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例年のごとく正月休みはヒマなので、2017年に登場した新作イヤホン・ヘッドホンで、個人的に気になったモデルとかを振り返ってみようと思いました。 一年を通して様々な新製品を試聴しましたが、2017年はワイヤレス式がメインストリームに台頭したことで、オーディオマニアが好む有線タイプのヘッドホンはむしろ少数で先鋭化され、高価なハイエンドモデルが続々登場した印象があります。 それでも多くのメーカーが新技術を導入して、数千円の安いものから数十万円の高級機まで、素晴らしいサウンドのニューモデルが豊富で、満足な一年でした。 ワイヤレス 2017年はとくにBluetoothワイヤレスイヤホンが活発な一年でした。iPhoneの3.5mm端子廃止からはじまり、純正イヤホンAirPodsが定着し、そこから怒涛のごとく新たなマーケットが展開された流れです。 とくに、AirPodsのように左右のケーブルを排除した完
2017年もそろそろ終わりますので、今年聴いたアルバムの中で良かったものとかを振り返ってみようと思います。 ジャズとクラシックのみなので、興味のない人はスルーしてください。 今年もかなり多くのアルバムを買いました。ざっと計算してみたところボックスセットなどを除いて300枚くらいで、クラシックとジャズが7:3くらいの比率です。100円ワゴンで買ったのに何度も聴き返すアルバムもあれば、3000円もしたのに一回通して聴いたきりでお蔵入りになるなんてこともありますが、これ以上買っても聴く時間が足りない、というギリギリのペースで、もうかれこれ15年以上続けています。ここまで飽きずに楽しくやっているという事実が、他人には理解しかねる趣味というやつなのでしょう。 音楽業界というのは毎年必ず、なにかしら革新的な変化があったりするのですが、私にとって2017年は意外にも充実した「安定と発展」の一年でした。
同社のフルサイズ開放型ヘッドホンというと2012年発売のATH-AD2000X以来です。その間にはW1000ZやA2000Zなど密閉型の新型が続々登場しているので、新たな開放型はそろそろかと待ち望んでいたところ、凄いモデルがやってきました。待望のフラッグシップモデルということで気合が入ったヘッドホンです。 残念ながら約26万円と高価すぎて手が出せないのですが、聴いてみてかなり欲しくなりました。 オーディオテクニカのヘッドホンというと、基本デザインは変わらず、数年ごとに微妙なマイナーチェンジを重ねて進化しているようなイメージがあります。これまで開放型のトップモデルはATH-AD2000Xだったので、順当にそろそろ後継機が出るのだと思っていました。しかし今回登場したADX5000は期待のさらに上を行くフラッグシップとして完全新設計というところが興味を惹きます。 これまでのモデルネームとしては、
AEONは上位モデルETHERよりも扱いやすいヘッドホンとして、まず密閉型バージョンが2017年6月に登場したのですが、好評のため「ぜひ開放型も」という要望に答えることになりました。価格は10万円くらいと、本格的な平面駆動ヘッドホンとしては安い方なので、主要なダイナミック型ヘッドホンと勝負できる面白い価格帯になります。 近頃アメリカを中心に平面駆動型ヘッドホンの支持者が急増しており、MrSpeakersといえば、それに特化したヘッドホンメーカーとして注目を集めています。そもそもFostex RPシリーズの平面駆動ドライバーを流用したカスタムモデルを手売りするところからビジネスが始まっただけあって、平面駆動への思い入れは人一倍強いメーカーです。 AEONよりも上位モデルにあたる27万円の「ETHER Flow」はAudeze LCDなどに倣った大型ヘッドホンなのですが、このAEONは軽量コン
