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ジョン・レノンが、『Imagine』(2018年)、『John Lennon/Plastic Ono Band』(2021年発売)に続き、4作目のソロ・アルバム『Mind Games(マインド・ゲームス(ヌートピア宣言))』のアルティメイト・コレクションを2024年7月12日にリリースすることが決定した。 『Mind Games』のアルティメイト・コレクションは、デジタル、2CD、2LPから、6CDとブルーレイ2枚組のデラックス・ボックス・セットまで、さまざまなフォーマットで発売される。極めつけはスーパー・デラックス・エディションで、世界中で1,100セットのみ限定販売される(UNIVERSAL MUSIC STORE限定/輸入盤のみ)。 7月12日の発売に先立ち、「Mind Games (The Evolution Documentary)」が先行配信。 <関連記事> ・ジョン・レノン『
Apple Musicは、マレン・モリス、ファレル・ウィリアムス、J.バルヴィン、チャーリー・XCX、ブリンク182のマーク・ホッパス、ハニー・ディジョン、ニア・アーカイヴスら選りすぐりのアーティストに加え、ソングライター、プロデューサー、業界関係者を含む専門家チームによって作成された史上最高のアルバムを讃える「100 Best Albums」(史上最高のアルバム100枚)の100位~91位を発表した。 <関連記事> ・ロードは『Pure Heroine』でいかにしてセンセーションを巻き起こしたのか ・2010年代のベスト・アルバム30 チームの専門家たちは、このリストが編集者の声明であり、その内容はApple Musicでのストリーミング数とは無関係であることを強調し、音楽愛好家が生き、聴く世界を形作ってきた作品へのラブレターとしてデザインされているという。 Apple Musicは、本
スティーヴ・アルビニ(Steve Albini)の死後、ブルックリン・ヴィーガンに掲載された寄稿文の中で、ソニック・ユースの元フロントマンであるサーストン・ムーアは、彼に対する心からの賛辞を贈っている。その中でムーアは、この世を去ったばかりのこのミュージシャン/プロデューサーを「真の先見性に満ち、創造への衝動を喜びとして生きた人物」と表現した。 一見大袈裟とも思えるこのような賛辞も、アルビニという男にはまったくもって相応しい。彼は自身の専門分野において、まさに唯一無二の存在だったからである。残念なことに、しかし彼はシカゴの自宅で心臓発作を起こしたあと、まだ61歳という若さでこの世を去ってしまった――。2024年5月7日のことだ。 辛辣なウィットに富んでいた彼は、生前、アルバム制作において無駄のないアプローチを採ることでも有名だった。また、彼は最期まで”プロデューサー”という肩書きを嫌い、携
今年創設40周年を迎えたDef Jamが、レーベルの類稀なるレガシーと歴史的なアニバーサリーを祝う初のプレイリストを公開した。『Def Jam 40: Def Jam Origins (1984-1994)』と題されたこのプレイリストは、ビースティ・ボーイズ、パブリック・エネミー、LL・クール・Jなどのアーティストをフィーチャーし、レーベル初期の時代を紹介している。 <関連記事> ・デフ・ジャム創設40周年を記念した特設サイト開設 ・Def Jam:世界一にして唯一無二のヒップホップ・レーベルの軌跡をたどる It's Yours (Radio Mix) 今年2月、Def Jamは、レーベルの歴史を写真と共に辿る年表と、ヒップホップの重要イベントが実際に起こった場所を表示するインタラクティブ・マップを備えた特設ページを開設し、この記念すべきアニバーサリーのお祝いをスタートさせていた。 年表は
2024年にデビュー40周年を迎えたボン・ジョヴィ(Bon Jovi)は、2024年6月7日に発売する16枚目のスタジオ・アルバムする『Forever』から「Legendary」というシングルを先行で発表した。そこではこう歌われている。 I got what I want cause I got what I need Got a fistful of friends that’ll stand up for me Right where I am That’s where I wanna be 必要なものがあるから 欲しいものも手に入れた 一握りの仲間がいるんだ 一緒に立ち上がってくれる友たちが 今の僕のまま 僕は在りたいと思う アメリカを代表するロック・バンドとなったボン・ジョヴィの紆余曲折を描いた全4話のドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』の第
