日本ハムに強行指名された菅野智之は「監督だったり、両親と相談して決めたいなと思っている」。菅野の父親は「ドラフト制度を否定するわけじゃないが困惑しています。こちら側には何も話はなかったし、誠意を感じない」とコメント スカイ・A sports+によるドラフト中継の解説をしている最中のことだった。放送局のスタッフからスッと渡されたのは、日刊スポーツ(ニッカン)とスポーツニッポン(スポニチ)の号外だった。ニッカンは「菅野ハム」、スポニチは「菅野日本ハム」が大きな見出しに。それぞれ「外した巨人は英明松本」「衝撃の強行指名」というサブの見出しがつき、ついさきほど会場を沸かせたばかりの出来事の大きさを伝えていた。 ドラフト直前まで、菅野智之(投手・東海大)の1位入札は巨人だけだと予想されていた。巨人・原辰徳監督と菅野が伯父・甥の血縁関係で、そこに割って入れば強い抵抗があることを誰もが容易に想像できたか
津田敏一日本ハム球団社長が菅野の指名権獲得を確認した瞬間。「スカウティングと育成で勝ち続けるのが、ウチのモットー」と胸を張った津田社長 本当にそうだろうか。 先日のドラフト会議で、日本ハムが東海大の菅野智之を先方に何の断りもなく指名したことについて、一部の関係者が「失礼だ」と憤慨しているという。 しかし、指名する場合、事前に監督等に連絡を入れるのは「礼儀」ではない。あくまで球界の単なる「慣習」だ。 どのような展開になるのかもわからないのに、指名するであろう選手にいちいち連絡を入れていたのではキリがない。おそらく今年も、何の連絡もないままに指名を受けた選手は菅野だけではないだろう。 そもそも日本ハムでは、ドラフト当日まで、誰を指名するかを知っているのはGMを始めとするほんの数名の幹部だけだ。 日本ハムのスカウト、岩井隆之が明かす。 「僕は横浜でもスカウトをしていたんですけど、日本ハムにきてび
プロ野球の新人ドラフトが27日(2011年10月)都内で行われた。毎回、悲喜こもごものドラマが演じられるが、「とくだね!」が東海大の菅野智之投手(21)を巡る巨人・原監督のハプニングを取り上げた。オジ・オイだから単独指名のはずが日ハム獲得原は菅野とはオジ・オイの関係にあることから、他球団は遠慮するとでも思っていたのか、両者とも巨人の単独指名と考えていたらしい。ところが日本ハムも1位指名。抽選の結果
プロ野球巨人・原辰徳監督の甥で、日本ハムからドラフト1位指名を受けた東海大・菅野智之投手の入団交渉が難航している。 祖父で東海大野球部顧問の原貢氏は、日本ハムが東海大への事前通知なしで指名したことについて、「人の道に外れている」「だまし討ち」「人権蹂躙」とまで批判している。 「勇気がある」「これがプロの世界と示した」 親族の発言で大きく盛り上がっているこの問題だが、ヤフーニュースが実施している「日本ハムの菅野1位指名をどう思う?」という意識調査では、2011年10月30日14時現在、「評価する」が約20万2000票(68%)で、「評価しない」の約8万1000票(27%)を大きく上回っている。 日本ハムの「強行指名」について、「ドラフトのルール上まったく問題ない」、楽天の星野仙一監督の意見と同じように「勇気がある」「これがプロの世界と示した」と評価する声が多いようだ。 2ちゃんねるやツイッタ
■iPad版アプリをv1.7に、Android版アプリをv1.0.9にそれぞれバージョンアップしました。更新してお使いください(10/22) あの会場の拍手を、巨人の原監督や清武GMはどう聞いただろうか。日本ハムが巨人と競合して菅野を指名したとき、どよめきと拍手が起こった。さらに、日本ハムが引き当てた時、歓声とさらに大きな拍手がわき上がった。 巨人の単独指名だと思われていた。菅野は原監督のおいであり、周囲は固められていると。東海大の横井監督はドラフト前に「菅野の気持ちは強く決まっている」と牽制(けんせい)した。 日本ハムの英断に、まずエールを送りたい。同球団・津田社長は「うちはスカウティングと育成で成り立っているチーム」と胸を張った。ドラフトとは戦力の均衡と契約金の高騰を防ぐためにできた制度だ。希望枠も裏金の温床になるため、廃止された。 しかし、昨年も巨人の系列紙が「沢村は巨人以外なら大リ
