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3.卑劣さ・理不尽さ モラルハラスメントでは暴力自体が見えにくく、その上、 加害者によって暴力ではないと合理化されてしまうことの他にも、 理不尽なことがたくさんあります。 加害者は、相手をおとしめ、弱点をつき、何かをほのめかすだけで 問題点をぼかし、あてつけ、人を使って間接的に攻撃をし、雰囲気で威圧し、 恐怖感を利用してのコントロールをいつまでも続けます。 この策略的で卑劣な方法によって、被害者は一方的に、 いわれのない責めを引き受けさせられるのです。 1.相手の人格を認めない 加害者は、他の人のことをひとりの人格として対等に見ることができません。 自分の意のままに操れる生きた対象を所有したいという欲求があるかのように、 他の人を自分の所有物と見なし、思い通りに扱うのです。 人間としての対等な関係ではなく、自分にとって都合のいいように使える 駒かどうかということが、その人とつながっている理
「エンパワーメント」の「パワー」とは、 「権力」や「暴力的な力」、「人を支配するための力」ではなく、 自分の人生において自己決定をし、自分の人生を生きる力です。 このパワーがない状態を「パワーレス」の状態と言いますが、 それはその個人や集団の資質や能力のせいなどではなく、 社会的、政治的、経済的に抑圧され、 自己決定のための資源を手に入れられず、 自己決定の機会を奪われ続け、 そのパワーをないものと見なされてきた結果として 起きてきた状態なのです。 この状態は、健康にも悪い影響を与えるということが 明らかにされています。 「エンパワーメント」は、パワーレスな個人や集団が 「能力や力をつけること」と訳されることが多いものです。 そしてそのためには、職業訓練や技能の修得、 そしてそれによる就労や公の場所への参加を目指すとされることが 多いのです。 しかし、私たちはその定義には疑問を感じます。
8.虐待からの脱出とその後のつらさ 1.脱出するきっかけ 1)気づき 被害者は、加害者によって巧みに支配されており、自分のせいなのだと 罪悪感を感じていたり、混乱のせいで頭が真っ白になったりしています。 そのため、精神的な暴力をふるわれていても、それが暴力であるとは なかなか気づきません。 その中では、被害者が自ら誰かに相談することも、誰かが介入してくれることも 稀なことかもしれません。 しかし、この虐待の構図から抜け出すには、何らかのことをきっかけに、 外部とのつながりを取り戻すことが不可欠なのです。 虐待が起きている場所とは違う価値観のものに触れる、その場に 属していない人と話をしてみるなどのことをきっかけに、今自分に 起きていることが当たり前のことなのではなく、虐待なのではないかと 疑ってみることが、まず脱出のための第一歩になります。 2)エンパワーメント 被害者は、被害を受け続け、
あなたが買い物に行ったとき、 店員さんが、いろいろ探して、出してくれました。 でも、その中に気に入るものがありません。 そんなとき、あなただったらどうしますか? あなたは、大好きなテレビ番組を観ています。 そのときに、友達が電話をかけてきて、愚痴をこぼし始めました。 そんなときはどうしますか? 家族と同居をしている場合、 家族が食事の後かたづけや洗濯、掃除などを、 当然のようにしなかったら、どうですか? 上司や先輩から批判されたら、 どう反応しますか? 誰かに自分の仕事をほめられたら、 どうでしょうか? ・・・・・・ アサーションを実践するチャンスは、 こういう何気ない日常の中にいつもあります。 相手の権利を奪わない形で、 自分の正直な気持ちを率直に表現する、 そんな人との関わり方が「アサーション」です。
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アサーションのポイント アサーティブには、大切な5つのポイントがあると私たちは考えます。 アサーションというのは、言葉の選び方とか、言い方だけではないんですね。 1.自分の正直な気持ちに気づく 「こうあるべき」とか「こうしなければならない」 というところで修正したものを、自分の気持ちと思っていることが多いもの。 頭で考え、修正する前の自分の気持ちを まず、感じ取りましょう。 2.自分の正直な気持ちを大切にし、ごまかしたり否定したりしない 「自分の正直な気持ち」を修正しないことは、その気持ちに誠実であるということ。 そしてそれは、自分を偽らないで相手に接するということで、 相手に対して誠実に接することにもつながります。 3.自分も相手も対等な関係であることをしっかりおさえておく 相手と向き合うときには、自分も相手も尊重します。 つまり、相手を見下したり、自分を卑下したりしないで対等に接します