海外で2024年2月14日に劇場公開され全米興行収入2週連続1位を記録、英仏ではあの『ボヘミアン・ラプソディ』を超える初日興行収入、母国ジャマイカでは初日興行収入としては史上最高数を記録したボブ・マーリー(Bob Marley)の伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』。 日本では2024年5月17日に公開されることを記念して、ライター/翻訳家の池城美菜子さんによるボブ・マーリーの生涯と功績についての連載企画を掲載。 第5回目は、映画を見る前に知っておくと映画をより楽しめるボブ・マーリーやジャマイカの知識について。 ・連載第1回「改めてボブ・マーリー、そしてレゲエとは」 ・連載第2回「ボブ・マーリーの音楽のどこが時代を超えて人々の胸を打つのか」 ・連載第3回「ボブ・マーリーの11人の子供と100人近い孫」 ・連載第4回「ボブ・マーリーを巡る音楽関係者」 <関連記事> ・映画『ボブ・マー
インディ・ロックの名盤の数々を手掛けたエンジニアで、アンダーグラウンドなロック・グループのフロントマンとしても活動していたスティーヴ・アルビニ(Steve Albini)が2024年5月7日に心臓発作のため61歳で逝去した。 この訃報を受け、1993年に発売された『In Utero』を制作する前に、バンドがプロデュースを依頼した際のスティーヴ・アルビニからの返答の手紙(FAX)をバンドの公式アカウントが公開した。その翻訳を掲載。 <関連記事> ・デイヴ、クリス、スティーヴ・アルビニがニルヴァーナ『In Utero』を語る ・スティーヴ・アルビニ、カートとの出会いや『In Utero』の制作を語る ・『In Utero』: 90年代を代表するバンドのラスト・アルバム Nirvana – Heart-Shaped Box (Official Music Video) カート、デイヴ、クリスへ
TOTOやa-haのカバーが出る前、『セサミストリート』のカーミットが出演する「Keep Fishin’」のMVが出る前、ウィーザー(Weezer)は、めまぐるしいパワー・ポップを表現できる才能を持った4人組の新人バンドに過ぎなかった。 しかしながら1994年5月10日にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー・アルバム『Weezer』(後にそのジャケットからビートルズ風の“ブルー・アルバム”とも呼ばれる)は、90年代半ばのUSロック・シーンを特徴づける一大ジャンルであったグランジ・シーンから突出したバンドを世間に紹介する作品となった。 ニルヴァーナ、サウンドガーデン、パール・ジャム、ナイン・インチ・ネイルズといったバンドと比べると、リヴァース・クオモ率いるウィーザーは異質であった。他の世代と同様にニルヴァーナに傾倒しながらも、クオモはカート・コバーンのニヒリズムを好むのではなく、例えば「
インディ・ロックの名盤の数々を手掛けたエンジニアで、アンダーグラウンドなロック・グループのフロントマンとしても活動していたスティーヴ・アルビニ(Steve Albini)が、心臓発作のため2024年5月7日に61歳で逝去した。彼の死は、彼のスタジオElectric Audioのスタッフによって伝えられた。 <関連記事> ・デイヴ、クリス、スティーヴ・アルビニがニルヴァーナ『In Utero』を語る ・スティーヴ・アルビニ、カートとの出会いや『In Utero』の制作を語る Nirvana – Heart-Shaped Box (Official Music Video) スティーヴ・アルビニは、ニルヴァーナの『In Utero』、ザ・ブリーダーズの『Pod』、ピクシーズの『Surfer Rosa』、PJ ハーヴェイの『Rid of Me』、ロウの『Things We Lost in the
ヒップホップやR&Bなどを専門に扱う雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改めウェブサイト『bmr』を経て、現在は音楽・映画・ドラマ評論/編集/トークイベント(最新情報はこちら)など幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第50回。 今回は、地元のことでライムするのが基本のヒップホップにおいて、かなりの大ごとであろう引っ越しについて。 <関連記事> ・ソウルとファンクの1974年:50年前の時代を定義した7つの作品 ・1984年のブラック・ミュージック:40年前の時代を定義した7つの名盤と名曲 シベリアの先住民バンドであるOtyken(オトゥケン)とイグジビットの共演が話題になっている。Otykenの既存曲「Belief」にイグジビットのラップを追加したリミックス。新規MVもあるが、残念ながらイグジビットのパートは別撮りだ。確かにアメリカ人ラッパーが
