スケーリング・クエスチョンとは、主にソリューションフォーカストアプローチで用いられる技法の一つです。 クライエントの感情や意欲をよりよく特定して理解、または進展度合いを知るために用いられる質問です。 例えば、 「最悪の時を1、最高の時を10とすれば、今のあなたはどれくらいですか?」 「1がもう完全に立ちすくんでしまう状態、10が自信にみちた状態とすると今はどうですか?」 などが、これに当たります。 スケーリング・クエスチョンの効用 スケーリング・クエスチョンの意味は、ミラクル・クエスチョンと同様に、良いときと悪いときの具体的な差異を見つけることです。 そして、以前にクライアントが今より良い状態があったことに気づいたり、そうやってうまく対処してきたことを賞賛することにより、勇気づけへ繋げていきます。