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  • 『水曜日のダウンタウン』10周年で「ベスト説」企画 候補60作以外にも名作がゴロゴロ……

    水曜日のダウンタウン 【10周年記念企画】視聴者が選ぶ好きな説募集(PCから応募)|TBSテレビ 『水曜日のダウンタウン』(TBS系)がこの4月で10周年を迎えるにあたり、視聴者が選ぶ「好きな説ランキング」を作成するという。番組公式X(旧Twitter)での告知によれば、事前調査で人気のあった60の説から1つを選んで投票するシステムだ。 選ばれた60の候補の中には、ギャラクシー賞の月間賞を受賞している「徳川慶喜を生で見た事がある人まだギリこの世にいる説」、「先生のモノマネ プロがやったら死ぬほど子供にウケる説」、「昭和はむちゃくちゃだった系の映像全部ウソでもZ世代は気付かない説」、「おぼん・こぼんヒストリー」、「新元号当てるまで脱出できない生活」の5をはじめとして、先日放送されて大反響を呼んだ「清春の新曲 歌詞を全て書き起こせるまで脱出できない生活」や、あのちゃんに遠隔操作で大喜利をさせ

    『水曜日のダウンタウン』10周年で「ベスト説」企画 候補60作以外にも名作がゴロゴロ……
  • ももクロ高城れに、初の水着写真集  スタダアイドルの定石を打ち砕く衝撃

    高城れにInstagram(@takagireni_official)より ももいろクローバーZの高城れにが、自身初となるソロ写真集(タイトル未定)を8月29日に発売する。水着姿、ランジェリー姿、入浴シーンなどを含む、大人の色気を表現した写真集は、高城以外のメンバーも含めて、ももクロとしても初めてとなる。 これまでももクロが所属するスターダストプロモーションの女性アイドルグループでは、水着などを含む写真集をほとんど発売していない。そんななかで、今回の高城の写真集はかなりのレアケースと言えそうだ。 「2016年、私立恵比寿中学の星名美怜がスタダアイドル初の写真集を発売しています。そのあと、21年に超ときめき♡宣伝部の坂井仁香も写真集で水着を披露していますが、スタダのグループアイドルのメンバーの水着写真集はそれくらいのもの。ばってん少女隊がプールのCMで水着を着たこともありますが、セクシーさは

    ももクロ高城れに、初の水着写真集  スタダアイドルの定石を打ち砕く衝撃
    tachisoba
    tachisoba 2023/07/01
    こういうのが無いから子供にも安心して見せられる、というのも強みだったはず。そういう親御さんはれにちゃん推しのちびっ子が欲しがったらこの写真集を買ってあげるのかね。
  • SOUL’d OUTはなぜ異端か サザン、ジャム&ルイス、アウトキャストが融合する“過剰さ”

    ビート&アンビエント・プロデューサー/プレイリスターのTOMCさんが音楽家ならではの観点から、アーティストの知られざる魅力を読み解き、名作を深堀りしていく連載〈ALT View〉。今回は、2000年代に「ウェカピポ」「To All Tha Dreamers」などのヒットを飛ばし、2014年の解散後もいまなお愛される異端のヒップホップ・グループ「SOUL’d OUT」について、なぜ彼らが特異な存在だったか解説していただきます。 SOUL’d OUT みなさんはSOUL’d OUTについてどのようなイメージをお持ちだろうか。Diggy-MO’の独特の声質による超高速ラップや「ア アラララァ ア アァ!」などに代表されるユニークなフレーズ、そしてキャッチーなメロディのサビが織りなす、ヒップホップとJ-POPの境界線上に立った音楽――こうした印象を持っている方は多いかもしれない。だが、彼らの特異

    SOUL’d OUTはなぜ異端か サザン、ジャム&ルイス、アウトキャストが融合する“過剰さ”
  • オードリー春日と麒麟川島がバチバチに? まだあった、テレビのなかの新バトル