海外で2024年2月14日に劇場公開され全米興行収入2週連続1位を記録、英仏ではあの『ボヘミアン・ラプソディ』を超える初日興行収入、母国ジャマイカでは初日興行収入としては史上最高数を記録したボブ・マーリー(Bob Marley)の伝記映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』。 日本では2024年5月17日に公開されることを記念して、ライター/翻訳家の池城美菜子さんによるボブ・マーリーの生涯と功績についての連載企画を掲載。 第4回目は、ザ・ウェイラーズのメンバーや同郷の先輩ミュージシャンについて解説いただきました。 ・連載第1回「改めてボブ・マーリー、そしてレゲエとは」 ・連載第2回「ボブ・マーリーの音楽のどこが時代を超えて人々の胸を打つのか」 ・連載第3回「ボブ・マーリーの11人の子供と100人近い孫」 <関連記事> ・映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』海外版本予告編公開 ・ボブ・マ
27歳の若さにして、パリ管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など世界中の名門オーケストラから熱烈なオファーが殺到する注目の若手指揮者、クラウス・マケラ。 昨年のパリ管弦楽団とのツアーに続き、24歳で首席指揮者に就任したオスロ・フィルハーモニー管弦楽団とともに全国6公演(東京・静岡・愛知・大阪・熊本)の日本ツアーを実施した。 10月24日(火)サントリーホールで行われたプログラムについて、音楽評論家・木幡一誠さんによる公演レポート。 「凄いものを聴いちゃったなあ……」と語る声が耳に入った。2023年10月24日のコンサートの終演後、サントリーホールを後にして夜のアークヒルズに足を踏み入れたときのこと。筆者にとっては見ず知らずの方々だけど、しかし彼らが感激を分かちあっているその場所が「カラヤン広場」という名前を抱いているのも、次代を担う偉才クラウス・マケラにとっては象徴的な話だったと思
ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)が、2024年5月17日にリリースが迫るニュー・アルバム『Hit Me Hard And Soft』を引っ提げて、大規模なアリーナ・ツアー“Hit Me Hard And Soft: The Tour”を行うことを発表した。 同ツアーは、2024年9月から12月末まで北米各地を巡った後、2025年2月から3月にかけてのオーストラリア公演を経て、4月から7月下旬までヨーロッパ、イギリス、アイルランド公演へと続く(現状日本公演は未定)。 <関連記事> ・ビリー・アイリッシュ新作『HIT ME HARD AND SOFT』発売を発表 ・【動画付】ビリー・アイリッシュのベスト・ソング10 HIT ME HARD AND SOFT: The Tour ビリー・アイリッシュの最新ツアー“ Hit Me Hard And Soft: The Tour”の
ラジオDJ、ライナー執筆など幅広く活躍されている今泉圭姫子さんの連載「今泉圭姫子のThrow Back to the Future」の第83回。 今回は、4月26日にディズニープラスで配信されたドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』について。 <関連記事> ・ボン・ジョヴィ新作『Forever』6月発売決定 ・ボン・ジョヴィ、YouTubeにて過去の名曲MVをHD化 『ボン・ジョヴィ:Thank You, Good Night』|本予告|脱退メンバー、著名人が初めて語る真実とは?“ボン・ジョヴィ”の本当の姿が明かされる―|Disney+ (ディズニープラス) この映像を通して何を伝えたいのか ボン・ジョヴィのドキュメンタリー・シリーズ『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』がDisney +で公開になりました。ドキュメンタリーのエピ
