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和歌山県内の新型コロナウイルス感染状況について、いつ他者に感染させたか推定できる154人を県が分析したところ、半数が発症前に感染させたとみられることが分かった。「第2波」では発症3日前と推定されたケースもあったが、「第3波」では4日前も複数あり、県は接触状況によってはさかのぼって積極的に接触者を調べる必要があるとした。 県は25日、昨年2月13日から今年2月15日までの1年間の感染状況をまとめ公表した。 感染者がいつ他者に感染させたかについて推定したところ、154人のうち発症当日が41件(27%)で最多だったが、続いて1日前の38件(25%)、2日前の20件(13%)、3日前の18件(12%)、1日後の14件(9%)などとなった。「第2波」までは推定されなかった4日前も3件(2%)あった。発症前だけで51%を占めた。発症5日後以降については少なかったが、10日後に感染させたケースもあった。
田辺県の時代に発行された氏子札の表面(右)。生国や神社名、父親の名、性別、本人の氏名、出生年月日が記されている。左は氏子札の裏面。神官の氏名と札の発行年月日が記されている 和歌山県田辺市東陽の市歴史民俗資料館に「田邉縣」(田辺県)と記された木製の氏子札が展示されている。同市上秋津の男性(71)が、市教育委員会に寄贈した。「田辺県」は150年前に誕生して4カ月で廃止された。この氏子札は、そのわずかな期間に発行されている。市教委は「田辺県時代の貴重な資料で珍しい」としている。 和歌山県は紀伊国などと呼ばれたが江戸時代、徳川家康に味方した浅野幸長が治めて紀州藩が誕生した。その後、徳川頼宣が藩主となり、田辺と新宮に支藩が置かれた。 明治維新による1869(明治2)年の版籍奉還で紀州藩は和歌山、田辺、新宮の3藩に分けられた。さらに71(明治4)年の廃藩置県で3藩は和歌山県、田辺県、新宮県となったがす
海岸や河口などで生息することが多い猛きん類ミサゴが、近年、和歌山県紀南地方の山中のダム湖などで目撃されることが増えている。日本野鳥の会県支部会員は「ブラックバス狙いで移動してきたのだろう。すでに周辺で繁殖している可能性もある」と話している。 ミサゴは空中を旋回しながら魚影を探し、狙いを定めて水面にダイブする。鋭い脚爪を使って魚を捕獲するが、その確率は低い。そのため水深の浅い所では、サイズが大きく、じっとしていることの多いブラックバスは格好の獲物になるという。 田辺市三川地域の殿山ダム貯水池でも餌を求めて飛んでいる。時には架線に止まって水面をうかがっている姿も見られる。野鳥の会会員によると、他のダム湖では、その年生まれの幼鳥も確認されているという。 ミサゴは環境省のレッドリストで準絶滅危惧に分類されている。翼を広げると1・6メートルほどになるが、翼が細長く、下から見ると白っぽく見える。
寒さが厳しくなる中、和歌山県の紀南各地でスズメが丸々とした、かわいらしい姿になっている。県立自然博物館(海南市)によると、寒さから身を守るため、羽毛の間に空気の層を作って膨らんでいる姿で「ふくら雀(すずめ)」とも呼ばれる。 田辺市下万呂では、国道42号沿いの植え込みにスズメの群れが飛来。茂みの中からにぎやかな鳴き声を発し、丸っこい姿で身を寄せ合っていた。上富田町生馬にある彦五郎公園の近くにも群れがおり、電線にずらりと並んで止まったり、田んぼに降りて食べ物を探したりしていた。 県立自然博物館で鳥類を担当している佐々木歩学芸員によると、近年はスズメが巣を作りやすい瓦屋根の家が減少するなど環境が変化。「初めて冬を迎える若いスズメも多いので、頑張っている姿を見ていただけたら」と話している。 ふくら雀は縁起物として「福来雀」「福良雀」と書かれることもある。
藤子・F・不二雄さんの人気漫画『ドラえもん』の全6種類の異なる第1話を完全収録した新刊『ドラえもん 0巻』(小学館)が、12月1日に発売されることが決定した。てんとう虫コミックス『ドラえもん』としては、1996年のコミックス第45巻発売以来、実に23年ぶりの最新刊となる。 【画像】ドラえもんが飛び出してくる!”ドラえもん誕生”トビラ絵 これは『ドラえもん』の連載50周年を記念して企画されたもの。1969年に小学館の6つの雑誌(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』)にて連載がスタートしたが、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在しているため、『ドラえもん』には6種類の異なる第1話が存在している。 今回発売される第0巻では、その6種類ある幻の第1話を、当時の掲載時の状態ほぼそのままに収録(カラーページも完全再現)し、読み比べができる形とな
和歌山県内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認されて、13日で1年となった。田辺保健所管内の累計感染者は12日現在92人、検査数は2千人を超えている。感染拡大と戦った1年を田辺保健所の和田安彦所長に振り返ってもらった。 昨年2月13日に湯浅町で、県内初の感染者が確認された。当時、感染経路は判明していなかった。「田辺管内でも時間の問題だ」。湯浅保健所に応援を派遣するなど一気に緊張感が高まった。 3~4月に田辺管内でも感染者が出た。PCR検査(遺伝子検査)の対象となる濃厚接触者が急増したため、自家用車に乗ったままで検体を採取する「ドライブスルー方式」を導入した。現在もすぐに検査ができるよう、西牟婁振興局の駐車場の一部を閉鎖している。 「当時は調査も手探り。ただ、感染者が勤務していた店舗で他者への感染はなかった。同じ空間にいるだけでは、そこまでリスクは高くない。換気が悪く、人が密集して不特定
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