたけれど、3年かけて2000人。このままでは単純計算で1万人にたどり着くにはあと12年かかってしまう。 たしかに、お店のアカウントであればインスタグラムではURLを一つプロフィールに設定できる。 それでも、クラウドファンディングの開催ページや、日頃のnoteの投稿へとアクセスしてもらうにはHPなどを経由してもらったりする必要もあって難しい。 インスタグラム自体、有料で広告を出すこともできる。 また、怪しげなフォロワーが増やせるサービスまでその対策のた
誰かにモノを送る時、何を使うだろうか? 封筒、プチプチ、ガムテープ。そしてもちろん誰もが使っているのが「ダンボール」だ。 軽量でクッション性もあり、組み立てれば耐荷重もある程度あるので、中のものをしっかり守ってくれるダンボールは、もはや私達の生活に欠かせない。 そしてダンボールは、Amazonや楽天でのお買い物が当たり前になるにつれて、自宅にじゃんじゃん届くようになってしまったものでもある。 新型コロナウイルスの影響での自粛期間は更にそれを加速させ、定期的に訪れるダンボール回収の日にダンボールを持っていくのももはやルーチンワークのようになっている。 更には、お店をやっていなくても一般の人が使う場面が増えてきたものでもある。 メルカリなどのフリマアプリがあれば、身の回りの不用品をお金に変える事ができる。 いまや誰かからダンボールが届くことに加えて、誰かにダンボールに入れたモノを『出荷する』と
「なぜ、このリュックにはチェストストラップがついていないんだ」 そんな想いは、そこそこ重量があるノートパソコンを持つようになってから特にそうなったように思う。 リュックは便利だ。 両手を自由にできて、腕力がない自分でもリュックを担ぐ形であれば長時間歩くことができる。 そのメリット故に調子に乗って、リュックも大きなサイズになって内容量が増えてくる。特に2泊程度の旅行の荷物をリュックに詰め込んだ日には、なかなかな重量を背負うことになる。 そうなってくると、肩紐の位置のズレが肩や背中への疲労に直結してくる。 そんな時にこそ便利なのが「チェストストラップ」 リュックの肩紐の位置を定位置でキープし、重たいリュックの荷重のかかり具合を安定させてくれる。 ただ、気に入って買ったリュックに限って「チェストストラップ」がついていないことがある。 また、1日の予定によっては必要な荷物も少ないこともあるので、そ
「子供が生まれてから、リュックにはサイドポケットが必要になった」 そんな知り合いのママさん話を聞いてから、サイドポケットのついているリュックが気になって仕方なくなった。 チャックがついているわけでもないから、あまり貴重品は入れたくない。 けれども、リュックは確かに中身へアクセスする際に、チャックを開けるのが煩わしかったりする。 荷物がどうしても多くなり、両手を自由にして様々なことに対応しなければならないお母様方が必要としているサイドポケットって、実は機能性としてとても優秀なのではないか。そんな考えが頭から離れなくなった。 そして、ある日デザインもコスパも抜群で、サイドポケットがついている。そんな理想のリュックに出会ってしまうことになった。 今回はそんなオススメなリュック「Un coeur TOROⅡ(アンクール トロ2)」をご紹介したい。 シンプルなのに、かゆいところに手が届く機能性 Un
「リュックの取り扱いがなくなって残念です そう言われるようになって久しい。 過去に取り扱っていたバッグが、取引先の判断で輸入をやめてしまったため、人気商品だったものの泣く泣く販売を終了。 じゃあ、他の会社から取り寄せればいいじゃないかと言われてしまえばそれまでなんだけど、生半可なものを取り扱ってもお客様は納得してくださらない。 これはどうかあれはどうかと候補はあがるものの、なかなかに「これ!」と言えるものがみつからないまま1年ほどが過ぎてしまった。 でもようやく満足のいくものをみつけた。 見かけはスタンダードなリュックそのもの。 なんでこれをすすめるの?と思われるかもしれないけれど、そんな方こそぜひ詳しく知ってほしいと思える「THE DAY PACK」を今回はご紹介したい。 リュックの中身のごちゃつきを解消するための構造 リュックを使ったことのある人であれば、だれもが悩まされるのが「リュッ
スマホがあるから紙の手帳はもう持たない。 そんな人こそにこそ知ってほしい文具メーカーがある。 その名はLACONIC(ラコニック)さん。 海外のメーカーと言われても全然違和感のないキレッキレのデザインで、いつもうちのお店のお客様を魅了してくれるメーカーさんだ。 新型コロナウイルスの影響で多くの人がリスケジュールを迫られる中、大手のビルに入った文具屋さんが軒並み閉まっていたこともあって、当店舗でもスケジュール帳の問い合わせが増加。 そんな時に無理言って追加でスケジュール帳を仕入れさせてくださったのがラコニックさんだった。 その時の記事はたくさんのひとに読んでもらえて、ラコニックさんのことをたくさんの人に知っていただけて本当に嬉しかった。 今回は、2021年も近づき、スケジュール帳を揃えるにはピッタリのタイミングに、改めて来年のスケジュール帳のことをご紹介させていただきたい。 9月始まりの手帳
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