2013年にシングル「Take Me to Church」でデビューした、アイルランド人シンガーソングライターのホージア(Hozier)。彼が今年3月に発売した新曲「Too Sweet」がストリーミングで爆発的に再生され、アイルランド人として34年振りの全米シングルチャート1位を記録した。 なぜここまでの大ヒットとなっているのか、音楽ライターの粉川しのさんに解説いただきました。 <関連記事> ・チャーチズ、デビュー・アルバムの10周年記念盤を10月に発売決定 ・The 1975、デビュー・アルバム『The 1975』10周年記念盤が発売決定 ・ヤングブラッド、全ての壁を破壊し続ける異色アーティストの魅力 2024年上半期、台風の目 テイラー・スウィフトからビヨンセまで、大物ポップ・スターのリリースが相次いだ2024年の上半期に、まさかこの人の曲がチャートの台風の目になるとは思わなかった。そ
1983年当時、ドナ・サマーは正真正銘の世界的スターだった。彼女は、ミリオン・ヒットとなった1975年のシングル「Love You Love You Baby」に続き、次々とヒット曲をチャートに送り込み、グラミー賞を受賞するなど70年代後半にスターダムを駆け上がっていた。 そして80年代に入り、名プロデューサー、クインシー・ジョーンズと組んで制作セルフ・タイトルのアルバムからは2曲がグラミー賞にノミネートされた。 それでも、常にインスピレーションを探し求めていたドナは、ウェスト・ハリウッドのレストラン“チェイスンズ”で開催されたフリオ・イグレシアスのグラミー賞アフター・パーティーに出席していた時、彼女のアイコニックな名曲「She Works Hard for the Money(情熱物語)」の着想を得たある人物に遭遇した。 <関連記事> ・夫ブルース・スダノが語るドナ・サマー「私の知る限り
時は1977年。ブライアン・イーノとデヴィッド・ボウイは、ベルリンで『Heroes』の制作に勤しんでいた。そんなある日、イーノは新発売の7インチ盤を興奮気味に掲げながらスタジオに駆け込み、ボウイにこう熱く語った。 「このシングルはこの先15年のあいだ、クラブ・ミュージックのサウンドを一変させるよ」 そのシングルこそがドナ・サマーの「I Feel Love」だった。彼の言葉は確かに正しかったが、このコメントには2点の訂正が必要だ。つまり、“この先15年のあいだ”を“永久に”、そして“クラブ・ミュージック”を“あらゆる音楽”に変える必要があったのだ。 <関連記事> ・夫ブルース・スダノが語るドナ・サマー「私の知る限り、誰よりもすばらしい人物」 ・ドナ・サマーの新EP『Any Way At All』が“国際女性デー”にあわせて配信 Donna Summer – I Feel Love ジョルジオ
ヒップホップやR&Bなどを専門に扱う雑誌『ブラック・ミュージック・リヴュー』改めウェブサイト『bmr』を経て、現在は音楽・映画・ドラマ評論/編集/トークイベント(最新情報はこちら)など幅広く活躍されている丸屋九兵衛さんの連載コラム「丸屋九兵衛は常に借りを返す」の第49回。 今回は、今から30年前の1994年のブラック・ミュージックについて。 <関連記事> ・ソウルとファンクの1974年:50年前の時代を定義した7つの作品 ・1984年のブラック・ミュージック:40年前の時代を定義した7つの名盤と名曲 50年前(1974年)、40年前(1984年)の回顧・分析に続いて、今度は30年前を振り返ってみよう。1994年のブラック・ミュージック界だ。取り上げるのは、ビルボードの「Top R&B Albums」チャート(現在のTop R&B/Hip-Hop Albumsに相当)で首位まで上り詰めたアル
ギャスパール・オジェ(Gaspard Augé)とグザヴィエ・ドゥ・ロズネ(Xavier de Rosnay)から成る、フランスを代表するエレクトロニック・ミュージック・デュオのジャスティス(Justice)。 2024年4月26日に発売された約8年振りとなる新作アルバム『Hyperdrama』についてポップ・カルチャー・ジャーナリストのJun Fukunagaさんによる解説を掲載。 <関連記事> ・ジャスティス、8年振りの新作『Hyperdrama』全曲解説&本人コメント ・ジャスティスのギャスパール、ソロ・デビュー作『Escapades』発売 8年振りの帰還 フレンチエレクトロの伝説的デュオ、ジャスティスが待望の新作アルバム『Hyperdrama』を引っ提げ、ついにシーンに帰還した。『Hyperdrama』は、ジャスティスにとって、前作 『Woman』から約8年ぶりとなる4枚目のスタジ
