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修正指示って「出す側」(発注者)と「受けとる側」(ライター)とで、案外、嚙み合わないものです。 「この文章は言い回しにちょっと違和感があるな」 「ここ、もう少し詳しく書いて欲しい」 依頼した文章を読んでそう思ったとき、ライターへ修正指示を出す適切な方法をまとめておきます。 ※※※ 自分自身、ライティング作業も多いので、できればこういう指示の方法でお願いしたいという気持ち100%を文章にしたものです。 ご参考になれば幸いです。 ※※※ ◆文章構成(アウトライン)を共有してる? その前に文章のアウトラインについて共有してますか アウトライン=記事構成と捉えてください。 「こういう内容でお願いしたんじゃない」 「取材した内容のうち、この部分を強調して欲しいんだ」 ということを前もって共有していたか、ということです。 「構成はお任せします」ということでスタートしてしまったのであれば、上記のようなこ
Movable Type7が発表になって、数ヶ月が立ちました。まだ目立った実装事例はないようですが、大幅に変わったと言われるMovable Type7(以下:MT7)。いったいどこがどのように変わったのでしょうか?MT東京でハンズオンがありましたので、そこで覚えてきたことをまとめたいと思います。 コンテンツにこだわったMT7 MT7をインストールしてメニューを見ると、コンテンツデータとコンテンツタイプという見慣れない項目があります。コンテンツデータがコンテンツを入力する箇所で、コンテンツタイプというのが、コンテンツをいれるフィールドを選択しグルーピングしてコンテンツタイプを定義するところになります。 コンテンツタイプを開くと、一覧と新規があります。新規をクリックして、コンテンツフィールドに、テキストや数値、カテゴリーなどといったフィールドをドラッグドロップしてゆきます。ドラッグしてきたフィ
6月5日(日本時間では6日午前2時)にWWDC17(※)において新iPad Proが発表されました。最近は直前になってくると、発表されるであろう新製品情報が漏れ出してきて、意外なことはあまりないのですが、やはり10.5インチサイズのiPad Proの発売が発表されました。これを機に使い始めようという人も多いと思います(予約開始と同時にポチったという知り合いも何人か)。そこで、このブログでもしつこくiPad Proの利用方法について書いてきていますが、どうしても校正のさまざまな問題を解決しておきたいと考えた次第なのです。 ※WWDCはApple大好き!な開発者やデザイナー、また報道関係の人たちが集う年に一度の開発者向け会議です。同じくAppleラブな日本のユーザーたちは平日深夜にも関わらず、ネットで生中継されるキーノート(基調講演)を注視していたりします(私は翌日ゆっくり観ます)。 10.5
デザイナーさんの間でiPad Proを使っている人が多くなっています。私の周りでも活用している人が多いようです。でもiPad Pro、実は編集者にも、そしてライターさんも使える代物だったんです。 村山流iPad Proの使い方 今までiPadについては、どんなふうに利用していいものか、イマイチ絞りきれていませんでした。でも取材の際に資料を持ち歩くのが面倒なのでiPad miniがあってもいいかなと思っていたところ、ある日アップルストアで何気なく触ってしまったiPad Proに衝撃が走り、購入を決意。今では外出時には必ず持って行くぐらいのヘビーユーザーとなりました。 荷物のミニマム化を目指した本体選択とアクセサリ 私が購入したのは9.7インチサイズの32GB Wi-Fiモデル。ちょうど整備済製品で販売されていたものを見つけ、通常より1万円ほど安い金額で購入できました。12.7インチサイズも検
「リーンなんちゃら」っていう言葉を、よく聞くようになりました。リーンスタートアップに、リーンアナリティクス、そもそもリーンってなんでしょう。それもUXにかかっているとなおさら気になります。上手く説明できるか分かりませんが、調べてみました。 リーンとは贅肉をそぐこと リーンとは、贅肉を削ぐ、削いだ状態のことを言うようです。無駄のないという意味でもつかいます。もともとは、トヨタの無駄を省いた生産方式を「リーン生産方式」とアメリカの学者が命名したのが初めのようです。その考え方を、まずはスタートアップ(起業)につかったのが、リーンスタートアップです。リーンUXもその考え方に大きく影響をうけています。デザイン思考とアジャイル開発、そしてリーンスタートアップを基板にしたものがリーンUXといえるでしょう。 でもそもそもUXってなんでしたっけ。まずは再確認です。初心者向けの過去の記事「今さら聞けない。UI