    川嶋明Twitter(@akira5423)より テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(12月4~10日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。 川島明「正直、私は『ラヴィット!』に来てほしくないですね」 テレビ番組の出演ランキングで首位になる。そんな野望をオードリーの春日俊彰が積極的に語りはじめたのは、7月に上半期のランキングが公表され、年間1位が狙える位置に自身がつけていると明らかになってからだ。 たとえば、8月10日の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、春日は相方の若林正恭とこんなやり取りをしていた。 若林「出演数のランキングって出るじゃないですか。たぶん春日だけじゃないですか? あの1位めざしてんの」 春日「1位獲りたいですね、年間で」 若林が「たぶん春日だけじゃないですか?」と疑問を投げかけているように、この番組ランキングでの首位獲得への挑戦を公言した芸能

    オードリー春日と麒麟川島がバチバチに? まだあった、テレビのなかの新バトル
  • 『キングオブコント』語らない浜田雅功のノイズのなさと安定感

    浜田雅功(Getty Images) テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(10月2~8日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。 ダイアン・津田「ゴイゴイスーーー!」 もはやテレビ番組の配信が一般的になって久しいけれど、それに応じて、番組内にちょっとした仕掛けを設けておいて一度見た人に配信でもう一度確認させる、みたいなのもよく見かけるようになった気がする。序盤の伏線が後半で回収されたりとか、視聴者が気づきにくいところに誰かがこっそり映っていたりとか。確認したい人はもう一度TVerで、というわけである。 そんな答え合わせ的な視聴への誘導、あるいはビンカン選手権的視聴のススメは、配信の再生数を増やすためだったりもするのだろう。視聴者としては、面白かったらもう一度見るし、つまらなかったら見ない、というだけではあるのだろうけれど。 そういう意味でいうと、先週見たあのネタは、特に何

    『キングオブコント』語らない浜田雅功のノイズのなさと安定感
  • ぼる塾・酒寄希望 × かが屋・加賀翔 芸人を“休業”した2人の語り「人生を休む練習は、一生役立つから」

    (左)かが屋・加賀翔さん、(右)ぼる塾・酒寄希望さん(Photo by 日高恭悟)。この対談の直前、酒寄さんはものもらいになってしまい、 お写真でも左目が少し腫れています。酒寄さんが、ものもらいと、 今回の対談について綴ったコラムはこちら→『CanCam.jp』さん「思い、思われ、べ、ぼる塾。」 2019年2月から現在まで産休・育休に入っている、ぼる塾の酒寄希望。酒寄のnote連載では、“4人目のぼる塾”としての葛藤と、それでも変わらない4人の空気感をユニークな文章で伝えている。 2020年8月に体調不良でドクターストップを受け、約8ヵ月の休養期間を過ごしたかが屋・加賀翔。復帰後は、相方・賀屋壮也とコンビで単独ライブ、YouTubeチャンネル『かが屋文庫 かが屋のオフィシャルコントch』のほか、自伝的小説『おおあんごう』(講談社)を執筆するなど精力的な活動を再開している。 それぞれの事情

    ぼる塾・酒寄希望 × かが屋・加賀翔 芸人を“休業”した2人の語り「人生を休む練習は、一生役立つから」
  • 『M-1グランプリ 2021』に感じた物足りなさの正体――賞レースの進化を支えるのは何か

    『M−1グランプリ2021』ウェブサイトより お笑いブームがいよいよ極まってきている。ただただ楽しく観るのもいいが、ふとした瞬間に現代社会を映す鏡となるのもお笑いの面白いところ。だったらちょっと真面目にお笑いを語ってみてもいいのではないか──というわけで、お笑いウォッチャー・タカ&ユージが気になる動きを勝手に読み解く! タカ 『M-1グランプリ』(テレビ朝日系/12月19日放送)のレビューや分析記事が各所出揃って、いよいよ年の暮れです。まずは個別のネタの話から始めましょうか。やっぱりオズワルドの1目はすごかったですよね。 ユージ 「ビッグピースじゃ~ん!」のときの伊藤の顔が最高すぎる! これぞ爆発、という感じでした。ほかには真空ジェシカとロングコートダディが面白かったです。 タカ 自分は同じくロングコートダディと、あとはランジャタイが笑いました。今年の『キングオブコント』のような空気だっ