2024年4月26日に発売された、セイント・ヴィンセント(St. Vincent)による7作目のスタジオ・アルバム『All Born Screaming』。 このアルバムについて、音楽ライターの新谷洋子さんによる解説をお届けします。 <関連記事> ・セイント・ヴィンセントのニュー・アルバム『All Born Screaming』が4月26日発売 ・セイント・ヴィンセントが語る、父が出所したという意味のアルバム St. Vincent – Big Time Nothing ペルソナをはぎとった生身の姿 2010年に発表した4作目『St.Vincent』の“近未来の新興宗教の教祖”、2017年の5作目『MASSEDUCTION』の“精神病院に収容されたSM女王”、そして2021年の6作目『Daddy’s Home』の“ジョン・カサヴェテス映画の中のジーナ・ローランズ”という具合に、セイント・ヴ
2022年5月27日からロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに新設されたABBAアリーナで行われているABBAのアバター・コンサート“ABBA Voyage”。生演奏に合わせて、往年のABBAの4人が本物の人間と見間違うようなクオリティのホログラムで登場するこのコンサートは、スタート以来ほぼ毎週7回公演を続けており、好評に次ぐ好評を受け、現在は2025年1月まで公演が延長されている。 このコンサートを現地で“体験”してきた音楽評論家の増田勇一さんに寄稿いただきました。またuDiscoverの公式X(Twitter)では増田さんが現地が購入した公式グッズをプレゼントする企画も実施中(〆切は5月3日)。 <関連記事> ・【写真多数】《ABBA ヴォヤージ》がロンドンで開幕 ・ABBAのキャリアを網羅したCDとLP、映像作品のBOXセットが6月1日に発売 ・ABBAの“デジタルコ
2024年4月19日に発売となったテイラー・スウィフトのニュー・アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』、そして配信2時間後に15曲が追加された全31曲入りの『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』が配信初日だけで既に様々な記録を打ち立てている。 この11作目のアルバムについて、国内盤CDの対訳を担当した池城美菜子さんによる11のキーポイントを掲載します。 <関連記事> ・テイラー・スウィフト「Cruel Summer」ファンとの絆が生んだ4年越しのNo.1 ・テイラー・スウィフト来日公演初日レポ:完璧だった45曲のアドベンチャー “愛と詩においてはすべてが正当化されるのです” 真夜中過ぎのさまざまな思いを曲にしたためた10作目『Midnights』から2年。明け方3時ヴァージョンまで出したのだから、そろそろ
関ケ原の戦い前夜の1600年を舞台に、戦乱の日本を壮大なスケールで描き、世界で社会現象を巻き起こしている『SHOGUN 将軍』。ディズニープラスでの配信開始以来、初回再生回数が歴代No.1を記録するなど、大きな話題となっています。 その中でも、印象的なのがエピックと邦楽器を組み合わせた重層的で独特な音楽。アカデミー賞のオリジナル作曲賞受賞経験もあるアッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チューバと共に、本作の音楽を手がけたのは、日本でも稀有な雅楽作曲家・音楽プロデューサーとして活動する石田多朗さん。雅楽や邦楽器について教えていただきながら、『SHOGUN 将軍』の音楽制作の裏側をうかがいました。 <関連記事> ・3人の作曲家たちに聞く、戦国スペクタル『SHOGUN 将軍』の音楽的アプローチ ・トレント・レズナーとアッティカス・ロス: 『Mank/マンク』で飛躍的進化を遂げた作曲家コン
音楽史上もっとも多くの海賊盤が出回ったライヴ・アルバムの一つであるポール・マッカートニー&ウイングスの『One Hand Clapping』が、2024年6月14日、ついに正式にリリースされることになった。 『Band On the Run』が7週連続で全英アルバム・チャートの首位の座に立っていた1974年8月、ポール・マッカートニー率いるウイングスはアビイ・ロード・スタジオに入った。その目的はドキュメンタリーの映像作品を撮影し、あわよくばスタジオ・ライヴのアルバムを制作することにあった。 そのライヴ・アルバムこそが『One Hand Clapping』である。だが、そのころ世界一ビッグなバンドだったウイングスの新録作品を待ち望む声はとてつもなく大きかったものの、『One Hand Clapping』が公式にリリースされることは現在までなかった。 デヴィッド・リッチフィールド監督の下、4日
