At 332 meters, this is the deepest any human has ever scuba dived. Set by Ahmed Gabr in 2014.
──養老先生、池谷先生、 今日はお時間をいただき、ありがとうございます。 おふたりは、もともと同じ東大におられて、 初対面ではないんですよね。 池谷いちど教科書の会議で お会いしたことがあるんですが、 そのときはごあいさつしただけで、 ほとんどお話しはしてないんです。 養老ええ、そうですね。 ──池谷先生は、養老先生のことは‥‥。 池谷間接的に、ですけれども、 とにかくずっと大きな存在でした。 養老先生は当時、解剖学の研究室にいらっしゃって、 そこに私のボスの西山信好先生が、 よくゲームをしにいっていたという噂を(笑)。 養老(笑)そうでしたね。 池谷私はそのときまだ大学生でした。 齋藤洋先生のもとで学んでおりまして、 うちの西山助教はどこに行ったのかな? と探したら、いないときはだいたい 養老先生の部屋で。 養老齋藤さんとは、大学でずっとなかよくしてました。 一緒にモグラを捕りにいったり
かつてアリストテレスは、種々様々な動物を観察した結果、「生物は無生物から自然発生し得る」と結論付けた。これを自然発生説と呼ぶ。 虫は草の露から生まれ、イカは海底の泥から生まれ得ると提唱したのである。 今でこそ荒唐無稽に思える説ではあるが、まだ生命発生のメカニズムが解明されなかった時代、この説は強く支持されるに至った。 そして、17世紀のフランチェスコ・レディ、19世紀のルイ・パスツールの実験等によって否定されるまで、実に2000年以上の長きに渡って広範な信奉を受けるに至ったのである。 これは決して、「かつての科学者、哲学者たちが無知であった、愚かであった」などという話ではない。 我々が今、「生物の自然発生説は誤っている」と断言できるのは、観察手段の発展を背景にした、数々の実証実験の存在があるからだ。 逆に言えば、それら実験を行うことが出来なかった時点では、自然発生説を覆す材料こそが存在しな
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