「そろそろ大人になりやがれ」 『変態大国ジャパン』という記事でも、一部の論客による「表現の自由」に関しての歪みについて触れたのだが、きちんと掘り下げる必要を感じた。 まず、「表現の自由」とはなんでも言っていいという権利ではない。脅迫や殺人予告など、刑法に触れる表現がダメなのは当然だし、「人権侵害を伴う表現」もダメだ。 2016年にヘイトスピーチ解消法が成立した。「●●人は日本から出て行け」という表現が守られたら、●●人は国籍を隠し身を潜めなければならなくなる。 この「●●人は日本から出て行け」は、「人権侵害を伴う表現」ということだ。 つまり、ヘイトスピーチが違法になることによって、守られる人権があるということ。 そして、ネットで公開された発言は公の場でなされたものとして扱われる。 「こんな危ない考えは友だちにや同僚にはとても言えないからSNSに投稿しよう」 という考えの人が少なくないのだが