弊社がオウンドメディアを始めたのが、去年の10月。その頃には、すでに猫も杓子もオウンドメディアに参入していました。弊社も流行り物に乗った形になってしまいましたが、社内に編集部門を持つ弊社としては、いろいろ言いたいこともあり、参入しないわけにはいかないだろうという判断でエイヤーと見切り発車的に始めました。 はじめて半年がたとうとしていますが、のき並ぶ成功事例のように、膨大なアクセスがあるわけではなく、地道に着実にすすめています。そんな弱小サイトでもじわりじわりのアクセス数が増えているのは事実、箱根駅伝でたとえると、最後の上り山道の第5区にはいったところ。ネタも尽きてきて、一歩一歩進むのが精一杯ですが、こんなときに、途中でやめたら、いままでの努力が水の泡となります。ここで、オウンドメディアの失敗事例にならないように、先行する失敗例に学んでみたいと思います。 失敗1.始める前から凝ったオウンドメ
「猫の駅長」「猫の社長」「猫の部長」「猫のお手伝いさん」などなど、最近はペットという枠を超えて、猫さんたちもさまざまな世界で活躍されていらっしゃいます。そんな猫さんたちをこの春、新入社員として迎える会社もあることでしょう。なかでも、黒猫を社員として迎える場合の心得について、これまでの経験の中から、ぜひ覚えておいて欲しいいくつかをご紹介したいと思います。 弊社にもすずりという名前の黒猫「社員」がおります。元々は普通の家猫(その前は野良)でしたが、作業場と自宅が同じということもあったためか、いつの間にか作業場に居着くことが多くなり、最近では積極的にパソコンの前に座るようになりました(ただし座っているだけで特になにか手伝ってくれるわけではありません)。 たいていは席の後ろ側に陣取り、作業中の社員を監視する役目を担っています(飽きると寝ています)。 そのような毎日の中で、猫を社員として扱っていくの
Movable Typeと、WordPress、どちらもブログベースのCMSなので、比較されがちですが、その提供方法も機能も大きくことなります。世の中的には、「CMSといえばWordPress」というくらいデファクトな感じになっていますが、まだまだMovable Typeも負けていません。筆者はMovable Type派なので、なぜ主流のWordPressを選ばず、Movable Typeを選んでいるのかも含めて、徹底比較してみたいと思います。 有償か無償か Movable Typeと、WordPress、その普及率に差が付いている最大の理由は、正直この点だと思います。WordPressはGPL準拠のオープンソース。かたやMovable Typeは有償のパッケージです。予算がないときは、WordPressを使いたくなりますよね。 あまり知られてないのかもしれませんが、Movable Typ
せっかく記事を書いても、読者が読んでくれなければ意味がありません。読者に読んでもらうには、できるだけ検索上位に表示され、読者がアクセスしてくれなければなりません。そのためには、SEO対策が重要です。特にタイトルに、SEOキーワードを含むようにして、検索されるようにするのが重要です。なかなか難しいキーワード選定とタイトル作り、私たちもうまくできているか自信はありませんが、共に学んでいきましょう。 まずはSEOキーワードの候補を選ぶ 書きたいテーマにあった、SEOキーワードを、思いつくまま出してみましょう。テーマが決まっているので、そんなに数はでないと思います。数個のSEOキーワードがでたら、それで検索してみましょう。 その時、ポイントは、あなたの検索履歴によって並び変えられないように、Chromeの「シークレットモード」(Ctrl+Shift+N)や、Firefoxの「プライベートブラウジン
弊社の場合、小規模なサイトで50万程度から、中規模で300〜500万程度の見積もりを作る事が多いのですが、この間久しぶりに2000万を超える見積もりを作りました。金額が変わっても見積もりの内容は基本的に同じです。ウェブ制作の見積もり項目としてどのようなものが考えられるのか、まとめてみました。もし手元にウェブサイト制作の見積もりがあれば比べてみてください。 A. 企画、要件定義 企画費 要件定義費 企画費は、サイトの主にコンテンツ面の企画提案の費用です。「オウンドメディアを実施しましょう」「Facebookページと連携しましょう」といった提案を考える費用です。 一方、要件定義費は、システム開発がある場合、お客様の希望をヒアリングして、実装要件としてまとめる費用になります。当然こちらのほうが手間がかかりますので、それなりの金額となる場合が多いです。大規模なサイト構築のときに必ず出てくる項目です