4.加害者とは 被害者の話を総合してみると、加害者には同じようなパターンがあることに 気づきます。 1.勝ち負け 1)思い込みによるこだわり モラルハラスメントの加害者は、自分の勝ちか負けかをいつも考えています。 勝つことに強迫的にこだわり、まわりの人間には敵か味方かのどちらかしか いないというような極端な考え方をします。 対人関係を力関係でしか捉えることができない加害者は、 その相手との力関係によって態度を変えます。 味方にしておきたい人が自分より上か同等の力をもつと思っている場合、 親密さを相手にもまわりにもアピールします。しかし、相手が下だと思うと抑圧し、 いいように使います。 このように、味方といっても対等な友人という捉え方ではありませんが、 何らかの形で自分にとって役に立つ人間だと思えている間は、 敵に回さないよう気を遣いながら接しているのです。 しかし加害者は、ほんの少しの批判
わたしたち母親が、イライラしたり不安になったり罪悪感をもってしまう背景には、 社会からのプレッシャーがあるようです。 わたしたちのまわりには、根拠がないにもかかわらず、 ほとんどの人が信じてしまっている、さまざまな社会的な思い込みがあります。 これらは「神話」と呼ばれています。 その中でも、まず「母性神話」について見てみましょう。 「母性神話」とは、 「女性にはもともと、母性が備わっている」とか、 「子どもを産めば、自動的に母性がわいてきて、自然に子どもの世話をしたくなる」 というようなものです。 つまり、「女性にとっては母性は本能である」、 そして本能であるがゆえに「女性は常に母性を感じている」ということなのでしょう。 この「母性神話」があるために、 「ダメな母親だ…」と、母親が自分で自分を責めるだけでなく、 夫、親やきょうだい、友だち、近所の人など、まわりの人から 「母親のくせに」と非
ファシリテイト = 促進する ファシリテーター = 促進役 → 調整し、促す役 ① 話を広めたり、深めたり、進めたり、あるメンバーとメンバーを つないだりします。 ② 同時に、自分も一人の参加者として、他のメンバーに自らを 開いていきます。 ・CRという場が、平場であるということを考えると、ファシリテーターも 参加者の一人なので、自分のことを話してよいということになります。 ・また、ファシリテーターであることを名乗らないというやり方もあります。 ・ファシリテーターは誰がなってもよく、 話の動きで突然、その役をしてもかまいません。 ① 1人のメンバーに重ねて質問する。 ・できそこないのカウンセリングになる。 ・質問された人が、話が不充分なのかと思う。 ・質問された人が、孤立感を持つ。 ・他のメンバーに、質問された人はわかっていないという 印象を与える。 ・他のメンバーが、話すことに警戒的にな
傷も血もあざも、何も見えないけど、 なんだか息苦しくて、つらくて、チカラがなくなっていく…。 それっていったい、なんなのだろう…。 そんなことを、わたしたちは語り合っていました。 そして、 キーワードになるようなものをたくさん出しているとき、 『モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない』 という本に出会いました。 そこで、あの「何かわからないけれど苦しいもの」に 名前がついていることを知り、 エンパワーメントされた思いのわたしたちは、 たくさんのキーワードをまとめ、 文章を作っていきました。 この文章は、モラル・ハラスメントの被害を受けた人たちとの 語り合いの末、できた文章です。 わたしたちウィズは、このサイトに書いている文章全体で モラルハラスメントというものを理解してほしいと考えています。 〝被害者の心理状態〟や〝加害者とは〟のところだけを読んだとき その部分だけで「当てはまっ
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