次元上昇が現実のものになってきました。 鍵は心にあります。「心はパラシュートのようなもの。それは開いて初めて本来の働きをする」 「スクリーンは魔法のメディア。それは他の芸術には決して真似のできないほど感情とムードを伝え、好奇心を保つことが可能だからだ」―スタンリー・キューブリック キューブリックは多くの模倣者、フォロワーを生みました。真に天才と呼べる孤高の映画監督です。(彼自身はエイゼンシュタインとチャップリンを敬愛していたという…)映像のみならず、意識の深部にnonverbal(非言語的)なコードを埋め込むことのできる、比類のない映像作家でした。 この作品を初めて観た時、これがキューブリックの遺作なのかと正直、失望感すら感じたものでした。もやもやが残ったものの数年経ち、DVDで観直してみると、物凄く良い!自分でも意外でした。正に眼で視える以上の、コーディングされた何かが働いたのでしょうか