「銀の弾丸などない」とは、便利な魔法の杖はないという意味です。『人月の神話 狼人間を撃つ銀の弾はない』という、フレデリック・ブルックスの書籍から取っています。ソフトウエア業界の、要員×月日という見積もりの矛盾点をついた古典といわれています。見積もりの項目については、先の記事「担当者必見!ウェブサイトの見積もり項目を考える6つの分類と内訳」で考察しましたが、単価については触れていませんでした。この記事では、この単価の根拠となる人月、または人日について考えていきたいと思います。 人月100万円というなんとなくの相場感 いきなりぶっちゃけますが、Web制作のエンドユーザーへの提示単価は、人月100万円(人日5万円×20営業日)というのが、いまの東京の相場感だと思います。開発業務はもちろん、Webデザインやコーディング、ディレクションといった業務も、なんとなくこれを意識して、これより高く見積もる
文章を書いてできあがったものを見ると、なぜ?というような誤変換、誤字脱字など、十分気をつけていたつもりでもそういうミスは必ずといって起こります。 「だって人間だもの…(あいだみつを風味)」 いやいや、そこで開き直ってはいけない! メディアと名乗る以上、オウンドメディアも外部に情報を流すメディアの一つ。できる限り基本的な記載ミスは避けたいものですが、自分で書いた記事を自分でチェックすると、やはり見過ごしてしまうものです。そんなときのためにさまざまな校正ツールがあるのでそれを利用するという手もあります。 文章を書いたら校正ツールでまずチェック この記事を掲載しているキゴウラボのオウンドメディアを担当しているのは私と代表の二人が担当しています。二人体制なので、一方が書いた記事は、必ずもう一人が目を通し、あらかじめ作っておいた正誤表に沿った記載になっているか、文章上おかしいところはないかチェックす
Webディレクターが担う仕事の全貌については、以前の記事、「ホームページを発注したら一番会う人、Webディレクターってどんな人」にまとめましたが、その中心となる仕事は、プロジェクトマネージャー(PM)と、インフォメーションアーキテクト(IA)の仕事といえるでしょう。Webディレクターの仕事をこの2つに因数分解して、この全く性質の異なる2つの仕事を1人の人が担当すべきなのか、それぞれの仕事を分析して考えてみたいと思います。 Webディレクターが行うPMの仕事とは Webディレクターの仕事の中心となるのが、プロジェクトマネージメント(PM)だと思います。仕事をタスクにわけリソース配分と進行管理をするのが、PMの仕事ですが、主に以下のような仕事があると思います。 仕事の洗い出し 仕事をタスクに分解(WBS)、タスク同士の関係を調整 タスク毎に、かかる人日の算出と、担当者の割り当て スケジュールの
読者は、オウンドメディアに、どこからランディングして、うまくいけばコンバージョンして、そしてどこへ離脱していくのでしょう。1つの記事に検索からランディングして、記事を読むこともなく直帰してしまうのは悲しいことです。オウンドメディアのなかを回遊して、最終的にコンバージョンにつながれば成功です。ここで読者の行動心理を分析して、どのような行動がありえるのか考えて見ましょう。 まずはランディングから 読者がオウンドメディアにランディングしてくるルートには以下のようなものが考えられます。 検索エンジンの検索結果 SNSの投稿、リツイートやシェア 他サイトでの紹介 検索エンジンの検索結果 ビックワードで上位表示される記事であれば別ですが、多くの場合は、広く浅くロングテールな検索キーワードでアクセスされる事が多いでしょう。そのためにも、記事の数は重要です。記事の数が多いほど、様々な検索キーワードに対応す
「文章はどうしたら上手になりますか?」 時々、このような質問を受けることがあります。正直言いますと、この手の質問は「右足のあとに左足を出すにはどうしたらいいですか」と聞かれるのと同じくらい返答に困るものです。 これまでは「文章の書き方について参考になるこんな本がありますよ」とか、「やはりいっぱい書いてみることがいいんじゃないですかねぇ」と答えたりしてましたが、自分がどうしていたのかいろいろ思い返し、考えた中で行き着いたのはこの一つ「真似をする」ということでした。 習うより慣れろ、でも習う前に真似しちゃえ 「真似をする」というのは、一般的に名文といわれる作品の文体を真似するという方法もありますが、まずは自分が好きな作者の作品、もしくは雑誌の文体を真似するのがもっとも取り組みやすい方法かもしれません。 文章にはそれぞれ「型」があります。それは文芸物であれ、雑誌であれ。 雑誌『ブルータス』のよう
