イラン・カズビン(Qazvin)で、ソーラーカー「ハビン2号(Havin-2)」を組み立てる大学生たち(2014年6月2日撮影)。(c)AFP/ATTA KENARE 【6月20日 AFP】イラン人が訪米するのは容易ではない。1979年の米大使館人質事件をめぐって国交を断絶し米大使館がないことから、査証(ビザ)の申請にはアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)かトルコまで費用をかけて出向かなければならない。 あるイラン人学生のグループは、それ以上の大きな問題を抱えている。米国に車を運びたいというのだ。しかもそれは普通の車ではない。4.5メートルの炭素繊維製の車体を持つソーラーカー「ハビン2号(Havin-2)」は、はた目には1枚の巨大なドアのよう。白い車体の下についた4つの車輪を確認してようやく車だと分かる。 この学生のチームは、7月に米国で行われる「アメリカン・ソーラー・チャレン