かなり遅ればせながら『愛のむきだし』をDVDで鑑賞。 Twitterでの映画クラスタオフ会で「長い映画が苦手で『アバター』すら観てない」という話になると、必ずや引き合いに出され話題になるのがこの『愛のむきだし』という作品。そりゃそうである。この作品はなんとランタイムが4時間もあるのだ。 ところがである、そのときにたいがいみんなから出てくるのは「あの映画に関してはそこまでの長さを感じない」というお言葉であった。それでもなかなか食指が伸びなかったのだが、この作品の監督である園子温の新作『冷たい熱帯魚』が三月末に新潟でも公開されるとのことで、予習も兼ねてようやく観るはこびとなった。 ――――なるほど。口をそろえてみんなが言うのも納得。確かにランタイム4時間はまったく感じられない。それどころかちょっとした感銘すら受けたし、こういう問題作といわれる作品に対しては常套句になってしまうんだろうが、まぁ衝