政策秘書給与詐取疑惑が指摘された社民党の辻元清美前政審会長は二十六日夕、綿貫民輔衆院議長あてに議員辞職願を提出しました。辻元氏はその後、党本部で記者会見し、政策秘書給与の流用を全面的に否定した二十日の会見に「間違いがあった」と謝罪したものの、“名義貸し”疑惑に関する事実関係の説明はありませんでした。会見は十五分で打ち切られ、疑惑の真相を明らかにするにはほど遠いものとなりました。 会見で辻元氏は「記者会見などで二転三転した点は、私らしくなかったということでおわびをしたい」と、「おわび」を繰り返し、「辞職願を出すにあたって七転八倒した。悩んだ」とみずからの心境を語りました。しかし、政策秘書の給与を違法に流用した問題についての反省と謝罪は最後まで聞かれませんでした。 辞職を決断した理由については「自分の犯したミスはきちんと受けとめ、そのうえで責任を果たさないと政治不信にもつながっていく。私自身の