オウンドメディアを運営する場合、コンテンツ制作の上でインタビュー記事を掲載するということも起こるでしょう。またオウンドメディアに限らず、Webサイト制作においても、社長インタビューや社員へインタビューして、それを記事にすることもあるかも。予算があればライターに任せるということもできますが、自らやらないといけない場合のために、仕事柄ほぼ毎月のようにインタビューの現場にいる私から、覚えておくと便利なことをご紹介します。 インタビューで大切な準備段階 どんな場合でも必要なのは準備です。 インタビュー相手の調査 プロフィールはもちろん、その人物が担当している業務内容(プロジェクト)はできる限り把握しておく必要があります。またこれらがないとできないのが、次の段階のものです。 取材企画書の作成 本ブログの「スマートな取材・インタビュー依頼には取材企画書を用意」でも紹介した取材企画書を作成します。どんな
「新しく会社を作った」「ウェブサイトが古くリニューアルしたい」「サイトをスマートフォンに対応させたい」などウェブサイトを作る理由はさまざまです。大体の流れはわかっているのですけど、詳細にはわからないというのが、web制作の流れ(ワークフロー)ではないでしょうか?ここでは、もう一度、おさらいしてみましょう。 大まかな流れは次の通りです。できるだけ初心者にもわかりやすい言葉を使ったつもりですが、ウェブサイトを作る上ではぜひ覚えておいて欲しい専門用語はあえて括弧書きで説明を加えています。業者によっては、若干異なる事があると思いますが、基本的な流れは以下の20のステップです。 競合サイトや参考サイトを調べる アクセスログを解析する 新しいサイトのペルソナを作る 新サイトの他社に対する差別点や強みをまとめる 新サイトが伝えたいメッセージを考える 新しいサイトのコンセプトをまとめる スマホへの対応、C
業務を受託したり、発注したりするときに、守秘義務契約(NDA)を締結することが多くなりました。仕事上でやりとりした秘密情報を外部に漏らさない為や、そもそも外部に委託していることを内密にしたい場合に締結されるこの契約、契約書によって微妙に内容がことなります。そこで、注意しておきたい点を整理してみました。 まず、前提として、私は法律の専門家ではありませんので、実際に締結される場合は、専門家(弁護士)等の確認をとったほうがよいということをオススメします。あくまでも実務者の経験から述べていきたいと思います。 秘密の範囲 「本契約において秘密情報とは、甲が乙に委託・以来する業務(以下「本目的」といいます)を乙が履行するために、甲が乙に開示した技術上または業務上のすべての情報であって、次の各号にさだめるものをいいます。 (1)甲が乙に交付する資料・仕様書・CD-ROM、DVD、USBメモリ、その他の媒
様々な無料ブログサービスがある中で、有名人が多く使っていることから、アメーバブログ(以下アメブロ)を、オウンドメディアのプラットフォームとしたいと思った人は多いと思います。ただこのアメブロ、いくつかの問題点があり、オウンドメディアのプラットフォームとしてはオススメしません。さほどアメブロに詳しくない著者がたぶんに偏見で調べてみた、その理由をまとめてみました。 1. 独自ドメインがとれない アメブロのURLは、http://ameblo.jp/ユーザー名/エントリーID.html となっています。すなわち、すべてのアメブロが、http://ameblo.jpの1コンテンツとして扱われます。これでは、独自のコンテンツを投稿しても、アメブロ全体に協力しただけになってしまいます。できれば独自ドメイン、最低でもサブドメインで運用できるサービスのほうが、オウンドメディアの独立性がたもたれ、SEO効果も
