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文学に関するsteam-punkのブックマーク (6)

  • わたしが詩人になることを沼津だけが知っていた(文・水沢なお) - SUUMOタウン

    著: 水沢なお 沼津は、わたしがうまれてはじめて暮らした街であり、うまれてはじめて書いた詩の名前だ。 十五歳から十八歳までのほとんどの時間を沼津で過ごした。隣町に住んでいたわたしは、沼津市内の高校へ電車と自転車を乗り継ぎ通学していた。海沿いの、芸術科のある高校だった。わたしはそこで、三年間美術を学んでいた。 教室の窓からは松林が見えた。その奥では、空の色と溶け合いながら波が揺蕩っていた。朝、クラスメイトに挨拶をするときも、水晶体、とノートに書き写す生物の授業中も、窓の外に身体を乗り出しぽんぽんと黒板消しを叩いているときも、いつでも海が存在していることが不思議だった。 沼津駅南口 今年の一月、わたしは沼津駅に降り立った。駅のホームに踏み出した瞬間、あたたかい、と思った。その日はよく晴れていて、雲の少ない空からは絶えず透明な日差しが降り注いでいた。わたしは、静岡や沼津に降る雪をほとんど見たこと

    わたしが詩人になることを沼津だけが知っていた(文・水沢なお) - SUUMOタウン
  • SF小説好きな人に教えてほしい

    私はSF初心者。 人間の幸福についての探してたら、 「すばらしい新世界」を見つけて、読んでみたらおもしろかった。 ただ、科学的には「そうはならんやろ」とツッコミ入れたくなるような描写がたくさんあった。 ストーリーやコンセプトはめちゃくちゃおもしろいけど、「所長が紙の書類に鉛筆でサインする」みたいな描写があるたびに、んん‥?となってしまう。 90年前に書かれただから、その当時は違和感なかったとは思うんだけど。 「未来はほんとにそうなってるかも!?」とワクワクできる、細部までリアルに感じられるSFが読みたい! 最近書かれたものなら違和感少ないのかな? 人間の幸せや欲望をテーマにしたものだとさらに嬉しい。 くわしい人教えてください。

    SF小説好きな人に教えてほしい
  • 2021年の文学 コロナ禍が問う人の距離や旅の意味 - 日本経済新聞

    2年めに入ったコロナ禍は、人々の価値観を揺さぶった。それは2021年に刊行された文学作品にも反映されている。金原ひとみの短編集「アンソーシャル ディスタンス」(谷崎潤一郎賞)はコロナ禍で注目された人と人との距離を問い直す。表題作は堕胎手術を受けた女子大生が主人公。コロナ禍で追い詰められ、恋人と心中するために旅行に出かける。別の収録作「テクノブレイク」では女性がウイルスを恐れる結果、恋人と距離

    2021年の文学 コロナ禍が問う人の距離や旅の意味 - 日本経済新聞
    steam-punk
    steam-punk 2021/12/15
    金原ひとみ、緻密さにおののいた。とてもおもしろかった。
  • 朝鮮戦争を「6.25」と呼ぶのはなぜか/斎藤真理子の韓国現代文学入門【1】 - wezzy|ウェジー

    昨年の9月から今年1月まで、下北沢の屋B&Bで、「韓国現代文学講座」というものをやっていました。新型コロナウイルスの影響でストップしていたのですが、それをテキストの形で継続することになりました。今回はその1回目です。 そもそも昨年、この企画を始めたのは、「韓国小説、どれから読んでいいかわからない」という声をよく耳にしたことがきっかけです。確かにこの何年かで韓国文学の紹介数はかなり増えたのですが、予備知識がないとどこから手をつけていいかわかりません。また、それらを読む際、韓国歴史が頭に入っているといないとでは「読み」に違いが出てきます。そこを埋めるお話ができたらと考えたわけでした。 私は一介の翻訳者で、研究者ではありません。体系的な読書もしていませんし、知見も限られています。しかしその分、読者のみなさんに近い立場にあると思いますので、文学作品の背景を理解するお手伝いになる話を少しずつし

    朝鮮戦争を「6.25」と呼ぶのはなぜか/斎藤真理子の韓国現代文学入門【1】 - wezzy|ウェジー
  • 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

    深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

    深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。
  • チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(2016) - 海外文学読書録

    82年生まれ、キム・ジヨン 作者:チョ・ナムジュ 筑摩書房 Amazon ★★★★ 2015年秋。33歳のキム・ジヨンは3年前に結婚し、昨年、女の子を出産していた。夫は3歳年上で中堅のIT企業に勤めている。キム・ジヨンは1人で子育てをしていたが、あるとき、解離性障害のような症状が現れる。物語はキム・ジヨンの生い立ちから現在までを追うのだった。 「あのコーヒー、一五〇〇ウォンだよ。あの人たちも同じコーヒー飲んでたんだから、いくらだか知ってるはずよ。私は一五〇〇ウォンのコーヒー一杯も飲む資格がないの? ううん、一五〇〇ウォンじゃなくたって、一五〇〇万ウォンだって同じだよね、私の夫が稼いだお金で私が何を買おうと、そんなのうちの問題でしょ。私があなたのお金を盗んだわけでもないのに。死ぬほど痛い思いをして赤ちゃんを産んで、私の生活も、仕事も、夢も捨てて、自分の人生や私自身のことはほったらかして子ども

    チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(2016) - 海外文学読書録
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