「芸人であることは何もしんどくない」――人間の闇を笑いへと変換してきたダブルブッキング・川元文太が、映画製作に挑戦! 「法に触れないように生きていきます」――ツイッターのプロフィールにそんな文言を掲げている通り、人間の闇や社会の不条理をストレートに描くことでしか表せない“建前なき笑い”を生み出してきたお笑いコンビ・ダブルブッキングの川元文太。このたび、川元が映画監督としてデビューすることが決まり、その制作資金を集めるクラウドファウンディングを開始。いとうせいこうやスピードワゴンをはじめ、文化人・芸人仲間からもその才能を高く評価されている川元が考える映画とは? これまでの芸人人生も振り返りながら話を聞いた。 ■ホリプロコム所属後、すぐに迎えた絶頂期 「正直、生活はしんどいですけど、芸人をやっていることは何もしんどくないですね」 騒ぐでも慌てるでもなく、常に理知的な態度で一定のテンションを保ち