以前、古本屋で盗撮被害に遭ったことがある。 そのとき警官から言われた言葉が未だに頭を離れない。 君に落ち度があるから盗撮されたんだぞと言われ、そして私の体型(胸のことなど)にまで口を出してきたのだ。 正直、盗撮犯よりも警官の方に腹が立っている。 その警官は全く悪意が無く、善意から言っているものだから余計に始末が悪い。 悪意丸出しの盗撮犯のほうがまだマシとさえ思えてくる屈辱だった。 その日は極力露出の少ない服で、膝丈スカートの下にガードルとキュロット型ペチコート、さらにハイソックスも着用していた。 背筋を伸ばして足を閉じて立っていた。 ちなみにこの警官以外からはだらしなくて隙がある、狙われやすいなどと言われたことはない。 これで隙があると言われるのならば、女はいつも重装備でキョロキョロと周りを警戒し続けるくらいしなければならないのだろうか。