ケーブルは左右両出しで着脱可能なのですが、V字型の変な形状なので、社外品ケーブルへの交換は難しいです。ちなみにSINEではApple iPhone用Lightningケーブルが注目を浴びましたが、SINE DXでは付属していません。開放型ということでスマホでは使うべきでない、という意味なのか、それとも価格的に同梱するのは難しかったのかは不明です。 ちなみに密閉型SINEは米国公式ショップでUS$449、Lightningケーブル付きで$499ですが、SINE DXはLightningケーブル無しでも$599なので、本体だけで$150もの差があります。 音質とか Questyle QP2R DAPで試聴してみたのですが、真っ先に気がつくのは、SINE DXの方がずいぶん音量が大きいです。 密閉型SINEは駆動能率が悪く、せっかくのポータブルなのに生半可なスマホなどでは満足な音量が出せないとい
最近ワイヤレスイヤホンが話題になっているので、売れ筋っぽい二機種をちょっと試してみました。デンマークのバング&オルフセン(B&O)Beoplay E8と、ソニー WF-1000Xです。 ソニーが約25,000円、B&Oが33,000円くらいと、どちらもカジュアル用途としてはそこそこ高価ですが、最近イヤホン市場全体がかなり高級化しているので、これでも普及価格帯と言えそうです。 数年前のBluetoothイヤホンと比べると明らかに進化しているので、この機会に新調したいと考えている人も多いと思います。大袈裟な高級オーディオマニアの私でさえも、さすがにここまでコンパクトだと、つい欲しくなってしまいます。 ワイヤレスイヤホン iPhone 7でアップルが3.5mmイヤホン端子を廃止して、ワイヤレスイヤホン「AirPods」に移行したのがちょうど一年前でしたが、そのおかげで、2017年のイヤホン業界は
Westone UM PROシリーズがアップデートされたので、改めてこの名作イヤホンを聴きなおしてみました。 2013年モデルのマイナーチェンジ版ということで、2万円弱でシングルドライバーのUM PRO 10から、75,000円で5ドライバーのUM PRO 50までの4モデルが全てが更新されました。サウンドは極力変えずにデザインのみ改善したそうです。 前回紹介したゼンハイザーIE80/IE80Sがダイナミック型イヤホンの銘機だとすれば、こちらはマルチBA型イヤホンの銘機なのですが、どちらも同時期に新デザインに世代交代したのが面白いですね。 Westoneといえば、Shureと双璧をなすマルチBA型IEMイヤホンの大手メーカーです。最近では家電店とかでも好調に売れていますが、本来は補聴器や聴覚検査用品を販売している会社で、プロミュージシャンがコンサートなどで使うためのカスタムIEMを製造する
2011年に登場した初代IE80は、ダイナミック型イヤホンの金字塔として長らく愛用されている、かなりのロングセラーです。 今回、久々のアップデートとして「IE80S」として生まれ変わったのですが、音は変えずにデザインのみの変更ということらしいです。ただ、やはり聴いてみると音はちょっと違うので、気になったポイントを簡単に書いておきます。 ゼンハイザーIE80はあまりにも有名なので、あえて紹介する必要は無いと思いますが、ダイナミックドライバー型としては世界中で圧倒的な人気とシェアを誇っている、まさに世代を越えた「殿堂入り」の逸品です。イヤホンマニアとして、所有していない人はいないのではないでしょうか。 近頃たくさんの新型イヤホンが登場している中で、そろそろ古くなってきたかと思いきや、まだまだ売れ行きは好調です。今でも、5万円以下でオススメのイヤホンと聞かれたら、私を含めて多くの人が、「とりあえ
2017年9月発売の新作イヤホンで、価格は75,000円くらいです。アルミ削り出しのハウジングはこれまでのOrion、Jupiter、Andromedaと似ていますが、今回はダイナミックドライバーとBAドライバーをそれぞれ一基ずつ搭載したハイブリッドデザインです。 ハイブリッドということを意識してか、グレーとメタリックブルーのツートンカラーが印象的ですが、サウンドも強烈でした。 米国オレゴン州に本社を構えるCampfire Audioは、アップグレードケーブルやポタアンなどで古くから人気のあるALO Audioから発生したイヤホンブランドです。ALOを通して多くのイヤホンマニアからのフィードバックを得て、自分達なりに最高のイヤホンサウンドを実現したいということで生まれました。 少量バッチ生産をポリシーとしているので、本来であれば「知る人ぞ知る」ニッチブランドである予定だったのですが、その高