和田新監督が事実上決定!すでに内諾 【拡大写真はコチラ】 記者に囲まれ球場を後にする和田コーチ(撮影・山崎 竜) 阪神・坂井信也オーナー(63)が23日、和田豊打撃コーチ(49)の次期監督就任が、事実上、決定したことを明らかにした。すでに和田コーチの内諾を得て、来季に向けた協議も進んでいるもよう。こうした中、和田新体制の猛虎再生第1弾として、今季不完全燃焼に終わった小林宏投手(33)、久保田智之投手(30)、安藤優也投手(33)らを、若手主体の秋季キャンプに招集することが分かった。 第32代虎将に、和田打撃コーチが昇格することが決まった。 この日、神戸市内で取材対応した坂井オーナーが、前日にチーム遠征先の広島に派遣した南球団社長に、就任要請を行うよう命じたことを明かした。 「まだ連絡はない」と繰り返した同オーナーだが「南社長が要請してOKもろたら、そう(決定)いうことでしょ。まさか何もで
落合博満・中日ドラゴンズ監督の今期限りでの更迭が話題となったが、その中日が昨日、見事リーグ優勝を勝ち取った。これまで過去3回のリーグ優勝とクライマックスシリーズからの日本一を経験し、すべての年度でAクラスを達成した指揮官は、最後の花道まで自分でおぜん立てしたわけだ。 ところで、実績からすれば文句なしの彼を、球団はなぜ更迭したのだろうか。観客動員数の低下が挙げられることが多いが、それは野球全般的な問題であり、後付けの理由だろう(そもそもそれは背広組の責任だ)。本当の理由は、中日球団がムラ社会であり、そのルールを彼が最後まで受け入れなかったためだ。 年功を否定し能力にこだわった落合監督 ムラ社会というのは、閉鎖的で外部との交流を前提としない組織のことで、昔の農村が典型例だ。 どんな組織でも、秩序を維持するために貢献度に応じた利益を分配する必要があるが、長期の関係維持を前提とするムラ社会の場合、
横浜ベイスターズのディ・エヌ・エー(DeNA=D社)への売却がプロ野球のオーナー会議で承認されない可能性が20日、出てきた。楽天を中心とするパ・リーグの3、4球団がD社の参入に反対していることが同日までに判明。野球協約では球団譲渡にはオーナー会議で4分の3以上の同意が必要とされており、4球団が反対すれば承認を得られない。大筋で合意に達しているとみられた横浜の売却問題だが、今後の行方から目が離せなくなった。 最終局面を迎えていた横浜ベイスターズのDeNAへの球団売却問題に暗雲がたれ込めてきた。横浜を保有するTBSHDとD社の売却交渉は大筋で合意に達し、11月9日の実行委員会、12月1日のオーナー会議で諮られるとみられていたが、受け入れ側のプロ野球界にD社の参入に反対する動きが加速してきた。 パ・リーグのある球団首脳は「楽天が反対の筆頭で、オリックスも反対している。日本ハムも反対のようだ」
印刷 プロ野球阪神の次期監督選びで、球団は日本ハムの梨田昌孝監督(58)を招くことを見送り、和田豊打撃コーチ(49)を最有力候補として調整に入ったことが20日、分かった。 今季限りで退団する梨田監督については、OB以外の外部から招く場合の候補として一本化していた。だが、低迷からの立て直しのためには、チームを熟知する球団生え抜きの人材が適切だと判断したとみられる。 和田コーチは、我孫子高(千葉)、日大と進み、1985年に入団。内野手として活躍し、2001年までプレーした。 朝日新聞デジタルでは、以下のような関連記事も読めます。登録はこちら〈石川遼〉臨時コーチの助言阪神の監督、梨田氏が有力 日本ハムを今季で退任ダル直球勝負、最多15K 日本ハムCS決定関連記事阪神次期監督選び「真弓氏を送り出してから」 球団社長(10/18)阪神の監督、梨田氏が有力 日本ハムを今季で退任(10/17)「巨
