国際協力でヒトゲノム(人間の全遺伝情報)を解読する計画を終えて20年がたった。日本もこの計画に参加しそれなりの功績を残したが、その後のゲノム関連プロジェクトとなると極めて影が薄い。とりわけ現在のゲノム研究に欠かせない遺伝配列を読み解く装置「次世代シーケンサー」では出る幕がない。その背景を探ってみると、日本がイノベーション欠乏に陥る要因が浮かび上がってくる。千葉市の幕張メッセで9月に開かれた「最
![ヒトゲノム解読20年 「負け」続く日本、変革起こせず - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/00f725a8308c1e6ef45a4a6d574b5c1faaf18b6f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZQO3892543028092023000000-1.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26fp-x%3D0.08%26fp-y%3D0.94%26fp-z%3D1%26crop%3Dfocalpoint%26s%3Dcc8c1ce1336ce7dc9b149f339b49f8b0)
人類が編み出した技術はいまや「神」の領域に近づいています。水不足の地域に雨を降らせる気象制御が世界各地で実用化し、クローンなどの遺伝子工学は生態系をも左右する強大な力を持つまでになりました。連載企画「テクノ新世」第2部では、こうした最新の技術が人々の価値観を塗り替える現場を追いました。(1)「超人類」の時代迫る 脳で念じアバター操作、第3の腕自在東京パラリンピックに出場し、背泳ぎで2大会連続のメダルを獲得したフランチェスコ・ベッテラさんはイタリアの英雄だ。現在は2024年にスイスで開かれる通称「サイボーグのオリンピック」での連覇に向けて練習を重ねている。義肢の代わりに身につけたのは頭蓋骨を覆うセンサーだ。…記事を読む
うっそうと生い茂る武蔵野の林の中に、ぽつんとたたずむ古風なドーム屋根の建物。東京・三鷹の国立天文台にある「第一赤道儀室」は今年、完成から101年を迎えた。敷地内に現存する最古の建物で、国の登録有形文化財に指定されている。かつて国際的な太陽観測の一端を担っていたこの施設は、今も姿を変えることなく存在している。大正時代、国立天文台の前身である東京天文台が、観測環境の悪化により都心の麻布から三鷹に移
世界で初めてブラックホールの輪郭を撮影したとされる観測データについて、国立天文台の研究者などが改めて解析したところ、輪郭となるリング状の構造は確認できなかったと異論を唱える結果を公表し、今後、学問的な議論になる可能性があります。 ブラックホールの画像は、日本を含む国際研究グループが世界6か所の電波望遠鏡を結んでおよそ5500万光年離れたブラックホールがあるとされる位置を撮影し、3年前、世界で初めて輪郭であるリング状の構造が撮影できたと発表して大きな話題になりました。 この国際研究グループとは別の国立天文台の三好真助教などが、6月30日、オンラインで記者会見を開き、同じデータを改めて解析したところ、リング状の構造は確認できなかったと発表しました。 三好助教は「より正しい解析方法を使った結果だ」と異論を唱えていて、専門の学術誌に掲載されるということです。 一方、ブラックホールのリング状の構造を
1980年から2000年までに比べて2001年から2020年までは、 ▽日本やフィリピン周辺の「北西太平洋」で13.8%減り、 ▽オーストラリア周辺などの「南半球」で15.9%減った一方、 ▽アメリカの東海岸周辺の「北大西洋」では33.6%増えていました。 地域ごとの差を調べるため、過去およそ40年間、大気や海洋の変化に加えて、工場などから排出される大気汚染物質の状況も考慮してシミュレーションしたところ「北西太平洋」および「南半球」での台風など熱帯低気圧の減少と「北大西洋」での増加には大気汚染物質の増減が関わっていたことが確認できたとしています。 大気汚染物質などの小さな粒子「エアロゾル」には日射を遮る「日傘」のような効果があるため、中国やインドなどで大気汚染物質が増えたことで周辺の陸地は海に比べて暖まりにくくなり、台風や熱帯低気圧の発生に必要な西からの風が抑えられたとしています。 また、
多くのウイルス学者は「ウイルスは人類誕生の立役者だ」と声をそろえる。実は1億数千万年前以降に人類の祖先に感染したウイルスは体に潜り込み、新たな遺伝子に姿を変えて胎盤や脳の発達を担った。ウイルスの痕跡をたどると、人類の進化や移動の道のりが浮き彫りになる。ウイルスの残骸、遺伝子に変身「ウイルス歴史学者」が追うのは、かつて人類や動物に感染したウイルスの残骸だ。ただの抜け殻だと思われていたが、人類や
スーパーコンピューター「富岳」を使った研究で、新型コロナウイルスのオミクロン株はマスクをした状態であっても50センチ以内に近づいて会話をすると感染リスクが高まることがわかりました。 神戸市にある理化学研究所などの研究チームは、新型コロナウイルスの飛まつの広がりをスーパーコンピューター「富岳」を使って研究しています。 今回は、従来株よりも感染力が強いとされるオミクロン株の影響を調べるためデルタ株の1.5倍の感染力と想定して、これまでに起きたクラスターの状況などをもとにシミュレーションしました。 その結果、感染している人と15分間対面で会話したときの平均の感染確率は、感染者がマスクをしている場合、1メートル以上の距離ではほぼ0%でしたが、50センチ以内の距離ではおよそ14%に高まり、マスクをして会話をする場合でも十分な距離をとることが必要だとしています。 一方、感染者がマスクをしていない場合は
理化学研究所は2日、スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を使い、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染者による感染リスクをシミュレーション(模擬実験)した結果を公表した。小型の飲食店を想定した試算では、換気扇やパーテーションなどの対策をすると、感染リスクが3分の1になった。空気をかき混ぜる対策の有効性が示されたとしている。人が呼吸で吸引する飛沫の量や、過去の文献から仮定した飛沫に
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