有名なブランドだけあって、すでに多くのネットニュースやレビューサイトで紹介されていますし、こんな個人ブログで書くことも残っていないのですが、やはり音を聴いてみると本当に素晴らしかったので、感想とかを書いておきたくなりました。 2014年の初代Hugoからずいぶん時間が経ちましたが、全体的な機能はほぼ同じで、「バッテリー駆動のUSB DAC兼ヘッドホンアンプ」というコンセプトは変わっていません。似たような商品は世の中に多いですが、あえて他社と比べてユニークな点といえば、Bluetooth入力があるので、スマホなどからBluetoothヘッドホンアンプとして使えるくらいです。 あとは、あいかわらずChordらしくデザインが奇抜です。とくにボリュームノブは、本体中心にあるガラス玉のようなものをコロコロ回転させる仕組みで、音量にあわせて色が変わるというギミックです。隣にある透明な大きな窓は、中に見
アメリカSkullcandyのBluetoothワイヤレスヘッドホン「Crusher Wireless」を買ったので、紹介します。 価格は22,000円くらいで、通常のダイナミック型ドライバーとは別に、Skullcandy独自のハプティックベースドライバーを搭載したアクティブ・ツインドライバー式というユニークな設計です。 とにかく低音の表現が凄いヘッドホンということで、興味本位で買ってみたのですが、低音以外の全体的なサウンドやデザインもそこそこ優秀に作られていたので、紹介しようと思いました。 このSkullcandyというブランドの急成長は目を見張るものがあります。2003年創設という比較的新しいブランドですが、2008年の経済記事によると、毎年の売上が400~800倍というペースで爆発的に成長した、稀に見るサクセス・ストーリーだそうです。 社長のRick Alden氏はそれまで米国でスノ
2017年5月発売のダイナミック型イヤホンで、価格はおよそ20万円ということで同型の中でもかなり高価な部類です。 一見なんてことない地味なデザインですが、10mm広帯域ドライバー、日本製チタン削り出しハウジング、オランダVan Den Hul社が手がけたケーブル、さらに端子交換ができる画期的な「Awesomeプラグ」と、あらゆる面でこだわりを感じるイヤホンです。しかし、それ以上にサウンドがとにかく凄かったので、長らく検討した結果、買ってしまいました。 Dita Audioはシンガポールに本拠地を置くイヤホン専門メーカーで、創設者であるDanny Tan氏とDesmond Tan氏の元で運営している、とても小さな会社です。 2015年に登場したデビューモデル「Dita Answer」が好評を得て、日本でもそこそこの知名度があります。 Answerというイヤホンは、アルミ削り出しハウジングに1
HIFIMANの開放型ヘッドホン「HE-560」を紹介したいと思います。2014年発売なので、ちょっと古いモデルになってしまいましたが、長年欲しいと思っていてたこともあり、近頃値段もこなれてきたせいで手を出してしまいました。 平面駆動ドライバ搭載の開放型ヘッドホンを得意とするHIFIMANですが、その中でもラインナップの中核に位置するHE-560は、デザインとサウンドともに「HIFIMANらしさ」が一番よく現れているモデルだと思います。 最近では、500万円とも噂されている超高級ヘッドホンシステム「SHANGRI-LA」を発表するなど、勢いに乗っているHIFIMANですが、個人的には、この一見地味なHE-560こそが、多くの人に聴いてもらいたい傑作ヘッドホンだと思います。
米国Audioquestから、新型ヘッドホンが登場しました。オーバーイヤー開放型のNightHawk Carbonと、密閉型のNightOwl Carbonです。 NightHawk Carbonは、2015年に登場した初代NightHawkのカラーバリエーションだけのようにも見えますが、音質も若干変更されているそうです。一方、ユニークな外観や定評のある装着感はそのままで、密閉型のNightOwl Carbonという選択肢が増えたのも嬉しいです。 せっかくなので、初代モデルと比べてどれくらい変わったのか、試聴してみました。