    『M-1グランプリ 2021』に感じた物足りなさの正体――賞レースの進化を支えるのは何か
    tachisoba
    tachisoba 2021/12/30
    サイゾーをブクマするのもアレだが…。今回の大会からは歴史に残るネタが出なかった印象。「歴代最高のネタランキング」みたいなのがあっても入らないんじゃないだろうか。
  • “かた焼きそば名門校”出身の料理人による天衣無縫のあんかけと病みつき揚げ麺 

    (以下、写真/小嶋真理) シュプリームのコレクションに楽曲を提供し、海外の有名音楽フェスに出演するなど、国内外で評価されてきた“エクストリーム・ミュージシャン”のMARUOSA。他方で“かた焼きそば研究家”としての顔も持ち、近年は『マツコの知らない世界』(TBS)や『新・日男児と中居』(日テレビ)、『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)といった地上波のテレビ番組にしばしば登場して注目を集めている。そんな彼が、驚愕の絶品・珍品に光を当てながら、かた焼きそばの奥深き哲学に迫る! 「オススメのかた焼きそばの店を教えて欲しい」 かた焼きそば研究家を名乗った以上、この質問からは逃れることはできない。 現在までに数多くのかた焼きそばをべ歩いてきたとはいえ、それらはほんの氷山の一角に過ぎない。この原稿を書いている今日もどこかで新種のかた焼きそばが誕生し、そして消えていく。ゴールのない果てな

    “かた焼きそば名門校”出身の料理人による天衣無縫のあんかけと病みつき揚げ麺 
  • 『ハコヅメ』と『TOKYO MER』高視聴率のナゼ? 2作品に共通する“主人公の特徴”とは

    『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』公式サイトより 戸田恵梨香と永野芽郁が、交番を舞台にリアルな警察官の日常を演じる『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日テレビ系)が好調だ。 7月21日に放送された第3話の世帯平均視聴率は10.8%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)。この日テレビ系「水曜ドラマ」枠で初回から2桁台をキープしている作品は、2020年6月から放送された篠原涼子主演の『ハケンの品格』第2シリーズ以来となる。さらにさかのぼると、2桁台をキープできているのは2019年1月から放送されていた大石静脚、北川景子主演の『家売るオンナの逆襲』となり、こちらも2016年にヒットした『家売るオンナ』の続編となる。どちらも人気作の続編でありヒットが必然であることを考えると、今回の『ハコヅメ』は日テレビにとって久々の新たなヒット作だ。 同作は、「モーニング」(講談社)で連載中の人気マンガ『ハコ

    『ハコヅメ』と『TOKYO MER』高視聴率のナゼ? 2作品に共通する“主人公の特徴”とは
    tachisoba
    tachisoba 2021/07/28
    お仕事モノは「プライベートの時間に仕事話は見たくない」層もいるので、優しいものが求められるのも当然。>“同僚や後輩にプレッシャーを与えない主人公像が、いまの時代に求められているのだろうか”
  • 松本人志、20年ぶりのコントと地続きの日常と狂気

    キングオブコント&キングオブコントの会Twitter(@koc_staff)より テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(6月6~12日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。 バカリズム「ピンの良さって、孤高感じゃないですか」 コント番組が増えている。今年4月からレギュラー放送が始まった『新しいカギ』(フジテレビ系)のほか、昨年から特番で『ただ今、コント中。』(同前)、『お助け!コンコット』(テレビ朝日系)、『東京BABY BOYS 9』(同前)などが放送されている。来月4日には、関西ローカルで『関西コント保安協会』(朝日放送)という特番が放送されるようだ。 先週は、そんなテレビでのコントを堪能した週だった。9日の『お笑い実力刃』(テレビ朝日系)には、バカリズムが出演。この番組では毎回1~3組程度の芸人がゲストで呼ばれ、通常のネタ番組以上にたっぷりと時間を使ってネタが披露

