京都大学は、iPS細胞研究所に所属する助教が中心となって発表した1本の論文の11の図に、ねつ造や改ざんがあったと発表しました。京都大学は、論文が掲載された雑誌に撤回を申請するとともに、今後、関係者の処分を検討することにしています。
京都大学は、iPS細胞研究所に所属する助教が中心となって発表した1本の論文の11の図に、ねつ造や改ざんがあったと発表しました。京都大学は、論文が掲載された雑誌に撤回を申請するとともに、今後、関係者の処分を検討することにしています。
来年度の税制改正の焦点になっている所得税の負担を減らす「控除」の見直しで、政府は会社員などを対象にした「給与所得控除」について、控除の上限額を縮小して年収800万円から900万円を超える人が、今より増税になる方向で与党との調整に入りました。 このうち会社員も自営業も適用になる「基礎控除」は増やして、自営業を減税し、会社員などの収入から一定額を差し引いて税の負担を減らす「給与所得控除」は縮小する方針です。 「給与所得控除」で差し引かれる額は、収入に応じて増え、いまは年収が1000万円以上になると上限額の220万円で頭打ちになります。政府は、この上限額を引き下げて年収800万円から900万円を超えると増税になる方向で与党との調整に入りました。 例えば、年収800万円で頭打ちとなる場合は、年収850万円でいまよりも年1万5000円程度、900万円では年3万円程度、増税になります。ただ22歳以下の
大相撲の横綱・日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行しけがをさせた問題で、日本相撲協会の危機管理委員会の調査に対し、相撲協会に提出された診断書を作成した医師が「頭のけがはあくまで『骨折の疑い』で、診断書を作成した今月9日の時点で相撲を取るのに支障がないと判断した」と話していることがわかりました。 貴ノ岩は九州場所を休場し、その理由を説明するため、今月9日に福岡市内の医療機関で作成された診断書を日本相撲協会に提出しました。診断書には、頭の骨を折るなどのけがで2週間の治療が必要と書いてあり、日本相撲協会の理事や外部の弁護士などで作る危機管理委員会は17日、診断書を作成した医師に聞き取り調査を行いました。 この調査に対して、医師は「診断書の『頭蓋底骨折、髄液漏れの疑い』という記述は、骨折と髄液漏れの両方を『疑い』と診断したものだ」と話したということです。そのうえで「CTに現れた線は、過去の衝撃などによって
学校法人「加計学園」の獣医学部に対して、来年4月に開学を認めるかどうか審査する文部科学省の審議会の専門委員会が2日に開かれ、課題とされていた学生たちの実習計画などに改善が見られると評価する意見をまとめました。これにより、加計学園の獣医学部は今月10日の答申で開学が認可される見通しとなりました。 当初は、ことし8月に結論が出される予定でしたが、教育内容のうち、学生に対する実習時間が不十分だったりするとして、認可の判断が保留されました。 関係者によりますと、学園から再度、提出された修正案について、2日に非公開で審議会の専門委員会が行われた結果、依然として一部のカリキュラムに課題があると指摘をうけたということですが、全体的には学生たちの実習時間などに改善が見られると評価する意見でまとまったということです。 審議会は今月10日に最終的な結論を大臣に答申する予定ですが、2日の結果により、加計学園の来
ことし8月に行われた気象予報士の試験で、北海道北見市に住む小学6年生の女の子が11歳11か月で合格し、これまでの最年少記録を更新しました。 試験を実施した東京の気象業務支援センターによりますと、ことし8月の試験を受験し、これまでの最年少記録を1年更新した11歳11か月で合格しました。 合格率は4.9%という難関でしたが、本田さんは、小学4年生の時、「なぜ雲は落ちてこないのか」と疑問に思ったことをきっかけに気象予報士試験の勉強を始め、今回、4回目の挑戦で合格を果たしました。これまで不合格となって悔しい思いをするたびにノートをわかりやすく書き直し、試験の数か月前からは毎日1時間半ほど勉強を続けたということです。 本田さんは、「今までの努力が実ってよかったです。勉強したらいろいろなことが理解できるようになるので、わくわくします」と話していました。 地元、網走地方気象台の小松将博予報官(47)は「