前回、「フラットなヘッドホンとは」という話題について書いてみたところ(http://sandalaudio.blogspot.com/2015/11/blog-post.html)、その中で取り上げたAKG K240DFについて興味を持った人からの問い合わせが何件かあったため、今回はこのヘッドホンを含めたK240シリーズについて簡単にまとめてみようかと思います。 K240DFは1985年発売なので「超ビンテージ」ヘッドホンと言えますが、極上な音色が現在でも高く評価されており、良品は中古市場で取引されています。K240シリーズの歴史はAKGヘッドホンそのものの歴史とも言えるため、日本のソニーMDR-CD900STなどと同様に、現在でも決して色褪せない普遍的な銘器の代名詞です。 K240DFの「DF」というのはDiffusFeldもしくはDiffuse Fieldの略で、ヘッドホンの音色をチュ
英国のオーディオメーカーiFi Audioから最新作「micro iDSD BL」が登場しましたので、感想とかをまとめてみました。 バッテリー駆動式の常識をくつがえす強力なヘッドホンアンプと、最高レートPCM 768 kHz・DSD512に対応するUSB DACを組み合わせた、超ハイスペックなモデルです。 2014年に登場したベストセラー「micro iDSD」のブラック版ということで、一見ただのカラーバリエーションのように見えますが、実は音質アップのために内部パーツがアップグレードされたスペシャルモデルだそうです。 私はこれまで通常版(銀色)のmicro iDSDを長らく使っており、iFi Audioというメーカーの熱意と活発さにはつくづく感心しているので、今回はアップグレードという口実で「Black Label」を購入してみました。 通常モデルからの変更点 iFi Audioというと、
「XX」のネーミングでわかるマニアもいると思いますが、アメリカMassdrop恒例の限定モデルです。2016年11月に予約受付が始まり、クリスマスシーズンに発送されました。HD650の廉価版としてゼンハイザーが製造した「Massdrop特注」ヘッドホンで、濃いブルーのスペシャルカラーが特徴的です。 サウンド自体は通常版HD650と同じということなので、すでにHD650を持っている身としては、そこまで欲しいというほどでもなかったのですが、US$199(約23,000円)と安かったので興味本位で買ってみました。 これ単体では、たいして書く内容も思い浮かばないので、今更ながら、傑作ヘッドホンHD650についても簡単に振り返ってみようと思います。 Massdrop Massdropは米国にある「グループ購入型」オンラインショップで、このブログでも過去に何度か紹介したことがありますが、ヘッドホンなど
小型でバッテリ内蔵式、パソコン・スマホ対応のポータブルデバイスでありながら、高出力で、ハイレゾPCMやDSD対応と、時代の超最先端をいっており注目を浴びている商品です。 とくに、このような高スペックでありながら値段が6~7万円台ということで、他社の類似機器とくらべてだいぶお買い得感があります。 ちなみに正式名称については、メーカーが「micro iDSD」、「iDSD micro」とどちらでも呼んでいるので、よくわかりません・・。公式サイトでは「micro iDSD」なのでそう呼ぶことにします。 iFi Audioについてはすでに各メディアで色々と紹介があるのでよく知られていると思いますが、イギリスにあるAMRというハイエンドオーディオメーカーの傘下で、低価格商品をターゲットとした商品を開発しているブランドです。 親会社のAMRは100万円クラスの高級据置きオーディオを作っているらしいです
2016年前半は、友人から中古で買い取ったAK240を使っていました。その友人は次世代モデルAK380を購入したので、その「お下がり」というわけです。AK240の操作性や音質にとても満足できたため、ちょっとしてから上位モデルのAK240SSにアップグレードする機会があったのですが、それを手に入れて早々に、SDカード認識の不具合で、修理に出すことになってしまいました。 結局、中古DAPではこういうことが起こるので、なにかちゃんとした新品のDAPを一つ買っておきたいな、と思い、散々試聴を繰り返した結果、6月頃にCowon Plenue Sを買いました。2016年2月に発売されたDAPで、その当時に試聴したときから高音質ぶりが気になっていたのですが、AK240SSが修理に出たことで、ようやく思い切りがついて、ショップで購入しました。
