今から45年前の1977年10月20日に伝説の番組が産声を上げた。 『木曜スペシャル』の枠で放送された『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)である。 元々は「日本テレビ開局25周年記念番組」として企画されたが、以降1992年まで毎年秋に放送される超人気番組となった(1998年に1度復活)。 第1回大会の挑戦者は404人。そこから倍々ゲームのように増えていき、ピーク時は、28,000人を超える挑戦者が1次予選会場を埋め尽くした。 放送開始当時は、視聴者参加型のクイズ番組が真っ盛りだった。1ドル360円で、海外旅行が庶民の「夢」だった時代、その優勝商品の多くが「ハワイ旅行」などの海外旅行だった。 だったら、旅行自体を番組にすればいいのではないか――。 そんな逆転の発想から生まれたのが『アメリカ横断ウルトラクイズ』だった。 「人生捨てます!」 その最大の特徴は、1次予選を勝ち抜く