中日ドラゴンズ・落合博満監督の今シーズン限りでの解任が発表された。 2004年の就任以来、去年までの7年間全てがAクラス。 リーグ優勝3回、そして中日を53年ぶりに日本一に導いた名将である。もっと評価されていいはずなのに「人気がない」「マスコミ受けが悪い」というマイナス面も毎年のように言われていた。なぜ人気がないのか?落合が間違っているのか? その疑問に迫ったのがテリー伊藤著『なぜ日本人は落合博満が嫌いか?』だ。 <GDPは中国に追い越され、このままズルズルと落ちていきそうな日本を救うのは「死んでも1番になってやる」という「落合力」しかないのである>と断定するなど、テリー伊藤らしい強引な話法で展開される落合論。大好きな長嶋茂雄との比較など熱く語るテーマがある一方で、冷静な分析も多い。 解任報道があった22日、いくつかのニュース番組で中日ファンへのインタビューがされていたが、年配の方ほど「や
向井理“筋金入り虎党”をカミングアウト! 2011年9月26日(月)11:46 (サンケイスポーツ) イケメン俳優、向井理(29)が25日、大阪市北区の梅田ブルク7で行われた主演映画「僕たちは世界を変えることができない。」(深作健太監督)の舞台あいさつで阪神タイガースファンを告白した。「阪神が勝つと昔からうれしい」という突然の虎党宣言に満員の女性客は大喜び。その数時間後、巨人に完敗してシュンとなった甲子園に、劇場の盛り上がりを分けてあげたかった。 今年5月、少年隊の東山紀之(44)が主演映画「小川の辺」の舞台あいさつ中に虎ファンを初告白したブルク7。今度は梅田、なんば、京都で各2回、計6回の舞台あいさつ付きチケットを即完売させた“旬”の人気俳優が、同所で秘めたる思いを打ち明けた。 公開3日目で「舞台あいさつを、もう10何回もやってるけど、同じ時間を皆さんと共有できて幸せ」と語りかけ、女性フ
真弓虎7差絶対絶命 3連敗ヤってもうた 【拡大写真はコチラ】 6回、右翼線にタイムリーを放ち、二塁にヘッドスライディングする新井貴 「ヤクルト4-2阪神」(11日、神宮) 阪神がまさかの同一カード3連敗。首位ヤクルトとの直接対決で、追い上げるどころか突き放された。八回に一時は同点としたが、その裏、榎田が畠山にプロ初被弾となる決勝2ランを浴びた。勝率5割逆戻りで、ヤクルトに7差と絶体絶命。逆転優勝への道は限りなく厳しくなった。 ずっと前を見つめていた。敗戦後、クラブハウスへ向かう真弓監督に容赦ない罵声が浴びせられた。「やめろ!」「おいこら!」。まさかの3連敗に、ファンの怒りが充満する空間を、それでも指揮官は一歩一歩を踏みしめるように前に進んだ。 この結末は誰も想像できなかったろう。2‐2の八回、プロ47試合目のルーキー榎田の初被弾が、決勝2ランとなったのだ。九回、相手の守護神・林昌勇に抵抗
阪神ファンから「どうした?!」と心配の声があがりそうなのが、高卒2年目の秋山拓巳投手(20)だ。ルーキーイヤーの昨年は夏から1軍で起用され7試合に先発して4勝をあげたが、今年はキャンプからファーム暮らしが続いている。 2軍キャンプでスタートとなった今季は3月8日の西武とのオープン戦に先発登板して4回零封の好投を見せたが、結局開幕1軍を手にできず。度重なる首痛に悩まされて、ここまでウエスタン戦4試合に登板しただけで、5月5日のウエスタン・オリックス戦での登板を最後に投げていない。 開幕から真弓監督は秋山の1軍昇格について「まだまだこれから…」とまずは戦力扱いせずに、シーズン半ばからの補充要員と見込んでいたが、夏場に入って先発ローテがややほころんできたところで、秋山がスタンバイできていないのは痛手だ。 秋山に限らず、阪神では新人が1度パッと咲いて萎んでしまうケースが続いている。2007年
プロ野球、阪神の親会社である阪急阪神ホールディングスの定時株主総会が16日、大阪市内であった。開幕から低迷していることもあり、一部の株主からは球団への批判も。マートン獲得を称賛する声が上がるなどした昨季に比べ、球団関係者には座り心地の悪い総会となった。 株主からの質問では2人が阪神に触れた。真弓監督の采配などへの指摘には、4千人超が集った会場からは大きな拍手が上がる場面もあった。球団の南社長は「競り勝つ試合ができるようになった。残り3分の2。巻き返しできる。このまま終わるわけにはいかない」とおわびの言葉とともに答えたが、こちらへの拍手はまばら。総会後は「株主様イコールファン。勝負の世界ですから。勝っていかんと」と奮起を誓った。
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