ウェブサイトやアプリを作っていく過程で、膨大な情報を整理しなければならない場面に出くわすことはまれではありません。しかし、情報を分類する方法はいくつもあるわけではありません。基本的に5つの大きな分類で整理することができます。この記事では、その分類方法についてまとめてみました。 LATCH 5つの情報の帽子掛け 分類方法とは次の5つです。 位置(Location) アルファベット(Alphabet) 時間(Time) 分野(Category) 階層(Hierarchy) それぞれの、英語の頭文字をとって、LATCHと言います。複雑な情報でも、この5つの分類できると、リチャード・S・ワーマンが「それは情報ではない」という書籍のなかで発表しました。それぞれの分類について整理してみましょう。 位置(Location) 代表的なものが、地図にマッピングする方法です。位置をマッピングすることで、場所を
DeNAが運営するキュレーションメディア「WELK(ウェルク)」掲載記事の内容と信憑性、そしてその運営手法に関して物議を醸しています。このような事態になった経緯はさまざまありますが、ここで注目したいのが「著作権」と「引用」です。 メディア運営をするのであれば、気をつけておきたい「引用」と「著作権」について参考にすべき本など紹介します。 なぜキュレーションメディアには引用が多いのか ー 二次情報記事制作が当たり前の理由 キュレーションメディアに限らず、インターネット上においてコンテンツマーケティングを目的に運営しているメディアは総じて引用が多いのが現状です。 新聞・雑誌も同じようにメディアに数えられるものですが、コンテンツマーケティング用のメディアとは違い、基本的に「情報を伝えるという社会的使命」をもとに運営されているものなので、種類が違うと言っていいでしょう。 コンテンツマーケティングのた
ウェブサイトのサイトストラクチャー(サイトマップ)を設計するとき、みなさんは何を使っているでしょうか? エクセル、パワーポイント、イラストレーター、カクー、あげていくと切りがないかもしれません。今回はエクセルに着目して、ウェブ設計の2つのパターンを紹介したいと思います。 フローチャート(画面遷移図)でサイト設計をする。 比較的小規模なサイトの場合に有効です。ウェブサイトの各画面の関係が一望できて、全体像を把握しやすいのが特徴です。大規模サイトでも、サイトの全体像を把握するため、要素を省略して3〜4階層程度までのフローチャートを作成することがあります。このフローチャートを「ハイレベルサイトマップ」といいます。 欠点は、画面数が多く、階層が深くなってきた場合、作成が難しくなることです。さらに、正規の遷移ではなく、ある特定の画面から、別の画面へリンクを張っているとき、そのようなリンクが数多いと、
UXデザインの品質を上げるためには、早い段階での検証が必要です。そのためには、ペーパープロトタイピングをはじめ、さまざまな手法が考えられてきましたが、プロトタイピングを支援する、ツールやサービスもたくさん登場しています。Qiitaのまとめサイトでは、全部で29にものぼるツールやサービスが紹介されています。他のサイトでの評価も参考に、どれが便利か、いくつか試してみました。 1.Adobe Experience Design CC(Adobe XD) アドビが満を期して発表したプロトタイプツールです。基本的な操作感がアドビのソフトなので使い慣れるのは早いと思います。デザインをするモードと、画面遷移を設定するモードにわかれており、画面設定をすると実際に画面遷移を試してみることができます。このモードはUSBケーブルで接続した実機でもプレビューできます。(将来はWi-Fiにも対応とのこと)ネットを介
月数百円で借りられる共用サーバーから、月数万円の専用サーバー、従量課金制でアクセス数にあわせてスケールアップ・ダウンをしてくれるクラウドサーバーまで、さまざまなサーバーがありますが、それぞれどんな特徴があるのでしょう。いろいろあって選べないサーバーを、住宅をモデルに考えてみました。 月数百円以下のサーバー 集積度の高い団地です。団地ですから、勝手にペットを飼ったり、楽器を演奏したりすると怒られます。すなわち、1台のサーバーに何人も同居しているということです。 共用サーバーのためサーバーのカスタマイズはできません。高負荷なアプリケーションを使うと管理者から怒られます。個人のユーザーが多く、高負荷なアプリケーションを使っているユーザーと同じサーバーになると、夕方から動作が重くなります。その場合は引っ越すしかありません。 月5千円以下のサーバー 比較的、ゆったりとしたマンションです。1台あたりの
