厚生労働省が5日発表した2023年の合計特殊出生率は1999年以来、24年ぶりに全都道府県で前年を下回った。なかでも深刻なのは東京都の0.99で、全国でただひとつ1を割り込んだ。未婚や晩婚の影響に加え、子育ての時間や住まいの余裕が乏しいことが背景にある。東京都の小池百合子知事は5日、都庁で記者団に「なかなか厳しい。将来への不安、仕事の正規・非正規、また実質賃金が上がっていないなど、総合的に考え
29日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=160円台と1990年4月以来およそ34年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。日銀の政策維持を受けて幅広い通貨に対して円売りが膨らみ、対ユーロでは1ユーロ=171円台と1999年に単一通貨として成立してからの最安値となった。その後は一時1ドル=155円台を付けるなど、円相場は荒い値動きとなっている。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で政策金
国民民主党は12日、衆院東京15区の補欠選挙に無所属で出馬すると表明した新人の乙武洋匡氏の推薦を決めたと発表した。国民民主党の玉木雄一郎代表は自民党が乙武氏を推薦する場合は推薦できない考えを示していたが、同党は
【シリコンバレー=山田遼太郎】米西部カリフォルニア州は1日、州内のファストフード店従業員の最低賃金を時給20ドル(約3000円)に引き上げた。州の全業種の最低賃金である16ドルより25%高い。商品の値上げなどにつながる可能性がある。同州では2023年9月、ファストフード店従業員の労働条件を改善する法案がニューサム知事の署名により成立した。同法は24年4月からの最低時給を20ドルと定める。25年
【ニューヨーク=西邨紘子】米国のトップ大学の間で、入学選考に再び共通テストを取り入れる動きが広がっている。2020年の新型コロナウイルス流行時に受験と点数提出の義務を一斉に廃止したが、テストがないと貧しい家庭の学生ほど不利になる傾向がわかってきたためだ。教育機会と格差を巡る議論が再燃している。各大学ともコロナ対策で、20年から共通テストの点数提出を任意に切り替えていた。課外活動などテスト以外の
【広州=川上尚志】中国で「空飛ぶクルマ」事業を手掛ける新興の上海峰飛航空科技(オートフライト)は27日、南部広東省で試験飛行を実施した。省内の深圳市から珠海市まで海をまたぐ50キロメートル超の距離を約20分かけて飛行した。同社によると、海と都市をまたぐ空飛ぶクルマの試験飛行は世界初という。試験飛行は自社で開発した5人乗りの機体を用い、パイロットや乗客は乗せずに無人で実施した。深圳から珠海まで車
2024年春労使交渉では主要産業で昨年を大きく上回る5%超の賃上げが実現した。実質賃金上昇への期待は強まり、労組は勝ちどきを上げる。一方、組合要求を超える回答が続出するなど、経営主導の賃上げの色彩も強まった。人手不足の深刻化が背景にあり、労組の要求が賃上げに及ぼす影響力の低下も感じられる。分配に偏る労使交渉の射程を、生産性の向上などに広げていくことが必要になりそうだ。「日本経済の好循環を実現し
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