テキサス州中西部の San Angelo という市で、先月中旬、市長が突然辞任した。89%の支持を得て4選を果たしたばかりの32歳の若い市長。就任式の直前だった。辞任の理由は、信じられないくらい恋に落ちてしまったから。 恋の相手は、メキシコからの不法移民だった。出会って2か月。不法滞在者をかくまいながら公職に就くことはできない。そう考えて彼は市長を辞め、メキシコに行って、新しい生活を始めることにした。 姿を消してしまった市長の相手はどんな人なのかは明らかにされていない。分かっているのは、その人が男性だということだけ。市長の身近な人たちも、彼がゲイだとは知らなかった。 市や前市長のウェブサイトを見ると、白人の保守的な街という印象を受けるが、前市長が不法移民と恋愛をしたことや彼の同性愛を責める声はほとんど聞かれないという。 英ガーディアン紙の "Gay mayor's illicit love