ワハハ本舗の社長・喰始から与えられた指令を元に様々な場所や人への取材を敢行し、そこで得た確かな情報・知識を駆使した漫談を作り上げてライブで披露する男、それがコラアゲンはいごうまんだ。本作は、そんなコラアゲンはいごうまんの漫談ライブの模様を収録した、初めての作品である。本作を手にとってまず初めに目に飛び込んでくるのは、帯に書かれた水道橋博士(浅草キッド)からのお墨付きコメント。博士曰く、コラアゲンはいごうまんは【まっとうな芸道を歩む本物】で、本作を見れば【あなたは、お笑いの広さと深さとやさしさを知る】という。「幾らなんでも持ち上げ過ぎではないだろうか?」と思ったが、実際に本編で披露されている漫談を観ると、それが何の誇張も含まない事実だということがよーく分かった。 コラアゲンはいごうまんがネタにしている人たちの多くは、通常ならば決してスポットライトの当たることのない、裏社会の住人たちだ。本作で