2016年は、マルチBA型IEMイヤホンにおいて画期的な進化が感じられた一年でした。2015年にもその片鱗が見られましたが、2016年は多くの新興ブランド勢が「第二世代モデル」とも言えるようなユニバーサルIEMを一斉に発売したおかげで、つねに毎週なにかしら新作イヤホンが登場しているような感じでした。 具体的に、なぜ近頃のモデルが「第二世代」と思えるのかというと、まず、ここ数年でバランスド・アーマチュア(BA)型ドライバそのものに大幅な更新がありました。 これまでは特許の関係で、補聴器用BAドライバのメーカーが製造を独占しており、IEMイヤホンメーカーというのは、既製品ドライバを買い入れて、ただプラスチックのボディに埋め込むだけの作業だったのですが、それが最近では特許の権利事情が変わったため、JH AudioやNoble Audioといった主要IEMブランドが、オーディオ用に特化した、自作も
2016年も終わりに近づいていますし、年末年始は実家に帰省していてヒマなので、今年買ったCDとかハイレゾダウンロードで、とりわけ高音質だったものを紹介します。 去年くらいまでは「どうせハイレゾブームは一過性のものだろう」、なんて消極的に構えていたのですが、2016年を思い返してみると、ショップのカタログラインナップも膨大に増え、期待以上に飛躍的な成長を遂げた一年でした。 個人的な趣味で、ジャズとクラシックに偏った選曲になりますが、今回紹介するのはどれも演奏は高水準、そして音質は最高クラスを保証しますので、ぜひこの機会に興味を持っていただけると幸いです。 ジャズやクラシックというと「敷居が高い」と思われがちですが、理論や入門ガイドブックから入るのではなく、もっと適当に色々と「買って聴いてみる」のが一番良いです。どれほどコアなマニアであっても、その第一歩は、ふと手にとってみた一枚のアルバムに心
JVCケンウッドのポータブルDAC・ヘッドホンアンプ「SU-AX01」を購入したので、感想とかを書いておきます。 ハイレゾPCM・DSD対応DACと、バランス出力対応のディスクリートアンプ回路を組み合わせたポータブルDACアンプです。 2016年11月の発売価格は11万円程度と、他社の似たようなモデルと比べて結構高額ですが、近頃続々と現る高性能ヘッドホンやハイレゾ音源なんかに完璧に対応できる「高音質で全部入り」なアンプを探している人にとって、面白い候補になるかもしれません。 私は普段外出時とかにはDAPを使う方が多いのですが、ノートパソコンで音楽を聴く場合はポータブルDACアンプのiFi Audio micro iDSDとChord Mojoを使っています。どっちも説明不要のベストセラーですね。アンプ選びではあんまり冒険しない性格みたいです。 micro iDSDとMojoで既にスペック・
「Layla」や「Roxanne」などの傑作イヤホンを続々展開してきた「JH Audio The Siren Series」のニューモデルで、今回の「Michelle」は外観デザインなどをかなり簡素化した、最低価格のエントリーモデルということです。販売価格は6万円弱だそうなので、つい手を出してしまいそうで気になる存在です。
Final Audio Design F7200 F4100 F3100 Etymotic Research ER4SR ER4XRの試聴レビュー Final Audio DesignのF7200、F4100、F3100、Etymotic ResearchのER4SR・ER4XRを一気にまとめて試聴してきました。どれも2016年7月に発売されたニューモデルです。
Campfire AudioのAndromedaというイヤホンを購入しましたので、紹介しようと思います。 アメリカ、オレゴン州ポートランドでせっせと手作りで造られている、ニッチなイヤホンです。同じ会社が「ALO Audio」という名前でポータブルアンプやオーディオケーブルを製造し好評を得ていますが、そのALO Audioのイヤホンブランドが「Campfire Audio」です。 AndromedaはCampfire Audioラインナップの最上位モデルとして2016年6月に発売されました。BA型ドライバを5基搭載しているユニバーサルIEMイヤホンで、派手なグリーンのアルミボディが印象的です。販売価格も15万円程度と、かなり高価な部類ですが、これまでのCampfire Audioイヤホンがどれも好評であったため、発売前から期待度が高いモデルでした。これまでのトップモデルはBA4基で13万円の
