人工知能(AI)の進歩が急速だ。玄人はだしのイラストを描き、大学の課題のリポートを書けるほどになった。さらに科学者たちは研究開発に使えるAIを作ろうと挑み始めている。木から落ちたリンゴを見て万有引力を発見したニュートンや、ガラパゴス諸島などを旅して進化論を唱えたダーウィンのような、偉人級のAIが目標だ。現在主流のAIは、脳の神経回路をモデルにした「深層学習」を使う。「学ぶデータが少なかったり品
南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」について、現地調査を続けている山形大学の研究グループが、新たに140余りの地上絵を発見しました。研究グループによりますと、このうちの1つは世界で初めてAI=人工知能を活用して発見したということです。 発見したのは、山形大学の坂井正人教授の研究グループで、15日、大学で会見を開きました。それによりますと、これまでの調査で地上絵は小さな道沿いで見つかるケースが多かったことから、ことし夏までの3年間、道沿いを中心に調べた結果、143のナスカの地上絵が新たに見つかったということです。 地上絵は、人や鳥、それにネコのような4足歩行の動物などの形をしていて、大きいものでは全長100メートル、小さなものでは5メートルほどで紀元前100年から紀元300年ごろにかけて描かれたとみられます。 また、ドローンなどで上空から撮影した画像を肉眼で調べるこれまでの手法は、時間と手
人工知能(AI)などに続く革新的技術として期待される量子コンピューターが「スーパーコンピューターを超える日」が近づいてきた。米グーグルは、理論上の概念だった性能を実証し、最先端のスパコンで1万年かかる問題を瞬時に解く実験に成功したもようだ。米IBMなども研究に力を入れる。急速な進歩はいずれ人類にこれまでにない計算パワーをもたらす。AIの活用や金融市場のリスク予測などを通じ、社会にディスラプション(創造的破壊)を起こす可能性を秘める。【関連記事】スパコンで1万年分の計算、3分で Google「量子超越」発表グーグルが「量子超越」を達成したもようだ――。英フィナンシャル・タイムズは9月、こう報じた。日本経済新聞が入手した資料によると、
AIはトヨタウェイを学べない ハーバード大の視線ハーバードビジネススクール教授 ウィリー・シー氏(上)2019 / 10 / 16 世界トップクラスの経営大学院、ハーバードビジネススクール。その教材には、日本企業の事例が数多く登場する。取り上げられた企業も、グローバル企業からベンチャー企業、エンターテインメントビジネスまで幅広い。日本企業のどこが注目されているのか。作家・コンサルタントの佐藤智恵氏によるハーバードビジネススクール教授陣へのインタビューをシリーズで掲載する。3人目は、製造業のマネジメントを研究するウィリー・シー教授だ。 (中)20年も前から「IoT」、データが生むコマツの競争力 >> 佐藤 シー教授は、長年、イノベーションやオペレーションの授業でトヨタ自動車について教えてきました。2018年にはおよそ20年ぶりにトヨタのビデオ教材を刷新しましたが、前のビデオと比べるとどのよう
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