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点鬼簿と身体に関するspectre_55のブックマーク (4)

  • 大事なオカマのおじさんが死んだ

    さっき葬式に出た。まだ気持ちの整理がついていない。 オカマのおじさんというのも変な呼び名だが、友達に話すときはいつも「オカマのおじさんがさぁ」と言っていたのでそのまま書いてみる。 22くらいの時に、路上で泣いてる私を気に留めて話しかけてくれ、あったかい飲み物をくれたのがきっかけで知り合った。 お金もなく仕事もうまくできず、適応障害っぽくなっていろんなことがうまくできなくて、繁華街の隅っこで静かに嗚咽してた時にパーっと寄ってきて世話焼いてくれた。今考えてもちょっとウケる。歌舞伎町やぞ。ただの酔っ払いの可能性もあるのに、私が泣いてる感じがしたから声をかけてくれたんだそうだ。 おじさんはオカマだが(ゲイ)、その時たまたま女装していただけで普段は男の格好をしていた。缶に入ったお茶かなんかをもらってそれで手をあっためて、感情失禁みたいになってた私は自分の置かれた状況を聞かれてもないのにただ話した。お

    大事なオカマのおじさんが死んだ
    spectre_55
    spectre_55 2022/05/26
    ご冥福をお祈り致します///性的少数者もそうだがマイノリティは自己肯定力が低くなりがちなのでセルフネグレクトに陥りがち。ブクマカ各位も他人事と思わずいのちだいじに(オレモナー)
  • 死をポケットに入れて。

    最初に言っておこう。 失ったものに対しての取り返しのつかなさを感じるのは、そこから多くの物を得ていたからだ。 愛し合った分、憎み合うように。 すべての物は、そうやって釣り合いを取っている。 父を亡くしたのは、14歳の時だ。 2度目の癌で、1度目は胃で、2度目は喉だった。 告知の是非がまだ争われていた時代、彼は知ることを望み、 一時帰宅のときに、家族の卓で自分は癌だと、必ず治して帰ってくると、そう告げた。 今思うと、とても不思議な病気だと思う。 癌は自分が育つために、宿主もやがて殺してしまう。 部位的なその特徴から、喉頭癌の進行は早い。 正月の一時帰宅を終えて、 (なんとも日人とは律儀な性格だ。正月は自宅で迎えたいらしい。犯罪者でも、末期の患者でも。) すぐに目に見えて容態は悪くなった。 口内炎のように見えていた癌は段々と増えて、私たちは怯えた。 皮膚は乾き、黄色くなり、骨と皮だけになっ

    死をポケットに入れて。
    spectre_55
    spectre_55 2008/02/25
    自分の中で激情が荒れ狂っているときほど、何かを書くと何故か妙にスタイリッシュな文になってしまうということはある気がする。そんな文章なのかも
  • やりきれない (付記2を追記しました) - ohnosakiko’s blog

    彼女は、カラオケスナックのママさんだった。 店は、私の家から車で7、8分のところにあった。夫は近くに住む中学時代の恩師に連れられて行ったのが、初めらしい。もう4年くらい前の話だ。 しばらくして私も誘われた。カラオケスナックなんてそれまでほとんど縁がなかったけれども、混んでないしママさんがいい人だというので、なんとなくついていった。 6坪ほどの店内に半円形のカウンターとボックス席が二つあり、花瓶にバラの造花が飾ってあり、隅に小さなミラーボールのある、いかにも田舎町の古臭い店だった。 ママさんをAさんとしておく。Aさんは結構大柄な女性で、元バレーボール選手の大林素子にやや似ていた。 夫は既に何度か来ていてすっかり馴染んでおり、Aさんのことを「Aちゃん」とか「おみゃーさん」(名古屋弁)と呼び、長年の友達のようなざっくばらんな口を利いていた。Aさんは私のことについて、夫からいろいろ話を聞いているよ

    やりきれない (付記2を追記しました) - ohnosakiko’s blog
    spectre_55
    spectre_55 2008/01/28
    亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします//全くもって他人事ではない。身につまされ過ぎる。
  • HEAVEN 六歳のまま永遠に成長を止められた少女の主治医が自殺

    ―Seattlepi― 六歳のままで成長を「凍結」された少女、永遠に少女として生きることを余儀なくされた「Pillow Angel」アシュリーの主治医、ダニエル・ギュンター氏が、9月30日、自宅において一酸化炭素中毒で死亡しました。警察では自殺とみています。 画像の切なげな無垢の瞳をカメラに向けるアシュリーは、2004年、脳障害からシアトルの児童病院を訪れ、入院に至りました。 言葉は遅く、飲物の嚥下さえままならないアシュリーの治療が困難をきわめたため、医師と両親は双方合意のうえで女性ホルモンを大量に投与し、彼女の成長を止めます。続いてこれも脳障害の影響か六歳で初潮がみられ、思春期にはいったことから、ギュンター医師はアシュリーの子宮を摘出、次いで乳房をも切除しました。 この結果、アシュリーの体は成長をとめ、身長1メートル30センチ、体重34キロの「お人形さん」になってしまったのです。 「P

    spectre_55
    spectre_55 2007/10/15
    とりあえず、彼なりの精一杯の誠実さに殉じてしまったひとりの医師の冥福と、子宮と乳房とそれより重い何かを奪われた人の幸福を祈るばかり…
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