仕事始めも「働き方改革」します――。4日、例年通り新年のスタートを切る組織がある一方、休日の取得を促そうと式を取りやめる動きもあった。 広島県庁ではこの日が仕事始めだったが、「慣例化している行事を柔軟に見直す」として今年、仕事始め式をやめた。湯崎英彦知事のあいさつを動画で配信し、出勤した職員らが業務用パソコンで見た。人事課の担当者は「式をやめることで、休日の取得や、本来の業務に充てることを期待した」という。 動画で湯崎知事は、「多くの職員に少しでも長い休暇を取っていただきたい」とあいさつ。年度末までは次年度の予算調整などで多忙な時期が続く。西日本豪雨からの復旧・復興の業務も重なることから「お互い支え合い、必要な場合にはしっかりと休みも取り、一丸となって進まなければならない。多忙な中で、自分自身の心身の状態についても十分に気をつけてください」と職員へ呼びかけた。(橋本拓樹)