三遊亭こうもりは15歳でお笑いの世界に足を踏み入れ、末高斗夢の名でダジャレをベースにしたネタを武器に活躍。2011年8月に三遊亭好楽に入門し、3年の前座修業を経て二ツ目に昇進する。 落語家転身のきっかけは春風亭小朝の「入っちゃえば?」という一言だった。現在の師匠である好楽に引き合わせたのも小朝だ。「伝統芸能の世界は厳しい」と辞退するつもりが、好楽の「その気持ちがあれば大丈夫! よし入門ね!」という言葉に「『はい……! よろしくお願いします』って電話を切っちゃって(笑)。後押ししてくれているのがありがたかった」と入門までの意外な流れを明かした。 これまでやっていたお笑いとの違いの1つは観客の年齢層。末高斗夢時代に使ったダジャレを絡めた小道具を出すと、年配の常連客から「伝統芸能を舐めるな!」という叱責を受けた。しかしこうもりのダジャレに「うまい!」と拍手が起こることもあり、「『ここじゃダメにな