Taylor Swift - Photo: Beth Garrabrant (Courtesy of Republic Records) 2024年4月19日に発売となったテイラー・スウィフトのニュー・アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』、そして配信2時間後に15曲が追加された全31曲入りの『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』が配信初日だけで既に様々な記録を打ち立てている。 現時点での記録 ・Spotifyでは「Fortnight」は配信初日で2,520万再生を記録。1日での過去最高記録を更新。 ・Spotifyで1日で3.13億再生を突破した初のアルバムに(それまでの1位は自身の前作『Midnights』の1.86億再生) ・Spotifyにてテイラーの全楽曲が1日で3.8億再生を記録(1日で2億再
テイラー・スウィフトのニュー・アルバム『THE TORTURED POETS DEPARTMENT』が2024年4月19日に発売となった(国内盤CDは4月20日発売)。 *Update: アルバム配信2時間後に、『THE TORTURED POETS DEPARTMENT: THE ANTHOLOGY』というタイトルの15曲が増曲された全31曲入りのアルバムがサプライズとして配信された。 このアルバムの発売前に公開された先行シングルはなかったが、収録曲の中でポスト・マローンがフィーチャーされた「Fortnight」がファースト・シングルとしてアナウンスされた。テイラーは次のようにSNSにコメントを掲載し、日本時間4月20日の午前9時にミュージック・ビデオを公開することをアナウンスした。 「ポストの作家性、音楽的な実験性、そしていつまでも頭に残るメロディー、私はずっと彼の大ファンなんです。今
2023年4月5日にリリースされたザ・リバティーンズ(The Libertines)の9年ぶり、4作目のスタジオ・アルバム『All Quiet On The Eastern Esplanade』が最新全英アルバム・チャートで初登場1位を獲得した。 今年3月6日、バンドはこのアルバムから、「Run, Run, Run」「Night Of The Hunter」「Shiver」に続く4曲目の先行シングル(リバティーンズ史上最高のシングルかもしれない!)「Oh Sh*t」をリリースしていた。カール・バラーとピート・ドハーティが共作した「Oh Sh*t」は、厳しい経済情勢に直面しているこの時代に捧げるエネルギッシュで耳に残るアンセムだ。 <関連記事> ・ザ・リバティーンズ、9年ぶりの新作アルバムを2024年発売 ・ザ・キラーズのブランドン、最新ベスト盤『Rebel Diamonds』について語る
エルヴィス・コステロ(Elvis Costello)が1978年3月17日にリリースしたセカンド・アルバム『This Year’s Model』のタイトルは、音楽業界において常に移り変わるトレンドの儚さを彼らしいセンスで皮肉ったものだった。しかしこのフレーズは、当時ブレイク渦中にあった彼のステータスを的確に表すものでもあった。同年4月15日、彼のデビュー・アルバム『My Aim Is True』がまだ全米チャートにランクインしている中、2作目のアルバムがそこに加わった。 同週の全米チャートでは、UK勢の活躍が目立った。ウイングスは新作『London Town』で20位にランクインし、アヴェレイジ・ホワイト・バンドの『Warmer Communications』とロバート・パーマー『Double Fun』の最新アルバムが共にTOP50入り。その2週間後、前作に続きニック・ロウがプロデュースし
2024年4月から放送/配信される新作アニメ『怪獣8号』のオープニングテーマをヤングブラッド(YUNGBLUD)が、エンディングテーマをワンリパブリック(OneRepublic)が担当することが発表された。 そのエンディングテーマ「Nobody」を歌うワンリパブリック(OneRepublic)とは、どんなバンドなのか? そして代表曲を音楽ライターの松永尚久さんに解説いただきました。 <関連記事> ・アニメ『怪獣8号』の主題歌を担当するヤングブラッドとは? ・ヤングブラッドとワンリパブリックがアニメ『怪獣8号』テーマソングを担当 一瞬にして心躍らせるダンサブルな楽曲から、傷ついたハートに寄り添う美しいバラードまで、ワンリパブリックが生み出してきた音楽は、これまで世界中で数多くの熱狂と感動を呼び起こしている。実は、ここ日本でも数多くの場面で彼らの音楽を耳にする機会があり「あ、どこかで聴いたこと
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