    松本人志、20年ぶりのコントと地続きの日常と狂気
  • 手嶌葵、久々のヒット? 綾瀬はるか主演『天国と地獄』の主題歌に「泣ける」「切なすぎる」絶賛の声

    『天国と地獄~サイコな2人~』公式サイトより その透明感のある美しく切ない、そして優しい歌声が、スリリングな物語の奥に隠された悲しい何かを想像させるのだ。綾瀬はるかと高橋一生の怪演が話題を呼んでいる日曜劇場『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)の主題歌・手嶌葵の「ただいま」が今、「心に沁みる」「切なすぎて泣けてくる」と視聴者の間で話題になっている。 『天国と地獄』は刑事の望月彩子(綾瀬はるか)と、連続猟奇殺人事件の容疑者、日高陽斗(高橋)の魂が入れ替わってしまう、というスイッチエンターテイメント。新たな殺人が起き、容疑者として追い詰められるなど次々とストーリーが展開する。綾瀬や高橋、柄佑や北村一輝など実力派豪華キャストが揃い、第4話までの平均視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録、注目度の高さが伺える。 そんななか、2月3日に主題歌「ただいま」のリリックム

    手嶌葵、久々のヒット? 綾瀬はるか主演『天国と地獄』の主題歌に「泣ける」「切なすぎる」絶賛の声
    tachisoba
    tachisoba 2021/02/14
    手嶌葵はみんなのうたの「エレファン」が映像と相まって最高に悲しい曲だった。子供の頃に見てたら間違いなくトラウマになってた。
  • 「ほぼイカ」って何だ!? 謎具材でリニューアル&進化し続ける「カップヌードル シーフード」の世界

    世界初のカップ麺で、定番中の定番商品としておなじみの「カップヌードル」。1971年発売の老舗フレーバーですが、実は定期的にリニューアルされています。時代に合わせて味や具の種類が見直され、進化を続けているため、カップ麺界の老舗でも常に新しいイメージがあるのでしょう。 最近だと、人気の「シーフードヌードル」がリニューアルされ、「ほぼイカ」なる新しい具材が加わりました。また、アレンジしやすい味だからなのか、シーフードヌードルのスープをベースに多くの派生商品が生み出されており、夏冬にはすでに定番化しているおなじみのアレンジ商品が発売されています。 今回の記事は、題して「カップヌードル・シーフード祭り」。謎具材「ほぼイカ」の加わった新商品と、毎年夏と冬に発売される定番アレンジ商品の計3種をご紹介していきます。 謎具材「ほぼイカ」の正体って??「カップヌードル シーフードヌードル」 リニューアルされた

    「ほぼイカ」って何だ!? 謎具材でリニューアル&進化し続ける「カップヌードル シーフード」の世界
  • ”元アウトローのカリスマ”瓜田純士が大ヒットアニメ『天気の子』をメッタ斬り!

    短気の子・瓜田純士と、その・麗子 “キング・オブ・アウトロー”こと瓜田純士(39)が森羅万象を批評する不定期連載。今回は、新海誠監督の最新作『天気の子』の鑑賞を依頼し、率直な感想を語ってもらった。同監督の前作『君の名は。』を酷評した瓜田だが、果たして今回はどうなるのか……? 『天気の子』が大ヒット中だ。公開から8月11日までの時点で、観客動員584万人、興行収入78億円を突破した。公式サイトなどによると、そのあらすじは以下の通り。 〈高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するように、連日降り続ける雨。そんな中、帆高は一人の少女(陽菜)に出会う。彼女には、祈ることで空を晴れにできる能力があった――〉 音楽は前作同様、RADWIMPSが担当。小栗旬、田翼、

    ”元アウトローのカリスマ”瓜田純士が大ヒットアニメ『天気の子』をメッタ斬り!
  • ヒット曲なしでも23枚ものアルバムをリリース!! ザ・コレクターズ加藤ひさしが語る32年間の軌跡|日刊サイゾー

