日本が誇る特撮ドラマシリーズの金字塔「ウルトラマン」シリーズ。この一部作品の海外利用権をめぐって、権利を保有すると称する人物から承継した企業と、円谷プロダクションが裁判で争っていましたが、アメリカの控訴審で判決が下り、円谷プロの勝訴で決着しました。 このトラブルは、タイ人実業家のサンゲンチャイ・ソンポテ氏が1976年、当時交流があった円谷プロダクションの円谷皐社長から「ウルトラマン」シリーズの日本を除く全世界での利用権を譲渡された、と契約書を示して主張したことに始まります。これにより、1976年当時に存在していた「ウルトラマン」シリーズ作品(「ウルトラマンレオ」まで)を円谷プロ側が海外展開するのは権利の侵害である、というわけです。 その後サンゲンチャイ・ソンポテ氏は、自らが主張する「ウルトラマン」シリーズの日本国外利用権を日本のユーエム株式会社に譲渡。ユーエム株式会社はこれに基づき、海外企