オウンドメディアで苦労するのは、記事のネタだしと執筆です。しかしコンテンツを質、量ともに高く発信していくためには、それが可能になる仕組みが大切です。その仕組みとはコンテンツの型を覚えること。型に当てはめることで、記事のネタだしとその後の執筆が楽になります。 海外のブログで、「A Blog Content Planning Guide and Editorial Calendar (For 2013) 」という記事が公開されました(現在はリンク切れ)。そこでは、「6つの型に分類されたコンテンツの作成ガイド」というのが掲載されていました。その記事を翻訳された方がいらっしゃったので、その記事を参考に、個人的に有効と思われるものを取り上げていきたいと思います。記事の解説は私の意訳で、各項目は参考サイトからの引用です。太字は翻訳された方が有効と思ったものを太字にされていたものを、私の意見も加えて再編
アプリでもウェブサイトでも、設計段階で、ワイヤーフレームを作る場面は多いと思います。手書き、PowerPoint、Cacoo、Illustrator、Sketchと、ワイヤーフレームを描くツールはさまざまですが、守るべきルールが1つあります。それは実寸で(実比率で)作るということです。 ワイヤーフレームは場所取り合戦 ワイヤーフレームとは、「何を、どこに、どのくらいの大きさで」表示するのかを設計する、画面設計書です。実際に画面を実装する段階で悩まないように、事前に設計図を作るのが目的です。 画面のなかで、伝えたい事、目立たせたい機能は山ほどあります。それらをすべて大きく目立つところにレイアウトすることはできません。機能をグルーピングし、強弱をつけて画面に配置してゆく必要があります。まさに、画面要素の場所取り合戦なのです。 実装前にワイヤーフレームでお客様と共有 全ての画面を、デザインした画
オープンソース、かつ無料で使えるものから、ライセンスだけで1000万円以上するCMSまで、さまざまなCMSがありますが、何を基準に選べばよいのでしょう。この記事ではじゃっかん筆者の判官びいきもありつつ、選択のヒントを考えてみました。 動的生成か、静的生成か CMSを選ぶとき、最初に考えるのはこの点です。動的生成は、閲覧の度にデータベースからコンテンツを取得して、表示画面を生成します。このため、ユーザーに合わせて表示を変えるといったことが比較的簡単です。一方、新聞で取り上げられたりして急激なアクセスが増えたりしたときに、表示が重くなったり、一時的に表示ができなくなったりすることがあります。WordPress、Drupal、a-blog cms、concrete5、Ploneはすべて動的生成です。 静的生成は、データベースからあらかじめ登録しておいたコンテンツをHTMLファイルとして出力してお
最近、伝えたはずのメッセージが伝わってないと思うことありませんか? マス広告はもちろんネットの検索連動広告さえも、伝えたい人に届いてない。なぜでしょう。さとなおさんの愛称で有名な、佐藤尚之さんの近著、「明日のプランニング」で、その理由と対策を考察しました。 ネットを使わない人が人口の半分弱いる。 まず総務省の調査から、「ネットを毎日利用しない人」は約5670万人にものぼるそうです。(総務省情報通信白書2014第5章第3節 インターネットの利用動向)検索を使わない人が6〜7000万人、SNSを使ってない人が7000万人、高齢者の夫婦や、いまやなにかと話題の「マイルドヤンキー」の方々が中心です。この人たちは基本的にリア充で、情報収集にテレビや新聞を使っています。すまわち、この人たちがターゲットであれば、マス広告はいまだに効くわけです。 情報「砂の1粒」時代を生きる人たち 問題はネットを日常的に
UXデザインや、デザイン思考、サービスデザインなど、デザインと名のつくものは多いですが、ここでは、ウェブやUIの表層のデザイン、すなわちビジュアルデザインの部分を評価する方法を考えてみます。デザイン評論では有名なHさんが実践でテスト中のモノがあるらしいので、モノマネといわれないよう、それが発表になる前にまとめてみましょう。 UI/UXデザインを評価する指標はすでにたくさんありますので、ここではビジュアルデザインの評価を対象とします。前提条件として、UXデザインのような基本的なユーザビリティは満たしているものとします。ただし、ワイヤフレーム段階でテストしたもので、ビジュアルを当ててみて検証したわけではないという状況だとします。 1.美しいか ビジュアルデザインですから、文句なしにまずはデザインが美しいかどうかが問われます。インスピレーションの問題になりますが、複数の評価者が美しいと評価すれば
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