奈良時代の天皇や貴族に扮した時代絵巻「天平行列 東大寺参詣(さんけい)」があり、きらびやかな衣装を身につけた90人が、JR奈良駅から東大寺までの3・5キロを練り歩いた。 平城宮跡で9日まで開かれている「平城京天平祭」の実行委員会が主催した。聖武天皇や光明皇后、女官らに扮した参加者は、インターネットなどで募集した。 一行は午後1時にJR奈良駅を出発。三条通りや春日大社の参道を通り、午後2時半ごろに東大寺大仏殿の中門に着いた。中門前では、麻の布に顔を描いた布作面(ふさくめん)を身につけた人が、伎楽(ぎがく)舞踊を奉納した。