    「大ヒットがなかったから、逆にバンドが続いたのかもしれない」。ザ・コレクターズの加藤ひさしが32年間に及ぶバンド活動の秘密を語った。 ザ・コレクターズは不思議なバンドだ。1987年にメジャーデビューして以来、アルバムを出すたびに「最高傑作」と称され、ライブは高く評価されてきた。そんな彼らが初めて日武道館ライブを成功させたのが、バンド結成から31年目となる2017年だった。遅咲きの苦労人と普通なら呼びたくなるところだが、ザ・コレクターズはポップな世界をいつも軽快に歌い、エネルギッシュな演奏を続けてきた。武道館ライブという祭りを終え、次のアクションが注目されていたザ・コレクターズだが、彼らが選んだのはドキュメンタリー映画だった。35年の歴史を終えることになったライブハウス「新宿JAM」を舞台にした映画『THE COLLECTORS~さらば青春の新宿JAM~』の公開を前に、ザ・コレクターズのボ

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  • テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2017年のテレビ事件簿【バラエティ編】

    (左)吉興業公式サイトより(右上)部族アースインスタグラム(@chikyu_buzoku)より(右下)ナチュラルエイト公式サイトより 2017年のテレビバラエティで大きな“事件”といえば、『めちゃ×2イケてるッ!』と『とんねるずのみなさんのおかげでした』(ともにフジテレビ系)の終了発表だろう。「楽しくなければテレビじゃない」というフジテレビイズムを色濃く残していた両番組の終了は、1980年代以降、脈々と受け継がれてきた“フジテレビ的”なものが遂に終わってしまうのか、と時代の移り変わりを実感し、寂しくなってしまう。 だが、前者は20余年、後者は『おかげです』時代を含めれば30年以上、フジの看板を支えてきた。「打ち切り」のようなネガティブな言葉では語りたくはない。終了までの約3カ月、どんな幕の閉じ方をしてくれるのか、全力で楽しみたい。 一方で、同じくフジテレビの番組でネガティブに語るしかない

    テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2017年のテレビ事件簿【バラエティ編】
  • “ゴジラ映画史上最大の異端児”坂野義光監督に捧ぐ『ゴジラ対ヘドラ』にまつわるエトセトラ

    『ゴジラ対ヘドラ』という映画がある。 ゴジラシリーズの11作目として1971年に公開されたこの映画は、シリーズ最大の「異色作」ともいわれ、一部ゴジラファンの間で熱烈な人気を誇る。 当時の社会問題であった「公害」が受肉し、そのまま実体化したような怪獣「ヘドラ」と、ゴジラが戦う――。新怪獣とのバトルが通例となっていたこの時期の娯楽路線のゴジラにおいて、ヘドラは異端の対戦怪獣だった。 そもそもゴジラは、人間の生んだ「核」という負の領域からヌッと現れた怪獣だ。54年の第1作『ゴジラ』で、人々はその存在に戦争の亡霊を見いだし、恐怖した。その脅威を排除するために全力を尽くし、沈みゆくゴジラに自らの過去も重ねて祈りを捧げた。 それから時がたち、地球の、子どもたちの味方になっていったゴジラの前に立ちはだかったのは、くしくも同じ人間が生んだ「公害」という負の領域からヌッと現れたヘドラだ。言うなれば、ヘドラは

    “ゴジラ映画史上最大の異端児”坂野義光監督に捧ぐ『ゴジラ対ヘドラ』にまつわるエトセトラ
  • テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2016年のテレビ事件簿【ドラマ編】

    ■バラエティ編はこちらから いまだ「逃げ恥ロス」や「真田丸ロス」から抜け出せない人も多いのではないだろうか? 2016年はドラマの当たり年だった。年間を通してNHK大河『真田丸』が引っ張り、上半期は『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)や『ちかえもん』『トットてれび』(ともにNHK総合)、『ゆとりですがなにか』(日テレビ系)、『重版出来!』(TBS系)などが、下半期は『逃げるは恥だが役に立つ』(同)、『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』『黒い十人の女』(ともに日テレビ系)などが大きな話題を呼んだ。 そんな2016年のドラマを振り返ってみよう。 ■NHKドラマの強さが顕著に これは近年続く傾向だが、今年は特にNHKのドラマの強さが際立った年だった。三谷幸喜の『真田丸』は1年間ダレることなく、高いクオリティを維持。最後まで、堺雅人演じる真田信繁側が史実を超えて勝っ

    テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2016年のテレビ事件簿【ドラマ編】
  • 松本人志が作る『ドキュメンタル』という新しい“笑いの戦場”

    「お断りします」 招待状を受け取ったブラックマヨネーズの小杉竜一は、困惑しながらそう言った。 差出人は松人志だ。 「松さんの頭脳で考えたものにこんな感じで入ったら俺、死んでしまいますわ!」 また松人志が新たに動き始めたのだ。 漫才では『M-1グランプリ』、コントでは『キングオブコント』、大喜利では『IPPONグランプリ』、フリートークでは『人志松のすべらない話』……と、松は笑いのそれぞれのジャンルで頂点を決する舞台を作ってきた。 それはいずれのジャンルにもプレイヤーとして精通し、その頂点を極めている説得力があるからこそ、なし得ているものだ。 だが、個人の笑いの総合力を測る舞台は用意されていなかった。 突飛な発想力のボケと、鋭い言葉のセンスや天然ボケ。それらに対する瞬時のツッコミ……。すべて「笑い」だが、種類はまったく違う。したがって、それを得意とする人もたいてい別々だ。 だから、

    松本人志が作る『ドキュメンタル』という新しい“笑いの戦場”
  • 激しい会話劇『黒い十人の女』で見せる、天才・バカリズムのロジック

    「全員狂ってるよ」 そこに集まったのは10人の女たち。テレビプロデューサー・風松吉の9人の愛人と、ひとりのである。つまり風は“10股”しているゲス野郎なのだ。 集まった10人を前に、ひとりの愛人が口を開く。 「一緒に風を殺さない?」 もともと『黒い十人の女』は市川崑が監督し、船越英二が主演した昭和の名作映画である。これを、お笑い芸人・バカリズムが脚を担当してリメイクしたのが、ドラマ版『黒い十人の女』(日テレビ系)だ。 主人公・風松吉を演じるのは、映画版で演じた船越英二の息子・船越英一郎。これ以上ないキャスティングだ。なんでこんな中年のオッサンがモテるのかわからない。けど、なんかわかる、という絶妙なラインを演じている。 だが、リメイクといっても、主人公が10股をしていて、彼への殺害計画が持ち上がるという大まかな設定以外は、ほぼ完全オリジナル。もちろん、舞台は現代。バカリズムらしく、コメ

    激しい会話劇『黒い十人の女』で見せる、天才・バカリズムのロジック
  • 地獄のような空気が漂う『水曜日のダウソタウソ』に見る、藤井健太郎「地獄の軍団」の真髄

    「若林は、歌ヘタくそやもんね」 「そうなんですよ、すごい透明感あるなと思って。隣に“奇跡の歌声”いますからね」 そうオードリー若林正恭が振ると、すかさずハリセンボン近藤春菜がお決まりのフレーズを言う。 「いや、スーザン・ボイルじゃねーわ!」 さらに、宮川大輔が「あれ、ギターは?」と追随。 「いや、サンボマスターでもねーわ!」 そのやりとりに「あははは」と笑う浜田雅功。あえてキョトン顔をする松人志。 そして、松が口を開く。 「浜田のそっくりさんが、浜田の嫁に電話するとかはどう? 『こいつ、女いるで』って」 「やめろ! そこは……そこはアカン言うてるやろ!」 すごむ浜田に、松が「よかった、この距離で」と、大げさにおびえる。その姿に、浜田が「ニャハハハ」と笑う。 文字で見ると、よく見る鉄板のやりとりだ。 だが、実際の映像では、猛烈に違和感がある。“間”がなんだかおかしく、流れが悪いから、地

    地獄のような空気が漂う『水曜日のダウソタウソ』に見る、藤井健太郎「地獄の軍団」の真髄