国内有数の分子生物学の研究者として知られる東京大学の渡邊嘉典教授らが、国際的な科学雑誌ネイチャーなどに発表した5本の論文について、大学は画像やグラフにねつ造と改ざんの研究不正があったとする調査結果を公表しました。
部下の頭にあんかけ料理をかけたり、バリカンで丸刈りにしたりするなどのパワハラ、パワーハラスメントを繰り返したとして、福島県警察本部は36歳の警部補を停職の懲戒処分にしました。 別の部下に対しても尻を10回以上蹴っていたほか、勤務時間が終わったあとも理由がないのに帰宅させないなどのパワハラを繰り返し、被害を受けたのは合わせて11人に上るということです。 去年11月に内部告発があり、警部補から事情を聞いたところ「部下に力を誇示したかった」などと話し、事実を認めたということです。 警察は23日付で停職3か月の懲戒処分とし、警部補は依願退職しました。福島県県警察本部の横田雄也首席監察官は「極めて遺憾で再発防止と信頼回復に努めます」とコメントしています。
歌舞伎俳優、市川海老蔵さんの妻で、乳がんの治療を続けていることを公表していた、フリーアナウンサーの小林麻央さんが、亡くなりました。34歳でした。
任期満了に伴う千葉市長選挙は28日に投票が行われ、無所属の現職で、民進党千葉県連と公明党千葉県本部が支持する熊谷俊人氏が、3回目の当選を確実にしました。 NHKの情勢取材や、投票を済ませた有権者を対象に行った出口調査などでは、無所属の現職で、民進党千葉県連と公明党千葉県本部が支持する熊谷俊人氏が、共産党が推薦する新人を大きく引き離して極めて優勢で、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、熊谷氏の3回目の当選が確実になりました。 熊谷氏は39歳。大手通信会社に勤務したあと、千葉市議会議員を務め、8年前、当時の市長が汚職事件で辞職したのに伴う市長選挙で初当選しました。 今回の選挙戦で、熊谷氏は、子育て支援策の充実や財政の立て直しに取り組んできたことを実績として強調したうえで、高齢者などが住み慣れた地域で医療や介護を受けられる仕組みづくりや、商業施設の閉鎖が相次いだ中心市街地の活性化に向け
全国的に都市部に医師が集中する中、厚生労働省が行った大規模なアンケートで、病院などに勤務する医師のおよそ半数が「都市部以外の地方で勤務する意思がない」と回答したことがわかりました。 この中で、東京23区や政令指定都市、それに県庁所在地などを除く地方で勤務する意思があるかをたずねたところ、「ない」という回答が全体の51%とおよそ半数を占めました。 その理由では、大量の業務を1人で負担させられるのではないかという不安の声のほか、希望する仕事ができないとか、専門医などの資格の取得が困難だという声や、子どもの教育環境が整っていないといった回答もあったということです。 その一方で「地方で勤務する意思がある」という回答も全体で44%あり、年代別では20代が最も高く60%、30代から50代が50%前後で、60代以上が最も低く41%でした。 厚生労働省は今回のアンケート結果を詳しく分析して、医師の偏りを是
日本に住む外国人への差別の実態を把握しようと、法務省が初めて全国規模の調査を行った結果、過去5年間に住む家を探したことのある人のうち4割近くが、外国人であることを理由に入居を断られた経験があると回答しました。 それによりますと、過去5年間に住む家を探したことがあると回答した2044人のうち、外国人であることを理由に入居を断られたことが「ある」が39.3%、「ない」が52.5%でした。 また、ふだんインターネットを利用することがあると回答した3396人のうち、日本に住む外国人を排除するなどの差別的な記事や書き込みを見たことがあるかは、「よくある」と「たまにある」を合わせて41.6%、「ない」が56.2%でした。 一方、差別などを受けた時、どこかに相談したことが「ある」は11.4%、「差別などを受けたことがあるが、相談したことはない」が30.3%、「差別などを受けたことがない」が53.7%でし
