Monday, January 18 淀川美代子を編集長に迎えてリニューアルした『クウネル』(マガジンハウス)が届く。封を開けた瞬間にエイ出版社のムックみたいなものが出てきて嫌な予感がしたが、あまりの期待外れに愕然とする。新しい『クウネル』は葛西薫のタイトルデザイン以外に継承しているものは何もないので、リニューアルというより別雑誌といったほうがよい。であれば『クウネル』を休刊(という名の廃刊)にして、新雑誌を立ち上げればよかったのでは。リニューアルなどという読者との軋轢を生みかねないハードルの高いことをせず、新雑誌の創刊であれば余計な不興を招くこともないだろうに。これまでの『クウネル』がマンネリ化していたのは読者であれば感じていたことで、部数も低迷していたのなら潔く休刊にすればよかった。そうすれば、なんだかんだいってよい雑誌だったよねとしみじみ語られて終焉を迎えられたはず。スタッフの氏名を