2016年11月現在では、オンライン限定の先行販売品だそうなので、このレビューに書いてあることは、今後発売されるかもしれない正式版ではあまりアテにならないかもしれません。 中国のShanlingは、最近乱立している新参ポータブルオーディオメーカーとは一味違って、けっこう古くからオーディオ機器を作っているブランドです。 会社の歴史を読むと、1988年からオーディオアンプを製造していたそうで、私自身も、たしか10年前くらいに英米のオーディオ雑誌でShanling CDプレイヤーのレビューを見て、凄いな~と思った記憶があります。ド派手にピカピカと輝く、明らかに中国っぽいデザインがとても印象に残っています。 Shanlingは中国語で「深圳市山灵数码科技发展有限公司」という会社で、日本の漢字では「山霊」でShanling(シャンリン)と読むそうです。神秘的な名前ですね。社名通り、香港の対岸にある深
Westoneのバランスド・アーマチュア(BA)型イヤホン「W80」を試聴してきましたので、感想なんかを書いておきます。 BA型ドライバを8基搭載した、Westone史上最上級モデルで、2016年10月発売時の販売価格はおよそ20万円という高価なイヤホンです。これまでのトップモデルW60が9万円くらいなので、飛躍的なジャンプです。 見た目のデザインはWestoneらしく、なんてことないIEMイヤホンなので、音質に関してはどれくらい進化したのか気になって試聴してみました。 私自身はWestoneの熱狂的なファンというほどではないのですが、それでも数年間Westone UM Pro30というイヤホンをずっと「夜寝る時に使うイヤホン」として頻繁に活用しているので、もしかしたらトータル装着時間としては(無意識に)一番長く鳴らしているイヤホンかもしれません。 Westoneというメーカーは、近年の高
販売価格が50万円以上もするような最高級ヘッドホンなので、私自身は残念ながら手が出せませんが、それでも話題性という意味では2016年で一番注目度が高いヘッドホンかもしれません。 フランスのFocal社は、ハイエンド・スピーカーのメーカーとして、英国のB&Wと双璧をなすような大手企業ですが、ヘッドホンに関してはまだまだ新参者です。そんな境遇にもかかわらず、ここまでの話題性を得ることが出来たのは、Focal Utopiaというブランドイメージの高さと、尋常ではない価格設定のためでしょう。 残念ながら、同時発売の下位モデル「Elear」はショップの入荷ロットが全部完売してしまい、試聴機が手元に残りませんでした。実はElearのほうが価格的に現実味のある商品なので、いつかちゃんと試聴してみたいですが、今回はUtopiaのみの試聴でした。 家庭用オーディオを趣味としている人であれば、Focal社のス
今回は、2015年に試聴で使った音楽をいくつか紹介しようと思います。 正月休み中に、自分用メモも兼ねて、2015年にどんな音楽を聴いたか、色々と振り返ってみました。 私自身はジャズとクラシックをメインで聴いているので、「そういうジャンルに興味はあるけど、何を買っていいか分からない」という人にぜひ聴いてもらいたい、最新の高音質アルバムを何枚か取り上げてみましたので、もしどれか一枚でも気に入ってもらえたら嬉しいです。 2015年はCDとハイレゾダウンロードの両方とも豊作な一年でした。いつも週にアルバム5枚くらいのペースで買っているのですが、例年と比べてダウンロードで購入できる楽曲はかなり増えてきたようで、最近では全体の3割くらいはダウンロードで購入しています。しかし、いまだにCDオンリーのアルバムもたくさんありますので、まだまだCDは死んだと言うには早いようです。 ハイレゾダウンロード販売の動
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