スイスでトルコ出身の移民の夫婦がイスラム教の信仰に反するとして娘を学校の水泳の授業に参加させることを拒否し、スイス当局と争っていた問題で、審理を行っていたヨーロッパ人権裁判所は、宗教上の理由による授業の免除は認められないとする判断を示しました。 これに対し、スイス当局は2人の娘は授業に参加する義務があるとして、夫婦に16万円相当の罰金の支払いを求めたところ、夫婦が不服だとして訴えを起こし、スイスの裁判所は、この訴えを退ける判決を下しました。 その後、夫婦はスイス当局の対応は「宗教の自由の侵害にあたる」として、ヨーロッパ人権裁判所に申し立てを行い、審理が行われてきました。 ヨーロッパ人権裁判所は10日、「宗教上の理由による授業の免除は認められない」として夫婦の申し立てを退けました。そのうえで、「学校の重要な役割は、子どもを社会に統合させることだ。すべての子どもが出身地や親の宗教、思想に関係な
労働問題に取り組む弁護士やNPOなどが選ぶ「ブラック企業」大賞に、ことしは新入社員だった女性が過労のため自殺した大手広告会社の電通が選ばれました。 ことしは、従業員に違法な残業をさせていたとして罰金が科されたディスカウントストアのドン・キホーテや原子力発電所の審査の対応にあたっていた男性社員が過労のため自殺した関西電力など11社が候補となりました。 そして新入社員だった女性が過労のため自殺し、厚生労働省の強制捜査を受けた電通が、23日、大賞に選ばれました。 ブラック企業被害対策弁護団の代表を務める佐々木亮弁護士は、「新入社員の過労自殺だけでなく過去にも痛ましい事件が起きていて労働者の人権を大事にしてほしいという思いで選んだ。長時間労働やハラスメント防止にしっかり取り組んでもらいたい」と話していました。 「ブラック企業」とは、違法な長時間労働や残業代の未払い、パワハラなど労働環境が過酷な企業
精神疾患などにかかる公立学校の新人教員が急増し続ける中、この10年間で、少なくとも20人の新人教員が自殺していたことがNHKの取材でわかりました。教員は新人でも担任をもったり、保護者に対応したりする必要があり、専門家は「新人教員は即戦力として扱われ、過度なプレッシャーを受ける。国は自殺の現状を把握して、改善をはかるべきだ」と指摘しています。 文部科学省によりますと、昨年度、精神疾患などの病気を理由に退職した新人教員は92人で、平成15年度の10人と比べて、急激に増えています。 さらにNHKで、昨年度までの10年間に死亡した新人教員、合わせて46人の死因について、取材した結果、少なくとも20人が自殺だったことがわかりました。 このうち半数の10人が採用から半年以内に亡くなっていて、なかには4月の始業式から2週間余りで自殺していた新人教員もいました。 詳しい自殺の動機は多くの遺族が民間企業の労
大相撲九州場所で大関・稀勢の里が26日、14日目の取組に勝ち、年間最多勝を決めました。優勝していない力士の年間最多勝は初めてです。 九州場所では日馬富士が初日に黒星、稀勢の里が前半戦で2敗を喫したため、2人はいったん並びましたが、12日目の直接対決では稀勢の里が勝ち、ふたたび1勝のリードを奪いました。 稀勢の里は13日目に敗れたため、ふたたび並ばれましたが、14日目に稀勢の里が勝ち、日馬富士が敗れたため、千秋楽を残して、稀勢の里は68勝、日馬富士は67勝としました。 この結果、千秋楽の結果しだいで2人が並ぶ可能性はあるものの、稀勢の里は初めての年間最多勝を決めました。年6場所制となった昭和33年以降、優勝していない力士の年間最多勝は初めてです。また、日本出身力士の年間最多勝は平成10年の横綱・若乃花以来、18年ぶりです。 横綱・白鵬は、秋場所の休場が響き、26日の取組を終えて61勝となって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く