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イタリアでは今、ワクチン接種がどんどん進んでいる。 12月末に「ついに長いトンネルの先の光です!」と 華々しく始まったイタリアのワクチン政策は当初、全然機能しなくて、 3ヶ月以上たっても接種人口は全然増えていかなかった。 4月16日の時点で2度接種を終えたのは全国民のたった7%というお粗末さ。 イスラエルやイギリスに大きく遅れを取っていた。 契約通りワクチンが納入されない、接種スタッフが足りない、 予約システムがうまく機能しない。 毎日毎日ネットやテレビで政府を非難する声が飛び交っていた。 600人接種の予定だったのに連絡がうまく届かず、 接種会場に来た人はたったの80人。 解凍しちゃったワクチンはどうしたんだ!なんていう大事件もあって、 冷凍庫のプラグが抜けちゃった事故が起きている日本を、 全く笑えない状態が続いていた。 ところがある時から急に接種のスピードが上がりだした。 トリノの60
パリやウィーンでテロがあったり、ミラノでは銀行強盗が発生したり。 先日はトリノの郊外で夫が妻と2歳の双子、飼い犬を射殺したという事件。 物騒なニュースが増えているように感じるのは気のせいだろうか? コロナで疲弊した心と経済が大変なことになってないか。 (写真はクリスマスのイルミネーションがついたトリノの街並み。著者撮影) 11月3日(火曜日) 夕方、同じトリノに住む日本人のMちゃんからメッセージ。 「やっぱりピエモンテ閉まりそうだって。何買っておこうかな?」 閉まりそう、つまり、ロックダウンということだ。 第1波の時は、小麦粉が全然手に入らなくなって困ったので、 私はオーガニックの店に行って、小麦粉、醤油、豆腐などを買う。 それから消毒液と使い捨て手袋、マスクなども少し多めに買う。 6時過ぎに家について、ニュースを見ると 今日の死者350人! 今日、新しい法令が出て、明日あたりから実施され
イタリア+日本。おいしいものをめぐるいい時間、いい出会い。 Italy + Japan, happy time and pretty people around good food 3月4月のイタリアは、コロナウイルスの感染拡大がものすごくて、 先日の日経新聞も書いていたけれど、まさに「地獄」の日々だった。 実際には、ロックダウン中で家の中にいる限り安全だから (そして家の中にいることしかできなかったので) 地獄を体験しているというよりも 地獄を間近に見ている、でもそれはいつ、 実体験に変わるかわからない、そんな恐ろしさのある日々だった。 毎日夕方6時になると、市民保護局長が記者会見をして、 その日のデータを発表していた。 毎日毎日休みなく定時に記者会見して、 お疲れだろうな、免疫力下がってコロナに感染しないといいけど、 と思っていたら、3月の後半に発熱のため自主隔離、という発表があった。
6月15日からはEU内の移動も自由になって、 イタリアに、ほぼ普通の暮らしが戻ってきた。 久しぶりに会った友達でも 私たち日本人は 「わー、久しぶりー」なんて言って手を振るとか 会釈をするだけなのは普通のことだけど、 愛情深いイタリアの人たちにとって、 2ヶ月ぶりに会った友達に 会いたかった! という気持ちを表現するための ハグもキスもなし、でマスク越しに話しをするのは どんなにか不自由な気持ちだろうと思う。 ヴェネチアには観光客が少し戻ってきたという 明るいニュースや https://tg24.sky.it/cronaca/2020/06/13/coronavirus-venezia-turisti ナポリではサッカーのコッパ・イタリア決勝で、 ナポリのチームが強豪ユヴェントス(トリノのチーム!)に勝ったというので 人がものすごく集まってお祭り騒ぎになったり https://www.hu
イタリア+日本。おいしいものをめぐるいい時間、いい出会い。 Italy + Japan, happy time and pretty people around good food
ー「親戚を家に訪ねる」 今までは家族であっても、 同じ家に住んでいなければ会いに行くこともできなかった。 例えば結婚した娘や息子や、年老いた両親が 500m先のご近所の、別の家に住んでいてもダメだったのが、 OKになる。もちろん、会う時には距離を置いてマスクをして、 などの注意は怠らないことが大前提。 でも誰もチェックする人はいないんだから、 会いたかった気持ちが爆発して、 ハグしまくりそうだ。 何せラテンの血が流れているイタリアの人たちは、 感情を行動やジェスチャーやスキンシップで たっぷり表さなといられない。 例えばずいぶん前に、日本に2年ぐらい帰れなかったことが あった。母に会いたいなあ、会ったらギューって 抱きしめちゃおうかなあ、と思っていた私は、 日本の地面を踏んだ途端に照れ臭くなり、 数歩離れたところから母に、 ああ、ただいま、元気そうね、なんて 典型的な日本人として挨拶したの
イタリア+日本。おいしいものをめぐるいい時間、いい出会い。 Italy + Japan, happy time and pretty people around good food 黒豆が大好きすぎて、お正月が終わって2週間以上経った今も、 また黒豆を煮て、食べて喜んでいます。 noteの方に、そんな黒豆への想い、というか自慢の煮方について書いたので、 ここにも貼っておきます。 noteのリンクは こちら。 @@@@ ついボーっと していたら、あっという間に1月が半分過ぎた。 それでも私は、上手に煮えた黒豆を毎日大事に食べては、嬉しくなっている。 黒豆が大好きで、お正月のお重の一角にほんのちょびっと盛り付けてあるのを お箸で一粒、ふた粒、じゃなくてスプーンでごそっとすくって食べたい、 口いっぱいに黒豆を感じたい。そう思って生きてきた、なんて言うのは大袈裟だけど。 それで好きが高じて、いかに
サボりながらも長いこと続けてきた「ピエモンテのしあわせマダミン」をお引越しリニューアルしようと思っていたら、イタリアではコロナウィルスの感染があっという間に広がって、今、恐ろしい状態になっている。 今日3月18日現在、感染者数28.710人、死亡者数は1日で475人も増えて2.978人 日本でも心配してくださっているイタリアファンの皆さんのために、状況の変化を時系列に並べて書いてみた。 @@@ 2月の中旬までは、個別の感染ケースが数件見つかったものの、水際対策での押さえ込みに成功していたかに見えたイタリア。あっという間に感染が広がり、今や、中国に次ぐ大きな感染国となってしまった。事実上の外出禁止になってからすでに10日、自粛ムードになってからも数えれば、もう一ヶ月近くがたつ。先の見えない重苦しい気分や不安がだんだんと膨らみ、身近に忍び寄ってきている。 2月21日(金曜日) イタリア北部のヴ
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